保育士の配置基準の見直しはいつから?負担や安全面はどう変わる?

ページ内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

こんにちは。さえこ@ブラック脱出済み(プロフィール)です。ブラック幼稚園・保育園を脱出できました(^^)

私がブラック保育園を脱出するために培ったノウハウを完全無料で公開しています。

就職転職の際は、保育士向けの転職サイトを利用していました。

  • マイナビ保育士|全国の正社員・パート保育士の求人に対応しています。登録するとネット上での検索などでは見つからない非公開の人気のある高待遇の求人情報も得られます。 まずは求人情報を知りたいだけという方でもOKです!
  • ジョブメドレー保育士 | 全国対応でネット上から求人応募が可能です。すぐに転職するつもりはなくても、とりあえず登録して求人を見ることができます。自分のペースで転職をしたい人におすすめです(^^)
  • ヒトシア保育| ※全国の正社員・派遣・パート保育士の求人に対応しています。登録しないと得ることができない非公開の求人もたくさんあります。 求人数も多いのでとにかくたくさんの情報を得たいという人にもおすすめです。

紹介できる求人などに差があるため転職サイトは複数社に同時登録して併用がおすすめです。就職転職活動が不安な方はまずは簡単な相談目的での登録でも大丈夫です。

保育士の転職サイトは新卒の方や未経験の保育士の方、資格取得見込みの方でも利用可能です。


保育園で働く保育士の皆様。保育園を利用している保護者の方。

こんな疑問や悩み、不満、経験はありませんか?
  • 保育士の配置基準が変わるって本当?
  • 保育士の負担や安全面はどう変わる?

今回は、政府は「こども未来戦略方針」案における、保育士の配置基準の見直しの案について紹介します。これによって保育士一人一人の負担や安全面はどのように変わるのでしょうか?

この記事の信頼性
私は保育園、幼稚園、認定こども園で勤務した経験があります
その経験が参考になればと思います
スポンサーリンク

現状の保育士の配置基準について

保育園は、適当な人数の保育士がいれば良いというわけではなく、子どもの人数に対して、必要な保育士の人数というのが基準として定められています。

年齢 保育士1人あたりの保育人数
0歳児 3人
1~2歳児 6人
3歳児 20人
4歳児以上 30人

現在の保育士の配置基準に関しては、以下の記事でも紹介しているので、参考にしてみてください。

スポンサーリンク

75年ぶりの保育士の配置基準の見直し

政府は「こども未来戦略方針」案において、75年ぶりの保育士の配置基準の見直しを考えています。

具体的には、「社会保障と税の一体改革」以降積み残された1歳児及び4・5歳児の職員配置基準について1歳児は6対1から5対1へ、4・5歳児は 30 対1から 25 対 1へと改善するとともに、民間給与動向等を踏まえた保育士等の更なる処遇改善を検討する。

※引用「「こども未来戦略方針」案」https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kodomo_mirai/dai5/siryou1.pdf

新たな配置基準案を図に表すと以下のようになります。

年齢 保育士1人あたりの保育人数
0歳児 3人
1歳児 5人
2歳児 6人
3歳児 20人
4歳児以上 25人

※赤字が「こども未来戦略方針」案 による変更

改善の根拠は不明

なぜ「1歳児は6対1から5対1」「4・5歳児は 30 対1から 25 対 1」にすれば良いと判断されたのかがよくわかりませんでした。逆に考えると、0歳児を1対3で見るという状況は問題ない、と判断されたということになります。内部では様々な検討がされていると思いますが、根拠等がわかる資料等は見つけることができませんでした。

現状は案で、確定しているわけではない

「「こども未来戦略方針」案 」は「案」なので、確定しているわけではありません。今後、世論の反応などを見て、変更されることも十分に考えられます。

配置基準の見直しの実施時期に関しても未定

配置基準の見直しの実施時期に関しても現時点では未定になります。早ければ、令和6年度(2024年度)からということになると思いますが、前述した通り、猶予期間が設けられたり、保育士を手厚く配置した施設に運営費を加算して支給する方式が濃厚であるため、年度が変わったら急に今働いている保育園の保育士の人数の状況が変わるということは考えにくいです。

配置基準そのものの改定の可能性は低い

政府は現場(保育園の経営者)の混乱を危惧しているということがわかります。

小倉将信こども政策担当相は11日の記者会見で「保育現場に混乱が生じる可能性がある」などとして、配置基準そのものの改定を改めて否定した。

※「東京新聞 保育士の配置基準「75年ぶりの改善」と言ったのに…実際は配置増やした施設への加算のみ」https://www.tokyo-np.co.jp/article/243533

現場で働いている保育士は、働く保育士の人数が増えても混乱することはないので、保育園の経営者の混乱を危惧しているということになります。全国の保育園が同時期に新たな保育士を採用しなければいけなくなってしまうと、保育士を採用することができない可能性が出てきます。また、新たな基準を満たすために保育士を採用できなかったからといって、保育園の定員などを減らしてしまうと、既に通園している園児やこれからあらたに保育所に入園する子どもとその保護者に影響が出てしまうことになります。

このことから言えることは、猶予期間なしに、強制的に配置基準を変更するということは、ほとんど無いということです。やはり、現状の案通り、保育士を手厚く配置した施設に運営費を加算して支給する方式になるでしょう。

スポンサーリンク

保育園で働く保育士の負担や安全面はどう変わる?

保育士の方は、現時点で出ている情報で確定した場合、保育園で働く保育士の負担や安全面はどう変わるのかというのが気になると思います。

仮に、75年前から変わっていない現状の保育士の配置基準ギリギリで運営しているという保育園であると仮定して考えると、新たな基準を満たそうとする場合に、保育園は新たに保育士を3人以上多く雇用する必要があります。

3人というのは、1歳児、4・5歳児も配置基準が変わるので、現時点が配置基準ギリギリだとすると、1歳児、4・5歳児で保育士が不足するためです。3人ではなく、3人以上なのは、保育士の配置基準というのは、すべての時間帯で満たさなければいけないです。保育園の開園時間は一人の保育士の勤務時間より長いですし、土曜日も開園している保育園が多いので、今が配置基準ギリギリで運営している場合は、3人保育士を増やしただけでは足りない時間ができてしまいます。そのため、3人以上を新たに採用しなければいけないということになります。もちろん、園児定員の規模が多い保育園では、より保育士の人数を増やす必要があるということになります。

ただし、現状の配置基準の見直し案では、あくまでも保育士を手厚く配置した施設に運営費を加算して支給するという方式で、義務ではないため、実際に基準より多くの保育士を採用するかどうかは、各保育園次第ということになります。

逆に、既に配置基準に対してある程度余裕をもって運営しているという保育園の場合、特に何も変わらないということが考えられます。その場合は、保育園が追加の補助金だけを得るということになります。そのような保育園であっても、保育士の給与などを急に上げるというのは難しいため、給与などが急に上がるということもは無いでしょう。

また、新たな保育士を採用するということは、毎月保育士に対して支払う給与だけではなく、採用活動のための費用もかかりますし、面接や手続きにも人員を割く必要があります。そして、ただでさえ、保育士が不足しているという状態であるため、新たな配置基準が適用された瞬間から、今働いている保育園の保育士の人数が増えて、負担が減るということは無いでしょう。

今より保育士の負担が増えて、大変になるということはありませんが、現在の案では、現場の保育士の負担が大きく減るということは無いかもしれません。園児の園全面についても同様で、あくまでも、保育士を手厚く配置した施設に運営費を加算して支給するという方式であれば、政府は、現状の配置基準でも安全面は既に担保されていると判断しているということになります。

スポンサーリンク

まとめ:保育士の配置基準の見直しはいつから?負担はどう変わる?

今回は、政府は「こども未来戦略方針」案における、保育士の配置基準の見直しの案について紹介しました。

年齢 保育士1人あたりの保育人数
0歳児 3人
1歳児 5人
2歳児 6人
3歳児 20人
4歳児以上 25人

※赤字が「こども未来戦略方針」案 による変更

2023年7月25日時点では、まだ案の段階なので、今後どう変わるかはわかりません。ただ、必要な保育士の人数が今より多くなるというのは、保育園で働く保育士にとっては、悪いことでないです。一人ひとりが声をあげれば、保育士にとって、よりよい案に変わる可能性もあります。

続けて保育士の求人探しの重要なポイントになる『保育士の就職転職サイト・エージェント3選と選ぶ基準を解説』をご覧下さい。
※まずは求人情報を知りたいというだけでもOK!登録で非公開の求人情報を得られます。
関連記事
スポンサーリンク
まずはこちらから!

こんにちは。保育士さえこ(@hoikushisaeko)です。

ブラック幼稚園・保育園を脱出できました(^^)

を公開しています。

私は幼稚園、認定こども園、病院内保育室、ベビーシッター、保育園と転職を繰り返すことで今は割とホワイトな職場で働くことができています。何度も転職を繰り返すことで少しずつ働きやすい職場に移っていくことができました。今後もなにか不満があればまた転職するつもりです。特にブラックだった幼稚園教諭時代の経験から「保育士・幼稚園教諭はガンガン転職すべき」と考えています。

転職の際は主に保育士転職サイトを活用していました。

私のオススメの就職転職サイト!

大事なポイントは 複数の就職転職サイトに登録する ということです。紹介できる求人などに差があるため就職転職サイトは複数社に同時登録して併用がおすすめです。

保育士の就職転職サイトは新卒の保育士の方や未経験の保育士の方でも利用可能です。

マイナビ保育士
マイナビ保育士

日本全国の保育士のパート・正職員の求人に対応しています。登録するとネット上の検索等では出てこない非公開の人気保育園の求人情報を得ることができます。

大手ならではの情報収集力で他社にない保育園の求人情報に強いです。これから就職や転職をする保育士の方は登録必須になります。

ジョブメドレー保育士
保育士の求人転職におすすめのジョブメドレーの評判口コミ。完全受け身で転職できる。

ジョブメドレー保育士は保育士だけではなく医療や介護業界の転職にも利用されている転職求人サイトになります。保育園からのスカウト機能もあります。

登録後はネット上から求人応募が可能です。自分のペースで転職活動を進めたい人におすすめです!

ヒトシア保育
ヒトシア保育の特徴や口コミ・評判を解説【保育士転職サイト】

日本全国の正社員・派遣・パート保育士の就職転職に対応してくれます。

取扱求人数も多く、登録しないと得ることができない非公開の求人情報も多数です。

保育士で転職を考えている人は登録しておいて損はないです。紹介できる求人などに差があるため転職サイトは複数登録がおすすめです。

執筆・監修
保育士さえこ@ブラック脱出済み

「保育士」「幼稚園教諭一種免許状」の資格保持者です。多数の転職経験があります。

・幼稚園で約3年間勤務
・認定こども園で約1年間勤務
・ベビーシッターの副業経験有り
・認可保育園で勤務開始〜現在

ブラック幼稚園での勤務経験を経て「保育士・幼稚園教諭はガンガン転職すべき」論を提唱中。 幼稚園・保育園・認定こども園・ベビーシッター勤務経験有り。現在は認可保育園勤務。

保育士さえこ@ブラック脱出済みをフォローする
国、政府、自治体のニュース関連
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
スポンサーリンク