これから就職や転職を考えている保育士の方。保育園で働く保育士の仕事に疲れてしまった方。
今回は、珍しい建築・設計事務所、工務店、ハウスメーカーなどの保育士の仕事について紹介します。
その経験が参考になればと思います
こんなところにも保育士の仕事がある
保育士が仕事できるのは、保育や児童福祉関連の施設だけではありません。実は、保育施設を運営する以外の様々な会社でも保育士の仕事が存在します。
このような仕事として以前紹介したのは、美容室での保育士の仕事になります。美容室では、数が多いわけではありませんが、髪を切っているお客様のお子さんを預かるために保育士が常駐している場合があります。
このケースと似たような形で、建築・設計事務所、工務店、ハウスメーカーにおいても、保育士が常駐していて、お客様のお子さんの保育を行っている会社があります。
建築・設計事務所、工務店、ハウスメーカーとは?
家を設計して建てるという会社は、建築・設計事務所、工務店、ハウスメーカーというように様々な呼ばれ方があります。厳密には、それぞれが微妙に役割や立場は異なりますが、今回は、細かい部分については紹介しません。ただ、共通していることは、家を設計して建てるという部分になります。
建築・設計事務所、工務店、ハウスメーカーは、家を建てたいお客様の規模や要望をヒアリングして、図面等の設計に落とし込み、実際にその家を建築します。
建築・設計事務所、工務店の保育士の仕事とは?
実は、この建築・設計事務所、工務店、ハウスメーカー等にも、稀に保育士が仕事をしていることがあります。
建築・設計事務所、工務店、ハウスメーカーは、家を建てたいお客様と、たくさんの数の打ち合わせを行います。どのような間取りにするか、壁や床の素材から、家具の配置、駐車場の配置など、様々な内容をの打ち合わせです。一生に一度の高い買い物なので、お客様との打ち合わせの回数も長時間、かつ、回数も多くなります。
そして、新たに土地を探したい、新築の住宅を建てたい、というお客様は、20〜30代の子育て世代の方も多いです。お子さんが生まれて、今の賃貸が手狭になってきたところで、家を建てたいという人が多いためです。
このような、子育て世代のお客様と建築・設計事務所、工務店、ハウスメーカーの打ち合わせで、お子さんの保育を行うのが、建築・設計事務所、工務店の保育士の仕事になります。
先程も書いたように、家は一生に一度の高い買い物です。お子さんを見守りながらの打ち合わせだと、効率も悪くなってしまいますし、気が散ってしまって聞き間違い・言い間違いなどのトラブルにもなります。そうならないために、いくつかの建築・設計事務所、工務店、ハウスメーカーでは、保育士を常駐させて、安心して打ち合わせができるようにしています。
建築・設計事務所、工務店の保育士の給与待遇は?
建築・設計事務所、工務店の保育士の給与待遇は、会社によって本当にまちまちです。保育園の保育士のように、国の補助金があり、おおよその相場が決まっているというわけではないので、様々な待遇であることが多いです。
パートであれば、地域のパート保育士の時給水準程度の時給であったり、正社員であれな、それぞれの会社の事務スタッフと同水準程度になるでしょう。ただし、基本的には、保育園で働く保育士と比較した場合よりは、低水準になる傾向があると思います。
建築・設計事務所、工務店の保育士の仕事内容は?
建築・設計事務所、工務店の保育士の仕事内容は、基本的には、お客様が打ち合わせをしている間に、お子さんを安全に保育するということになります。
会社によっては、お子さんがいない時間帯は、その他の事務作業等に従事する場合もあります。保育士でありながら、建築・設計事務所、工務店、ハウスメーカーの仕事に携わることができるというのも大きな魅力になると思います。
雇用形態は?
雇用形態は、保育士を雇用している建築・設計事務所、工務店、ハウスメーカーによって様々で、パートというような形で時間帯を限定して働く場合もあれば、正社員として雇用される場合もあります。業務委託のような形で、お子さんがお客様の来訪が予定されている時間だけに、依頼を受けて仕事をするという場合もあります。
この部分は、給与待遇と合わせて、様々なので、希望に合致する求人を探して応募する必要があります。
建築・設計事務所、工務店の保育士の募集はどうやって探す?
まず前提として、建築・設計事務所、工務店、ハウスメーカーで勤務する保育士の仕事の絶対数は、あまり多くありません。専任の保育士スタッフを常駐させている会社の数が少ないためです。
そのため、まずは、専任の保育士スタッフを常駐させている建築・設計事務所、工務店、ハウスメーカー自体を探す必要があります。そして、基本的には一つの事務所・営業所で1人程度しか保育士は必要がないため、仮に、専任の保育士スタッフを常駐させている会社が見つかったとしても、募集をしている可能性は少ないです。
こればっかりは、運やタイミングの部分もあるので、本当に興味があるという方は、根気強く探すのが良いでしょう。
まとめ:建築・設計事務所、工務店、こんなところにも保育士の仕事があるかも
今回は、珍しい建築・設計事務所、工務店、ハウスメーカーなどの保育士の仕事について紹介しました。
子育て世代のお客様と建築・設計事務所、工務店、ハウスメーカーの打ち合わせで、お子さんの保育を行うのが、建築・設計事務所、工務店の保育士の仕事になります。専任の保育士を常駐させている会社は、多くはないので、かなり珍しい保育士の仕事になります。
保育士でありながら、建築・設計事務所、工務店、ハウスメーカーの仕事に携わることができるというのも大きな魅力になると思います。
建築・設計事務所、工務店の保育士の募集に関しては、運やタイミングの部分もあるので、本当に興味があるという方は、根気強く探すのが良いでしょう。