保育士を辞めて異業種に転職したいという方。
様々な不満からもう保育士を辞めて別の仕事をしたいという方もいらっしゃると思います。また、保育士の仕事だけでは飽き足らず、別の仕事も経験してみたいという方もいらっしゃると思います。
そういった方が思いつく職業に「接客業」も挙げられると思います。保育士を辞めたい、別の仕事をしたいと思っている方が悩むのが自分は接客業に向いているのか、接客業に転職できるのかということだと思います。
今回は、保育士から接客業には転職できるのか、保育士の仕事と掛け持ちはできるのか、保育士の仕事との給料の比較などについて紹介します。
複数回の転職経験があります
その経験が参考になればと思います
接客業とは?
接客業は、その名の通り、お客様を接客する仕事になります。店舗や施設に訪れるお客様をもてなしたり、サービスや商品を提供する仕事になります。様々な会社で接客を担当するスタッフがいるため、求人の需要は高いです。
- 飲食店のホールスタッフ
- アパレルの販売スタッフ
- コンビニ、スーパーのレジスタッフ
- ホテル、旅館のフロント
これらそれぞれの業種や職種によって仕事内容は大きく異なります。元保育士の方のなかには、保育士を辞めて接客業に転職したという方も少なくないです。
保育士は接客業に向いている?
保育園で保育士として働いている方で接客業に転職を考えている方が気になるのは、自分は接客業に向いているのかということだと思います。ここでは、個人個人の特性、接客業の中の業種や仕事内容によって、厳密に向き不向きは異なると思いますが、保育士として働いている方は接客業の仕事が向いているのかという点について解説します。
接客業に必要なスキル
接客業は、基本的には、店舗や施設に訪れるお客様をもてなしたり、サービスや商品を提供する仕事になるので、気配りやコミュニケーション能力などの対人スキルが求められます。また、接客業は長時間に渡って立ちっぱなしであり、お客さんからの目線もあり、ひと目を気にしながらの仕事になります。そういった点では、体力も必要な仕事になります。
保育士の仕事も、園児の保護者とも接する機会が多くそういった意味では、ある種の接客対応を行っているということもできます。また、体力という面においても、保育士の仕事は体力仕事という側面もあるので、保育園での仕事をこなせているという人は体力面でも接客業に順応できることが多いでしょう。
接客業に向いている人とは?
人をもてなすのが好きであったり、誰かと話したり、誰かに喜んでもらうことが好きという方は、接客業が向いていると言えるでしょう。また、仕事として、店舗や会社の顔として、お客様と接するという以上、理不尽な思いをする場面も出てくると思います。そういった理不尽な場面でも耐えられる精神的な強さも必要になります。
これらの接客業に必要なスキルや向いている性格などを考慮すると、保育園で保育士として働くことができているという方であれば、多くの人は接客業に向いていると言っても過言ではないでしょう。保育士の仕事での経験でも活かせる部分は多く、保育士としての仕事の経験も無駄にはなりにくいです。
保育士から接客業には転職できる?
本題の保育士から接客業には転職できるのかという点ですが、保育士の仕事から接客業への転職は十分可能と言えます。前項でも書いたとおり、接客業での仕事では、保育士の仕事での経験でも活かせる部分は多いです。そのため、本人の意思や気持ちさえしっかりしていれば、接客業に転職してからも、環境に適応して仕事を続けることができる場合が多いです。
ただし、接客業といっても冒頭に書いたように多種多様な業種や仕事内容があるので、そのなかでも自分が興味を持てる仕事を選んだほうが、楽しく仕事を続けられる可能性が高いです。ただ、保育士の仕事が嫌だから、とりあえず、できそうな仕事で接客業についてみるというような発想だと、長続きしなかったり、保育園で働いている頃と同じような悩みを抱えてしまうことあります。
また、接客業においても、保育士として働く場合と同様に、会社の給与待遇や人間関係はとても大切なので、ブラックな企業に就職してしまわないよいうに注意しましょう。
保育士は接客業との掛け持ちも不可能ではない
保育園で働く保育士は、基本的に日中での仕事が多いと思います。対して、接客業は、保育園の開園時間が終わった後にお仕事が開始される場合も多いです。特に、飲食店などは、夜がメインの時間で募集も多いです。そういった意味で、昼は保育士の仕事をして、夜は接客業に従事するというような両立がしやすいです。
保育士の仕事もしたいけど、他の仕事をやってみたいという方には両立もできなくはないという点で接客業はおすすめできます。パート保育士の方であれば、さらに融通が効くことが多いでしょう。
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保育士の給料との比較
給料に関しては、接客業とひとくちに言っても多種多様なので、一概に保育士の給料と比べて良い悪いということは言えません。具体的な給与の違いを詳しく知りたいという場合は、それぞれの求人情報を調べて比較する必要があります。ですが、平均すると保育士と比較して高くはないことが多いと思います。特に保育士の方で宿舎借り上げ制度を利用していたり、東京都近郊などで働いている場合は、接客業に転職すると給与ダウンとなってしまう傾向が強いでしょう。
ただし、接客業の場合は、深夜時間に働くことも可能であり、体力に自信があるということは就業形態や時間によっては給与アップを実現できる可能性もあります。深夜時間帯は、時給が1.25倍にアップするためです。
また、接客業はパート・アルバイトの求人が多い傾向もあるので、正社員を目指しているという場合は、苦労してしまう場合もあるでしょう。
保育士から接客業への具体的な転職方法
ここからは、保育士から接客業への具体的な転職方法について紹介します。接客業へは、基本的には希望する求人を探して応募して面接を受けるという流れになります。パートでも正社員であっても、基本的な流れは変わりません。ただし、接客業というジャンルでは、幅広すぎるので冒頭に挙げたとおりより具体的な職種や会社等を絞って探すのがおすすめです。求人に関しては、地域の求人誌やタウンワーク等の求人サイトで探すというのがおすすめです。その他にもハローワークでも求人を探すことが可能です。
接客業の正社員の求人を探したいという方で、年齢が比較的若いという方は「第二新卒」として転職活動をするという選択肢もあります。第二新卒であれば、未経験から異業種の会社に正社員として雇用されることができます。
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まとめ:保育士から接客業には転職できる?掛け持ちはできる?
今回は、保育士から接客業には転職できるのか、保育士の仕事と掛け持ちはできるのか、保育士の仕事との給料の比較などについて紹介しました。
保育士から接客業への転職は十分可能で、保育士の仕事での経験でも活かせる部分は多く、転職してからも適応して働くことができるケースが多いと言えるでしょう。ただし、給与面に関しては、平均すると平均すると保育士と比較して高くはないことが多いです。そのため、給与を重視する場合は、求人をきちんと選び抜く必要があります。
ただし、接客業においても、会社の給与待遇や人間関係はとても大切なので、ブラックな企業に就職してしまわないよいうに注意しましょう。