40代50代の保育士は就職・転職できる?未経験・無資格からでも可能?

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こんにちは。さえこ@ブラック脱出済み(プロフィール)です。ブラック幼稚園・保育園を脱出できました(^^)

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現在保育士として働いている方、別業種から保育士への転職を考えている皆様。

  • 40代50代の保育士の方で別の保育園に転職するか悩やんでいる方
  • 40代50代で未経験から保育士になろうと考えている方
こんな疑問や悩みはありませんか?
  • 保育士は40代50代から就職・転職できる?
  • 未経験・無資格からでも就職・転職は可能?

昨今では、年齢に関係なく保育士になることもできるし、既に保育士の方は積極的に転職をすることが可能です。それについて解説します。

この記事の信頼性
私は保育園、幼稚園、認定こども園で勤務した経験があります
過去の同僚に40代50代から就職・転職をした人、未経験・無資格からでも就職・転職をした人がいます
その経験が参考になればと思います

40代50代の転職におけるよくある不安点

保育士という職業に限ったことではないかも知れませんが、40代50代での転職というのは不安がつきものですよね。

  • 子供が大きくなって、再度働き出したいけどうまくできるか不安
  • 新しい環境に適応できるかどうか不安
  • 求人があるかどうかわからない

たしかに全職業の有効求人倍率としては40代以降はがくっと下がってしまうという実情があります。

ですが保育士はちょっと事情が違います。

40代50代の条件別の保育士転職方法

条件別に40代50代の保育士の就職方法・転職方法を紹介します。

40代50代で現役保育士として就業中の方の保育士転職

40代50代でパート、派遣社員、正社員として現役の保育士として働いている方の場合は、昨今の保育士不足の影響で、とても転職しやすい状況になっています。

いままでパートで働いていたけど、子育てが落ち着いたから正社員として働きたい!という方も比較的簡単に正社員になることは可能です。

とくにおすすめなのは、新規オープンする新設保育園の求人になります。新設保育園はゼロから社員を雇用するので多くの保育士を必要とします。

このような新設の保育園では、20代の新卒や経験が浅い保育士ばかり採用してしまうと、保育園の運営に偏りができてしまうため、必ず経験豊富なベテラン保育士が必要になってきます。そういう点でもっとも需要が高いのが40代50代のベテランの保育士の存在になります。

欲を言うと、主任保育士などの役職経験があるとさらに良い条件で転職できると思います。最近では、保育士等キャリアアップ研修なども受講していると良いです。

40代50代のベテラン保育士は、自分の価値を低く考えず、積極的に転職を試みることができると思います。転職時に重要なポイントはしっかりと自分の経験をアピールして、給料に反映してもらうことです。

保育士の転職サイト・エージェントは、担当のコンサルタントがしっかり給料などの条件交渉をしてくれるのでおすすめです。

40代50代で保育士資格有り・未経験の方の保育士転職(潜在保育士)

40代50代で保育士資格は持っているが未経験、もしくは、経験が少ない方の場合でも、保育士不足の影響で比較的容易に保育士へ就業することが可能です。

注意点としては、平成15年11月29日から児童福祉法の改正により保育士の定義が変わり伴って「保育士登録」が必要となっています。

これにより各都道府県に対して「保育士登録」をする必要があります。登録事務処理センターへの保育士登録は申請から保育士証交付まではおよそ2ヶ月程度が必要なので余裕を持って登録しておく必要があります。

もちろん、資格取得見込みとして転職活動と平行して保育士登録を行うことも可能です。就業する自治体によっては、保育士の資格取得見込みの人を正規の保育士とみなして雇うことが可能な場合もあるので、急ぎの場合はそういう制度を利用することも可能です。ちなみに保育士登録には、手数料が4,200円かかります。

保母資格をお持ちの方も同様の手順で「保育士資格への切り替え」と「保育士登録」を行う必要があります。

40代50代で保育士資格は持っているが未経験、もしくは、経験が少ない方が保育士への転職を目指す場合は昔の保育士経験や子育て経験、それ以外にも社会人としての勤務経験をしっかりアピールすることが就業への近道になります。

未経験の方の場合は、まずは保育という仕事全般や子どもに対しての苦手意識というのがないということを面接で伝えられると良いと思います。自身の子育ての経験など、何でも良いので、保育士をあらためてやろうと思った理由を面接で説明できることが望ましいです。

不安であれば、保育士の転職サイト・エージェントを活用すれば、履歴書の添削なども行ってくれるのでしっかり自分をアピールするすことが可能です。

潜在保育士の支援制度がある自治体も

自治体によっては、保育士の資格は持っているが保育士として働くのを辞めてしまった潜在保育士に対しての支援制度も存在します。

たとえば、東京都では「潜在保育士の再就職支援事業」を毎年行っています。週20時間以上保育士として勤務することを条件に再就職に必要な経費等を40万円まで貸し付けてくれます。2年間保育所で勤務した場合には返済が免除されます。

このような潜在保育士の支援制度を行っている自治体が多くあるので、就業を検討している方は各自治体の情報をチェックしてみてくだいさい。

また、自治体(都道府県や市区町村)では潜在保育士の方向けに実習の研修を実施している場合もあります。

ブランクがあって、保育に関する知識は忘れてきてしまっているけど取り戻したいという方は実習を通して、ブランクを埋めることができます。

実習を受けたことを面接でアピールすれば、やる気や熱意も伝わりやすく採用の可能性も高まります。

今は、潜在保育士向けに様々な復帰支援策があるので、とても復帰がしやすい環境にあると思います。

40代50代で保育資格無しの方の保育士への転職

40代50代からでも保育士資格を取得して保育士として保育園に就業することが可能です。保育士資格の受験に年齢制限はありません。

保育士資格は専門学校や大学を卒業することで取得する以外にも、年2回行われる保育士の資格試験に合格することがで取得が可能です。

仕事をしながらでもがんばれば取得できたという方も多いので、就業中や子育て中の40代50代の方でもがんばり次第で取得することができます。
まずは、無資格のパートとして保育園で働き、仕事をしながら保育士資格取得を目指すというパーターンも多いようです。

保育士試験は年2回で費用は12,950円です。これ以外に通信講座などを受講する場合は別で料金がかかってきます。もちろん、独学で対策することも可能です。

保育士試験の受験の前提条件などは上記の記事を参照してみてください。

ハローワークの「職業訓練」を利用できる

受講料は原則無料で保育士養成講座を受講することが可能です。2年間教育訓練を受けることで、修了時には国家資格である「保育士資格」の取得が可能となっています。
条件によっては失業給付を受給しながらの受講も可能です。詳細は住んでいるエリアの管轄のハローワークに確認してみてください。

保育士の仕事に苦い思い出がある潜在保育士の方の就職

一度保育士として働いていたけど、すでに辞めてしまった潜在保育士の方の中には、保育の仕事に苦い思い出がある方もいらっしゃると思います。

就業していた時期、自身が保育士を辞めた理由などにもよりますが、現在は保育士の働き方も改善されている面も多くあります。

現在は、昔よりも保育士の給料が改善されていたり、社会全体としても働き方改革や労務管理なども整ってきている傾向があります。

人間関係の面でも、新設の保育園が増え、保育園の選択肢も増えることで改善の傾向があります。(人間関係が悪いと別の保育園にすぐ転職してしまうため)

少しでも保育の仕事に復帰したいという思いがあるなら、もう一度挑戦してみる価値はあるかなと思います。

【番外編】40代50代で幼稚園教諭の実務経験がある方の保育士への転職

過去に幼稚園教諭として「3 年以上かつ4,320 時間以上」の実務経験がある場合は、特例制度を利用して「保育士資格」の試験受験が免除されます。

幼稚園教諭の免許だけを持っていて、過去に幼稚園の就業経験がある方で、再度、子供と関わる仕事とがしたいと保育士を目指すことが可能です。

特例制度は期間限定で実施されているので、就業を検討している方は早めに対応をしたほうが良いです。

【まとめ】大切なのは自分自身が保育士の適正があるかどうか!40代50代の保育士の転職は全然余裕!!

実際に昨今の保育士不足もあり、40代50代の保育士であっても、転職を繰り返している方が多くいます。

40代50代という枠で記事を書きましたが、重要なのは自分自身がこどもとかかわる仕事に適正があるかどうかです。
自分が子供が好きで子供と関わる仕事をしたい!という思いがあれば年齢問わず、保育士に就業することが可能です。

もし「今の別の仕事が嫌だから」「楽そうだから」(実際まったく楽ではありませんが)という理由で保育の仕事を安易に考えている場合は、20代30代であっても保育士への転職はおすすめできません。

子供と関わる仕事したいならベビーシッターのキッズラインという選択肢もおすすめ!

ベビーシッターのキッズラインであれば、無資格であってもベビーシッターの仕事をすることができます。

自分のペースで仕事をすることができ、時給の設定なども自分でできます。まずは子供と関わる仕事を始めたいという方におすすめです。

40代50代の保育士の転職は転職エージェントへの登録がおすすめ

転職エージェント経由で転職をすれば事前に保育園の内情も知ることが可能です。待遇面も聞いていた話と違うということがあれば入職後でもしっかり対応してくれます。
求人探しの手間もかからない上に、面接のスケジュール調整、給与条件面の交渉も可能です。担当のコンサルタントが過去の経験を保育園にしっかりアピールしてくれるので、面接の通過率も高いです。

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保育士の転職サイトは新卒の方や未経験の保育士の方、資格取得見込みの方でも利用可能です。