保育園で働く保育士の方、人間関係で悩んでいる方。
今回は、保育士が職場で無視されてしまう原因と対処法について紹介します。
その経験が参考になればと思います
保育士が職場で無視されてしまう原因
まずは保育士が職場で無視されてしまう原因について解説します。
ネガティブな感情を抱いている
無視というのは、非常に幼稚な行動であり、褒められたものでは全くありませんが、誰かを無視をしている人にはその理由が必ずあります。
理由は、様々だと思いますが、
言うまでも無く、無視をした相手に対してネガティブな感情を抱いているということは間違いありません。
理由が一つのことだけという場合もあると思いますが、何個も積み重なっているということもあります。また、なんとなく嫌いというような、無視をされているほうからするとどうしようもないことが理由の場合もあります。
忙しい、疲れている
無視をした相手に対してネガティブな感情を抱いているということに加えて、忙しい、疲れているという場合に、無視という形で現れる人もいます。普段は無視はされないけど、タイミングによっては無視をするという人はこのタイプになります。
他の人にはどう対応しているか?
保育士が職場で無視されてしまっている原因がわからないという場合は、まずは、他の人にはどのような対応をしているのかを観察してみましょう。明らかに自分だけが無視されているというような場合もあれば、イライラしている時に、周りの人を無視しがちな人もいます。
もし、職場内に相談できる人がいるのであれば、どのような対応をされているのかということを聞いてみるのも良いと思います。それによって、無視される側としても、受け取り方が変わってくると思います。
無視はパワハラ?
厚生労働省によると、パワハラの定義は以下のように記載されています。
職場のパワーハラスメントとは、職場において行われる①優越的な関係を背景とした言動であって、②業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、③労働者の就業環境が害されるものであり、①から③までの3つの要素を全て満たすものをいいます。
より詳しくは以下のホームページで内容を確認することができます。
※参考「厚生労働省 あかるい職場応援団 パワーハラスメントの定義」https://www.no-harassment.mhlw.go.jp/foundation/definition/about
保育士が職場で無視されている場合の対処法
保育士が職場で無視されている場合の対処法について紹介します。
まずは仕事に支障がでているかどうか
まずは保育園での仕事に支障が出ているかどうかひとつのポイントになります。そのままでも問題が生じないのであれば、とりあえず様子見をするということでも良い問題ありません。逆に自分を含めて仕事や同僚などに実害が生じてしまっている場合は、なんらかの対処が必要になってきます。
自分を責めない
続いて、無視をされてしまっている時に大切なことは、自分を責めないということです。保育園という職場において、仮に人間関係のトラブルや仕事上のトラブルなどがあったとしても、その対処方法が「無視」というのは、なんの解決策にもなっていない幼稚な行動になります。
つまり、どんな原因で無視をされていたとしても、無視をしている方も一定以上の「悪」であるといえます。
その悪意のある存在がした「無視」という行動に対して、自分を責めてしまうと、精神的なダメージがどんどん蓄積していくことになってしまいます。もちろん、相手はそれを狙っているという可能性もあります。
「あれを改善してもだめ」「これを改善してもだめ」というように、何をやっても関係性が良くならならないので、ますます自分が追い込まれてしまします。保育士が職場で無視されてしまう原因のほうでも書きましたが、無視をされているほうからするとどうしようもないことで無視をされているという場合もあるため、なにをしても改善できない場合もあります。また、無視している相手の感情によっては、もうこちらがどうしたって改善ができないという場合もあります。
そのため「無視されている」「なんとかしなきゃ」と自分を追い込みすぎてしまうというのは本当に危険な対処法になります。
上司、園長に相談する
無視されていることで、保育園での仕事上、なんらかの支障が出てしまっている場合は、上司、園長に相談するようにしましょう。
「無視されている」という事実よりも、無視されていることによって、保育園での仕事で問題が起きてしまっているということを相談しましょう。
例えば、連携が取れずに園児が危険な目にあってしまうリスクが上がっているというような相談がおすすめです。
こちらとしては、「無視されたくない」という主張ではなく、仕事に支障が出ているので改善してほしいという相談になります。さきほども書きましたが、無視というのは、悪意のある幼稚な行動なので、仮に無視をされている原因が自分に非があるものだとしても、この相談内容であれば、上司・園長は対処せざるを得ないです。
原因がわかっているなら歩み寄りも必要
自分が無視されている原因がなんとなくわかっているという方もいると思います。原因がわかっているのであれば、改善や歩み寄りをするということも大切です。
自分の目線では、相手が悪いと思っていることでも、実は、相手側の目線では自分が悪いということになっている場合があります。相手が悪いのになぜ自分が気を使わなければいけないのか、謝らなければいけないのかと、感じると思いますが、それでは状況は一向に良くなりません。
無視をされている時点で、1対1ではもうどうしようもないので、中立的な第三者を入れて、話し合いをするしか方法はないでしょう。自分や相手のどこに非があったのかということを客観的な目線でもう一度考え直してみて、着地点を探ってみましょう。
パワハラは外部機関に相談も
パワハラの内容については先ほど書きましたが、パワハラに該当するような状況になってしまっている場合は、外部機関にも相談を検討しましょう。
どうしようもないなら転職を検討しよう
無視されているという状況が続いていて、どうしようもなくなってしまっている場合は、転職を検討したほうが良いかもしれません。
- 客観的に見ても、どう考えても自分は悪くない
- 上司、園長も何も対処してくれない
このような場合は、残念ですが、組織としての自浄作用が全くない状態なので、そのまま続けられない状態であるのであれば、転職をするしか改善の方法はありません。
まとめ:保育士が職場で無視されてしまう原因と対処法
今回は、保育士が職場で無視されてしまう原因と対処法について紹介しました。
職場において、誰かが誰かを無視するというのは、とても幼稚で悪意ある行動です。無視される方に原因がある可能性もあったとしても、無視をするということは適切な対処とは言えないです。
無視をされてしまっている原因がわかっているなら歩み寄りも必要ですが、なぜだかわからなかったり、なんとなく嫌いというような、無視をされているほうからするとどうしようもないことが理由の場合もあります。その場合に、自分が改善しなきゃと自分を責めてしまっても、どうしようもない可能性があります。
もし、仕事に実害が出てしまっていて、周囲に相談してもどうにもならない場合は、転職を検討したほうが良いかもしれません。自分自身がそのまま働き続けられないのであれば、転職をするしか改善の方法はありません。