保育園で働く保育士の皆様。
今回は、保育園で自分がやりたいと思っている仕事をなかなかやらせてもらえなくて困っているという方向けに、理由と対処法を紹介します。
やりたい仕事をやらせてもらえなかった経験があります
その経験が参考になればと思います
保育士がやりたい仕事をやらせてもらえない
保育園で働く保育士の方の中には、自分がやりたいと思っている仕事をなかなかやらせてもらえなくて困っているという方もいらっしゃると思います。
例えば、
- 担任したいクラスを担任できない
- 担当したい行事や係をやらせてもらえない
- 受けたい研修を受けさせてもらえない
というような希望です。自分のやりたい仕事の希望がまったく通らずに、他の人ばかり優先されてしまうという状況になってしまっている場合もあると思います。
保育士がやりたい仕事をやらせてもらえない理由とは
ここからは、保育士がやりたい仕事をやらせてもらえないよくある理由について紹介します。
保育園の都合のため
保育士がやりたい仕事をやらせてもらえない理由は、保育園の都合によることが最も多いです。保育園の仕事の担当などは、割と機械的に決まったり、園長等の気分で決まることも少なくないです。もちろん、保育園の都合と言っても、後述する様々な理由などから複合的に判断されるため、本人の希望通りにはならないことが多いです。
やりたいという意志が伝わっていないため
やりたい仕事をやりたいということが、園長や主任などに伝わっていないという場合も、その仕事をやらせてもらえる可能性が低くなる原因です。園長や主任等の上司も、暇ではないので一度、希望などを伝えただけでは、忘れてしまったり、他の人の希望などを優先する場合もあります。
自分が信頼を得られていないため
自分自身が園長や主任等の上司から信頼を得られていないという場合も、保育士がやりたい仕事をやらせてもらえない理由の一つです。特に、そのやりたい仕事が責任を伴うものであればあるほど、信頼がない人には任せづらくなってしまいます。
自分が保育園に貢献できていないため
誰がどの仕事を担当するか最終的に決定するのは、保育園の園長や主任になりますが、できれば日頃から保育園に貢献している人に、やりたい仕事をやらせたいという気持ちがあります。日頃仕事を頑張っている人には、当然、長く働いてもらいたいという思いもあるので、積極的に、やりたい仕事を割り振って行きます。
経験や知識足りていないため
そのやりたい仕事を担当するに当たって、知識や経験などが足りていない、もしくは、知識や経験が足りていないと上司や園長に判断されているという場合は、その仕事をやらせてもらえないということになります。仮に、自分では、その仕事を十分に担当できる能力があると思っていたとしても、周囲がそう思っていなければ、その仕事をやらせてもらえない可能性は高くなります。
他に適任がいるため
他に適任がいるという場合も、自分がやりたい仕事をやらせてもらえないよくある理由になります。仮に、ここまで挙げたように自分の日々の振る舞いやこれませの経験やスキルなどに問題がなかったとしても、それ以上に、その仕事に向いているという人がいる場合は、その人が仕事の担当になることも多いです。
楽な仕事をやりたいだけの場合
やりたい仕事をやらせてもらえないというのが、単に楽な仕事をやりたいだけの場合やそれを見透かされてしまっているという場合も、やりたい仕事をやらせてもらえない理由で多いです。
保育園の園長や主任などから、楽な仕事をしたいだけだと思われていると、大抵はその仕事をやらせてもらうことはできません。自分が楽だと思う人は他の人も楽だと感じることも多く、サボろうとしているというような印象を受けやすいです。保育園としては、ある程度、全員の職員が同じ様な仕事量になるように調整する必要があるので、負担が多い仕事も楽な仕事も公平に分担しようとします。
やりたい仕事をやらせてもらえない保育士の対処法を紹介
それでは、本題である、やりたい仕事をやらせてもらえない保育士の対処法について紹介します。
上司、園長に希望を伝える
まずは、園長や主任等の上司にしっかりと希望を伝えるということが重要です。希望は、しつこいくらいに伝えるのが良いです。面談のタイミングや日々の雑談などの会話のなかでも、自分の希望というのをしっかりと話すようにしましょう。先程も書きましたが、園長や主任等の忙しいので、雑談程度で一度だけ伝えたことは、忘れてしまったり、他のもっと気持ちが強い人が優先されることもあります。
同僚にも日頃から希望を伝えておく
園長や主任等の上司だけではなく、同僚にも、日頃から希望を伝えておくことが重要です。「来年は◯歳の担任がしたい」「〇〇の研修をうけたい」というような形です。同僚から回り回って、園長等に自分の希望が伝わることありますし、気持ちが強ければ、譲ってくれるという人も現れる可能性があります。少しでも可能性を上げるために、自分の希望を日頃から周囲に伝えておくということが有効です。
日々の仕事を頑張り、保育園に貢献する
やりたい仕事をやらせてもらうためには、日々の仕事を頑張って、保育園に貢献するということが大切です。前項の「保育士がやりたい仕事をやらせてもらえない理由」にも書きましたが、日頃から頑張っている人の希望を優先して叶えてあげたいと思う人が多いです。保育園としても、辞めてほしくないので、やりたい仕事を優先的にやらせるということにも繋がります。
それでもすべての希望は叶わないということを理解する
保育士がやりたい仕事をやらせてもらえない理由でも書きましたが、やりたい仕事をやらせてもらえないのは「保育園の都合のため」ということが最も多いです。つまり、ここに挙げたようなことをやったとしても、どうにもならないときは絶対にあるということです。それを理解しておかないと、不満ばかりが大きくなってしまうことになります。大企業と比べると小さい保育園の組織とはいっても、様々な人の様々な考え方や思惑などがあるので、全員の希望が叶うということは無いです。
転職する
もし別の不満なども積み重なっているのであれば、転職するというのも選択肢の一つになります。やはり、自分が働く組織を変えないと変わらないという場合も少なくなりです。
また、転職時というのは、一番、保育園と交渉がしやすいタイミングになります。例えば、〇〇歳の担任をやりたい、〇〇の役職を担当したいというような希望は、内定後の交渉で伝えることで、ある程度保証してくれる場合が多いです。昨今は、特に保育士不足で保育士が有利な転職活動になるため、経験や実力がある人ほど、交渉がしやすい状況になります。
保育士転職エージェントを活用すると、交渉等も担当の方が進めてくれるのでおすすめです。
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まとめ:やりたい仕事をやらせてもらえない保育士の対処法を紹介
今回は、保育園で自分がやりたいと思っている仕事をなかなかやらせてもらえなくて困っているという方向けに、理由と対処法を紹介しました。
保育士が、やりたい仕事をやらせてもらえないよくある理由は以下になります。
- 保育園の都合のため
- やりたいという意志が伝わっていないため
- 自分が信頼を得られていないため
- 自分が保育園に貢献できていないため
- 経験や知識足りていないため
- 他に適任がいるため
- 楽な仕事をやりたいだけの場合
対処法として以下の内容を紹介しました。
- 上司、園長に希望を伝える
- 同僚にも日頃から希望を伝えておく
- 日々の仕事を頑張り、保育園に貢献する
- それでもすべての希望は叶わないということを理解する
- 転職する
保育園はチーム、組織で、様々な人の様々な考え方や思惑などがあるので、全員の希望が叶うということは無いということも理解しておく必要があります。