保育士の方で夜に眠れない・寝られないという方。精神的にも体力的にも辛い思いが重なってよく眠れなくなってしまった方もいらっしゃると思います。
- 人間関係の悩み・ストレス
- 保育の仕事での不安
- 将来の不安
- 長時間勤務
- サービス残業・持ち帰り残業
など。様々な理由で保育士の方が夜に眠れない・寝られないということがあると思います。今回は、私も過去にそのような状況に陥ったことがあるので、その時とった対処法などを紹介したいと思います。
不眠症・長時間労働で夜に眠れない・寝られなかった経験があります
その経験が参考になればと思います
保育士が夜に眠れない・寝られないの主な2つのパターンとは?
保育士が夜に眠れない・寝られないという理由には大きく2つのパターンがあります。
- 睡眠時間がない (長時間労働 等)
- あれこれ悩んでしまって眠ることができない ( 不眠症 にも繋がる)
1つ目は、サービス残業や持ち帰りの仕事、行事の準備などで寝る時間がなかなか取れずに削られてしまっているという場合は、睡眠時間が無くて寝る時間がなくなりますよね。保育士はサービス残業や持ち帰りの仕事なども多いので、睡眠時間が削られてしまっている人も多いと思います。また、行事などが原因で、休日にも体を休めることができずに、週が始まってしまうということもあると思います。
もうひとつのパターンが、寝る際にあれこれ悩んでしまったり考えてしまうことで眠れなくなってしまうということです。不眠症にも近いかもしれません。人間関係の悩みやストレス、保育の仕事における心配などを夜中に考えてしまうと寝れないこともありますよね。はたまた、保育の仕事とは全く関係のないプライベートな理由があるかもしれません。
もちろん、これらのそれぞれ2つともが関係して、余計に寝ることができなくなってしまっているという人もいるはずです。
これらは、眠たいけど寝ることができないという点では共通していますが、それぞれ違う原因があることになります。
それぞれの状況ごとに対処法があると思うので、私も実践している対処法なども紹介します。
精神的に眠れない場合の対処法<不眠症>
まずは、あれこれ悩んでしまって眠ることができないという精神的に眠れない場合の対処法を紹介します。個人個人に合う合わないはあると思うので、試しにやってみてあう物を続けてみるとが良いと思います。
とにかく体を動かして肉体を疲れさせてみる
私が一番実践している方法でもありますが、とにかく体を動かして体力を消耗して、体をクタクタにして寝れるようにするという方法です。肉体が疲れていると、精神的な悩みがあっても意外とすんなり寝れてしまいます。
仕事終わりにジムやプールに行くのも良いですし、普段、電車やバスで帰っている道を歩いて帰るというのも良いと思います。
そもそも、保育士の仕事がそれなりに肉体的にハードだと思うので、大変かもしれませんが、効果がある方法になります。
考えすぎないようにラジオなどを聞きながら寝てみる
寝る前にどうしても不安が頭をよぎってしまい、眠れないという方も多いと思います。私もよくそういうことがあります。そして、その不安に関してどんどんとよくないほうに考えてしまって余計に眠れなくなってしまいますよね。
こういう場合は、ラジオなどの音声を聞きながら寝てみるのも良いです。ラジオのパーソナリティなどが話している内容のことを考えるようにして、不安や悩みごとを考えないようにします。
映像のある動画だと、スマホの明かりなどで逆に眠ることができなくなってしまうこともあるので、映像を見なくても内容がわかるものがおすすめです。
ラジオだったら、今ならスマホがあれば radiko のアプリで聴くことができます。Youtubeなどでもラジオのような形で、雑談を配信している人もいるので、そちらもおすすめです。
お酒を飲んでみる
お酒を飲めば、不安が和らぐという場合もあると思うので、どうしても眠れないときは飲んでみるのも良いですよね。
たしかに、飲み過ぎは健康に良くないですが、眠れないことも健康には良くないと思うので、適度にお酒を飲んで眠るというのも選択肢としてはありだと私は思います。
ただし飲みすぎてしまって、中毒のようになってしまうのも良くはないので、あくまでも適度に飲んでみるのが良いかと思います。
思い切って有給休暇を取ってみる
もし可能であるならば思い切って有給休暇を取って、思っきり遊んでぐっすり寝ましょう。仕事や保育園のことは忘れて名一杯遊びましょう。
せっかく有給休暇をとって休んでも、一日中家にいてぼーっとしてしまうと、また悩みや不安に襲われてしまうかもしれません。とにかく名一杯なにかに没頭して遊んでクタクタになって寝ることが大切です。
病院への通院も考える
常態的に眠られないという状況に陥ってしまっている場合は、病院への通院も検討しましょう。
不眠で病院に行くというのは、慣れていない方からすると抵抗があることかもしれませんが、風邪で病院に行くのと同じで、手順も変わらないので、一度行ってみることをおすすめします。
転職や休職を考える
もし、眠れない原因が今勤務している保育園にある場合は、最終的には転職や休職を考えたほうがよいです。
根本的な原因を解決せずに、眠れないということに対してだけ対処を行っても、また同じように眠れなくなることが起きてしまうからです。
いま眠れなくなってしまっている原因の精神的な不安や悩みなどが、時間が経てば解決するようなものであれば、とりあえず今を乗り切れば、改善に向かうかもしれません。
ただし、そうでない場合は、また同じ悩みや不安の波が来てしまうと思います。なので、一時的には大変かもしれませんが、思い切って転職や休職をして、根本的な原因の解決をしたほうが長期的に見ると良いです。
寝る時間がない場合の対処法は?<長時間労働等が原因>
長時間労働などが原因で、睡眠時間がなく寝られない場合の対処法を紹介します。
残業や持ち帰りの仕事を減らす
保育士は、残業や持ち帰りの仕事さえなければ、睡眠時間が取れないという人はいないはずです。なので、残業や持ち帰りの仕事を減らすことが睡眠時間の増加に直結することになります。
ただし、残業や持ち帰りの仕事を減らすということがなかなか難しいというのもわかっています。
おすすめの方法は、持ち帰りの仕事がある場合は、それをなるべく辞めて保育園で行うということです。そうすることで残業時間を増やして、支払われる残業代を増やしましょう。
支払う残業代が増えると、保育園としても仕事量の調整に動かざる負えなくなります。まずは、園長などが見えていない持ち帰りの仕事を保育園での残業にすることで、残業時間を見えるようすることが大切です。
それでもサービス残業や持ち帰りの仕事が常態化してしまっていて、改善が難しいようであれば、転職を検討したほうが良いです。
休日に思いっきり寝る
休日に思いっきり寝るというのも良いと思います。「寝溜め」とも言われるやつですね。寝られるときに寝て、体力を蓄えておき、平日の出勤に備えましょう。
通勤時間を減らす
次に取ることができる対処法は通勤時間を減らすということです。
保育園から近い場所に引っ越すことで、睡眠時間を増やすことができます。例えば、通勤時間を片道30分減らすことができれば、合計で毎日1時間の時間を捻出することができます。
引越しだと、金銭的に難しいという場合は、徒歩で移動していた部分を自転車に変更する等の方法も有効だと思います。
転職を考える
保育の業界で、睡眠時間が削られてしまうほどの長時間労働が常態化している状態は、正直言って異常と言えると思います。
残業代がきちんと支払われているのであればまだしも、サービス残業になってしまっているのであれば、保育士本人にとってまったくメリットがありません。
その保育園で頑張ったり、内部から保育園を改善していくより、思い切って転職してしまうのが一番良いと私は思います。無責任だと思う方もいるかも知れまえんが、自分の体が大切だと思うので、転職を検討してみましょう。
根本的な原因の解決も大切!
ここまで、眠れない・眠られない場合の対処法を紹介しました、悩みや不安で精神的な面で眠れなくなっている場合でも、残業や持ち帰りの仕事などで睡眠時間が削られてしまっている場合も、その両方の場合でも根本的な原因の解決がもっとも大切です。
根本的な原因が解決されないと、再び同じように眠れない状況に陥ってしまう可能性が高いためです。
悩みや不安で精神的な面で眠れなくなっている場合は、例えば、原因が保育園の職場の人間関係が原因になっていると、仮にその一日ぐっすり眠ることができても、翌日の勤務でまた嫌な思いをして眠れないことが続いてしまうことになります。
行事などの準備で一時的に持ち帰りの仕事が増えてしまっている場合は、行事が終われば、長時間の労働は一段落します。(もちろん改善の余地はありますが。)ただ、慢性的な保育士不足などで、長時間労働やサービス残業・持ち帰りを強いられている状況が続いてしまっているのであれば、いくら休日にたくさん寝て回復したとしても、また同じ状況に陥ってしまいます。
やはり、根本的な原因が解決しない限りは、眠れない・寝られないという状況を完全に解決することは難しいように思います。
そして、眠れない・寝られない原因が、保育園での人間関係や保育士の人手不足などで自分では解決が難しいものであれば、思い切って職場を変えてしまうのが私は一番良いと思います。
まとめ:保育士が不眠症・長時間労働で夜に眠れない・寝られない!?対処法を紹介!
保育士が不眠症・長時間労働で夜に眠れない・寝られないという場合の対処法などを紹介しました。
眠れない理由は大きく二種類あると思います。
- 睡眠時間がない (長時間労働 等)
- あれこれ悩んでしまって眠ることができない ( 不眠症 にも繋がる)
それぞれの場合によって対処法は異なると思います。
精神的に眠れない場合の対処法としては以下のようなものがあります。
- とにかく体を動かして肉体を疲れさせてみる
- 考えすぎないようにラジオなどを聞きながら寝てみる
- お酒を飲んでみる
- 思い切って有給休暇を取ってみる
- 病院への通院も考える
- 転職や休職を考える
寝る時間がない場合の対処法は以下のようなものが挙げられれます。
- 残業や持ち帰りの仕事を減らす
- 休日に思いっきり寝る
- 通勤時間を減らす
それぞれの対処法などを組み合わせて眠れない・寝られないを一時的に解消することができるかもしれません。ですが、根本的な原因の解決も大切です。
眠れなくなっている根本的な原因があれば、最終的にはそれを解決することも考えましょう!