保育園で働く保育士の皆様。
保育園では、同僚や先輩、園長などから様々な依頼があると思います。仕事中はもちろん、プラベートの誘いなどもあると思います。場合によっては、自分の担当する仕事で手一杯なのに、これ以上追加で対応できないという瞬間もあると思います。そんな時に難しいのが上手な依頼の断り方だと思います。相手に悪い印象を与えずに、やるべきことや引き受ける、できないことは適切に断る、というのも保育士にとっては非常に重要なスキルになると思います。
今回は、同僚や先輩保育士、園長からの依頼の上手な断り方について紹介します。
先輩や園長からの仕事の依頼やプライベートの誘いを断った経験があります
その経験が参考になればと思います
保育の仕事での依頼の断り方
保育園で働く保育士は、同僚や先輩、園長などから様々な仕事上の依頼やお願いをされることはよくあると思います。簡単なことから、少し時間がかかることなどもあると思います。保育士の場合は、制作などで使う道具や資材を買っておいてと頼まれることもあると思います。
そんな時に、利用されているんじゃないか、自分だけ楽しているなんと考え出すと断りたくなる時もあると思います。また、自分の仕事で手一杯な時に誰かの依頼なんて聞いてられないという時もあると思います。
立場は理解しておこう
まず保育士が仕事の依頼を断る前に理解しておくべきことは、その園での自分の立場についです。特に上司にあたる先輩や園長からの依頼は、断るべきではないものも多くあります。
もちろん、理不尽な依頼などは除きますが、上司や先輩からの仕事の依頼は、いわば指示ともいえるので従うべきことのほうが多いです。 そのことによって自分の別の作業に遅れが出てもそれは上司の責任 ということになります。例えば行事の直前など、より優先度が高い仕事を抱えている場合は、そのことを説明して後回しにしてもらうか、他の人に頼むかをお願いするということも有効です。
また、上司や園長からお願いされたからと言って、なんでもかんでも従って、くれぐれも家での持ち帰りの仕事やサービス残業にならないようにするということも大切です。それでは、自分だけが追い込まれて損をしてしまいます。
この点だけには注意して、断るべきもの・断るべきではないものを使い分けて行きましょう。
まずは謝罪する
まず依頼を断りたい時にすべきことはシンプルに「申し訳ありません」と謝罪してできないということを伝えましょう。本心では、相手が悪い・面倒だと思っていたとしてもここでは、ぐっとこらえてまずは言葉として謝罪の意を表しましょう。
理由や事情を説明する
謝罪した後は、その仕事ができない理由を説明しましょう。先程も少し書きましたが、例えば行事の直前など、より優先度が高い仕事を自分が抱えている場合は、そのことを説明して、そちらを優先的に片付けたいということを伝えるのがよいと思います。理由をしっかり説明すると相手からの理解も得られやすいです。逆に、理由があまり適切ではないとただやりたくないだけの人なんだと思われてしまう場合もあります。
代替案を提案する
より相手に理解してもらうためには、代替案を提案するということも有効です。例えば、
- 今の仕事が終わったらやります
- 空き時間ができたらやります
- 他の適任者を紹介します
というようなことです。ただ、あまりに頻繁に別の人を頼ってしまうとその人からも煙たがられてしまう可能性もあるので、さらに他の人に依頼するときは注意が必要です。代替案を提示できれば、相手にはやりたいのはやまやまだけど、事情があってできないということをより理解して貰うことができます。
すぐできることはやってしまうのも良いかも
依頼された事を断ってばかりだと印象もよくないかもしれないので、すぐできることはやってしまうのも良いかもしれません。
5分10分でできることであれば、自分でさっさと片付けてしまえば、他の仕事への影響も少なく済みます。もちろん、そんなすぐ終わることを人に依頼してくるなという思いが出てくるかもしれませんが、そこはそういうものだと理解してちゃちゃっと片付けてしまうのも人間関係を良好に保つには必要なことかもしれません。
プライベートの誘いの断り方
次に、保育士のプライベートの誘いなどの断り方について紹介します。保育園は狭い世界なので、仕事終わりなどに食事や飲みに誘われたりすることもあると思います。
具体的な理由を話して断る
もちろん、それぞれの関係性にもよりますが、プライベートの誘いなどの断り方は、相手が不快にならないように、基本的に具体的な理由をつけて断りましょう。
「予定がある」というような断り方ではなく、「歯医者に行く」「友だちとの約束がある」などと具体的に決まっている内容を伝えると、相手も嫌な思いもしないはずです。逆に、理由が具体的ではないと、誘った方も自分のことが嫌いなのかなと勘違いされてしまう可能性があります。どうせ同じ「断る」ということなので、できる限り相手の立場にたった断り方が良いでしょう。
どうしても断る理由がなければ体調不良を口実にしよう
どうしても断る理由がないという場合は、体調不良を口実にしるのが有効です。特に飲み会などの誘いに対してはとても有効な理由になるので、相手が体調不要なのに無理やり誘ってくる人も少数だと思うので、何も良い理由が無いときは体調不良を理由にしましょう。ただし、あまりに頻発してしまうと相手から嘘だと思う割れてしまうので、使いすぎには注意しましょう。
プライベートの付き合いは無理なくしよう
保育園で働く保育士のプライベートの付き合いは無理なくが基本的です。もちろん、保育士に限ったことではないかもしれません。自分が楽しければ良いですが、余り乗り気ではなかったり、金銭的にも別のことにお金を使いたいという方もいらっしゃると思います。それなのにプライベートの付き合いは無理して参加するほど重要なことではありません。
保育士としてきちんと仕事をして、園に貢献していれば、無理してプライベートまで深く関わる必要はないので、無理ない程度で断るようにすると良いでしょう。
まとめ:同僚や先輩保育士、園長からの依頼の上手な断り方。仕事やプライベートの誘い。
今回は、同僚や先輩保育士、園長からのプライベートの誘いや仕事の依頼の上手な断り方について紹介しました。
仕事の依頼の上手な断り方は、
- まずは謝罪する
- 理由や事情を説明する
- 代替案を提案する
という流れです。ただし、保育園での自分の立場をきちんと理解して、断るべきもの・断るべきではないものを使い分けることも重要です。自分がやるべきことを断ってしまっては、それはただの怠慢になってしまいかねないです。そうすると、信頼を失ってしまうことにもなりかねないです。
プライベートの誘いの上手な断り方は、 具体的な理由を話して断る ということです。そうすれば、相手も嫌な思いもしにくいです。
仕事の依頼に関しては、やるべきことや引き受ける、できないことは適切に断る、というのも保育士にとっては非常に重要なスキルになると思います。
プライベートに関して言えば、保育士としてきちんと仕事をして、園に貢献していれば、無理してプライベートまで深く関わる必要はないので、無理ない程度で断るようにしると良いでしょう。