保育園で働く保育士の方。人間関係で悩んでいる方。
今回は、保育士だけど周りが敵ばかりの保育園でつらいという方向けに、考え方や対処法などを紹介します。
複数回の退職、転職経験があります
その経験が参考になればと思います
保育士だけと周りが敵ばかりでつらい
保育園で働いて、周りが敵ばかりでつらいと思っている方もいらっしゃると思います。特に、一つの保育園は職員の人数も数十名ほどでそこまで大きくないので、全員が敵に見えてしまうということが起きやすい環境にあるかもしれません。
保育士が職場で周りが敵ばかりだと思ってしまう原因
保育園で働いていて、本当に職場の人全員が敵ばかりという状況はあまりないです。多くの場合は、自分自身の考え方の問題で、周りが敵ばかりだと錯覚してしまっているという場合があります。そのように錯覚してしまう原因について説明します。
- 自信がない
- 気持ちがネガティブになっている
- 仲間がいない
これらの要素が組み合わさることで、保育士が職場で周りが敵ばかりだと勘違いしてしまうということが起きてしまいます。
自信がない
自分に自信がないという、職場の同僚も自分のことをよく思っていないと考えてしまうことが多いです。「どうせ自分は期待されていない」「邪魔者だと思われている」というようなネガティブな感情を生んでしまいます。保育園での仕事の面でもそうですし、人間関係の構築という面でも自信がない人は、どうしても周りが敵に見えてしまうことがあります。
気持ちがネガティブになっている
自分に自信がないということとも関連しますが、自分自身の気持ちがネガティブになってしまっていると、周りの人間の行動や人間関係に対してもネガティブに考えてしまうことが多いです。例えば、誰か一人に怒られてしまったりすると、同僚、先輩、上司等の全員が自分の悪口を言っているように錯覚してしまう場合があります。
仲間がいない
人間関係の難しい部分でもありますが、職場に信頼できる人や相談できる仲間がいないと、どうしても敵に見えてしまう場合があります。例えば、他の同僚同士は仲が良いのに、自分だけは一人という感じだと、疎外感はどんどん強くなります。そんな状況下で、もし、同僚の一人だけでも、良好な関係を築けないというようなことが起きると、全員が的に見えてしまいます。
保育士が職場で周りが敵ばかりになってしまう原因
自分自身の考え方の問題で、周りが敵ばかりだと錯覚してしまっているというケースについて書きました。ですが、保育士の方のなかにはどうかんがえても、職場で周りが敵ばかりになってしまっているという方もいらっしゃると思います。
あまりにも仕事ができない
保育園での仕事があまりにもできないという場合も保育士が職場で周りが敵ばかりになってしまう原因の一つになる場合があります。
できなかったとしても学ぶ姿勢があったり、努力している姿勢があれば別ですが、できないからやらない、やる気もないというような姿勢だと、反感を買ってしまうことが多いです。どうしても保育園という仕組み上、誰かが仕事をおろそかにしていたり、サボったりしてしまうと、そのツケは他の誰かにいくことになります。
そういう人にはあえて優しくしようと思う人がいないので、段々と、敵が増えているというような状況が生まれます。
協調性がない
やるべきときにやるべきことをやらず別のことをしてしまっている、というような協調性のない行動が目立ってしまうと、周囲から煙たがられてしまうことがあります。このような行動を繰り返していると、いつの間にか周囲が敵ばかりになってしまっていたという場合もあります。
おかしな先輩・上司・園長がいる
保育園におかしな先輩・上司・園長等がいるという場合も、保育士が職場で周りが敵ばかりになってしまう原因になります。
おかしな先輩・上司・園長とは、例えば、根拠がない「気に食わない」というような逆恨みのような感情で、個人を攻撃するような人です。このような人物が責任のある立場にいると、どうしても、他の同僚たちも歯向かうことができずに、流されてしまうことが多いです。また、嘘や悪意のある悪口などを言いふらされてしまうというような場合もあります。
保育士が職場で周りが敵ばかりという場合にできる対処法
ここからは保育士が職場で周りが敵ばかりだと思ってしまっていたり、敵ばかりという状況になってしまっている場合の対処法について紹介します。
抱え込まない
保育士が職場で周りが敵ばかりという状況に陥ってしまった場合は、まずは「抱え込まない」ということが大切です。あれもこれも「一人でやらなきゃ」「もっと敵を作ってしまう」というような考え方をしてしまうと、どんどん追い込まれてしまっていくことになります。
本当は周りに敵ばかりではないという事を知る
先程も書きましたが、保育士が職場で周りが敵ばかりだと思ってしまっているのは、ネガティブな気持ちに起因する錯覚であることも多いです。本当に職場の人全員が敵になっているという状況は、そこまで多くはないです。
そのように見えても、一部の人は、立場が強い人に話や態度を合わせているだけで、本当に敵意があるわけではないことが多いです。本心はなんとも思っていなかったり、可哀想と思ってくれている場合もあります。まずは、職場の保育園には敵ばかりとは、勝手に思い込まないということが大切です。
まずは一人味方を作る
保育園で周りが敵ばかりと感じている場合は、まずは、一人だけでも良いので味方を作りましょう。一人でも味方がいるだけで、精神的にも心強くなります。どんな些細なことからでも良いので、まずは気軽に話せるような関係の同僚を一人作るようにしましょう。
みんながやりたくない仕事を率先してやる
まずは一人から職場に味方を作るための手っ取り早い方法は、みんながやりたくない仕事を率先してやるということです。
結局のところ、ほとんどの人は、生活のため、お金を稼ぐためにその保育園で保育士の仕事をしているという場合が多いです。給料は支払わないけれど続けますかと言われれば、続けないという人がほとんどでしょう。もちろん、そのなかで、個人個人がやりがいなどを感じて仕事をしているということになります。
そんな中で、組織として必要な仕事というのは、個人個人がやりたい仕事ばかりではありません。必ず、やりたくない仕事というのが出てきます。そして、それらは得てして、他のみんなもやりたがらない仕事であることが多いです。
日々の細かい雑用でも、行事の担当などでも、誰もやりたがらないという場合があると思います。そのような仕事を率先してやることで、どんな人でも「自分がやりたくない仕事をやってくれる」 → 「ありがたい」 という感情を抱くようになります。自分がやりたくない仕事をやってくれる人は、辞めてほしくないので、自然と優しく接してくれるようになります。
そうすることで、少しづつ味方を増やしていくことができます。
退職、転職する
どうしても、まわりが敵ばかりという状況を改善することができなければ、退職や転職するということも視野に入れましょう。まわりが敵ばかりという状況が続き、あまりに自分を追い込んでしまうと「適応障害」や「うつ病」などになってしまうリスクもあります。そうなると、今度は働くこと自体ができなくなってしまう可能性もあります。
また、先程も書いたように、保育園でおかしな先輩や上司、園長に当たってしまったら、自分だけの力ではどうしようもない場合もあります。自分が保育士として、人間としてもどんなに完璧に立ち回ったとしても、園長の「気に食わない」というような逆恨み一つで、その職場に自分の居場所がなくなってしまうという場合もあります。
そもそもおかしな先輩や上司、園長ということになるので、どんなに自分自信の行動や立ち振舞を良くしたとしても、改善できない場合があります。そのような環境で我慢したり、耐えたとしても、その状況が良くなる保証はありません。
まとめ:保育士だけど周りが敵ばかりの保育園でつらい。考え方や対処法
今回は、保育士だけど周りが敵ばかりの保育園でつらいという方向けに、考え方や対処法などを紹介しました。
本当に職場の人全員が敵ばかりという状況はあまりないです。多くの場合は、自分自身の考え方の問題で、周りが敵ばかりだと錯覚してしまっているというケースです。まわりが敵ばかりという状況が続き、あまりに自分を追い込んでしまうと「適応障害」や「うつ病」などになってしまうリスクもあります。そうなると、今度は働くこと自体ができなくなってしまう可能性もあります。
どうしても、まわりが敵ばかりという状況を改善することができなければ、退職や転職するということも視野に入れましょう。