保育園で働く保育士の皆様。保育園を利用している保護者の方。
今回は、保育士と保護者の頂き物事情について紹介します。
複数回の退職、転職経験があります
その経験が参考になればと思います
保育士の保護者との頂き物、土産等のやりとり事情
保育士側が保護者の方にお土産を渡すとような文化もありませんし、保護者の方もお土産等を渡すというような文化はあまりありません。ただ、親切な方は、保育園の職員向けにお菓子などを渡してくれるということもあります。そういった時に悩むのが、受け取って良いのか、お返しはどうしたら良いのかということだと思います。
基本的には保育園の方針に従う
保育士が保護者の方とのお土産等のやりとりをすることに関しては、基本的には勤めている保育園の方針に従うようにしましょう。保育園が職員が保護者に対してなにか物品等を渡すということを禁止している場合は、渡さない、保護者の方からお土産等を受け取ることを禁止しているのであれば、受け取らないということです。
保育園が禁止しているという場合は、そのことをそのまま保護者の方に伝えれば問題ありません。
また、園によっては、そもそも保護者の方が保育士等の保育園の職員に対してお土産等の物品を渡すということを禁止している場合もあります。それは、保護者の方の余計な負担を減らしたいという配慮という意味もありますし、余計なトラブルなどを増やしたくないという思いもあります。
大前提としては、勤めている保育園の方針に従うということが重要です。保護者の方も、保育園が禁止している場合はそれに従いましょう。
保育士側から保護者にお土産等を渡しても良い?
特に、保育士等の保育園の職員と保護者とのお土産等の物品のやりとりを禁止していないという保育園も多いと思います。
そういった場合は、保育士側から保護者にお土産等を渡すべきか、そして、渡して良いのかという点はが気になると思います。
まず、保育士側から保護者にお土産等を渡す必要はありません。そのような文化や常識はないので、渡さなくて問題ありません。
個人的には、保育士側から保護者の方にお土産等の物品を渡すというのは、避けたほうが良いと考えます。保育園の保護者の方は人数も多いので、貰った貰っていないというようなトラブルなどを生んでしまう可能性もありますし、特にお土産等に多い食品等は、衛生面の心配もあるためです。
保護者の方からのお土産等は受け取っても良い?
続いて、保育士の方が気になるのが、保護者の方からのお土産は受け取っても良いのかということだと思います。
先程も書いたように、保育園が受け取ることを禁止しているのであれば、それに従いましょう。その際は、「ありがたいんですけど、保育園が受け取ることを禁止しています」と伝えれば問題ありません。
そうでない場合は、あまりに高額なもの、金銭に類するようなものでなければ、お土産等は受け取ってしまって問題ないでしょう。
お返しは必要?
保護者の方からのお土産等を受け取ったという場合に気になるのが、お返し等をすべきかということだと思います。1回程度であれば良いですが、毎回、お土産を渡してくれる方というものいらっしゃると思います。その場合に、貰ってばっかりだと申し訳ない気持ちになってしまいますよね。
こちらに関しては、保育園が職員が保護者に対してなにか物品等を渡すということを禁止しているという場合は、お土産を受け取る際に保護者の方にその旨を伝えるようにしましょう。「保育園から禁止されているのでお返しはできないんです。頂いてばかりですいません。」と伝えましょう。
そうでなくても、先程と同様に、個人的には、保育士側から保護者の方にお土産等の物品を渡すというのは、避けたほうが良いと考えます。
どうしてもお土産やお礼等を渡したい場合は、あくまでも個人的なやり取りとして行う
ここまで、個人的には、保育士側から保護者の方にお土産等の物品を渡すというのは、避けたほうが良いということを書きましたが、どうしても渡したい、お礼がしたいという方もいると思います。
- プライベートでもとても仲が良い
- 貰ってばっかりで申し訳ない
- お返しをどうしても渡したい
このような場合は、あくまでも個人的なやり取りとしてお土産等のやりとりを行うようにしましょう。
その保育園の保育士としてではなく、個人としてプライベートなやりとりで、お土産を渡したりお返しをするということです。
子どもに渡すのはNG
言うまでもないかもしれませんが、保育士の方からどうしても保護者の方にお土産等を渡したいという場合は、必ず直接、保護者の方に渡すようにしましょう。子どもを経由して保護者の方に渡すということはしないほうが良いです。保護者の方もお土産等を子どもに持たせるということはあまりしないほうが良いでしょう。
お菓子などは間違って食べてしまう可能性もありますし、他の子どもたちからの目線もあるためです。
保育士の保護者との頂き物、土産等のやりとりの注意点とトラブル例
ここからは、保育士の保護者との頂き物、土産等のやりとりの注意点とトラブル例について紹介します。
貰った貰っていない
社会全般のお土産のやり取り全般に言えることですが、貰った貰っていないというような差が出てしまうのは誰のプラスにもならないということです。
例えば、仲の良い保護者の方だけにお土産を渡す、その逆の仲の良い保育士だけにお土産を渡すということは、余計な軋轢を生んでしまうため、たとえ貰った人であっても面倒な気持ちになってしまうことがあります。どうしても渡す人を限定する場合は、他の人の目線に細心の注意を払う必要があります。
衛生面、温度管理、賞味期限等に要注意
お土産を渡す場合も貰う場合も同様ですが、食品物は衛生面、温度管理、賞味期限等に要注意です。
特に保護者と保育士という関係性だと、お土産等の衛生面の問題は大きなトラブルに発展してしまう可能性があります。それ以外にも、子ども、特に乳児等が食べることができないものを含むものには細心の注意をするようにしましょう。
こういった問題もあるため、やはり、個人的には、保育士側から保護者の方にお土産等の物品を渡すというのは、避けたほうが良いと考えます。
まとめ:保育士と保護者の頂き物事情。土産等のやりとりはOK?お礼、お返しは?
今回は、保育士と保護者の頂き物事情について紹介しました。
個人的には、保育士側から保護者の方にお土産等の物品を渡すというのは、避けたほうが良いと考えます。保育園の保護者の方は人数も多いので、貰った貰っていないというようなトラブルなどを生んでしまう可能性もありますし、特にお土産等に多い食品等は、衛生面の心配もあるためです。
どうしてもお土産やお礼等を渡したい場合は、あくまでも個人的なやり取りとして行うようにしましょう。