保育園で働く保育士の皆様。
離職者が少なくない保育園で保育士として働いていると、同僚や後輩の保育士から同僚や後輩保育士に保育園を辞めたいと退職の相談をされたという経験があるという方もいらっしゃると思います。
そんなときはどうしたら良いか迷ってしまいますよね。今回は、同僚や後輩保育士に保育園を辞めたいと退職の相談をされた場合の対処法を紹介します。
同僚や後輩保育士に保育園を辞めたいと退職の相談をされた経験があります
その経験が参考になればと思います
同僚や後輩保育士に保育園を辞めたいと退職の相談をされた
保育士として保育園に勤めていると、同僚や後輩保育士に保育園を辞めたいと退職の相談をされたということもあると思います。その人の人生を左右する部分でもあるので、対応は難しいですよね。本人の意思は硬いというときもあれば、本当に退職するかどうか迷っているというときもあると思います。
信頼している同僚であれば、辞めてほしくないという思いも出てくることもあると思います。前向きな理由で転職をしたいというのであれば、本人のためにも応援したい気持ちも出てくると思います。単純に人手不足で今やめられてしまうと手が回らないなんてこともあるでしょう。
同僚や後輩保育士に保育園を辞めたいと退職の相談をされた場合の対処法
ここからは本題である同僚や後輩保育士に保育園を辞めたいと退職の相談をされた場合の対処法を紹介します。
まずは理由をしっかりと聞く
同僚や後輩保育士に保育園を辞めたいと退職の相談をされた場合は、まずは理由をしっかりと聞くようにしましょう。退職の相談をしてきてくれたということは信頼してくれているということです。
退職の理由は大きく2つ
保育士が退職を考える理由は大きく2つの種類があります。
- 不満がある
- 前向きな理由がある
というものです。不満は、保育園の給与待遇や人間関係など問題です。前向きな理由とは、新しく何かを経験したい、自分の夢を叶えたいというようなものです。
相談者が退職をしたい理由を知ると今後の対処も変わります。相談してきた同僚や後輩保育士の気持ちをしっかりと理解してから、対応を考えましょう。
退職の相談は、なにかのアピールの場合もある
続いて注意したほうが良い点は、同僚や後輩保育士が退職の相談をしてくるということは、なにかのアピールの場合もあるということです。
退職の相談をしてきた時点でもう覚悟はかなり決まっているということもありますが、一方で、なにかの悩みごとの最後のアピールである場合もあります。例えば、信頼している人に「退職したいほど悩んでいる」から助けてほしいというようなアピールです。普通に相談しただけでは、「そうだね〜」「我慢しよう」で終わってしまうようなことでも、退職するほど悩んでいるということになると、話は変わることも多いです。
相談してくれた同僚や後輩のなかには、このように最後の改善のチャンスとしても考えている場合もあります。しっかりと気持ちを汲んで対処法を考えるようにしましょう。
他の人に言わない
相談してきた本人の許可なく他の人に内容を伝えてしまう最悪です。相談してきた同僚や後輩は、あなただから信頼して相談したので、それが漏れ伝わってたということがわかれば、信頼も失います。その場合、引き止めたり、相談に乗ってあげるというような次元の話では無くなってしまいます。自分にとってもまったくメリットはありません。
また、本人から直接聞いた話と、自分が話す話では温度感やニュアンスも変わってしまいます。仮に「絶対に他言しないでください」と念を押したとしても、その人が漏らさないとも限らないので、絶対に本人の許可なく他の人を巻き込むのは辞めましょう。
自分でできる不満点の改善は行う
同僚や後輩保育士の相談内容によっては、今の保育園に不満が少なからずあるということもあると思います。そういう場合は、自分ができる不満点の改善のために行動をしてみましょう。自分自身が、今後その保育園で長く働くつもりであれば、悪い状況を改善しておくということは自分にもメリットがあります。もしその同僚や後輩保育士が辞めた場合は、また新たな保育士が採用されることになりますが、そのような場合に、また同じような不満が出てしまって、すぐに退職してしまうということも防ぐことが出来ます。
退職を引き止めるべき?
相談を受けた場合に迷ってしまうのは、退職を引き止めて良いのかということだと思います。個人的には、辞めてほしくないという場合でも引き止めるということではなく、辞められたら自分が困るということを正直に伝えるのが良いと思います。
本心としては、相談された同僚や後輩保育士に保育園を退職してほしくないということもあると思います。その人が頼りになる人であったり、保育園にはかかせないと思う場合もあると思います。そういう場合は、自分が困るから辞めてほしくないということを正直に伝えて良いでしょう。もちろん、そのことを伝えることでその人の決心の足かせになってしまったり、気持ちを揺らがせてしまう場合もあります。ですが、退職の相談をしてくるということは、少なからず、意見を聞きたいという思いもあると思うので正直な気持ちは伝えて問題ないでしょう。
最終的には本人の判断を尊重する
退職を希望する理由を知った結果、引き止めるか、前向きに送り出すかというような選択肢があると思います。ただし、後ろ向きな理由でも、前向きな理由であっても、最終的に判断するのは本人で、行動の責任も本人が取ることになります。変に理由をつけて引き止めても本人のためにも自分のためにもならないので、本人の判断を尊重するようにしましょう。本人の意思が固まっているようであれば、最後には今までの感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
まとめ:同僚や後輩保育士に保育園を辞めたいと退職の相談をされた。対処法を紹介。
今回は、同僚や後輩保育士に保育園を辞めたいと退職の相談をされた場合の対処法を紹介しました。
まずは、相談してきた同僚や後輩保育士の気持ちをしっかりと理解するようにしましょう。もし、その結果、自分が改善できる不満等がわかれば、なるべく改善するようにしましょう。
本心としては、相談された同僚や後輩保育士に保育園を退職してほしくないということもあると思います。そういう場合でも、引き止める引き止めないということではなく、自分自身としての思いをしっかりと伝えるのが良いでしょう。自分は辞めてほしいくないというようなことです。
最終的には本人の判断を尊重することを忘れずに、本人の退職の意思が固まっているようであれば、最後には今までの感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。