目次 | 内容 |
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担任を持たないフリー保育士とは?仕事内容は? | ・保育園のなんでも屋的存在 ・保育士不足のクラスのサポートや行事関連の業務を担当 ・書類仕事も分担、正職員も存在 ・保育園によって仕事内容や立場が異なる |
フリー保育士として働くメリット・デメリット | ・様々な年齢の保育を担当し経験を積める ・園内の保育士全員と関わり人間関係を強固にできる ・園児と薄い関係になりがち |
フリー保育士としてうまく働くコツは? | ・幅広い視野で臨機応変に対応する ・園児全員の特徴を把握する ・担任の保育士のやり方を尊重する ・担任の保育士にあったサポートをする |
フリー保育士は楽な仕事とは限らない | ・担任が対応できない業務を任される場合がある ・雑用係のような扱いを受ける場合がある ・保育士のやり方に合わせる必要がありストレスを感じる人も ・全体を見渡して臨機応変に動く力を求められる |
まとめ:フリー保育士は楽?担任を持たない保育士の役割や仕事内容とは?上手く立ち回るには! | ・保育園のなんでも屋 ・保育園の状況に応じて0歳から5歳までの様々なクラスをサポート ・担任を持つ保育士のサポートや行事の準備など多岐にわたる業務を担当 ・幅広い視野と臨機応変な対応力が求められるため楽な仕事とは言えない |
よくある質問(FAQ) | ・特定のクラスを持たず、様々なクラスをサポート ・担任の先生のサポートや保育に必要な準備や行事の手伝い ・幅広い知識やスキルを身につけ人間関係を豊かにすることが可能 ・子ども一人ひとりとじっくり向き合う時間が少なくなりがち ・広い視野を持って状況に応じて柔軟に対応することが大切 ・保育園を円滑に運営するために必要不可欠な存在で楽な仕事ではない |
- 担任を持たないフリー保育士の仕事は楽?
- フリー保育士の役割や仕事内容は?
- フリー保育士としてうまく立ち回るには?
フリー保育士は「楽」というイメージを持たれがちですが、実際には保育園にとって必要不可欠な存在です。
この記事では、担任を持たないフリー保育士の役割や仕事内容、そしてフリー保育士として上手に立ち回る方法を解説します。
フリー保育士として働くことは、多様な経験を積める一方で、園児との関係が希薄になりがちという側面も存在します。

フリー保育士の仕事って、結局大変なの?

フリー保育士は、周囲への気配りと臨機応変な対応が求められる、責任のある仕事です。
この記事でわかること
フリー保育士にどんなイメージを持っていますか。保育園のなんでも屋とも言えるフリー保育士ですが、決して楽な仕事ではなく、高い能力と責任が求められ、保育園にとってはなくてはならない存在です。
今回は、担任を持たないフリー保育士の役割や仕事内容、フリー保育士として上手く立ち回る方法を紹介します。
担任を持たないフリーとして勤務した経験があります
その経験が参考になればと思います
担任を持たないフリー保育士とは?仕事内容は?
担任を持たないフリー保育士は、簡単に言うと保育園のなんでも屋です。
ある日は0歳のクラスのサポートにまわったり、またある日は5歳のサポートにまわることがあります。場合によっては、サポートではなくメインでクラスに入ることもあります。
保育園の開園時間は12時間以上が基本なので、一人の保育士がずーっとつきっきりでひとつのクラスの保育を行なうと毎日3~4時間の残業が必要になります。
そのため、サポート役の保育士が不可欠であり、その役割を担うのがフリー保育士です。
特定のクラスの担任を持つことはないですが、保育士が足りないクラスに入ったり、行事関連のサポートなどを行います。
また、フリー保育士は書類仕事がないというイメージがあるかもしれませんが、そうとは限らないです。
もちろん書類仕事は担任がすべて行なうという保育園もありますが、メインの担任が書ききれない書類などを分担して担当する場合もありますし、メインの担任が休みの日であれば、まるまる書類仕事も請け負うことになります。
フリー保育士というとパートや派遣が請け負うイメージもあるかもしれませんが、正職員のフリー保育士も多く存在します。
フリー保育士 = 負担が少なくて楽 というイメージがある方もいるかもしれませんが、一概にそうとは限らず、むしろ仕事の負担は多い場合もあります。
保育園によって仕事内容や立場は全然違う
注意が必要なのは、フリー保育士といっても、保育園ごとに仕事内容や立場が大きく異なることです。
各保育園がフリー保育士という形で、保育士を配置していますが、実際の働き方は多種多様です。
前述したようにフリー保育士は書類仕事がない場合もありますが、ある場合もあります。ベテランがフリー保育士になる場合もあれば、若手がフリーになって学ぶ場合もあります。
転職時に単に「フリー保育士」を希望するだけでなく、この点を踏まえておかないと、入職後に想定外の仕事内容に従事することになりかねません。
保育補助との違いは?
保育園には保育補助という仕事も存在します。保育補助の仕事内容に関しては以下の記事でも紹介しています。
フリー保育士と保育補助の違いは、保育士資格をもっているが担任クラスを持っていない、保育士資格を持っていない補助業務といった違いになります。もちろん、保育補助という言葉をフリー保育士と同じように使用している園もあります。
言葉のイメージとしては、このような違いがあるものの、やはり、保育園によってこれらの仕事の内容は様々です。
保育園によってはフリー保育士のみを配置している場合があったり、保育補助のみを配置していたり、その両方ともがいることもあります。
保育補助でも保育士と同様の仕事を求められることもあれば、フリー保育士でも保育補助のような仕事を沢山行う場合もあります。
フリー保育士として働くメリット・デメリット
ここでは、フリー保育士として働くメリット・デメリットを紹介します。
様々な経験を積むことができる
フリー保育士の一番のメリットは様々な経験を積むことができることです。例えば、保育の年齢で言ったら0歳から5歳までを担当することになります。
保育園では、乳児や幼児で全く異なる保育スキルが必要です。1年間その保育園でフリー保育士を担当すれば、次の年はどの年齢の担任にもなれるぐらいの知識が身についているかもしれません。
よく若手や中途の1年目の保育士がフリー保育士を任されることがあるのにはこのような背景もあります。フリー保育士を経験することでその保育園のことをまんべんなく知ることができるからです。
その保育園の良い面や悪い面なども客観的に見ることになるので、保育園全体の改善点などを提案することができます。
園内の保育士全員と関わることができる
フリー保育士は子どもの面でも様々な年齢の子どもの保育を担当できるというメリットを紹介しました。
これは、保育園内の人間関係においても同様です。新卒や中途の一年目の保育士は保育園内で働いている保育士の名前も顔もわからない状態だと思います。
フリー保育士として、様々なクラスを担当することで、様々な保育士と保育の仕事をともにすることになります。
そうすることで園内の保育士同士の関係性を強め、人間関係も強固にすることが可能です。
こちらについても、中途の1年目の保育士などがフリー保育士を任されることがあるのにはこのような背景があるからです。
園児と薄い関係になりがち
フリー保育士は、毎日同じクラスに入るわけではないので、子ども一人ひとりは担任と比べると薄い関係になりがちです。
その分幅広い年齢の子どもと関わることになります。子ども一人一人としっかり向き合って成長を感じながら保育をしたいという方には少し物足りないと感じるかもしれません。
ただし、しっかりと子どもと向き合うことで、フリー保育士でも子どもからも愛される保育士になることが可能です。
フリー保育士としてうまく働くコツは?
フリー保育士として上手く立ち回るには、 幅広い視野で臨機応変に対応する ことです。
メインの担任の指示通りに動くだけでは、一人前のフリー保育士とは言えないかもしれません。
トラブルが発生しそうな場合に事前にフォローしたり、担任が忙しい時には「手伝います」と声をかけるなど、率先して動くことが大切です。
このようなことができればメインの担任からも「〇〇さんが入ってくれると良い」と言われるようなフリー保育士になることができます。
また、フリー保育士として上手く立ち回るのに注意が必要な点は、保育園の園児全員の特徴なども把握しておくことです。
担任の先生とは違った見方で、子どものことなどをアドバイスができるとよいかもしれません。
一点注意が必要なのは、子どもから担任よりも慕われる保育士になってしまうと担任の保育士からよく思われないこともある点です。
また、経験豊富なフリー保育士であっても、担任にあれこれ指図することは避けるべきです。
保育士には、それぞれのやり方などを大切にしている人もいるので、プライドなどを傷つけてしまうこともあります。
このように考える保育士も多いので、保育士同士の人間関係の面でもフリーは臨機応変な対応が必要になってきます。
様々な性格の保育士のサポート役になるので、その担任の保育士にあったサポートをしなければいけないのが難しい点でもあります。
みんなから頼られる保育士になるか、ただ単にやりたくない仕事を回させる存在になるかは自分自身の行動でも変えられる部分があります。
フリー保育士は楽な仕事とは限らない
保育園の求人に、担任ではなくフリーの保育士の募集があるからといって、安易に飛びつくのは避けるべきです。
フリー保育士といっても、保育園によってその扱いは様々です。担任の保育士が対応できない業務を任されることで、担任よりも残業が多くなることもあります。
保育園の雰囲気や人間関係によっては、まるで雑用係のような扱いをされてしまいストレスがかかることも多くなると思います。
保育士にはそれぞれのやり方があるため、異なる保育士のクラスをサポートするたびに、その保育士のやり方に合わせる必要があります。これはストレスに感じる人もいるでしょう。
自分で物事を進めたい性格の人にとっては非常にやりずらいと感じるかもしれません。
また、幸運にも仕事量が少ないフリー保育士として働けたとしても、これまで担任として積極的に保育を行ってきた人にとっては、物足りなく感じられる場合があります。
一部の保育園ではフリーの保育士を下にみるような傾向があることもあるのでプライドが高い保育士には屈辱的に感じてしまうかもしれません。
どちらの場合であっても、すくなくとも全体を見渡して臨機応変に動く力を求められます。ある意味では保育園を実質的に裏で管理しているような重要なポジションにもなるので責任も重大です。
このように、フリー保育士は一概に楽な仕事とは言えませんが、保育園を支える上で必要不可欠な存在であり、やりがいを感じられる仕事であることは間違いありません。
まとめ:フリー保育士は楽?担任を持たない保育士の役割や仕事内容とは?上手く立ち回るには!
担任を持たないフリー保育士は、保育園のなんでも屋 とも言える存在です。もちろん、それぞれの保育園によって仕事内容や立場などは全く異なります。
フリー保育士は一見「楽」と思われがちですが、保育園にとって必要不可欠な存在です。
フリー保育士として働くことを検討している方は、この記事を参考に、多様な経験を積めるこの仕事にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
フリー保育士は、様々なクラスに入り、多様な保育経験を積むことができ、多くの子供たちや保育士と関わることができるのがメリットです。ただし、担任を持つ保育士と比較すると、園児との関係が希薄になりがちです。そんな環境で子どもとの信頼関係を築いていくのもやりがいの一つかもしれません。
また、フリー保育士としてうまく立ち回るには、幅広い視野で臨機応変に対応する力 が求められます。
子どもとの関係、保育士同士の関係性に置いても気を使わなければいけない場面は多いです。時には担任の保育士の方針によって自分の信念を曲げる必要も出てきます。それでも、フリー保育士はやりがいのある仕事であると言えるでしょう。
また、勘違いしてはいけないのが、フリー保育士の役割は園によって様々なので、一概にフリー保育士が楽な仕事とは限らないということです。
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よくある質問(FAQ)
- Qフリー保育士はいつも同じクラスを担当するのですか?
- A
いいえ、フリー保育士は特定のクラスの担任を持たず、保育園の状況に応じて0歳から5歳までの様々なクラスをサポートします。
- Qフリー保育士はどんな仕事をするのですか?
- A
担任の先生のサポートをはじめ、保育に必要な準備や行事の手伝いなど、様々な業務を行います。
- Qフリー保育士として働くメリットは何ですか?
- A
様々な年齢の子どもたちと関わることで、幅広い知識やスキルを身につけられます。
また、園内の多くの保育士と協力することで、人間関係を豊かにすることができます。
- Qフリー保育士として働くデメリットはありますか?
- A
担任の先生と比べると、子ども一人ひとりとじっくり向き合う時間が少なくなりがちです。
- Qフリー保育士として上手く働くにはどうすれば良いですか?
- A
広い視野を持って、状況に応じて柔軟に対応することが大切です。
積極的に他の先生をサポートする姿勢も重要になります。
- Qフリー保育士は楽な仕事ですか?
- A
フリー保育士は、保育園を円滑に運営するために必要不可欠な存在です。
決して楽な仕事ではありませんが、その分やりがいも大きいです。