保育士は公立と私立保育園のどちらで働くべき?長所短所を整理!


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これから就職を考えている保育学生の方や資格取得見込みの方。

保育士は公立と私立保育園のどちらで働くべきかなやんでいませんか?

今回は、そんな方のために、公立保育園で働くメリットやデメリット、私立保育園で働くメリットやデメリットを整理して紹介しています。

公務員保育士の特徴などは以下の記事でも詳細を解説しています。

※まずは求人情報を知りたいというだけでもOK!

公立保育園で働くメリットやデメリット!

まずは公立保育園で働くメリットやデメリットを紹介します。

給料が良い

公立保育園で正職員として働く保育士の給料は基本的に、公務員と同様の給与体系になります。ほとんど年功序列で昇給していきます。

細かい給与額や昇給額は市区町村によって違いが出ますが、私立保育園で勤務する保育士より少ないということはないでしょう

自分が就業を希望する市区町村の給料表は浄霊によって定められていてい公開されているので、気になる方は調べてしましょう。

新卒の頃こそ、給料面では私立保育園にやや劣ることがあるかもしれませんが、勤続を続けていくことですぐに私立保育園の待遇を超えていくことになります。

公務員は退職金の面でもかなり優遇されていて、定年まで勤務した場合の退職金の平均は2000万円程度になります。もちろん、市区町村によって格差はあります。

私立保育園に勤める保育士が定年まで働いた場合の退職金は500万円から1000万円程度なので、この違いも大きいです。(私立保育園に勤める保育士の退職金の金額は保育園によってかなり違いがあるので、あくまで目安にしてください。)

休暇が多い

休暇が多いというのも公立保育園で働く公務員保育士の特色になります。

労働関係の法律で義務付けられているものはもちろん、それ以外にも多くの充実した休暇制度があります。

  • 年次有給休暇:1年目から20日付与。最大40日まで繰越。
  • 結婚休暇:5日
  • 病気休暇:90日
  • 夏季休暇:夏季に5日以内

有給休暇に関しては、私立保育園は一年目に10日付与という条件が多いです。私立保育園に勤務する保育士と比較しても取得がしやすい環境にあるでしょう。

上記はあくまでも一般的な例になるので、実際の条件は自分が就業を希望する市区町村の規則等を参照してください。

雇用が安定している

言うまでも無いかもしれませんが、公立保育園の保育士の雇用の安定性は抜群です。リストラになることはありませんし、犯罪などをしない限り解雇されることは無いです。

私立保育園の場合も解雇やリストラされるというケースはあまりありませんが、保育園自体が閉園してしまうというリスクがあります。その結果、給与が未払いで保育園の会社が倒産してしまうというケースもあります。

公立保育園の公務員保育士は仮に公立園が閉園になっても、別の形で雇用は継続されます。

就職難易度は高め

公立保育園で正職員として働くということは基本的に地方自治体の公務員として働くということです。そもそも公立保育園の数自体は私立保育園と比較するとかなり少ないですし、その分必要な保育士の人数も少なくなります。

前述したように給与や待遇は公立保育園のほうがよいので、募集には多くの保育士が応募することになります。また、応募自体に年齢制限がある自治体も少なくないです。

他の公務員と同様に一般常識や学力を検査する公務員試験の受講が必要で、もちろん試験勉強が必要になります。それに加えて面接試験があります。

難易度や募集人数などは時期や市区町村によっても様々ですが、基本的には簡単に就職ができるというものではないです。

将来的に保育以外の仕事をする場合も

公立保育園で働くということは基本的に地方自治体の公務員として働くことになります。

最近では、市区町村が運営する保育園というのは減少傾向にあります。既に存在している保育園も経費を削減するために運営を民間に委託したり、民営化する保育園が増えてきています。

昨今の流れを考えると、どの自治体も限らてた数園だけを公立保育園として残して、残りは民営化を進めています。そのため、今から新卒で公立保育園へ入ったら将来に渡って保育業務に従事できる可能性はかなり低くなると思います。

もちろん、公務員なので働いていた保育園が民営化されたからと言ってクビになることはありません。公務員にリストラはないためです。

ただ、このように公立保育園が少なくなったり、無くなっていった場合に保育士は市区町村の別の業務に従事する可能性があります。私が知っているケースでは、市役所の福祉課の窓口で働くというパターンです。

これは一概にデメリットとは言えません。もし、保育士として働くのが辛いなと思うようになった場合は、別の業務に従事できる選択肢があるということです。

このように私立保育園で働く場合と比較して、将来的に保育以外の仕事をする可能性が高いということは言えるでしょう。

辞めるのがもったいないという気持ちが生まれてしまう

公立保育園での保育士の勤務は公務員だし、安定しているというイメージがあると思いますが、私立保育園で働く場合と同様に人間関係などの問題は存在します。公務員ということもあって利用している保護者の目線も厳しいかもしれません。

私立保育園で働いている場合は、人間関係に悩んだら、他の私立保育園に同程度の待遇で転職することができます。そして、今は保育士不足で転職することは難しくないです。

これは、公立保育園で働いていた場合も同様で、公立保育園から私立保育園に転職することは難しくないです。ただし、公立保育園から私立保育園への転職は大抵の場合は給与待遇が大幅に悪化します。

月給や賞与はもちろん、休暇の日数や退職員の金額などを考えると、相当な待遇ダウンになります。

そうなると、仕事が辛い、辞めたいけど気持ち的に辞められないという状態に陥ってしまうことがあります。そうしてずるずると続けてしまい、適応障害などを発症して休職してしまうというケースも起きやすいです。

辞めたいけど辞めるのがもったいないから辞められないというのは公立保育園に勤務する保育士の悩みの一つかもしれません。

私立保育園で働くメリットやデメリット!

続いて私立保育園で働くメリットやデメリットを紹介します。

給与待遇は低め

私立保育園で働く保育士の給与待遇は低めです。 昨今では、多少改善されてきていますが、まだまだ待遇は低い状態になります。また、国は保育士の賃金を「全産業の女性就労者の平均程度」を目指すとしているので、今後改善が続いたとしてもそれ以上になる見込みはないでしょう。

保育士の給与などのより詳しい情報は以下の記事でも詳細を解説しているのでそちらを参考にしてください。

副業ができる

副業ができるというのが、私立保育園で働く保育士のほとんど唯一で最大のメリットと言えます。

もちろん、勤務する保育園によっては副業を禁止しているというケースもあります。ですが、それはあくまでも就業規則などの話で違反したとしても犯罪というわけではありません。あくまでも保育園の会社と雇用されている保育士間の問題になります。

公務員保育士の場合は、副業をしてしまうと犯罪になってしまいます。それが理由で解雇されてしまうということもあります。

私立保育園で働く保育士にはそのようなしがらみがないので、自由に副業をすることができます。「ちょっと趣味の動画でYouTubeを初めて見る!」なんてことも気軽にできます。

保育士宿舎借り上げ制度が使える

私立保育園で働く保育士は、保育士宿舎借り上げ制度を使える場合があります。この制度は、公務員保育士は利用できません。

保育士宿舎借り上げ制度は、月額8万円程度の賃貸の補助を保育園を通して得ることができるという制度になります。制度の実施有無は市区町村や保育園によって定められているので、すべての私立保育園で働く保育士が利用できるわけではないという点に注意が必要です。

詳しくは以下の記事でも紹介しています。

ただし、これも永久に使えるというわけではないですし、制度が終了する可能性もあります。 国が行っている制度で利用期間が定まられていて、保育士不足が終了すれば制度自体も終わると思われます。

そもそも保育士として定年まで働くつもりは無いという場合は、新卒から保育士宿舎借り上げ制度を使えば、数年間は公務員保育士よりも給与面では有利になります。

でもそれ以降は公務員保育士の昇給額などが上回っていくので生涯年収では、公務員保育士のほうが良くなるでしょう。

保育士として定年までは働きたいという考えの場合で、給料を重視するのであれば、公務員保育士のほうがおすすめです。

公立と私立保育園で働く保育士に仕事内容の違いはある?

公立保育園で働く場合も、私立保育園で働く場合も保育士の仕事内容にそこまで大きな違いは有りません。

各保育園ごとに保育士の役割や仕事内容、保育方針などに違いはあっても、公立だから、私立だからこういう仕事があるということはあまりないです。

唯一挙げるとすると、公立保育園は定員が100名以上と多いケースがあるという点です。私立保育園でも定員が多い大規模な保育園はありますが、定員19名以下の小規模な保育園もあります。

私立保育園から公立保育園へは転職できる?

私立保育園から公立保育園への転職は可能です。ただし、市区町村によっては年齢制限がある場合もあるので注意しましょう。

民間保育士と公務員保育士の生涯年収の差はどれくらい?

  • 公務員保育士の平均生涯年収:約2憶~2.5億円
  • 民間保育士の平均生涯年収:約1.2〜1.5億円

※ 公務員保育士の生涯年収は一般的に言われている公務員の平均生涯年収より
※ 民間保育士の生涯年収は「厚生労働省-令和元年賃金構造基本統計調査」https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2019/index.htmlより、独自に推定

結局、保育士は公立と私立保育園のどちらで働くべき?

私の考えの結論としては、 可能であれば公立保育園で働くのがおすすめ ということになります。

給与や休暇などの待遇面では、公立保育園で働く公務員保育士のほうが格段に良い傾向があるためです。その割に仕事の内容の違いが大きくあるのかというとそこまでは違いがあるわけではありません。

注意点としては「辞めるのがもったいないという気持ちが生まれてしまう」ということと「副業ができない」という点です。

もし、公立保育園に就職を考えている方は、今後就職ができた際は、辞めるのがもったいないと思って自分を追い込み過ぎないようにだけ注意しましょう。

また、何か副業に繋がるようなプランが人生においてある場合は、「副業ができない」という点も意識しておくと良いと思います。