保育士は真面目に仕事するだけ無駄で損する?頑張らない、手を抜く方法を紹介

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保育園で働く保育士の皆様。

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  • 真面目に働くのが馬鹿らしい
  • 頑張ったら損をする
  • サボっている同僚がズルい

今回は、保育士は真面目に仕事するだけ無駄で損してしまうのかという点と、保育士が頑張らない、手を抜いて仕事をする方法を紹介します。

この記事の信頼性
私は保育園、幼稚園、認定こども園で勤務した経験があります
その経験が参考になればと思います
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保育士は真面目に仕事するだけ無駄で損する?

結論としては、保育士という仕事は、頑張って真面目に仕事をすると損してしまうということは、他の一般的な仕事と比較しても多いかも知れません。

理由は後述していますが、保育園は組織としての仕事が多いため、真面目に働く人が損する、不真面目な人が得をするという構図が生まれやすいです。

だからといって、不真面目に仕事をし過ぎてしまうと、同僚からはよく思われないですし、園での人間関係を悪くしてしまう可能性もあります。そういった意味では、保育士は真面目に仕事をし過ぎず、ちょうどよい塩梅で仕事をするのが良いかも知れません。 もちろん、これは、保育士という仕事に限った話でも無いかも知れません。

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保育士が真面目に仕事をすると損してしまう理由

ここからは、保育士が真面目に仕事をすると損してしまう理由について紹介します。

真面目に仕事しても給料は変わらないため

保育士が真面目に仕事をすると損してしまう理由の1つ目は「真面目に仕事しても給料は変わらないため」です。保育園で働く保育士の給料は、頑張って真面目に働けば良くなるというものではありません。

特に、保育園で働く保育士が得る報酬のもととなっている保育園の運営費は、公定価格といって、国が決めた一定の基準の金額のなかから支払われています。そのため、認可保育園という枠組みのなかで働く以上は、ある保育園が極端に儲かっていて、保育士の給料も高いということはまず起こらないようになっています。そのため、保育士はどの保育園で働いても似たような水準になります。

もちろん、保育園の保育士には配置基準があり、一人が二人分の仕事をしたとしても、二人分の給料を得られるわけでもありません。

このように、保育士は、どれだけ頑張って真面目に仕事をしたとしても、保育園内で多少の昇給などはあったとしても、大幅に給料が上がるということはありません。それどころか、万が一、日本中の保育士が一生懸命働いたとしたら、ここぞとばかりに国は配置基準を緩くする未来が見えています。

別の仕事が回ってくるため

次の保育士が真面目に仕事をすると損してしまう理由は「別の仕事が回ってくるため」です。大抵の場合は、真面目に仕事を頑張っている人のところに、仕事が集中します。

例えば、わかりやすいところで言うと、行事の準備などは全員で分担して行うと思いますが、真面目に早く仕事を終わらせた場合は、別の不真面目に働いて仕事を終わらせていない人の残っている仕事が回ってくることになります。特に、行事の準備は期限が決まっているので、周りも終わっていないからといって、放置し続けるわけにはいきません。

また、保育園に限ったことではないかも知れませんが、難しい点が、現実のところでは、不真面目に働いているから仕事が終わっていないのか、単に担当する仕事量が多いから仕事が終わっていないのか、はたまた、能力が足りないから仕事が終わっていないのか、同僚の目線からでもわかりにくいということです。

努力が報われるとも限らないため

「真面目に頑張っていればいつかは報われる」というような言葉もありますが、残念ながらそうではないことも多いです。保育園でも働いていても、なんかあんまり真面目に働いていないなぁって人が、得する立場に回っていることはありませんか。また、家族経営の保育園で、身内がいきなり園の役職に就任してきたり、何も仕事をしていないように見える事務の仕事で給料をもらっているなんてこともあると思います。

努力が報われることもありますが、そうではないことも多いので、とにかく真面目に頑張って保育士としての仕事をしていれば、幸せになれるとは限りません。

評価制度がきちんとしていないため

保育園の保育士がが真面目に仕事をすると損してしまう大きな理由の一つとしてよく挙げられるのが、評価制度がきちんとしていないということも挙げられます。

保育士が頑張って仕事をしていて、きちんとした成果も出している人が園内でも評価される仕組みができていれば、賞与や昇給などによってある程度は、頑張っている人が損しない仕組みを作ることができます。

ですが、現実はそう簡単ではなく、先程も書いたように、不真面目に働いているから仕事が終わっていないのか、単に担当する仕事量が多いから仕事が終わっていないのか、はたまた、能力が足りないから仕事が終わっていないのか、同僚や園長の目線からでもわかりにくいため、きちんとした評価がされていて、それが給料や賞与に反映されているという保育園はあまり多くないでしょう。

結果として、頑張って仕事をしている人とそうではない人が同じような評価になってしまったり、むしろ、頑張っていない人のほうが評価されるということが起きてしまっています。

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保育士が損しないために、仕事を頑張らない、手を抜く方法

ここからは、真面目に仕事をすると損してしまう保育士が、仕事を頑張らないで手を抜いて働く方法について紹介します。保育士として、園児のことを最優先に考えるということさえ忘れなければ、多少仕事を頑張らない、手を抜いたとしても、問題は起きにくいでしょう。

サービス残業・持ち帰りの仕事をしない

サービス残業・持ち帰りの仕事は違法残業で、賃金が支払われないので、保育士本人は間違いなく損をすることになります。サービス残業・持ち帰りの仕事は、最もわかりやすく保育士が頑張っても報われない仕事の一つです。

有給休暇を計画的に取得する

自分に付与されている有給休暇が1日消滅した場合は、一日分の労働を休むことができる権利が消滅してしまうということになります。逆に言うと、貰える給料は変わらないのに、労働時間が増えているということになります。もちろん、有給休暇の利用は、労働者の権利であるので、利用することを保育園に申し訳ないと思う必要もありません。

休憩をしっかり取る

休憩に終わっていない書類の仕事や行事の仕事などをするということも頑張る保育士が損をしてしまう、典型的なパターンです。

保育士の休憩時間の取得は、従業員を雇用する保育園の義務でもあり、働く保育士の権利でもあります。休憩時間にしっかり休憩をせずに仕事をするということは、その分、労働時間が増えているということになります。当然ですが、支払われる給料は変わりません。休憩中に保育士が仕事をすることで得をするのは、保育園の経営者で、その保育士の休憩時間分の賃金を不当に搾取しているということになります。

完璧を目指さない

保育士が仕事をする上で、完璧を目指さないということも、頑張らない・手を抜く方法として有効です。性格によっては自分の思い通りの形にしたかったり、自分でやりきりたいという方もいらっしゃると思います。

実際のところ、保育園での保育士の仕事で「完璧」を追求する必要がある仕事は多くはありません。園児の安全面に関わること以外であれば、例えば、壁面の製作や書類仕事など、自分が思う完璧を目指す必要がないことも多くあります。

人に任せる

保育士が仕事で、頑張らない・手を抜く方法として有効だけど、難しいのが「人に任せる」ということだと思います。例えば、自分がクラス担任だとして、担任以外でもできる仕事は自分でやらずに、他の人にやってもらうというようなことです。

自分が得意な仕事をやる

自分が得意な仕事をやるというのは、保育士の仕事としてコスパが良い仕事になります。例えば、ピアノが得意な保育士はピアノを弾く仕事進んで引き受けるというようなことです。自分が得意なことは負担も少ないですし、ストレスも感じにくいと思います。自分が得意な仕事が他の人が不得意な仕事である場合もあるので、周りからもありがたがられますし、逆に、他の保育士がそれぞれ自分が苦手なことを担当してくれる可能性も高くなります。

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まとめ:保育士は真面目に仕事するだけ無駄で損する?頑張らない、手を抜く方法を紹介

今回は、保育士は真面目に仕事するだけ無駄で損してしまうのかという点と、保育士が頑張らない、手を抜いて仕事をする方法を紹介しました。

保育士の仕事は、頑張って真面目に仕事をすると損してしまうケースが多いでしょう。保育士が真面目に仕事するだけ無駄で損する理由は以下です。

  • 真面目に仕事しても給料は変わらないため
  • 別の仕事が回ってくるため
  • 努力が報われるとも限らないため
  • 評価制度がきちんとしていないため

保育士が損しないために、仕事を頑張らない、手を抜く方法もあります。

  • サービス残業・持ち帰りの仕事をしない
  • 有給休暇を計画的に取得する
  • 休憩をしっかり取る
  • 完璧を目指さない
  • 人に任せる
  • 自分が得意な仕事をやる

保育士として、園児のことを最優先に考えるということさえ忘れなければ、多少仕事を頑張らない、手を抜いたとしても、問題は起きにくいです。

保育士は真面目に仕事をし過ぎず、ちょうどよい塩梅で仕事をするのが良いかも知れません。