学生が保育園でアルバイトする方法と長所・短所を解説!保育関連バイトも紹介!

ページ内に広告が含まれています。

こんにちは。さえこ@ブラック脱出済み(プロフィール)です。ブラック幼稚園・保育園を脱出できました(^^)

私がブラック保育園を脱出するために培ったノウハウを完全無料で公開しています。


保育士を目指している学生の方、もしくはそうではない学生の方でも、子どもが好きで子どもと関わる仕事をしてみたいという方。

こんな疑問や悩み、不満、経験はありませんか?
  • 保育園ってアルバイトの募集はあるの
  • 保育園のアルバイトに学生は応募できる?

保育園は保育士しか働くことができないようなイメージがある方も多いと思います。こんな疑問にお答えするために、今回は学生が保育園でアルバイトする方法と、メリット・デメリットを解説しました。

この記事の信頼性
私は保育園、幼稚園、認定こども園で勤務した経験があります
保育施設でパート保育士として勤務した経験があります
その経験が参考になればと思います

無資格の学生でも保育園で働くことに問題はない

学生であれば、基本的には保育士の資格は持っていないと思いますが、実は、保育園で就業することは可能です。

保育園では園児の人数に対して必要な保育士の人数が決まっていますが、それを上回る形で無資格者を配置することに問題はありません。

例えば、保育士2人が必要 という状況の場合は、保育士2人 + 無資格者1人 という形で保育を行うことは問題ありません。逆に保育士1人 + 無資格者1人 とすることはできません。

なので、このような余剰分の人員で無資格者を雇用する保育園もあります。余分な人員を配置することで、保育士一人ひとりの負担も軽減できるので、保育士にとっても保育園にとってもメリットがあります。

このような仕事は「保育補助」と言われることもあります。

私立保育園では学生バイトの募集はほとんどない

私立保育園で、学生などをアルバイトとして募集している保育園はほとんどありません。

その理由の一つが学生がアルバイトを希望する時間帯と保育園の開園時間が合わないためです。保育園は朝7時くらいから夜19時頃までの開園が基本です。

学生であればまさに授業の最中になるので、飲食店などと違い夜から働くということが、基本的にできないためです。

また、もうひとつの理由は、保育園は学生のアルバイトを大量採用すれば運営を回すことができるという業態ではないためです。

保育園は、他の学生をたくさん雇うアルバイト先とは違い、人件費にかけられる資金がカツカツな上に、園児に対して必要な保育士の人数というのが決まっています。

無資格である学生が働くことができるのは、保育補助としてですが、その場合は、保育士の数としてはカウントができません。あくまでも、必要な保育士の人数を確保した上で、補助として保育補助を雇うことになります。

ただ、どこの保育園もギリギリの人数の保育士で運営されていたり、余剰人員を配置するとしても、多少時給を多く払っても保育士資格を持った人を雇うことが多いです。

そんな状況なので、私立保育園が学生のアルバイトの募集はほとんどないのが実情になっています。

学生でも応募が可能なのは公立保育園の臨時職員(アルバイト・パート)

数少ない保育園のアルバイトの募集で、 学生でも応募が可能なものは公立保育園の臨時職員になります。臨時職員は、アルバイトのことです。

公立保育園は、就業している保育士は基本的に公務員になるので、給与も私立保育園と比べると高い場合が多いです。残業をする場合は残業代もそれなりの金額を支払うことになります。

アルバイトを採用することで保育士の負担が減る(=残業時間が減る)のであれば、その分で市の財政負担を減らすことが可能になります。そういった意味でも、私立保育園よりは、公立保育園の方がアルバイトを雇用するメリットがあります。

特に、可能性が高いのが、夏季の臨時職員になります。保育園は夏季にプールの活動を行うので、通常より負担が多くなります。それをカバーするために、臨時職員としてアルバイトを雇用することがあります。

夏季であれば休暇がある学生の方もいると思います。もし学生の方で、夏季休暇などで時間に余裕があれば、応募するチャンスが出てくると思います。

保育園の学生アルバイトの求人の探し方は?

前述したような保育園の臨時職員の募集等は、公立保育園の運営元である、市区町村から出されることがほとんどです。

そのため、地域の求人誌やタウンワークのようなサイトに掲載されることはほとんどありません。

多くの場合は、市区町村のホームページや広報誌などで募集が行われます。また、公立保育園などの敷地の近くにも募集情報が記載されていることもあるので、気になる方は随時チェックしてみると良いと思います。

これらは、必ず募集があるわけではありませんし、学生ではないもっと時間に余裕がある人から応募があればそちらが優先はされてしまうので狭き門かもしれません。

保育園でのアルバイトの業務内容

保育園でのアルバイトの業務内容は「保育補助」という仕事になります。あくまでも、メインである担任や副担任の保育士の補助を行う作業になります。

おもちゃや制作の準備の手伝いや片付け、掃除などの業務がメインになります。先程の夏季の公立保育園の臨時職員の場合では、プールの設営や片付けなどがメインの作業になると思います。

ただ、多く保育園は人手が足りているとは言えないので、場面場面では実際に子どもの保育を行うこともあるかもしれません。なにかスキルが求められるのであれば、募集時に記載があると思います。

実際の業務内容に関しては、保育園などによっても異なるので、募集内容などをよく確認してから応募することをおすすめします。

学生が保育園でアルバイトするメリット・デメリット

学生が保育園でアルバイトする一番のメリットは、 保育の現場の様子を知ることができるということです。 特にこれから保育園で働こうと考えている保育学生にとっては大きなメリットになると思います。

同じく「保育実習」なども保育の現場の様子を知ることができるチャンスではありますが、逆に言うとそれくらいしか、保育園の実務を知る機会というのは少ないと思います。

特に、資格は取るつもりだけど、まだ他の職種と迷っているという人は、今後の人生の決め手になるかもしれません。

もし、絶対保育士になると決めている方の場合は、保育園でのアルバイト経験があれば、採用の際も多少は有利になるかもしれません。

ただ、これは個人的な見解ではありますが、将来保育士になると考えているのであれば、他の業態のアルバイトを絶対経験したほうが良いとは思います。一度保育士になってしまうとなかなか他の業種は経験できないためです。

デメリットとしては、募集がとても少ない上に、時給も全く高くないという点になります。

その上、シフトも柔軟ではなく、曜日や時間が固定されているということがほとんどなので、どうしても保育園で働いてみたいという学生の方以外はあまりおすすめできないアルバイトになると思います。

保育園でのアルバイトはこんな人におすすめ

ここからは、保育園でのアルバイトはこんな人におすすめというのを紹介します。

子どもが好き

一番は、やはり子どもが好きという方におすすめです。学生のアルバイトに多い、接客や飲食店などが苦手だけど子どもと関わる仕事がしたいという方には特におすすめです。

働きたい自治体(公立保育園)がある

もし将来、保育士として働きたいと思っていて、特に公立保育園の公務員保育士を目指しているという人の場合は、公立保育園の現場を知ることができる貴重な機会になると思います。

公務員保育士は、転職が難しい(私立保育園に転職はできるが、給与が悪くなるので踏み切れない人が多い)ので、事前に雰囲気を知れるのは、人生において有利に働きます。

幼稚園や小学校教諭などの他の職種と迷っている

保育士になるかどうか迷っているという方にもおすすめです。幼稚園や小学校教諭などの他の職種と迷っているという方も多いと思います。

早い段階で保育園の現場を知っておくことで、自分が保育士に抱いていたイメージが良くなったり、悪くなったりと変化が起きると思います。

将来の自分の進路を決める上で、たくさん情報を知っておくことはとても良いことだと思います。

その他の学生ができる保育関連のアルバイトは?

保育園の学生アルバイトの募集はとても少ないので、その他の学生が就業できる可能性のアルバイトを紹介しておきます。

  • 商業施設などの託児所
  • ベビーシッター
  • 小学生を預かる学童保育

商業施設の託児所は、よくショッピングモールなどにあるもので、買い物中のお客さんの子どもを見守る託児所になります。学生でも応募できる可能性があります。

ベビーシッターはキッズラインなどのマッチングサイトがあり、比較的簡単に就業することも可能です。乳児は難しいですが、年長や小学校低学年のシッティングができるかもしれまえん。

学童保育などは、比較的、学生を募集していることも多く、時間帯も午後から夕方にかけてなので、学生も働きやすいかもしれません。

いずれも、たくさん募集があるわけではないので、学生のうちから経験しておきたいという方は、しっかりと情報収集して求人を探すことが大切です。

まとめ:学生が保育園でアルバイトする方法とメリット・デメリット

保育園で学生がアルバイトとして働くことはできなくは無いですが、募集がたくさんあるわけではありません。私立保育園においては学生を対象にした募集はほとんどないというのが実態になります。募集があるのは公立保育園の臨時職員くらいです。

将来的に働きたい自治体(公立保育園)があるという方や、幼稚園や小学校教諭などの他の職種につくか迷っているという方にとっては保育の現場を知ることができる良い機会になると思います。

募集がある可能性がないわけではないので、粘り強く情報を収集して求人を探すことが大切です。