今回は、保育士友達の作り方と職場内外における友達がいることのメリットについて説明します。
職場内外に保育士の友達がいます
その経験が参考になればと思います
保育士は、同じ保育士の仲間や友達はいたほうが良い?
保育園で働く保育士の仕事や人間関係の悩みも多いですが、そんな時に、心のささえになってくれたり、相談相手になってくれるのが、保育士の仲間や友達です。
保育園内の友達であれば、状況を理解しているので、具体的な悩み相談などをすることができます。園外の保育士の友達であれば、また違った視点からのアドバイスなどをもらうことができます。
そういった観点からも、保育士は、同じ保育士の仲間や友達がいることにメリットは多いと言えると思います。
<職場外>保育士に保育士の友達がいるメリット
まずは、職場外に保育士の友達がいるメリットについて紹介します。
いろいろな保育園、保育士に関する情報が入ってくる
職場外に保育士の友達がいるメリットの1つ目は、 いろいろな保育園、保育士に関する情報が入ってくるということです。
- 〇〇保育園の評判
- 保育士が使えるこんな制度がある
というような、様々な保育園や保育士の仕事に関する情報を友達から入手することができます。
特に、保育士の生の情報はなかなかインターネットから得られるものも少なく、友達同士だからこそ言えること、聞けることなどもあると思います。
このような情報は、自分の今後の働き方やキャリアを考えるうえでも、判断材料の一つにすることができます。
例えば、サービス残業や持ち帰りの仕事が当たり前という保育園に勤めていた場合、その保育園以外の情報を知らないと、保育業界ではそれが当たり前だと思ってしまう場合があります。実際には、サービス残業や持ち帰りの仕事がない保育園もありますが、それが当たり前だと思ってしまうと、保育士を辞めるという決断をとってしまう場合もあると思います。
職場外に保育士友達がいれば、サービス残業や持ち帰りの仕事のことを聞いてみて、それが当たり前ではないということがわかれば、保育士を辞めるのではなく、転職をするという決断になるかもしれません。
知識も入手できる
保育士友達からは、保育園、保育士に関する情報だけではなく、保育士として働くうえでのノウハウや知識なども得ることができます。
こういう時はこうしている
というような、かなり具体的な場面でのアドバイスなどを聞いたり相談することができるのも保育士友達のメリットです。
愚痴、悩み相談ができる
保育士の仕事の愚痴や悩みに一番共感できるのは、やっぱり同じ保育士の仕事をしている人です。もちろん、保育士以外の視点を持った人への相談も時には必要ですし、有効にもなりますが、やはり、最も頼りになるのは、保育士の友達です。
業界特有の事情などを理解しているので、話も通じますし、悩みの解決方法などを知っている場合もあります。
友達が働く保育園に就職ができる可能性も
保育士友達がいると、その友達の紹介で友達が働く保育園に就職ができる場合もあります。今は保育士不足なので、保育園も様々な方法で保育士の採用に手を広げていますが、その一つが既存職員からの紹介です。
紹介と言ってもかならず採用が保証されるわけではなく、通常の選考手順が踏まれることがほとんどですが、保育園としても、新たに採用される保育士としても、知っている人物からの紹介というのは、一定の安心感があります。
もちろん、友達からその保育園の内情はあれこれ聞くことができますし、働いてからも色々聞いたり相談することが気軽にできるというメリットがあります。
職場内に保育士の友達がいるメリット
ここからは同じ職場内に保育士の友達がいるメリットについて紹介します。
安心感、心強い
職場内に保育士の友達がいるということは、安心感や心強さの面で大きなメリットがあります。職場内に自分の味方がいるという安心感はとても心強いものになります。なにか困ったことがあったとしても聞きやすいですし、ささいなことでも確認し合うことができます。
もちろん、友達がいることで職場内での孤立を防ぐことができ、全体としてよりよい人間関係を構築することができる可能性も高くなります。
助け合える
職場内で困った時に、助け合えるのも友達が一緒に働いているメリットです。友達じゃなくても、職場内において助け合いは必要ですが、同じ職場内の同僚に助けてもらうということは、少なからず迷惑をかけてしまうという気持ちが生まれてしまうこともあると思います。
助ける方も助けてもらう方としても、気持ち的に負担がかからないという点でメリットがあります。
愚痴、悩み相談ができる
職場内に保育士の友達がいる場合、様々な職場内での不満などを愚痴ったり、悩みの相談をしあうことができるメリットがあります。お互いの状況を理解している人同士なので、より深い話をすることができます。それによってストレスが軽減されたり、悩みの解決につながることもあります。
保育士友達がいることにデメリットはある?
職場内外に限らず、保育士に保育士友達がいるということにデメリットはあるのでしょうか。結論としては、デメリットはほとんどないと言えます。もちろん、友達がいることによって、例えば、友達に裏切られた時、友達を失ってしまったという時はショックが大きくなるというようなことはありますが、それ以外に大きなデメリットはないでしょう。
保育士仲間、友達の作り方とコツ
ここからは保育士仲間や保育士の友達を作る方法について紹介します。
保育士として働いていると職場の関係以外で、保育士の方と新たに出会うということは結構難しいです。保育士として出会うのは、職場の人を除いたら、せいぜい研修で出会う人や地域の保育士会などで出会う場合です。それ以外は、本当にたまたま知り合った人が保育士だっという時くらいしか、保育士仲間をつくるという機会はありません。
学生時代の友達を大事にする
1つ目の方法が学生時代の友達を大事にするということです。保育士の資格を取ったという方のなかには、大学や専門学校等の養成学校に通われていた方も多いと思います。
そのなかには当然、保育士として働いているという人もいると思います。この時の友達は利害関係も少なく、保育園で保育士として働いてからできる友達より、より親密な関係を築くことができると思います。
ライフステージが変わり、住む場所なども変わると、学生時代の友達と疎遠になってしまうことも少なくないと思いますが、この時の友人関係を保っておくと、より多くの保育士仲間、友達を維持できます。
転職の際に同僚との関係性を継続する
もし、これから転職を考えているという方やすでに転職をしたという方は、以前の職場での同僚との関係性を継続できると良いです。もちろん、退職の仕方や人間関係によっては継続が難しいこともあると思いますが、ここで関係性を維持しておかないと、新たな保育士仲間を作るというのはなかなか難しいです。
Instagram等のSNSで繋がっておく
友達の関係性を継続するには、Instagram等のSNSで繋がっておくということも非常に有効です。LINE等では気軽に連絡ができないくらいの関係性の場合でも、Instagram等のSNSでは、結構気軽にやりとりができるということが多いと思います。
Instagram等のSNSで少しでもやり取りをしていると、友達としての関係性が疎遠になりにくく、継続することができます。
まめに連絡を取る
例えば、自分が転職、引っ越し、結婚や出産などライフスタイルに大きな変化があった際などに連絡をいれたり、逆に相手にそのような変化があった場合に、お祝いなどの連絡をいれるということも、友達としての関係性が疎遠にしないために有効です。
特に学生時代の友達などは、住んでいる地域なども大きく変わってしまって、なかなか直接会うのも難しいことが多いともうので、まめに連絡を取ることで、お互いの距離を遠ざけない工夫が必要です。
仲間・友達は楽しいが前提
ここまで保育士仲間・友達のメリットや作り方について紹介しました。
安心感や情報を得られるというようなことをメリットとして書きましたが、それは、保育士仲間・友達をつくること副次的なメリットになります。
あくまでも一緒に話していて、関わっていて、楽しいということが大前提となります。無理して関わりたくない人と友達の関係を構築したり、続けなくてはいけないというわけではありません。
まとめ:保育士仲間はいた方が良い。保育士友達の作り方と職場内外における友達がいることのメリット
今回は、保育士友達の作り方と職場内外における友達がいることのメリットについて説明しました。
保育園で働く保育士の仕事や人間関係の悩みや職場での不満なども少なくないので、同じ保育士の仲間や友達がいると良い相談相手となります。また、職場内に閉じられた環境では得ることができない情報や知識などを得られる場合もあります。
実際のところ、保育士として働いていると職場の関係以外で、保育士の方と新たに出会うということは結構難しいので、保育士友達を作るという場合は、
- 学生時代の友達を大事にする
- 転職の際に同僚との関係性を継続する
ということが、保育士仲間や友達を作る一番良い方法になります。もちろん、友達は一緒に話していて、関わっていて、楽しいということが大前提なので、無理して関わりたくない人と友達の関係を構築したり、続けなくてはいけないというわけではありません。