保育園で働く保育士の方。
今回は、仕事ができない、遅い、サボる同僚保育士はズルいのか?また、そう感じてしまった場合の対処法などについて紹介します。
その経験が参考になればと思います
同じような給与待遇なのに仕事ができない、遅い、サボる同僚保育士がいる
- 仕事ができない
- 仕事がおそい
- サボっている
という同僚の保育士の方がいて不満が溜まっているという人もいらっしゃると思います。
自分より明らかに、仕事ができない、遅い、サボっているのに、自分と同じような給与待遇で働いているというのは、不公平だと感じる人が多いと思います。
仕事ができない、遅い、サボる同僚保育士は悪くはない
このような場合は、意外に思う人もいるかも知れませんが、仕事が遅い同僚保育士が悪いというわけではありません。また、もっというと意図的に仕事をサボっていたとしても、その同僚保育士が悪いわけではありません。
そもそも、仕事のできる・できない、早い・遅いは、絶対に個人差があります。つまり、組織の職員、全員に全く同じようなパフォーマンスをさせるというのは無理なことです。「サボる」ということも同じことで、常に100%の力で仕事をしているという人はほとんどいないはずです。そんなことをしたら体力が持たないはずです。つまり、多かれ少なかれ、多くの人は適度にサボって仕事をしているということになります。
それぞれの人が、それぞれの能力や考え方などで仕事をしている結果として、仕事のできる、できない、早い、遅いという状況が生まれるのは組織として当たり前のことです。
根本的には保育園が悪い
仕事が遅い、サボる同僚保育士が出てしまっているという状況は、根本的には保育園が悪いです。
そもそも、仕事が遅い、サボる同僚保育士がズルいと感じるのは、
- 仕事が遅い人でも、早い人でも、同じような評価になってしまっている
- サボっても損しないような状況になってしまっている
といようような状況であるためです。
組織がこのような状態になってしまっているのは、根本的には保育園(会社)が悪いです。そして、保育園にとっても、このような状態になってしまっていることは良いことではありません。仕事に対してやる気がない人はそのままになりますし、やる気がある人のやる気も奪ってしまうような環境になっているためです。
そのような環境を生み出してしまっている、放置してしまっているのは、仕事が遅い、サボる同僚保育士本人ではなく、その保育園の園長等の管理者になります。
理想としては、仕事が早かったり、サボらない保育士は評価され、給与待遇や昇進の面でも優遇されるという状況が理想といえます。そのためには、管理職としての園長等の適切な指導や評価などが必要になります。
もし、上司や園長がきちんとした評価を行い、仕事が遅い、サボる同僚保育士が給与待遇、昇進などの面で不利になり、自分が有利になるという状況であれば、少なくとも仕事が遅い、サボる同僚保育士をズルいと感じることはなくなるでしょう。
仕事が遅い、サボる同僚保育士がズルいと感じる場合の対処法
ここからは、仕事が遅い、サボる同僚保育士がズルいと感じてしまう場合の対処法について紹介します。
アピールする
自分目線では、同僚保育士が仕事が遅い、サボっているように見えても、それが上司や園長には伝わっていない可能性もあります。そのためには、上司や園長にアピールをするということも大切です。
- 自分は仕事ができる
- 頑張っている
ということを上司や園長等にアピールするということです。
先程も書いたように、これは組織の問題なので、同じような立場の現場の同僚保育士同士がいがみあっても、解決はされません。園長や上司が適切に評価や指導をすることによって、この不公平感は解消されます。
そのためには、園長や上司に誰が仕事をきちんとしているのか、誰が仕事をサボっているのかという現状を理解していもらうことから始める必要があります。
自分も手を抜く、サボる
事が遅い、サボる同僚保育士がズルいと感じる場合の対処法の2つ目は、自分も手を抜く、サボるというものです。
自分も手を抜く、サボるというと、聞こえが悪いかもしれませんが、 現在の状況下であっても、あなたより仕事ができる同僚の保育士からしたら、あなたは仕事が遅い、サボっている同僚 ということになります。
また、適度に手を抜いて仕事をすることも、会社員としては必要な能力です。生活の大半を仕事に費やすわけですから、常に全力でというわけにいきませんし、それで体調を崩してしまって働けなくなってしまったら本末転倒です。
このような、サボっても損しないような状況になっている組織においては、自分自身も適度に手を抜く、サボるということが精神衛生上も良いです。
転職する
先程も書いたように、仕事が遅い、サボる同僚保育士がズルいと感じる職場は、「頑張れば頑張るほど損」 というような環境です。そしてその環境は負の連鎖を生んでしまいます。保育園がやる気がある人のやる気も奪ってしまうような環境です。
もし、働いている保育園がこのような環境になっていて、より酷い状況であるのであれば、転職を検討したほうが良いです。これは、保育園の組織の仕組みの問題なので、自分で改善していくことが難しいです。前項でも書きましたが、 自分も適度にサボれれば良いですが、仕事ができる保育士の方にとって意図的にサボるということ自体が難しく、苦痛に感じてしまうことが多い です。
そして、やる気がある人のやる気も奪ってしまうような環境なので、長く働いていくという観点から、デメリットも多いです。同じように、不満を持った人の働くやる気が失われてしまったり、退職のきっかけになってしまうということがあるためです。結局、負の連鎖で保育園全体の士気が下がっていくので、長く働いていると、他にも様々な嫌な思いをしていく可能性が高いです。
きちんと仕事をしている人が評価される保育園に転職をすれば、日々、ポジティブに働くことができるようになるはずです。
まとめ:仕事ができない、遅い、サボる同僚保育士はズルい?対処法を紹介
今回は、仕事ができない、遅い、サボる同僚保育士はズルいのか?また、そう感じてしまった場合の対処法などについて紹介しました。
結論としては、仕事ができない、遅い、サボる同僚保育士が悪いわけではありません。それぞれの人が、それぞれの能力や考え方などで仕事をしている結果として、仕事のできる、できない、早い、遅いという状況が生まれるのは組織として当たり前のことです。
悪いのは根本的には保育園の組織としての仕組みです。
- 仕事が遅い人でも、早い人でも、同じような評価になってしまっている
- サボっても損しないような状況になってしまっている
ということが問題です。
仕事が遅い、サボる同僚保育士がズルいと感じる場合は以下のような対処をしましょう。
- アピールする
- 自分も手を抜く、サボる
- 転職する
もし、保育園が、組織としてサボっても損しないような状況になってしまっていることによって、ポジティブに働けないような状態になってしまっているのであれば、転職を検討するのも選択肢の一つかもしれません。