保育園で働く保育士の皆様。
職場内に、暗黙の変な謎ルールがあったりしませんか?
- 新人は三十分早く出勤する
- 妊娠、出産は順番でさせる
- 有給の使用は許可制
- 退職の順番待ち
このような暗黙の変な謎ルールは保育士が働く上で絶対に守らなくてはいけないものなのでしょうか?今回は、保育園の暗黙の変な謎ルールについて、よくある例や働く保育士は守る必要があるのかという点を紹介します。
勤務している職場に、暗黙の変な謎ルールが存在していた経験があります
その経験が参考になればと思います
保育園の暗黙の変な謎ルールとは?
保育園に限ったことではないですが、会社組織で仕事をする上で、組織内に暗黙のルールが出来上がってしまうことは多いと思います。
まず、保育園における暗黙ではないルールについて紹介します。もちろん、会社にはきちんとしたルールがあって、従業員が守るべきものもあります。
- 法律で決まっているもの
- 就業規則で定められているもの
- 文書やマニュアル化されているもの
これらのルールは暗黙ではなく、雇用されている保育士が守るべきルールになります。ただし、就業規則やマニュアルなどで定められていたとしても、法律の基準に違反したり、モラルや倫理上ふさわしくないものは、当然認められるものではありません。
また、保育園の暗黙のルールのなかには、
「この道具はここにしまう」「早番の人が〇〇作業を行う」
というような、特に文書化されていないルールなどがあると思います。もちろん、文書化されていて、全員に周知されているのが望ましいですが、なかなかすべてを文書化するのは難しいでしょう。このような保育園の業務を効率化するためのルールなどは、保育士が守ることで業務が効率化されます。
一方で、保育園の変な暗黙のルールがあることも少なくないです。変な暗黙のルールは、
- 労働関係の法律等を無視して設定されたもの
- モラルや倫理上ふさわしくない
ようなものになります、
保育園の職場で生まれる変な暗黙のルールは、園長や理事長等が、園の慣習や慣例として口頭等で生み出して引き継がれているものもあれば、従業員同士がそのような偉い人に対して、気を使って、忖度する形で生まれていることがあります。
なんとなく保育園の組織全体として守らないといけないという空気感が出来上がっているものになります。それらの変な暗黙ルールを守らないと、同僚や先輩から注意を受けたり、職場内での人間関係が悪化していしまう原因にもなります。
よくある保育園の暗黙の変な謎ルールの例
ここからは、保育園のよくある暗黙の変な謎ルールの例について紹介します。
- 園で使う製作材料や絵本は保育士が自腹で用意する
- 新人は三十分早く出勤する
- 遅刻や欠勤をしたら罰金になる
- 就業時間内に終わらなかった仕事は家で終わらせる
- 残業代が出せないのでサービス残業になる
- 休暇取得の後は、お礼と菓子折りを用意する
- 妊娠は順番制、許可制
- 退職は年度末しかできない
- 退職に園長の許可が必要
- 髪型、服装などの制限がある
もちろん、なかには、法律などを踏まえても良し悪しの判断が難しいものや個人の考え方によっても分かれるものもあるので、難しい部分もあります。特に、モラルや道徳に関しては、正解がひとつあるものではないので、余計に難しいです。
暗黙の変な謎ルールを働く保育士は守る必要はある?
職場に、暗黙の変な謎ルールがあるという保育士の方もいらっしゃると思いますが、気になるのが守る必要があるのかということだと思います。
基本的には、保育園が明確に定めているルール以外のものは、守る必要はありません。
明確に定めているものとは、就業規則で定められているものや文書やマニュアル化されているものなどになります。これらのルールは保育園の業務を効率化するという意味でも守るべきですが、そうでないものは、守る必要はありません。「法律等を無視して設定されたもの」や「モラルや倫理上ふさわしくない」ものであれば、なおさらです。
ただし、暗黙のルールのなかには「保育士はこうあるべき!」というような人によって解釈が曖昧なものもあるので、判断が難しい場合もあります。迷った場合は、園長等の責任者にそのルールは本当に守らなくてはいけないのか、なんのためにそのルールがあるのかということを、あらためて確認してみると良いでしょう。 確認した結果、自分が納得できるものや、保育園組織として必要なものであると判断できなければ、守る必要は無いでしょう。
どうしても保育園の暗黙の変な謎ルールに耐えられない場合の対処法とは?
前項で、基本的には、保育園が明確に定めているルール以外のものは、守る必要はないと書きました。
ただ厄介なのは、 変な謎ルールでも「守らなくてはいけないもの」と信じ込んでしまっている人が先輩、上司、同僚にいる場合が多い ということです。だからこそ、そのような暗黙の変な謎ルールが引き継がれてしまっているとも言えます。
結局、そのような職場の雰囲気が出来上がってしまっている、と「守らなくて良いものは守らない!」と自分だけが守らないということをしても、結局、同僚や先輩から注意を受けたり、職場内での人間関係が悪化していしまう原因になってしまいます。
ここからは、どうしても保育園の暗黙の変な謎ルールに耐えられない場合の対処法について紹介します。
味方を見つける
最初の対処法は「味方を見つける」ということです。同僚のなかには、声に出さなくても「このルールおかしいな」と感じている人もいると思うので、味方につけて暗黙の変な謎ルールを守らない人を増やしていくということです。
特に保育園は、そこまで人数の多い職場ではないので、多数の人が暗黙の変な謎ルールに従わなくなれば自然とそのルールは消滅していきます。
また、もし自分が園内である程度上の立場であるなら、このような暗黙の変な謎ルールはなるべく守らないようにしていくということも大切です。やはり、上司や先輩が守っているのに後輩は守らないということはとても難しいためです。無意識に新人等に押し付けてしまっているルールなどもあるかもしれませんが、新人や後輩が働きやすい職場になって、保育士が定着するようになれば、自分にとってもメリットは大きいです。回り回って自分自身の負担が減るためです。
転職をする
続いての対処法は「転職する」ということになります。暗黙の変な謎ルールは、園長や理事長等が、園の慣習や慣例として口頭等で生み出して引き継がれているものもあれば、従業員同士がそのような偉い人に対して、気を使って生まれているので、 自分ひとりで全ての変えて行くというのは、非常に難しい です。前項に挙げた職場内で味方を見つけて抵抗をすることができなければ、結局、同僚や先輩から注意を受けたり、職場内での人間関係が悪化していしまうことになります。
特に、持ち帰りの仕事やサービス残業を強制されている、妊娠の許可を得ないといけないというような、明らかな法律に違反するような暗黙の変な謎ルールやモラルに反するようなルールがある場合は、それに従い続けて働き続けるというのは、心身にとっても金銭的にも損失が多いので、なるべく早くよりよい保育園に転職するというのが得策になります。
まとめ:保育園の暗黙の変な謎ルールとは?働く保育士は守る必要はある?
今回は、保育園の暗黙の変な謎ルールについて、よくある例や働く保育士は守る必要があるのかという点を紹介しました。
- 園で使う製作材料や絵本は保育士が自腹で用意する
- 新人は三十分早く出勤する
- 遅刻や欠勤をしたら罰金になる
- 就業時間内に終わらなかった仕事は家で終わらせる
- 残業代が出せないのでサービス残業になる
- 休暇取得の後は、お礼と菓子折りを用意する
- 妊娠は順番制、許可制
- 退職は年度末しかできない
- 退職に園長の許可が必要
- 髪型、服装などの制限がある
基本的には、保育園が明確に定めているルール以外のものは、守る必要はありません。もし暗黙のルールを守るべきか迷った場合は、園長等の責任者にそのルールは本当に守らなくてはいけないのか、なんのためにそのルールがあるのかということを、あらためて確認してみると良いでしょう。
もしどうしても保育園の暗黙の変な謎ルールに耐えられない場合の対処法は 味方を見つけて暗黙の変な謎ルールを守らない人を増やしていくというのが良いです。それでも、どうしても対処が難しいようであれば、最終的には転職するのが懸命になります。