保育士1人が休むと回らない保育園は異常?いち早く転職すべき

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こんな疑問や悩み、不満、経験はありませんか?
  • 保育士一人が休むと回らない保育園は異常?
  • 転職するべき?

今回は、保育士一人が休むと回らない保育園で働くデメリットや転職すべきかどうかという点について紹介します。

この記事の信頼性
私は保育園、幼稚園、認定こども園で勤務した経験があります
保育士一人が休むと回らない保育園で勤務した経験があります
その経験が参考になればと思います

保育士一人が休むと回らない保育園は異常?

保育士一人が休むと回らないということが常態化している保育園は、保育園の運営としては良くない状況であると言えますが、そのような保育園も少ないくないと思います。そもそも、保育業界自体が人手不足ですし、ブラックな業界でもあるので、なかなか、余裕がある状態で運営を継続できている保育園が多いとは言い切れない状態になります。

保育士一人が休むと回らない保育園で働くデメリット

まずは、保育士一人が休むと回らない保育園で働くデメリットについて紹介します。

休みが取りにくい

保育士一人が休むと回らないという状態が続いているということは、心理的に休みが取りにくい状態になってしまっているケースが多いと思います。あらかじめ前もって希望している有給休暇でさえ、取得がしにくい状況になります。

有給休暇は労働者の権利で、それが利用できないということは、自由に利用できる場合と比べて、その分、損してしまっているということになります。

また、多少の体調不良や病気であれば、無理をしてでも出勤しなければいけないというような状態にもなります。そのことは、自分自身の体調悪化はもちろん、保育園内での感染症の広がりなどをおこしてしまうというようなデメリットもあります。

事故につながる可能性が高い

保育士一人が休むと回らないということが常態化しているということは、常に、ギリギリの人数で保育やそれ以外の仕事をしているということになります。一人ひとりの余裕がない状態での保育園の運営ということになるので、事故を起こしてしまったり、事故に巻き込まれてしまう可能性は高くなってしまいます。

急な退職者が出たら・・・

保育士一人が休むと回らないということが常態化している保育園で急な退職者が出たらどうなるでしょうか。そのままでは、当然ですが、保育園の運営がままならないので、残業や休日出勤などを求められる可能性があります。ひどい場合は、自宅に持ち帰っての仕事など、サービス残業に繋がる可能性もあります。

また、そもそも、保育士一人が休むと回らないという状態が続いている保育園においては、急な退職者が出る可能性も、普通のホワイトな保育園よりも高いでしょう。

人手不足のしわ寄せは保育士に

結局のところ、人手不足のしわ寄せは、現場で働いている保育士たちに降りかかります。現場の保育士が大変な思いをしても、保育園の会社の経営者は痛くも痒くもありません。

保育士一人が休むと回らない状態の保育園で、急に休まなければいけなくなったら、同僚からも白い目で見られるでしょう。その雰囲気が余計に、絶対に休めないという同調圧力になってしまいます。なかには、そんな保育園の雰囲気が嫌で退職を希望する人も出てくるでしょう。そうなると、また、現場の保育士の負担が増加します。

新たな保育士が雇用できたとしても、現場の保育士が1からその保育園のルールなどを教えていかなくてはいけません。そうして、また、現場の保育士の負担が増加していきます。このような負の連鎖によって、どんどん現場の保育士は疲弊していってしまいます。

保育園が回らないのは休んだ人の責任ではなく保育園の責任

もし、保育士が一人休んだ場合に、保育園の仕事がうまく回らなくなってしまうのは、休んだ保育士の責任ではなく、そのような状態にしてしまっている保育園の責任です。

あらかじめ前もって伝えて休暇を取得する場合はもちろん、病気や身内の不幸などによって急に休む場合であってもです。仮に、保育士が仮病やズル休みをしていたとしてもです。 もちろん、仮病やズル休みをしても良いというわけではありませんし、そのこと自体に関しては、保育園の運営法人の規定に従って、きちんとした処分をすれば良いです。保育園の運営自体は、休んだ人の責任だから知らないというわけにはいきません。

仮病やズル休みであっても、本当に体調不良である場合でも、急に保育士が一人出勤できなくなるという状況は同じです。その状況に対処すべきなのは、保育園の責務ということになります。

保育士が急に休むということは想定しておくべき

つまり、保育園の運営は保育士が急に休むということを想定しておくべきです。急に休む人が出てしまっても、余裕がある状況というのが理想です。それでも、人手が足りないというような場合でも、あらかじめ、緊急時の体制などを整えておくという必要があります。保育士が働きやすいホワイトな良い保育園は、このような体制ができていることが多いです。

保育士一人が休むと回らない保育園は転職すべき

もし、現在、保育士の方が一人でも休むと回らなくなってしまうような状況の保育園に勤めているという場合は、いちはやく転職を検討すべきです。そもそも、そのような状況は、常時、人手不足になってしまっていると思います。先程も書いたように、人手不足のしわ寄せは保育士たちに降りかかります。

そして、負の連鎖によって、どんどん現場の保育士は疲弊していってしまいます。他のホワイトな保育園との労働環境の格差はどんどん広がっていってしまう一方です。負の連鎖から抜け出すのはなかなか難しいので、いつかは良くなると思って我慢しても、いつまでたっても改善されない場合がほとんどです。

だからこそ、保育士一人が休むと回らない保育園はいち早く転職すべきです。

まとめ:保育士一人が休むと回らない保育園は異常?いち早く転職すべき

今回は、保育士一人が休むと回らない保育園で働くデメリットや転職すべきかどうかという点について紹介しました。

保育士一人が休むと回らない保育園で働くデメリットは以下になります。

  • 休みが取りにくい
  • 事故につながる可能性が高い
  • 急な退職者が出たら・・・
  • 人手不足のしわ寄せは保育士に

保育園が回らないのは休んだ人の責任ではなく保育園の責任です。その状況に対処すべきなのは、保育園の責務ということになります。

そして、保育士一人が休むと回らない保育園は、負の連鎖によって、どんどん現場の保育士は疲弊していってしまいます。そのため、いち早く転職をすべきというのが結論になります。