目次 | 内容 |
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インターナショナルスクール | ・文部科学省による法令上の規定はない ・主に英語で授業が行われ、外国人児童生徒が対象の施設 ・義務教育期間ではないため、日本人児童も多く混在 |
インターナショナルプリスクールとは? | ・日本在住の外国籍児童や、英語による国際教育を望む日本人児童が通う幼稚園・保育園 ・多くは国や自治体に認可された施設ではない認可外 ・基本的に英語での生活が中心で、園により英語教育のレベルは様々 |
インターナショナルプリスクールの特徴を解説!幼稚園や保育園との違いは? | ・コミュニケーションは英語中心で、園児も先生も英語で話す ・園児の年齢は3歳〜5歳がメイン ・保護者の支払う料金は月8〜15万円程度と通常の施設より高額 ・園児の国籍は日本人、外国人、または両方が混在 |
インターナショナルプリスクールは無認可?認可外? | ・大半が認可外の保育施設、または幼稚園 ・国の基準に縛られず、各園が独自の教育や特色を追求するため ・認可園の公定価格や利用調整の制約を受けずに、高コストの英語教育を維持 |
インターナショナルプリスクールに保育士として働くが注意すべき点 | ・国や自治体が用意する保育士向け支援策(宿舎借り上げ、処遇改善加算、研修制度など)の利用が難しい場合がある ・認可外施設のため、勤務経験が保育士の経験年数に含まれるか判断が分かれることもあり転職時に留意 |
インターナショナルプリスクールでの保育士の仕事内容 | ・認可外施設のため、預かり時間や勤務形態は園により多様 ・英語での授業は専任のネイティブスピーカーが担当し、保育士はサポート役が多い ・ネイティブレベルの英語力があれば保育士が授業を任されるケースもある |
インターナショナルプリスクールで保育士が働く条件 | ・日常会話レベルの英語力(TOEIC470点以上、英検2級程度が目安) ・保育士資格は補助金交付などの基準から求められることが多い ・保育士や幼稚園教諭としての経験も重要 |
インターナショナルプリスクールで働くのに向いている保育士 | ・英語がとにかく好きで得意な人 ・子どもたちに教えることが好きな人 |
インターナショナルプリスクールで働く保育士の給与待遇は様々 | ・園の英語教育レベルや保育士に求められるスキルによって給与が大きく異なる ・高スキルが要求される園では給与も高い傾向 |
インターナショナルプリスクールの保育士求人の探し方 | ・施設数が少ないため、良い求人を見つけるのは難しい ・保育士転職サイトの活用が最も効率的 ・サイトに事前登録することで、好条件の求人情報をいち早く入手できる |
まとめ | ・多くのインターナショナルプリスクールは認可外保育施設 ・日常会話レベルの英語力と保育士資格が働く条件 ・給与は園の規模や個人のスキルレベルで大きく変動 ・効率的な求人探しには保育士転職サイトの活用が有効 |
よくある質問(FAQ) | 必要な英語力: 日常会話レベル(TOEIC470点以上、英検2級程度)が必須 福利厚生: 一般的な社会保険に加え、住宅手当や英語学習支援など独自の制度がある園も存在 未経験: 経験が求められることが多いが、高い英語力や熱意があれば採用される可能性あり 特定の教育法: 必須ではないが、モンテッソーリなどを採用する園では知識や経験が求められる キャリアアップ: 経験とスキルを積めば、主任や園長への昇進、高年収も目指せる 幼稚園教諭免許: 保育士資格が必須な園が多いが、幼稚園教諭免許があれば選択肢が広がる |
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- インターナショナルプリスクールは給料は高い?
- インターナショナルプリスクールの求人の探し方が知りたい
インターナショナルプリスクールでの勤務に興味を持つ保育士さんへ。
英語力を活かせる新しい働き方を見つける絶好の機会です。
この記事では、インターナショナルプリスクールで保育士が働く上での条件、実際の給料事情、そして効果的な求人の探し方について詳しく解説します。
あなたの抱える疑問や不安を解消し、理想のキャリアに一歩踏み出すお手伝いをします。

インターナショナルプリスクールって本当に給料が高いの?どんなスキルが求められるか知りたいな。

インターナショナルプリスクールは求めるスキルレベルによって給与待遇が大きく異なります。
インターナショナルプリスクールは、日本に住んでいる外国籍の児童や英語による国際的な教育を学びたい日本人の児童が通う幼稚園・保育園です。当然、勤務する保育士にも英語力が求められます。
インターナショナルプリスクールは認可外保育施設になり、保護者の方が保育園に支払う保育料も高額です。その分、求められるレベルも高く給与待遇が良い傾向があります。
今回は、インターナショナルプリスクールで保育士が働く条件や給料待遇、求人の探し方について解説します。
その経験が参考になればと思います
インターナショナルスクール
インターナショナル “プリ” スクールの説明に入る前に、インターナショナルスクールの定義を理解する必要があります。
文部科学省は、インターナショナルスクールに関して、
法令上特段の規定はありませんが、一般的には主に英語により授業が行われ、外国人児童生徒を対象とする教育施設であると捉えられています。
としています。
※引用「11. 学齢児童生徒をいわゆるインターナショナルスクールに通わせた場合の就学義務について」https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/shugaku/detail/1422252.htm
このことから、インターナショナルプリスクールに関しても、特に法令上の定義はないと言えるでしょう。
ただし、プリスクールに関しては、義務教育の期間ではないため、日本に住んでいる外国籍の児童だけではなく、英語による国際的な教育を学びたい日本人の児童が混在している場合が多いです。
インターナショナルプリスクールとは?
- international・・・国際的な
- pre・・・前の
- school・・・学校
インターナショナルプリスクールはインターナショナル幼稚園・保育園とも言われ、日本に住んでいる外国籍の児童や英語による国際的な教育を学びたい日本人の児童が通う幼稚園・保育園になります。
インターナショナルプリスクールは通常の幼稚園・保育園と異なり、多くが文部科学省に認可された認可幼稚園でもなければ、自治体に認可された認可保育園でもありません。
そのため、日本でインターナショナルプリスクールというと、基本的に英語を使って生活をする認可外の保育施設ということになります。もちろん、例外的には認可されている園もあります。認可されていないと、あまり良くないような印象があるかもしれません。ですが、保育園は認可保育園になってしまうと、保育料も決まっている金額となり、利用者も市区町村経由で申込みになります。そうなってしまうと、英語という高いコストがかかる教育を続ける運営は難しくなってしまうという事情があります。
また、簡単な英語教育を取り入れているだけでもインターナショナルプリスクールを名乗っている保育施設もあれば、英語のネイティブスピーカーを集めて本当に海外で生活しているような保育を行うインターナショナルプリスクールもあります。
インターナショナルプリスクールの特徴を解説!幼稚園や保育園との違いは?
インターナショナルプリスクールの特徴について幼稚園や保育園との違いを踏まえながら解説していきます。
コミュニケーションは英語が中心
インターナショナルプリスクールでの生活は英語でのコミュニケーションが中心です。保育中のあらゆる場面においても子ども達はもちろん、先生も英語でコミュニケーションを取ります。そこが通常の幼稚園や保育園との大きな違いになります。
園児は3歳〜5歳がメイン
インターナショナルプリスクールに通う園児の年齢構成としては幼稚園と同様で3歳〜5歳がメインです。
保護者の支払う料金が高い
認可保育園であれば、保護者が支払う利用金額は市区町村によってどの施設でも一律で所得によって決められています。一方インターナショナルプリスクールの多くは認可外の保育施設で、利用にかかる保育料は施設が独自に設定しています。
インターナショナルプリスクールの授業料は月額8万円から15万円程度となっていて金額はとても高いです。幼稚園や保育園は、年齢にもよりますが保護者が支払う金額は月額2〜4万円なので、とても高いことがわかると思います。それだけ保護者の方もお金を費やしているので、働く保育士に求められるものも多くなるでしょう。
園児は日本人?外国人?
結論からいうと、インターナショナルプリスクールに通う園児は、日本人の場合と外国人のどちらの場合もあります。もちろん、その両方が混在している場合もあります。これらはそれぞれのインターナショナルプリスクールによって異なります。
インターナショナルプリスクールは無認可?認可外?
日本にあるほとんどのインターナショナルプリスクールは、認可外の保育施設、または、幼稚園であることが多いです。
これは、例えば保育園における保育所保育指針、幼稚園の幼稚園教育要領のような国の指針やそれぞれの設備の運営条件によって運営しなければいけなくなるためです。その場合、外国人の先生を雇用するなどして、各園が独自の特色を出すのが難しくなります。
例えば、インターナショナルプリスクールを認可保育園として運営する場合、その運営費は公定価格によって決まってしまい、入園に関しても、市区町村による利用調整による決定となり、保育料も保護者は決まった金額を市区町村に支払います。
このような背景から、日本にあるほとんどのインターナショナルプリスクールは、認可外の保育施設、または、幼稚園であることが多くなっています。
インターナショナルプリスクールに保育士として働くが注意すべき点
インターナショナルプリスクールで保育士として働く上で注意すべき点は、
- 保育士向けの宿舎借り上げ制度
- 保育士向けの処遇改善加算
- 保育士向けの研修制度
など国や各自治体が用意している施策を利用できない場合があるということです。
これは先程も書いたように、日本にあるほとんどのインターナショナルプリスクールは、認可外の保育施設、または、幼稚園であることが多いためです。
もちろん、国や自治体が行っているこのような施策のなかには、認可外の施設で働く保育士の場合でも利用できる場合もあります。
また、インターナショナルプリスクールの経験が保育士としての経験年数に含まれるかどうかについても、判断が分かれる部分になります。その後に転職などで保育園の保育士に戻ろうと考えている方は注意が必要な部分にもなります。
インターナショナルプリスクールでの保育士の仕事内容
ここからは、インターナショナルプリスクールでの保育士の仕事内容を紹介します。
勤務形態は施設によって様々
先程から書いているように、インターナショナルプリスクールの多くは認可外保育施設で、預かり時間なども施設によって様々な時間が設定されています。そのため勤務形態も施設によって様々です。幼稚園のように9時~14時までの登園になる施設もあれば、保育園のように親が就業している7時~18時などの長時間預かる場合もあります。
それらの預かり時間によって働く保育士の勤務時間も様々になります。毎日固定の時間で勤務することもあれば、シフト制での勤務になる場合もあります。幼稚園のような形態の施設では送迎バスなどが用意されていることもあります。
授業はネイティブスピーカーが担当する場合も多い
インターナショナルプリスクールでの授業は専任の英語ネイティブスピーカーが担当することも多いです。その場合は、保育士はサポート役に回ることになります。もちろん、保育士の英語がネイティブであれば授業を任されることもあるでしょう。これについては施設によって様々な形があるので、就業を決める前によく確認しましょう。
インターナショナルプリスクールで保育士が働く条件
次いで、インターナショナルプリスクールで保育士が働く条件を紹介します。インターナショナルプリスクールで保育士が働く際に求められる最低の条件は以下の3つになります。
- 日常会話レベルの英語力
- 保育士資格
- 保育士(幼稚園教諭)としての経験
多くのインターナショナルプリスクールでは、英語がネイティブである外国籍の先生などを専任で雇用しているので、日常会話レベルの英語力であっても募集を受け付けていることもあります。日常会話レベルの英語力は、TOEICのスコアでは470点以上(TOEIC L&R 500点台が英検2級の目安とされることもあります)、英検では2級程度が目安になります。
また、昨今では一般社団法人 幼児教育•保育英語検定協会が認定している「幼保英検」という資格試験もあり、バイリンガル保育士として乳幼児保育に必要な英語力を測る検定なども存在しています。こちらを取得しているとよりアピールができるでしょう。
もちろん、保育士の資格も持っていてネイティブレベルの英語力がある場合は、それなりの高待遇が期待できます。ただし、インターナショナルプリスクールの数自体はかなり少ないので、高待遇の求人をタイミング良く見つけるというのは、かなり難しく根気がいる作業になります。
また、インターナショナルプリスクールは認可外保育施設なので保育士の資格は要らないのではないかと思うかも知れませんが、やはり保育士資格は求められることが多いです。認可外保育施設であっても基準を満たすと自治体から補助金の交付を受けることができる場合があるので、その基準を満たすために保育士を配置しているインターナショナルプリスクールも多いためです。保育士資格がない場合は、ネイティブレベルの英語力が求められることが多いでしょう。
インターナショナルプリスクールで働くのに向いている保育士
インターナショナルプリスクールで働くのに向いている保育士は以下のような方です。
- 英語がとにかく好きで得意
- 教えるのが好き
やはりインターナショナルプリスクールでの保育や教育は英語がメインです。子ども達はもちろん、保護者からも求められるのが英語でのコミュニケーションになります。
また、保育内容についても、どちらかというと幼稚園のようなきちんとしたカリキュラムが用意されていることが多いので、子どもに教えるのが好きという方が向いています。
インターナショナルプリスクールで働く保育士の給与待遇は様々
インターナショナルプリスクールで働く保育士の給与待遇は本当に様々です。通常の保育園とほとんど変わらないような場合もあれば、給与待遇が良い場合もあります。
先程も書いたように、簡単な英語教育を取り入れているだけでも割とライトにインターナショナルプリスクールを名乗っている保育施設もあれば、英語のネイティブスピーカーを集めて、本当に海外で生活しているようなインターナショナルプリスクールもあるためです。
そのそれぞれによって保育士に求められる能力なども異なってくるので、働く保育士の給与待遇も様々になります。高待遇のインターナショナルプリスクールの場合は、保育においても英語においても高いスキルを求められるので、その分給与も高くなります。
インターナショナルプリスクールの保育士求人の探し方
そもそもインターナショナルプリスクール自体の数が少ないので、タイミングよく良い求人を見つけるのは難しいです。
そんなインターナショナルプリスクールの保育士求人を探すのにおすすめなのは、保育士転職サイトを利用することです。
特に高待遇のインターナショナルプリスクールはタイミングが合致しない限り求人が出回ることは少ないです。あらかじめ保育士転職サイトに登録しておくことで求人情報が来たらすぐに教えてもらうことが出来ます。募集していることに気づかなかったということも防ぐことが出来ます。
- マイナビ保育士
|全国の正社員・パート保育士の求人に対応しています。登録するとネット上での検索などでは見つからない非公開の人気のある高待遇の求人情報も得られます。 まずは求人情報を知りたいだけという方でもOKです!
- ジョブメドレー保育士
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※ 保育士の転職サイトは新卒の方や未経験の保育士の方、資格取得見込みの方でも利用可能です。
まとめ
インターナショナルプリスクールでの保育士としての働き方に興味があるみなさんへ、この記事では、働く条件となる英語力や保育士資格、気になる給料の実態、そして効率的な求人の探し方まで詳しく解説しました。
インターナショナルプリスクールで働く上で大切なポイントは以下の通りです。
インターナショナルプリスクールでの働き方に興味を持たれた方は、まずはご自身の希望に合う求人情報を保育士転職サイトで探してみることをおすすめします。
きっと新たなキャリアの道へとつながります。
よくある質問(FAQ)
- Qインターナショナルプリスクールで働くのに必要な英語力の具体的な目安はありますか?
- A
インターナショナルプリスクールで働く場合、日常会話レベルの英語力は必須となります。
これはTOEICで470点以上、または英検2級程度が目安となります。
さらに高いレベルを目指す場合は、クラス運営や保護者対応でスムーズなコミュニケーションが取れるビジネスレベル、TOEICで700点以上程度が必要とされる園もあります。
- Qインターナショナルプリスクールで働く場合、福利厚生は一般の保育園と比べてどうですか?
- A
一般的な社会保険完備や交通費支給は備わっています。
それに加えて、一部のインターナショナルプリスクールでは、住宅手当や英語学習の支援、海外研修など、園独自の充実した福利厚生制度を提供しています。
求人情報で具体的な福利厚生を確認してみると良いでしょう。
- Q保育士としての経験が浅い、または未経験でもインターナショナルプリスクールで働けますか?
- A
基本的に保育士としての経験が求められることが多いですが、未経験でも採用される可能性はあります。
特に高い英語力や国際的な教育への強い熱意がある場合は、経験が浅くても採用に至るケースも存在します。
まずは求人情報を詳しく確認することをおすすめします。
- Qインターナショナルプリスクールで働く上で、モンテッソーリ教育のような特定の教育法に関する知識は必要ですか?
- A
全てのインターナショナルプリスクールで必須ではありません。
しかし、モンテッソーリ教育やレッジョ・エミリア・アプローチなどの特定の教育理念を採用している園では、その知識や実践経験が求められることがあります。
気になる園があれば、どのような教育法を取り入れているか事前に確認すると良いでしょう。
- Qインターナショナルプリスクールで保育士としてキャリアアップを目指すことは可能ですか?
- A
はい、経験とスキルを積むことで、キャリアアップが可能です。
高度な英語力や専門性が評価され、主任や園長などの管理職ポジションへの昇進も期待できます。
経験豊富な方であれば、年収600万円以上となるごく稀なケースも報告されており、やりがいのあるキャリアパスを描けます。
- Qインターナショナルプリスクールで働く場合、保育士資格と合わせて幼稚園教諭免許も必要ですか?
- A
日本の保育士資格は、インターナショナルプリスクールで働く上で必須とされることが多いです。
それに加えて、一部のインターナショナルプリスクールでは、幼稚園教育要領に基づく教育も行うため、幼稚園教諭免許を持っていると歓迎されます。
両方の資格があれば、選択肢がさらに広がるでしょう。