これから就職や転職を考える保育士の皆様。
今回は、保育士の面接や選考でたまにある小論文とは一体どのようなものなのか、対策や例を紹介します。
小論文の選考がある園の面接を受けたことがあります
その経験が参考になればと思います
保育士の面接や選考でたまにある小論文とは?
保育士の採用選考でも、「小論文」の課題はたまに見かけます。小論文は、出されたお題に沿って、自分の考え方を記述する採用選考の試験内容になります。それだけで、合否を判断する場合もあれば、面接の際の話のネタとして使われることもあります。
保育園が選考で小論文を課す目的
保育園が選考で小論文を課す目的について説明します。
人物像を判断するため
面接の会話のなかでは、その人の人物像や人柄を深く把握するというのは難しいです。どうしても、一言二言のやりとりが多くなりますし、
安易な応募を防ぐため
選考に、小論文があるから、面倒くさそうだから応募は辞めておこうという人も一定数います。その保育園の志望度が低いと、わざわざ大変そうな選考を受けないという保育士の方も多いです。
保育園としても、志望度が低くて、仮に採用内定を出しても就職してくれないという人は、なるべく選考は受けてもらいたくないという思いがあります。見学や面接をする時間ももちろん、採用のコストがかかります。
選考において、一見、面倒くさそうな課題を課すことで、志望度が高い人にのみ面接に来てもらおうという狙いがある場合もあります。
保育士の面接や選考での小論文のお題の例
保育士の面接や選考での小論文のお題の例について紹介します。
- どのような保育士になりたいですか
- 子どもが困っている場合はどのように接しますか
- なぜ保育士を目指しましたか
また、保育とは直接関係のないテーマの小論文が課させる場合もあります。
- あなたの夢を教えて下さい
- 10年後はどのような人物になっていたいですか
- 自分が今まで最も努力してきたことを教えてください
- これまでで最も辛かった経験は何ですか
これらはあくまでも例ですが、基本的には、似たようなお題が多いです。
文字数に関しては、指定されることもあれば、紙の枚数を指定されるという場合もあります。
保育士の面接や選考の2つの小論文のパターン
保育士の面接や選考において小論文のパターンが大きく2つあります。
事前課題として課される
保育士の面接や選考で課される小論文で一番よくあるパターンが、事前課題として課されるというものです。面接に行く前に、保育園側から課題として小論文の内容を知らされて、その内容を自分で事前に用紙に書いてきて、面接の日に提出するという内容になります。
事前課題として出される場合は、ある程度、時間に余裕があるので、じっくりと考えて記入することが出来ます。
当日に記入する
保育士の面接や選考では、あまり見かけないパターンですが、一部、選考当日に小論文の課題があるということを知らされるというパターンです。この場合は、その場で即興で考えた内容を書かなくてはいけません。
ただし、どちらの場合でも、他に同じ保育園の面接を受ける保育士も同じ条件での小論文の課題になるので、あまり、難しく考える必要はないでしょう。
保育士の面接や選考での小論文の対策
最後に保育士の面接や選考での小論文の対策方法について説明します。
普通で良い
保育士の採用選考においては100人の中のから1人に選ばれる必要があるというような選考はほとんどありません。昨今は、特に保育士不足なので、多くても数人のなかから一人が採用されるというような、選考が多いです。保育園の状況によっては、逆に、一人の保育士を採用するために複数の保育士に内定を出さなければいけないなんて場合もあります。
そのため、選考における、小論文の課題と言っても、
当たり障りのない内容
で良く、
特異さ出したり、奇をてらう必要はない
です。
保育園側としても、よっぽどおかしい人や変な思想を持っている人を落とすというような意味合い強いので、本当に当たり障りのない普通な内容で問題ありません。
丁寧な字を意識する
先程も書いたように、内容よりも丁寧な字のほうが重要とも言えます。保育園での保育士の仕事は、手書きで字を書く場面も多く、字の丁寧さというのは、働き始めてからも仕事の質を大きく左右する部分になります。また、字が丁寧に書かれていたら、内容もよく見えてしまうフシもあります。前項でも書きましたが、あくまでも、保育園側としても、よっぽどおかしい人や変な思想を持っている人を落とすというような意味合い強いので、あまり、内容を深く見るということはありません。
また、丁寧な字と言っても、達筆である必要はなく、やっつけではなく、きちんと心を込めて書いたのだろうなということが読みてに伝われば問題ありません。
誤字脱字のチェックをする
小論文の内容よりも減点対象になりかねないのが、誤字脱字についてです。あまりに誤字脱字が多いと、適当に書いたのではないか、あまり、本気で面接に望むきが無いのではないかと思われる原因になってしまいます。また、働きだしてからも、ミスが多い人物だと思われかねないです。
小論文は書き終わったら、誤字脱字をチェックするようにしましょう。
子ども目線で書く
本当に当たり障りのない普通な内容で問題ないと書きましたが、それでは、なかなか筆が進まない方も多いと思います。そういった場合に、筆を進める工夫としては、「子ども目線で書く」というものです。
保育所保育指針にかかれているように、保育所の役割が「子どもの最善の利益」であるように、子どもの目線になって、子どもの最善の利益につながるような内容をイメージすると、筆が進みやすくなるでしょう。また、選考という観点でも、良い結果を導くことができると思います。
まとめ:保育士の面接や選考でたまにある小論文とは?対策や例を紹介。
今回は、保育士の面接や選考でたまにある小論文とは一体どのようなものなのか、対策や例を紹介しました。
小論文は、出されたお題に沿って、自分の考え方を記述する採用選考の試験内容になります。
保育士の小論文の対策内容は以下になります。
- 普通で良い
- 丁寧な字を意識する
- 誤字脱字のチェックをする
- 子ども目線で書く
保育園側としても、よっぽどおかしい人や変な思想を持っている人を落とすというような意味合い強いので、本当に当たり障りのない普通な内容で問題ありません。