保育士が役職に就かずに仕事を続けたい。出世・昇進を断る方法。

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こんにちは。さえこ@ブラック脱出済み(プロフィール)です。ブラック幼稚園・保育園を脱出できました(^^)

私がブラック保育園を脱出するために培ったノウハウを完全無料で公開しています。


保育園で働く保育士の皆様。

こんな疑問や悩み、不満、経験はありませんか?
  • 役職に就かずに仕事を続けたい!
  • 出世・昇進を断りたい!

役職についてしまうと、仕事の負担や責任も増えると思うと億劫になってしまう方もいらっしゃると思います。

今回は、そんな方向けに、保育士が役職に就かずに仕事を続けることのメリットとデメリットを紹介した上で、保育士が役職に就かずに仕事を続ける方法と出世・昇進を断る方法を紹介します。

この記事の信頼性
私は保育園、幼稚園、認定こども園で勤務した経験があります
出世・昇進を断った経験があります
その経験が参考になればと思います
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保育士の役職

保育園での保育士の役職には以下のようなものがあります。

  • 園長
  • 副園長
  • 主任保育士
  • 副主任保育士
  • 専門リーダー

各役職における保育園での仕事の特徴を簡単に説明します。

園長

保育施設のトップで管理責任者になります。施設長という場合があります。基本的には、保育の仕事は行わずに管理業務を行う場合が多いです。

副園長

大規模な保育園では副園長の役職がある場合があります。園長に次ぐ保育園の責任者になります。園長の代理業務やサポートを行います。

主任保育士

保育園の現場のトップ、つまり保育士のトップの役職になります。保育現場の責任者にあたり、幅広い視野と保育スキルなどの知識が求められます。後輩の育成なども担当する場合があります。

副主任保育士

主任保育士のサポート役になります。指定数の保育士等キャリアアップ研修を修了することが主な就任の条件になります。

専門リーダー

専門リーダーは、以下のような各分野に特化した役職で、いわば保育のスペシャリストになります。指定数の保育士等キャリアアップ研修を修了することが主な就任の条件になります。

  1. 乳児保育
  2. 幼児教育
  3. 障害児保育
  4. 食育・アレルギー
  5. 保健衛生・安全対策
  6. 保護者支援・子育て支援
  7. 保育実践

各保育園に共通していることが多い役職は上記のような役職で、一般的な会社の役職構成とは異なることが多いです。

また、これ以外にも各保育園には様々な役職がある場合もあります。それぞれの役職における責任の範囲や仕事内容も保育園によって異なる場合もあります。

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保育士が役職につかないメリット・デメリット

ここからは、保育士が役職につかないメリット・デメリットについて紹介します。

仕事の負担が増えない

保育士が役職につかないメリットの1つ目は、仕事の負担が増えないということです。役職につくと、担当する仕事が増えることが多いです。園によっては、担任などの業務はそのままで単純に役職の業務が増える場合もあります。

新たな役職に就くことで、どれくらい仕事量が増えるのかは、各保育園の状況によります。自分の適正なども踏まえると、感じる仕事の負担は逆に減る場合もあるので、自分が勤めている園の過去のその役職の人の状況や自分の適性などもしかっかりと判断するようにしましょう。

仕事の責任が増えない

保育士が役職につかないメリットの2つ目は、仕事の責任が増えないということです。役職につくと、当然ですが責任は増すことになります。特に、対外的にも「主任保育士」というような肩書は、保護者の対応をする上でも、より責任ある対応や発言などが求められることになります。何かトラブルがあれば、部下の責任を取るということもあるでしょう。

責任についても、新たな役職でどれくらい責任が増えるのかは、各保育園の状況によります。自分自身の適正によっては責任ある立場のほうが向いているという場合もあるので、こちらも自分が勤めている園の過去のその役職の人の状況や自分の適性などもしかっかりと判断するようにしましょう。

給料が増えない

保育士が役職につかないことのデメリットは給料が増えないというものです。ただし、保育園によってはほとんど給料は増えないのに役職が付与されて責任や負担が増すこともあるので、このメリットがほとんどない場合もあります。

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保育士が役職に就かずに仕事を続ける方法、出世・昇進の話を断る方法

ここからは、本題である保育士が役職に就かずに仕事を続ける方法、出世・昇進の話を断る方法について紹介します。

はっきりと断る

基本的には、園長に対してはっきりと役職の辞退の意思を伝えるということが、出世・昇進を断る方法になります。園長から出世・昇進の話が出たら、しっかりと自分の思いを正直に伝えましょう。やりたくないという人を、無理に役職につけるということは、保育園にとってもメリットがないので、出世・昇進を撤回してくれることが多いです。

  • 自信がない
  • 仕事の負担や責任に耐えられない
  • 給与に見合ってない

という点を素直に話すと良いでしょう。

事前に伝える

保育園では、事前に告知なく出世・昇進するということもあります。役職につきたくないという意思は、面談などの場で事前に伝えておくと良いでしょう。

転職も視野に入れる

給料はほとんど増えずに、仕事の負担や責任だけが増加するというのは、不合理な話です。もし、断った場合でも無理に出世・昇進させられてしまうという場合は、転職を検討するしかありません。転職時は入植時の役職などの交渉もしやすいので、役職なしの保育士として働き続けるための交渉もしやすいです。他の保育園なら同じ役職でももっと高い給料を貰える場合もあるので、他園で役職につくということも検討する価値があります。

また、転職の話を出せば、保育園も出世・昇進を撤回してくれる場合もあります。ただし、転職する気が全くないのに、むやみやたらに転職するということを交渉に使わないようにしましょう。場合によっては信頼を失ってしまう場合もあります。

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仕事の負担・責任増加と給料アップを天秤にかけよう

もし、役職につくべきかどうか迷っているという方は、仕事の負担・責任増加と給料アップを天秤にかけて判断するのがおすすめです。

その保育園で勤めている場合は、過去にその役職について働いている人の様子は知っていると思うので、どれくらい仕事の負担や責任が増加しているのかわかると思います。また、給与アップについてもある程度わかるでしょう。それらを踏まえて、メリットがあるかどうかを判断しましょう。

また、判断する上では、その保育園でのことだけではなく、今後の保育士のキャリアについても考えるようにしましょう。その保育園では、役職につくことで給料が上がらずに仕事の負担や責任だけが増えてしまうことになりますが、転職をした場合に、役職についていたことが評価されて給与アップで転職することができる場合もあります。もし、今後転職をするということを考えている場合は、経験を積んでおくということも悪いことではないでしょう。

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まとめ:保育士が役職に就かずに仕事を続けたい。出世・昇進を断る方法。

今回は、保育士が役職に就かずに仕事を続ける方法と出世・昇進を断る方法を紹介しました。

保育士が役職に就かずに仕事を続けることのメリットとデメリットは、

  • 仕事の負担が増えない
  • 仕事の責任が増えない
  • 給料が増えない

ということを挙げました。役職について、仕事の負担や責任も増えてしまうなら、それは受け入れられないという方も多いと思います。

保育士が役職に就かずに仕事を続ける方法、出世・昇進の話を断る方法として以下の内容を紹介しました。

  • はっきりと断る
  • 事前に伝える
  • 転職も視野に入れる

保育園の状況によっては、断っても出世昇進が避けられれない場合もあると思います。昇進後に少し働いてみてから転職を考えるというのも悪いことではないでしょう。