保育園で働く保育士の皆様。寒波や雪の際は通勤も大変ですよね。
台風などの災害時も同様かもしれませんが、大雪の場合でも、危険を承知でも出勤しなければいけないという保育士の方は多いと思います。保育園の指示で出勤しなければいけない場合でも、自分の身を守れるのは自分だけです。
今回は、保育園で働く保育士の大雪時の出勤と保育園の対応について紹介します。
大雪時に出勤した経験があります
その経験が参考になればと思います
大雪時でも出勤しなければいけない保育士
- 大雪の予定でも休園にならない
- 子どもが登園する以上、出勤しなければいけない
という保育士の方は多いと思います。保育園が通常通り開園するという場合は、保育士の出勤も必要になります。地域によっては大雪に慣れておらず、交通手段も限られてしまったり、自分自身の大雪に装備もままならないという方も多いと思います。
保育士の大雪時の出勤について
ここからは保育士の大雪時の出勤方法や対策について紹介します。
基本的には、保育園の指示に従う
大雪時の保育園で働く保育士の出勤に関しては、基本的には、保育士は保育園の指示に従う必要があります。保育園が通常通り開園するという場合は、保育士の出勤も必要になります。
ただし、無理をしない
なかには、勤務している保育士の安全のことは考慮していない保育園もあるでしょう。保育園の指示に従うと言っても無理をしないということも重要です。大雪のなか無理して出勤して怪我をしてしまったら、元も子もありません。保育園からは出勤の指示があるかもしれませんが、自分の身を守れるのは自分だけです。保育園も大雪で出勤ができなかった職員に対して、不利益な取り扱いはできないはずなので、自分の身を守るための判断は自分で行いましょう。
事前に保育園に相談もしよう
もし、天気予報などで大雪が想定されている場合で、自宅から保育園への通勤に不安があるという方は、保育園の園長等に予め相談しておくことも必要です。より安全に通勤ができる他の職員とシフトを変わってもらう等の安全面の配慮を求めましょう。
公共交通機関の状況を随時確認する
電車やバスは状況によって動く場合もあれば、止まってしまっている場合もあります。状況は常に変わるので、随時、公共交通機関の状況を確認しましょう。
代替の交通機関を検討する
普段使っている通勤手段に対して、代替の交通機関も検討しましょう。例えば、電車は止まる可能性もありますし、大幅にダイヤが乱れたり遅延する可能性があります。自家用車で通勤している場合は、スタッドレスタイヤやチェーンの装着は必須ですが、用意がない場合は、別の交通手段(バスやタクシー)に切り替える必要があります。運転に自信がないという方の場合も、バスやタクシーなどのほうがおすすめです。また、後述しますが、徒歩の場合には転倒の危険性もあります。
どの交通手段が安全化ということは、状況次第になるので、自分の通勤経路のなかでより安全な方法を選択しましょう。
雪の上で歩き方を学んでおく
雪の上での歩き方には、なるべく転ばないようにするコツがあります。
- 小さば歩幅で歩く
- 靴の裏全体をつけて歩く
- すべりやすい場所を知る
以下の札幌市が出している「雪道で転ばないコツ教えます!」でより詳しく解説されているので、参考にしてみてください。
※参考・引用「雪道で転ばないコツ教えます!」https://www.city.sapporo.jp/shobo/kyukyu/kyukyujikoyobou/documents/01yukimititenntou.pdf
必要な装備について理解する
通勤経路に徒歩が含まれる場合は、靴についても特に注意が必要です。
- ピン・金具付きの底の靴
- 深い溝のある底の靴
- 軟らかいゴム底の靴
- 滑り止め材入りゴム底の靴
※参考・引用「雪道で転ばないコツ教えます!」https://www.city.sapporo.jp/shobo/kyukyu/kyukyujikoyobou/documents/01yukimititenntou.pdf
その他にも寒さ対策や、万が一点灯してしまった時のための頭を守る帽子なども有効になります。
自家用車であれば、大雪であればスタッドレスタイヤやチェーンの装着は必須でしょう。
保育士が大雪で出勤できない場合はどうしたら良い?
ここからは保育士が大雪で出勤できない場合はどうしたら良いのかということを紹介しました。
早めに連絡する
通勤ができない以上どうしようもないので、できるだけ早めに園長などの保育園の園長等の責任者に連絡を取りましょう。その上で、今後の対応などの判断を仰ぎましょう。
大雪時の保育園の対応は?
最後に、大雪時の保育園の対応について紹介します。
シフトを工夫する
1つ目はシフトを工夫するというものです。例えば、保育園と自宅が至近距離にあり、公共の交通機関を使わずに出勤が可能な職員に依頼をして、早朝に出勤してもらうというような対応です。保育園から遠方の職員は、遅刻や事故にあう可能性もあるので、配慮が必要です。
休園の判断も必要
認可保育園であれば、園長だけの判断で休園にできない場合もあるので、自治体や他の保育園と足並みを揃えて休園とするという判断も必要です。警報が出ている場合など、保育士が出勤できないほどの大雪であれば、登園する保護者や子どもたちにとっても危険がある場合もあるので、慎重な判断が必要になります。
まとめ:保育園で働く保育士の大雪時の出勤と保育園の対応について
今回は、保育園で働く保育士の大雪時の出勤と保育園の対応について紹介しました。大雪時の保育士の通勤の方法や対処に関して以下の内容を紹介しました。
- 基本的には、保育園の指示に従う
- ただし、無理をしない
- 事前に保育園に相談もしよう
- 公共交通機関の状況を随時確認する
- 代替の交通機関を検討する
- 雪の上で歩き方を学んでおく
- 必要な装備について理解する
大雪の場合でも、危険を承知でも出勤しなければいけないという保育士の方は多いと思います。保育園の指示で出勤しなければいけない場合でも、自分の身を守れるのは自分だけです。