保育園で働く保育士の皆様。これから保育士として働くという方。
保育園で働くからには、長く続けて働きたいですよね。今回は、保育士の仕事を長く続けるコツ、保育士を辞めてしまう人が多いからこその対策を紹介します。
複数回の転職経験があります
その経験が参考になればと思います
保育士自体を辞めてしまう人は多い
実際、保育園の転職ではなく、保育士の仕事自体を辞めてしまうという方は、過去も現在も少なくないです。また、あまりに保育士のイメージが悪く、資格をとっても保育士として働かないという人もいます。そのような保育士として働かないけど、資格は持っているという方は、潜在保育士と言われ、日本には、この潜在保育士が何十万人もいるという状況になっています。
また、最初に働き始めた保育園がブラックであったり、人間関係が悪くて、保育士の仕事は最悪だというイメージがついてしまって、保育士自体を辞めてしまうという人も多いです。もちろん、そのような人は、保育士の仕事に戻ってくる可能性は低いでしょう。
保育士の仕事を長く続けるコツ
それでは、本題の保育士の仕事を長く続けるコツについて紹介します。
ホワイト保育園で働く
保育士の仕事を長く続けるいちばん大切なコツは、ホワイト保育園で働くということです。最も大切ですが、なかなか難しいことの一つでもあります。
やはり責任感のある保育士は、ころころ頻繁に転職するというのも難しいので、一度就業した職場で最低でも一年は働くという人が多いです。保育園側としても、ブラックほどなんとか辞めさせないようにしてきます。
保育園は数も多いため、それぞれの保育園の内情や実態などを、働く前に理解するのがとても難しいです。だからこそ、働き始めてから、こんなはずじゃなかったということが多いです。
ホワイト保育園を探すコツについては以下の記事でも紹介しているので参考にしてみてください。
人間関係の良い保育園で働く
保育士の仕事を長く続けるために二番目に大切なコツは、人間関係の良い保育園で働くということです。保育士の仕事に限ったことではありませんが、人間関係さえ良ければ、多少の待遇の悪さや負担の多さを我慢して、長く続けられるという人は多いです。
ただ、注意が必要なのは、待遇が悪かったり、ブラックな保育園ほど、結果的に人間関係が悪いことが多いということです。やはり、人は自分に余裕がないと人に優しくするということは難しいです。そもそも、待遇が悪い保育園やブラックな保育園には、他の保育園で不採用となって性格に問題がある人が終業する可能性も高いです。
そういった意味でも、前述した通り、やはり、待遇の良いホワイトな保育園で働くということがとても重要になります。
職場で仲間を増やす
保育園の職場では、自分の仲間を増やすということも大切です。
- 困った時に相談できる
- 助け合える
という存在が、同じ職場にいるだけで、気持ちの持ちようは大きく異なります。
どうしても、職場で仲間ができないという人は、とにかく、日々の仕事を一生懸命にこなしていって、周囲からも頼られる存在を目指すのが良いでしょう。
保育の仕事で苦手なことを減らす
保育士の仕事は、子どもの保育はもちろん、製作。書類、保護者支援、役職が付けば管理業務などもあると思います。もちろん、雑用などの細かい仕事もたくさんあります。多岐にわたる仕事のなかには、自分がやりたくない苦手な仕事というのも、それぞれあると思います。
保育の仕事を長く続けるためには、その苦手な仕事の数を減らしていくということが重要です。得意な仕事ややりたい仕事は、黙っていても、自然と手に付き、より楽しくなっていきます。ですが、苦手な仕事は、どうしても後回しにしてしまったり、誰かにやってもらえないかというような姿勢で遠ざけてしまうことも多いです。
このような自分がやりたくない苦手な仕事を減らすことができれば、仕事の楽しさはもちろん、人間関係にも良い影響があり、保育士の仕事を長く続けることに繋がります。
目標を作る
目標を作るということも、保育士の仕事を長く続けるための秘訣の一つです。
目標は、
プライベートなことでも良いですし、
お金のことでも良いですし、
仕事のことでも良いです。
例えば、
- 来年度は◯歳クラスの担任をやる
- 今の◯歳が卒園するまで見届ける
- 〇〇のピアノを引けるようにする
- ◯◯円貯金する
- ◯月に〇〇に旅行に行く
というような、自分が仕事をする上でのモチベーションになる目標が良いです。目標があれば、仕事の士気もあがりますし、嫌なことがあっても〇〇までは頑張ろうという気持ちになることができます。
たまには手を抜く
保育士の仕事を長く続けるには、たまには手を抜くということが非常に重要です。保育士の仕事は責任も重く、手を抜くということが難しい仕事ではあります。なにもしなくても、翌日がやってきて新しい一日が始まります。園児は、待ってくれません。そのような状況でも、保育士を長く続けている人は、効率よく、手を抜いています。手を抜くというと語弊があるかもしれませんが、少しでも、自分が楽になるように、工夫をしています。
保育士が仕事で効率よく手を抜く方法については以下の記事でも紹介しているので参考にしてみてください。
休暇に目一杯リフレッシュする
保育士の仕事に限ったことではありませんが、仕事とプライベートのメリハリはとても重要です。プライベートな時間に仕事のことで頭がいっぱいになってしまったり、悩んでしまっていると、精神的にも体力的にもどんどん疲弊して行ってしまいます。そうならないために、仕事外の時間や、休暇の時間は目一杯リフレッシュをするということが、保育士を長く続けるコツになります。
リフレッシュといっても、無理してどこかにでかけたり、趣味を探す必要があるというわけではありません。一日中だらだらしたり、おいしいものを食べたり、よく寝るということでも良いと思います。
合わなければ転職する
日本中には、様々な保育園があり、そこでは色々な人間が働き、色々なルールや決まりのなか仕事が行われています。保育士なら基本的にどの保育園での働くことができる可能性はありますが、やっぱりどうしても合う合わないはというのはあります。
人間関係や職場の雰囲気が自分に合わないということもあれば、保育の方針、進め方などが自分にはあっていないということもあります。保育士を長く続けるということを考えた場合は、保育園は世の中にたくさんあるので、自分にあった保育園で働くほうが良いです。
保育士の仕事のなかには、我慢してやらなければいけないこともたくさんありますが、どうしても肌に合わないようであれば、積極的に転職するということが、保育士を長く続けるコツになるでしょう。
様々な雇用形態、働き方を検討する
保育士の仕事には、
- 正規
- パート
- 派遣
- 短時間勤務
- 週休3日制
など様々な働き方があるのが特徴です。しかも、それらを、ある程度自由に行き来できるというのも大きな魅力の一つです。一般的な企業の会社員であれば、正社員からパートに転換してしまったら、その後、また、正社員に戻るというのはかなり難しいです。そのため、多くの人は、人生のあらゆるステージにおいても、なんとか正社員としての雇用を維持しようとすることが多いです。
ですが、保育園の保育士の場合は、比較的、正規と非正規の雇用形態を往来し易いです。同じ法人内でも切り替えできたり、転職を機に正規、非正規を変えたりなどもできます。
もし、仕事の負担や時間などが原因で保育士を続けるかどうか迷うというような状態になった場合は、様々な雇用形態、働き方を検討してみると良いです。
まとめ:保育士の仕事を長く続けるコツ。辞める人が多いからこその対策を紹介。
今回は、保育士の仕事を長く続けるコツ、保育士を辞めてしまう人が多いからこその対策を紹介しました。
- ホワイト保育園で働く
- 人間関係の良い保育園で働く
- 職場で仲間を増やす
- 保育の仕事で苦手なことを減らす
- 目標を作る
- たまには手を抜く
- 休暇に目一杯リフレッシュする
- 合わなければ転職する
- 様々な雇用形態、働き方を検討する
これらが、保育士の仕事を長く続けるコツになります。いちばん大切なのは、やはりホワイト保育園で働くということです。最初に働き始めた保育園がブラックであったり、人間関係が悪くて、保育士の仕事は最悪だというイメージがついてしまって、保育士自体を辞めてしまうという人も多いです。
これから新たに保育園に就職転職をするという方は、この点を意識してみると良いでしょう。