目次 | 内容 |
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【実体験】保育士の仕事を馬鹿にされたことはあるか? | ・筆者自身は直接馬鹿にされた経験なし ・仕事内容への誤解や、低い給料という世間のイメージから「頑張っていて偉い」と見られることがある |
【実体験】保育士の仕事を尊敬されたことはある? | ・子育て経験者からは「たくさんの子どもの保育をしていてすごい」と尊敬されることが多い |
保育士の仕事は社会の底辺の仕事なのか? | ・筆者は仕事に底辺も頂点もないという見解 ・給料は改善傾向で、やりたがる人も多く、ブラックかどうかは職場次第 ・資格が必要で、誰でもなれる・できる仕事ではない |
保育士の仕事を馬鹿にしてくる人に出会ってしまったら? | ・相手にする必要なし ・そのような人は想像力が低いか、何も考えていないため関わるだけ時間の無駄 |
【まとめ】保育士の仕事は馬鹿にされる?尊敬される? | ・直接馬鹿にされることは少ないが、仕事内容への誤解や待遇に関する誤った評価が存在 ・子育て経験者からは尊敬され、「社会の底辺」という見方は誤解 ・他人の評価で給料や待遇は変わらないため、気にせず自信を持つ姿勢が大切 |
よくある質問(FAQ) | ・低い給料や待遇、仕事内容への理解不足が社会評価の議論の背景 ・専門性として乳幼児の発達に応じた知識、安全管理、教育心理学、保護者支援など多岐にわたるスキルが必要 ・ネガティブ評価時は相手の理解不足と捉え、自身の価値を他人に左右されないこと ・給料は国や自治体による処遇改善が進み、今後もさらなる改善が期待 ・子どもの成長を見守る喜び、保護者からの感謝、子どもに慕われることがやりがい ・共働き家庭を支え、子どもの成長を促す社会にとって不可欠な役割 |
Yahoo知恵袋でとある質問を見つけました。
保育士って、低学歴なんですか?
バカにされる底辺の人間がする仕事なんでしょうか??
とある人間に、「世間でそう言われがちで底辺の人でもなれる仕事だ」と言われました。私は保育士なんですがとてもとても、悲しい気持ちになりました。
※参照 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10210057185
保育士の仕事は、本当に人から馬鹿にされるようなものなのでしょうか?実際にこのような場面に出くわしてしまった場合、どのような対処をすればよいでしょうか?
また、これから保育士になろうと考えている方にとっては、やはり他人から実際のところどう思われるのか気になるところだと思います。
私の実体験等も交えながら、保育士の仕事は馬鹿にされるのか、尊敬はされるのか、そして、万が一馬鹿にされてしまった場合にどのように気持ちを保つべきかということを紹介しています。
保育士の仕事への世間の評価に悩んでいる方もいらっしゃいます。
この記事では、保育士の仕事が「馬鹿にされる」のか、「尊敬される」のか、あるいは「社会の底辺」だと見られているのかという疑問について、私自身の保育経験を交えながらその真実をお話しします。

自分の仕事が本当に社会に認められているのか、自信が持てない…

外部の評価に左右されず、自信を持って働き続けるためのヒントが見つかります
その経験が参考になればと思います
【実体験】保育士の仕事を馬鹿にされたことはあるか?
結論から言うと、私自身は、保育士だからという理由で馬鹿にされたり、下にみられたというような経験はないです。これは、単にたまたまかもしれませんし、私が気づいていないだけの可能性もあります。
実際に、記事の冒頭では、Yahoo知恵袋で保育士の仕事を馬鹿にされたという人の話が出てきています。
やはりネット上などでは、保育士という仕事自体を馬鹿にしたり、下に見るような発言をする人もいないわけではないです。Yahoo知恵袋の例のように、そういう発言や経験談を目にすることもなくはないです。
本人の目の前では直接は言わなかったとしても、内心ではそう思っている人が一定数いるということは事実としてあると思います。割合の違いはあれど、これはどのような職業に関しても言えることかもしれません。だから世の中には職業差別のようなものが存在しているのだと思います。
直接言われたり、そのような態度を取られることは極稀なケースだと思いますが、保育士をしていると、もしかしたら遭遇してしまうこともあるかもしれません。
保育士の仕事内容を理解していない人は多い
私自身は直接、保育士の仕事を馬鹿にされたという経験はないと書きましたが、保育士の仕事内容を理解していない人は多いと思います。もちろん、保育園と関係ない生活を送っている人が、仕事内容を理解する必要は必ずしもないと思います。
「ただ子どもと遊んでるだけでしょ」と本気で思っている人いまだにいるのも事実ではあります。口では言わなくてもそう思っている人もいるでしょう。理解する必要もないし、する気もないのでこのような発想になるんだと思います。
保育士の仕事は仕事内容が誰でも想像がしやすいものだと思うので、このような考えを持っている人は少なからずいると思います。
そんなシーンに出くわしたときは、なんにもわかっていないなと思いながらも、「遊んでるだけでお給料がもらえてラッキー」と脳内で変換して、やり過ごすのがおすすめです。
待遇低いのに頑張っていて偉いと勝手に思われる
世間的には、保育士の給与待遇が低い、仕事が大変ということは周知の事実になりつつあります。待機児童が多く発生していて、その一因が保育士不足であるためです。保育士不足というのが世間には認知されてきていて、度々、そのことがニュースなどになることもあります。
保育士の資格を持っていても、保育士として働かないという、つまり、他の仕事をしている人も多いです。これらのことから「保育士 = 給料低い、大変」というような固定概念を持っている人はやはり多いです。
そのような人は保育士と聞くだけで、「(待遇低いのに頑張っていて)偉いねぇ!」という発想になります。これは、尊敬されるということとは少し違うかもしれません。受け取り方によってはある意味で馬鹿にされているということと同義なのかもしれません。
実際に、私自身としては保育士全体として待遇は決して他の仕事と比べて良いとは思いませんが、勤めている場所や状況によって大変さなどは大きく異なるので、頭ごなしにこのように偉いと言われるのには少し違和感を感じます。この考え方自体が、最終的な職業差別に繋がっている可能性も否定できないです。
ただ、あくまでも、馬鹿にするつもりがあって言っているわけではないということはわかるので、私自身は対して気にはならないです。
【実体験】保育士の仕事を尊敬されたことはある?
子育て経験のある人からは尊敬されることが多い
一方で、子育て経験がある人からは、保育士という仕事が尊敬されるということは多いです。特に複数人の子どもの面倒を見るという点で、「自分の子どもだけでも精一杯なのに、たくさんの子どもの保育をしていてすごい」という考えを持つ人は多いです。
子育てと保育士の仕事は、異なるものではありますが、やはり子育て経験のある方は、仕事内容が想像しやすいという側面が影響していると思います。
保育士の仕事は社会の底辺の仕事なのか?
そもそも「社会の底辺の仕事」の定義とはなんのことなのでしょうか。もし、保育士を社会の底辺の仕事という人がいるのであれば聞いてみたいです。
私自身がどんな仕事であっても底辺も頂点もないと思っているので、もしこう言われたり・思われたとしてもよくわからないですし、精神的なダメージは特にありません。
関わってはいけない人だと認識できるので、むしろプラスかもしれません。そして、そう思うことが重要だと思います。
- 給料が安い仕事?
- みんながやりたがらない仕事?
- ブラックな仕事?
- 誰でもなれる仕事?
- 誰でもできる仕事?
よくわからないですが、想定されるのはこのような回答でしょうか。
保育士は給料が安い仕事?
保育士の給料はたしかに高くはないですが、最近では改善してきていますし、保育士より安い給料で働いている人もたくさんいると思います。
もちろん人によっても給料は違うので、保育士をひとくくりにすること自体が、適切とは言えないかもしれません。
保育士の仕事はみんながやりたがらない仕事?
小学生がなりたい職業の調査結果は調査主体や年度によって異なりますが、特に女子のなりたい職業の調査では上位にランクインする傾向が見られます。実際に資格を取る人も毎年大勢いるので、みんながやりたがらない仕事にも該当しないと思います。
ただ、資格をとっても保育士として働いていない潜在保育士も多いので、保育士の実態を知ったり、実際に働いてみて辞めていく人は多いかもしれません。
個人的なイメージでは、仕事内容はやりたいけど、待遇が悪いから、他の仕事をしているという人は多いという感覚があります。
保育士はブラックな仕事?
ブラックかどうかは働く保育園や状況次第、本人の気持ちによっても変わるので、保育士全員がブラックなわけではありません。
ただ、保育士の給与待遇が低い、仕事が大変ということは、割と世間に広まってきているので、それが歪曲されると、保育士 = ブラック = 底辺 と勝手に解釈する人も出てくるのかもしれません。
保育士は誰でもなれる仕事?
もちろん、保育士の仕事は誰でもなれるわけではありません。資格を取るには、専門学校や大学などの保育士養成施設で単位を取得して卒業するか、保育士試験に合格する必要があります。
保育士試験を受けるには、大学、短大、専門学校などを卒業しているか、そうでない場合は、保育施設での実務経験が必要です。
そして資格を取ったあとに保育士として働くには、保育園に保育士として採用される必要があります。この時点で誰でもなれる仕事ではないということが、簡単にわかると思います。
たしかに他の国家資格と比較した場合に、ものによっては取得がしやすいという場合もあるかもしれませんが、誰でもなれるというのは明らかに間違いです。
もし、誰でもなれる仕事というのが、「努力すれば誰でもなれる」という意味であれば、他のほとんどの仕事も同様です。
保育士の仕事は誰でもできる仕事?
先程も書きましたが、保育士の仕事内容を理解していない人は多いです。理解していないだけなら別に良いですが、「楽なもの、簡単なもの」と勘違いしている人もいます。
例えば、プログラマーという職業なら「何しているかよくわからない!難しそう!すごい」となっても、保育士だと「何しているかよくわからない!子どもと遊んでて楽しそう!」となりがちです。
実際に「子どもと遊んでいるだけ」と思っている人は多いと思います。保育園と無関係の生活をしていて、保育士の仕事をよく知らない人は誰でもできる仕事だと考えてしまうのかもしれません。
保育士の仕事を馬鹿にしてくる人に出会ってしまったら?
保育士という仕事が他人から馬鹿にされる、もしくは、知り合いやネットなのでそのようなシーンを保育士が目撃することはこれからも起こりうることだと思います。
- 保育士の仕事は底辺
このような考えの人は想像力が低いか、対してなにも考えていない人なので、相手にする必要はありません。このような考えをすること自体が残念な思考の持ち主なので関わるだけ時間の無駄です。
そんなことを言われていちいち落ち込んだり、悩む必要もありません。
まとめ
保育士の仕事は「馬鹿にされるのか」「尊敬されるのか」「社会の底辺なのか」という疑問について、私の実体験を交えながら真実をお伝えしました。
直接馬鹿にされることは少ないですが、保育士の仕事内容の誤解や待遇に対する勝手な評価があることも事実です。
保育士をしているということで直接、馬鹿にされるということは少ないかもしれませんが、ないとは言えないです。悪意がなくても、勝手に「(待遇低いのに頑張っていて)偉いねぇ!」と思われることはあるかもしれません。
その以外にも「子どもと遊んでいるだけ」と思っている人は世の中には少なからずいると思います。
馬鹿にされても、尊敬されても、給料や待遇は変わらない
保育士という仕事が馬鹿にされても、尊敬されても、給料や待遇は変わらないです。変わるのは自分の気持ちだけです。
なので、いちいち、馬鹿にされたことに対して反論する必要も悲しむ必要もなく、無視で問題ないと思います。それくらいの気持ちが良いと思います。
他人からどのように思われようと、保育士の仕事の価値やあなたの待遇が変わることはありません。
あなたの気持ちの持ち方で、日々の保育士の仕事の捉え方は大きく変わります。
ぜひ、この保育士の仕事に誇りを持ち、自信を持って日々の保育に取り組んでください。
よくある質問(FAQ)
- Q保育士の仕事はなぜ「馬鹿にされる」と感じるような社会的な評価が議論されるのですか?
- A
私自身の経験では直接馬鹿にされたことは少ないですが、「保育士の仕事」に対する「社会的地位」についての議論は確かに存在します。
これは、保育士の専門性に見合わない低い「給料」や「待遇悪い」といった労働条件が背景にあると考えます。
多くの人が、子どもを預かる責任の重さや、多岐にわたる専門知識が必要な「仕事内容」を十分に理解していないため、その価値が正しく評価されていないと感じることが、こうした議論を生む原因になっているのかもしれません。
- Q保育士は「誰でもできる仕事」ではありませんが、具体的にどのような「専門職」としての知識やスキルが求められますか?
- A
保育士の仕事は、子どもの成長を専門的に支える重要な役割を担う「専門職」です。
単に子どもと遊ぶだけでなく、乳幼児の発達段階に応じた「仕事内容」を理解し、安全管理、栄養、保健衛生、教育心理学、救急法など多岐にわたる専門知識が求められます。
遊びを通して社会性や自立心を育むスキル、保護者支援、多職種連携といったスキルも不可欠です。
これらは「保育士資格」を持つプロフェッショナルだからこそできることなのです。
- Q厳しい声やネガティブな評価に直面した時、どのように自分の気持ちを保てば良いのでしょうか?
- A
世間からの「保育士 大変」といった声や、心ない評価に直面した時に「保育士 辛い」と感じたり「保育士 ストレス」を感じることもありますよね。
私は、まずそうした言葉は、その人が「保育士の仕事」を深く理解していないだけだと認識します。
そして、他人からの評価に自分の価値を左右されないことが大切だと考えます。
私たちの「保育士 悩み」は尽きないかもしれませんが、「保育士の仕事」に誇りを持ち、「保育士 やりがい」を感じながら、日々の子どもたちの成長に目を向けることで、自身の「精神的負担」を軽減できます。
- Q「保育士は給料が安い」という話を聞きますが、「給料」面で今後どのような改善が見込まれますか?
- A
「保育士 給料安い」という認識は依然としてありますが、近年では国や自治体による処遇改善の取り組みが進んでいます。
特に、保育士の専門性の評価や、労働環境の改善に向けた政策が講じられています。
例えば、保育士処遇改善等加算などにより、以前に比べて給与水準は少しずつ上昇している状況です。
今後も「保育士 待遇悪い」といったイメージを払拭するために、さらなる改善が期待されます。
- Q「保育士 大変」で「辛い」仕事だと聞きますが、「保育士のやりがい」や「喜び」はどのような時に感じられるものでしょうか?
- A
保育士の仕事には確かに「保育士 大変」な面や、「保育士 辛い」と感じることもありますが、それ以上に大きな「保育士 やりがい」と「保育士 喜び」を感じられる瞬間がたくさんあります。
子どもたちが小さな成長を遂げる瞬間を間近で見守れること、昨日できなかったことができるようになる瞬間に立ち会えることは、何物にも代えがたい「喜び」です。
卒園式で保護者から感謝の言葉をいただいた時や、子どもたちが「先生大好き」と慕ってくれる時に、この仕事を選んで本当に良かったと心から感じます。
- Q「保育士の仕事」は社会にとって「不可欠」な役割を担っているとは、具体的にどういうことでしょうか?
- A
「保育士の仕事」は、現代社会において欠かせない「社会貢献」をしています。
共働き家庭が増える中で、保護者が安心して仕事に集中できるよう、子どもたちを預かる場所を提供しています。
これにより、親の就労を可能にし、社会経済活動を支える重要なインフラとなっています。
また、子どもたちが人間関係を学び、基本的な生活習慣や社会性を身につける最初の場所を提供することで、健やかな成長を支え、将来の社会を担う人材を育む基盤を築いているのです。