保育園の保育士の退職の挨拶。同僚、園児、保護者への挨拶方法や菓子配り事情について。

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こんな疑問や悩み、不満、経験はありませんか?
  • 保育園の保育士の退職の挨拶はどうすれば良い?
  • 同僚、園児、保護者への挨拶方法が知りたい
  • 退職の際にお菓子は配ったほうが良い?
  • 退職をすると同僚との関係はどうなってしまう?
  • 仲が良い同僚とは、退職後も関係性を維持したい
  • 同僚が退職するけど退職祝いをどうしたらよいかわからない
  • 色紙(寄せ書き)をプレゼントすべき
  • 送別会は開くべき?
  • 誰が幹事をするべき?

今回は、保育園の保育士の退職の挨拶に関してh、同僚、園児、保護者への挨拶方法や菓子配り事情、保育士が退職をすると同僚との関係はどうなってしまうのか、元同僚と良好な関係でいたい場合の保育士の退職方法や対処法、退職する同僚の保育士への退職祝い、色紙(寄せ書き)、送別会は必要なのか、について解説します。

この記事の信頼性
私は保育園、幼稚園、認定こども園で勤務した経験があります
複数回の退職、転職経験があります
その経験が参考になればと思います

保育士は退職の挨拶は必要?

保育園で働く保育士が退職の際に悩んでしまうのは、挨拶をすべきなのか、するとしてもどのような内容の挨拶をすればよいのかということだと思います。

保育士のは退職の挨拶が必要かどうかという結論としては、働いている保育園の慣習に従うというのが一番無難だと思います。過去に退職をした人がいるという場合は、その時退職した人の挨拶などを参考にするのが良いと思います。

自分が就業している間に退職した人がおらず、参考にできる人がいないという場合は、以下の内容を参考に職場の人間関係などをもとに判断してみてください。

同僚への挨拶は必要?

一般的にも、退職の際は挨拶をするということが常識となっているため、同僚への挨拶はしておくべきだと思います。同僚に、お世話になったという気持ちを示して退職するということは、自分の気持ちに区切りをつけて、良い気持ちで新たな場所へと旅立つことができます。

退職後、同僚と関係性が続くということはあまりないことが多ですが、良好な関係を続けたという場合は、特にきちんとした挨拶をして退職をするのが良いでしょう。

園児へのお別れは必要?

少なくとも担任しているクラスの子たちには、今日でさようならだよということを伝えると良いと思います。そのクラスの状況や園児の年齢などにもよりますが、急に担任が変わってしまうと、不安になってしまう子もいると思います。引き継ぎという意味でも、できれば次の担任になる方がスムーズに保育に入れるような形で退職をしていくというのが良いと思います。

もちろん、引き継ぎに関しては、保育園側の指示や意向などもあると思うので、基本的にはそれに従えばよいでしょう。自分が退職した後のことは、残っている職員が考えるべきです。

保護者への挨拶は必要?

保護者の方への退職の挨拶は、もちろん、保護者との関係性にもよりますが、個人的には無理にしなくても良いかなと思っています。 保護者の方に退職の挨拶をするという場合もかしこまった挨拶をする必要はなく、送り迎えの際に雑談感覚で「今日で退職なんです。お世話になりました」と伝えれば良いと思います。

保育園の翌年度の人事発表などで、退職するだろうということが推測できてしまう場合もあるので、その点は考慮に入れておくと良いと思います。

退職の挨拶が不要であったり、するべきでない場合もある

保育園を退職するにあたって、あまり良い辞め方にならない場合もあると思います。自分自身が保育園に迷惑をかけてしまっていたり、反対に、保育園への不満などが積もり積もって退職に繋がってしまったりなどです。カップルでいうところの喧嘩別れのような退職になってしまう場合もあると思います。

状況によっては、もう顔も見たくないという保育園の関係者の人もいるかも知れません。そのような人に対して、無理して退職の挨拶をきちんとする必要はないと、私は思います。 そのような状況で、退職の時だけきちんと挨拶をしても意味がないためです。挨拶したらしたらで、文句や悪口を言われたり、お互いに良い気持ちにならない場合が多いと思います。手続き等だけはきちんと行い、気づいたら退職していたというような形が良いかもしれません。

既に保育園の人たちと、このような関係性になってしまっている場合は、本当にお世話になった人や仲が良かったという人にだけ挨拶をすれば問題ないでしょう。

保育園の保育士の退職の挨拶はどのように行うべきか

ここからは、保育園で働く保育士が退職をする際に挨拶はどのように行うべきかということを紹介します。

退職の挨拶の場が用意されている場合も

まず注意しておくべきことは、保育士が保育園を退職する際は、最終出勤日等に園児や同僚への挨拶の場が保育園によって用意されている場合もあります。園児や先生が集まって、退職の報告などをするという場になります。最終出勤日にそのような場が用意される場合もあるので、ある程度、話すことなどは想定しておくとよいでしょう。

朝会などで全体に挨拶する

保育園での仕事において、朝会等の保育士が多く集まる時間があるのであれば、一つの保育園ぐらいの規模になると、退職をするということを知らない人はいないと思うので、その場でひとこと退職の挨拶をするのが良いと思います。その場にいなかった人には個別に挨拶をすると良いです。

個別に挨拶回りする

朝会や全体での退職の挨拶の場などがないという場合は、個別に挨拶回りをすることになると思います。基本的には、保育園は開いている時間になるので、仕事をしながらあいさつ回りをするということになると思います。うまく、空いている時間などを見つけて、個別に挨拶しにいくと良いです。シフト制の勤務だと思うので、それぞれの退勤時間が異なると思うので、挨拶しそびれてしまうということのないようにしましょう。

同僚の出勤シフトに注意する

同僚全員に対して、退職の挨拶をしたいという場合は、同僚の出勤シフトにも注意しておくべきです。保育士の場合は、シフト制の勤務になるため、自分の最終出勤日に出勤しないという人もいる場合があります。その場合は、事前にシフトを調べておいて、あらかじめ挨拶を済ませておくというのが良いです。最終出勤日を過ぎてしまうと、再度会うタイミングがなくなってしまって挨拶ができないままの退職になってしまうことになります。

保護者の方へは随時退職の報告をする

保護者の方は、保育園の翌年度の人事発表などで、退職するだろうということがわかっている場合もあります。そのため、随時、保護者の方と退職に関することが話題になる可能性があります。もし、話題になって場合は、お世話になりましたと伝えると良いと思います。

もちろん、それぞれの保護者の方との関係性にもよると思うので、必要だと思う人に対して退職の報告をしていけば良いでしょう。

個人的に仲が良い、お世話になったという人がいる場合

ここまでは、あくまでも保育園の関係者に対しての共通の退職の挨拶の方法について紹介しました。なかには個人的に仲が良い、お世話になったという人が同僚等にいる場合もあると思います。その場合は、退職時の挨拶とは別に、きちんとしたお礼などをしたいという場合もあると思います。

保育士が退職の際に言ってはいけない、やってはいけないこと

保育士が退職の際に言ってはいけない、やってはいけないことは「保育園にとってネガティブなことを言う」ということです。

退職をするということは、円満な退職だけではなく、保育園に不満があって辞めるという場合もあると思います。ですが、最後の退職のあいさつの際は、聞かれたとしても、そのようなネガティブな話は抑えたほうが良いです。そのほうが、自分自身も気持ちよく退職ができます。

退職の挨拶にネガティブなこと言うくらいであれば、挨拶はしないほうが良いと言えるでしょう。

保育士の退職の際は、菓子折り、お菓子配りは必要?

最後に、保育士の退職の際は、菓子折り、お菓子配りは必要なのかということについて解説します。

結論から言うと、菓子折りを用意する、お菓子配りをするかどうか迷うぐらいであれば、退職の際に同僚に配るお菓子を用意しておいたほうが、自分としても楽になると思います。もちろん、ただ、退職の挨拶をするというだけでも問題ありませんが、渡せるお菓子があると、なんとなく挨拶がスムーズになります。もらって嫌な気持ちになるという人もいないので、用意しておくのに越したことはないでしょう。

また、保護者の方に関しては、退職に際してお菓子等を配る必要はありません。よほど個人的に仲が良いという人がいれば、話は別ですが、あくまでも保育園の職員として、保護者の方全員に対して退職の際にお菓子を送るという必要はないでしょう。

保育士が退職する際に気になることの一つは同僚との関係性

これから退職、そして、転職をするかどうか悩んでいるという保育士の方が、退職に際して気になることの一つは、同僚との関係性に関してだと思います。

不満がある保育園で働いていて、転職をしたいと考えている保育士の方でも、保育園に不満はあっても、同僚に何も不満はないという方もいらっしゃると思います。保育園がブラックであれば、あるほど、自分が退職すると、仲が良い同僚にも迷惑がかかってしまうという懸念があり、なかなか退職に踏み切れないという方も多いと思います。

保育士が退職をすると同僚とは疎遠になる

保育士に限ったことではありませんが、雇用されている会社等を退職した場合は、たいていの場合、同僚との関係は疎遠になります。

その保育園で働いている間は、どんなに仲が良かったとしても、疎遠になってしまうことが多いです。それは、退職をすると共通の話題がなくなるためです。同じ職場で働いていれば、保育園のこと、園児のこと、他の同僚のこと、など良い話、噂話、愚痴などであっても、共通する話題には事欠きません。誰かの噂話や愚痴を言うことで成立している関係という場合もあると思います。

保育士が保育園を退職してしまうと、その共通の話題が無くなってしまうので、疎遠になってしまうことが多いです。また、単純に日々の仕事で顔を合わせるということがなくなると、お互いに相手の状況が分からなくなるため、気を使ってしまったり、わざわざ予定を合わせて会うという機会が少なくなってしまいます。

どんなに仲が良い関係でも疎遠になってしまうので、たいして仲が良くない同僚であれば、退職後はまったく連絡を取る機会もなくなりますし、下手をすれば、もう二度と会うことはないということになるでしょう。

同僚との退職後の関係は退職の仕方にもよる

とは言っても、退職後の元同僚との関係は退職の仕方によっても変わってきます。

一般的に言われる円満退職というような形での退職であれば、良好な関係を維持できるかもしれませんし、逃げるような退職の仕方をした場合は、関係性も悪化してしまうことになります。

特に、保育園で働く保育士の場合は、年度末以外のタイミングで急な退職をしてしまうというと、人員の補充が間に合わず、他の保育士の負担が一時的に増えてしまうということが起きます。担任クラスの調整や行事担当などの調整も必要です。そうなると、退職した保育士を逆恨みしてしまうということも起きます。

保育士に限らず、会社等に雇用されている職員が退職するということは想定して対処すべき事なので、退職したことによって生じる一時的な業務負荷の増加などの責任は保育園にあるはずですが、どうしても退職した人間に矛先が向いてしまうということがあります。

特に、退職した後は、弁解の機会などもないので、園長が腹いせに悪口などを言いふらすということもあります。

なので、もともとどんなに仲が良かったり、信頼している関係性の同僚であっても、退職の仕方によっては、関係性が悪化してしまうということがあるので注意が必要です。

元同僚と良好な関係でいたい場合の保育士の退職方法や対処法は?

ここからは、保育士が退職する際に、元同僚と良好な関係でいたい場合の退職方法や対処法について紹介します。

ある程度前もって退職のことを伝えておく

元同僚と良好な関係でいたい場合の保育士の退職方法は、なるべく円満退職をするということです。まずは、ある程度前もって退職のことを伝えておくということが重要です。保育園が人員補充をする猶予をきちんと与えてあげるということです。

先ほども書いたように、保育園で働く保育士の場合は、年度末以外のタイミングで急な退職をしてしまうというと、人員の補充が間に合わず、他の保育士の負担が一時的に増えてしまうということが起きます。そのことで、残っている元同僚の保育士から、逆恨みされてしまうということはよくあることです。自分の仕事が大変になったという責任は、本来は勤めている保育園にあるのですが、急に辞めた人が悪いと考える人もいます。

不可抗力的な内容を退職理由とする

保育士が元同僚と良好な関係でいたい場合は、退職理由も大切です。自分とは違い、その保育園の同僚は、少なくとも退職するという決断には至っていないということなので、保育園に不満があって退職すると言っても、理解してもらえない場合もあります。

それどころか、考えが甘い、他の保育園はもっと大変、通用しないというように考える人もいます。そのため、不可抗力的な内容を退職理由とすることで、そのような感情が生まれにくくする必要があります。

辞めたくないけど辞めざるを得なかったというような退職理由であれば、周囲もそれならしょうがないと考えてくれますが、そうではない個人的な理由になると、どうしても無責任だという感情を抱いてしまう人もいます。

連絡先を知っておく、SNSで繋がっておく

元同僚と良好な関係でいたい場合には、あらかじめ連絡先を知っておいたり、InstagramなどのSNSで繋がっておくということも重要です。

退職後は改めて連絡先などを交換する機会はなくなるので、もし、連絡先を知らないと連絡をとることはほとんど不可能という状況になります。わざわざ、退職後に改めて保育園に出向いて連絡先を聞くというのもおかしな話です。

また、電話番号やLINEでの連絡は、もともと頻繁にやり取りをしていないと、なかなか話題などもなく連絡がしにくいということもあると思います。InstagramなどのSNSで繋がっておけば、例えば、相手が投稿をしたときにリアクションをすることで、お互いの状況を確認し続けることができます。

だからといって保育士が不満のある環境に我慢して働き続けるはNG

ここまで、保育士が退職をすると同僚との関係は疎遠になってしまうことが多いということ、そして、元同僚と良好な関係でいたい場合の保育士の退職方法や対処法などについて紹介しました。

なるべく元同僚とは良好な関係のまま退職をしたいからといって、同僚に気を使って保育士が不満のある環境に我慢して働き続けるは不幸せなことです。

確かに、保育士が保育園を退職するということは、大抵の場合は、まわりまわって同僚になんらかの負担が一時的にかかってしまうというのはよくあることです。保育園が新しい保育士を雇ったとしても、やはり、その保育園での仕事に慣れた保育士が一人いなくなるというのは、やっぱり負担の増加になります。

一方で、自分が辞めたら迷惑がかかる、同僚から嫌われてしまうと思って、同僚のために不満がある環境を我慢して働いても、自分が得られるものはほとんどありません。たしかに同僚とは良好な関係でいられるかもしれませんが、得られるのはそれだけです。

そもそも保育士が退職や転職をしたら、よっぽど仲が良い同僚を除いてほとんどの人とは疎遠になるので、同僚のことを気にして退職の可否を判断する必要はありません。また、よっぽど仲が良いという同僚であれば、退職理由や事情などをきちんと説明すれば、きっと理解してくれるはずです。そうではないなら、もともとその程度の関係性だったということです。

特に、ブラック保育園で働く保育士は、同僚に気を使ったり、退職のことを伝えると園長から怒られないか心配でなかなか退職に踏む切れないという人が多いので、同僚の気を使いすぎてしまって、保育士が不満のある環境に我慢して働き続けるは良くないことだということを改めて、伝えたいと思いました。

同僚の保育士に退職祝いは必要?

これまで一緒に働いてきた感謝の気持ちになるので、感謝の気持ちを示したい場合は退職祝いを渡すのが良いでしょう。もちろん、その人の退職の仕方や職場での貢献、お世話になったかどうかなどによって、退職祝いを渡すかどうかという個別の判断になると思います。

同僚の保育士への退職祝いは職員全員で渡すべき、一人で渡すべき?

同僚の保育士に退職祝いを用意する時に、悩むのが退職祝いは職員職員全員で渡すべき、各個人が一人で渡すべきかということだと思います。

結論としては、状況次第でどちらでも良いと思いますが、なるべく良いものを渡してあげたいという場合は、多くの人数で取りまとめたほうが、より金額的にも良いものを選ぶことができます。また、職員全員で取りまとめる場合であっても、よほど個人的にお世話になったという人に対しては、個別で別の退職祝いをプレゼントしても良いでしょう。

ただし、職場の人間関係なので、全員がその人へ感謝の気持ちを持っているとは限りません。まだ働き始めたばかりでよく知らないという人もいる場合もあります。もし、退職祝いに関して、保育園の職員全員で取りまとめる場合は、あくまでも任意という形で賛同してくれる人から退職祝いを買うための費用を集めるようにしましょう。

また、全員分を取りまとめる場合は、その際、誰が費用を負担したのかということを、退職祝いを渡す相手に伝えるようにしましょう。お返しなどを用意する際に必要になることがあるためです。

逆に退職祝いの費用負担を断っても良い?

逆に、退職祝いの費用負担を断っても良いのかということも気になる部分であると思います。結論としては、よほど苦手な人であったり、良い印象を持っていない人であれば、断っても良いと思います。先程も書いたように、職場の人間関係なので、全員がその人へ感謝の気持ちを持っているとは限りませんし、義務ではないので当然といえば当然です。

ただ、今後もその保育園で長く働くつもりであれば、数千円程度の負担であれば、他の同僚と足並みを揃えるというのも無難な選択かもしれません。

同僚の保育士への退職祝いの相場は?

続いて気になる部分は、同僚の保育士への退職祝いの相場についてだと思います。あまりに、安すぎるものを渡してしまうと、かえって失礼にならないか不安になりますよね。

同僚の保育士への退職祝いの相場はおおむね3000円〜5000円くらいが良いでしょう。よほど個人的にお世話になったという場合は、それ以上の金額でも良いと思います。あくまでも感謝の気持ちになるので、自分の気持ちを加味して判断すれば良いです。

また、職員皆で取りまとめる場合で、人数が多いときは、もう少し一人あたりの金額を下げても良いかもしれません。

同僚の保育士の退職で寄せ書きの色紙のプレゼントは必要?

色紙のプレゼントは、金額的な負担はあまりかけないでも、喜ばれるプレゼントになるのでおすすめです。園児や同僚からのメッセージは、保育園で働く保育士としては、一生の宝ものにもなるプレゼントになると思います。退職までに余裕を盛って、職員や園児から、色紙に寄せ書きなどを個別にお願いしていくのが良いでしょう。

同僚の保育士の送別会は必要?

送別会に関しては、あまりお酒の席が好みではない人であったり、家族などの都合によって参加がしにくい場合もあるので、退職祝いとは違って、本人の希望も聞いても良いと思います。場合によっては送別会というような形式ばった形ではなく、最終の出勤日の後に、希望者で食事に行きましょうというような形で開催するのも良いと思います。

費用についても、退職する同僚の保育士の負担は、その他の参加者がそれぞれ負担する形にすれば、大きな負担にならないでしょう。

同僚の保育士の送別会は誰が開くべき?

基本的には、退職する同僚の保育士に一番、近い人、仲が良い人やお世話になった人が開くのが良いと思います。園によっては園長が送別会を開いてくれる場合もあると思います。自分が一番お世話になったと思う場合は、進んで送別会の幹事を引き受けるのが良いでしょう。

同僚の保育士の送別会への参加を断っても良い?

送別会への参加についても、退職祝いと同様で、苦手な人であったり、良い印象を持っていない人であれば、断っても良いと思います。送別会は日程などの問題もあるので、退職祝いよりは断りやすいと思います。個人的な予定などの都合で、参加できないということを伝えれば良いでしょう。

正規、パート、派遣などの雇用形態の違いによって退職祝い、送別会の有無を変えるべき?

基本的には、保育園の方針(法人が費用負担をする場合など)として、正規の退職の場合は公式に送別会を開催するというような場合を除いた場合は、雇用形態によって退職祝いや送別会の有無を変えるのは良くないでしょう。あくまでも、退職祝いや送別会は感謝の気持ちを示す機会なので、感謝の気持ちがあれば、退職祝い、送別会をするというのが理想的な形になると思います。

ただ、正規は長く働いていて、非正規は短期間しか働いていないということも多いので、必然的に正規保育士の退職の場合は、退職祝い、送別会があり、非正規の場合はないというケースが多くなってしまうのは仕方がないことかもしれません。

まとめ:保育園の保育士の退職の挨拶。同僚、園児、保護者への挨拶方法や菓子配り事情について。

保育園の保育士の退職の挨拶の必要性ですが、働いている保育園の慣習に従うというのが一番無難で、迷うくらいなら全員に挨拶をするというのが間違いないです。ただし、退職に際して、保育園の人たちとネガティブな関係性になってしまっている場合は、本当にお世話になった人や仲が良かったという人にだけ挨拶をすれば問題ないでしょう。

また、元同僚と良好な関係でいたい場合の保育士の退職方法や対処法などについて紹介しました。

なるべく元同僚とは良好な関係のまま退職をしたいからといって、同僚に気を使って保育士が不満のある環境に我慢して働き続けるは不幸せなことです。

確かに、保育士が保育園を退職するということは、大抵の場合は、まわりまわって同僚になんらかの負担が一時的にかかってしまうというのはよくあることです。保育園が新しい保育士を雇ったとしても、やはり、その保育園での仕事に慣れた保育士が一人いなくなるというのは、やっぱり負担の増加になります。

一方で、自分が辞めたら迷惑がかかる、同僚から嫌われてしまうと思って、同僚のために不満がある環境を我慢して働いても、自分が得られるものはほとんどありません。たしかに同僚とは良好な関係でいられるかもしれませんが、得られるのはそれだけです。

そもそも保育士が退職や転職をしたら、よっぽど仲が良い同僚を除いてほとんどの人とは疎遠になるので、同僚のことを気にして退職の可否を判断する必要はありません。また、よっぽど仲が良いという同僚であれば、退職理由や事情などをきちんと説明すれば、きっと理解してくれるはずです。そうではないなら、もともとその程度の関係性だったということです。

特に、ブラック保育園で働く保育士は、同僚に気を使ったり、退職のことを伝えると園長から怒られないか心配でなかなか退職に踏む切れないという人が多いので、同僚の気を使いすぎてしまって、保育士が不満のある環境に我慢して働き続けるは良くないことだということを改めて、伝えたいと思いました。

最後に、退職する同僚の保育士への退職祝い、色紙(寄せ書き)、送別会は必要なのかという点について解説しました。逆に、同僚への退職祝いの費用負担や送別会への参加を断ってもよいのかという点についても紹介しました。

退職祝いや送別会に関しては、これまで一緒に働いてきた感謝の気持ちを示す機会になるので、感謝の気持ちを示したい場合は退職祝いを渡したり、送別会を開催するというのがおすすめです。あくまでも、その人の退職の仕方や職場での貢献、お世話になったかどうかなどによって、退職祝いを渡すかどうかという個別の判断になると思います。

逆に、感謝の気持ちがないという場合は、無理して同僚に退職祝い渡したり、送別会への参加をする必要はないでしょう。