社会福祉法人の保育園は家族経営でブラック?判別方法を解説!


こんにちは。保育士さえこ@ブラック脱出済み(プロフィール)です。ブラック幼稚園・保育園を脱出できました(^^)

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保育士で転職を考えている皆様。社会福祉法人の保育園は家族経営でブラックというイメージがある人も多いと思います。私自身もそうですが、家族経営の保育園に苦い思い出がある保育士の方は多いと思います。

  • 社会福祉法人の保育園は家族経営ってイメージがあるけど本当?

今回は、社会福祉法人は家族経営なのか?家族経営の保育園どのような点がブラックなのか?そして、そもそも家族経営かどうかの判断方法を紹介しています。

※まずは求人情報を知りたいというだけでもOK!

そもそも社会福祉法人とは?

社会福祉法人とは福祉施設や保育園などの事業を行うことを目的とした公益法人となります。かつては保育園を運営するには「社会福祉法人」である必要がありました。それが、保育士園需要の拡大により2000年に株式会社などにも拡大されたという背景があります。

社会福祉法人は公共性が高く社会福祉事業をおこなう目的で設立されるので、設立のハードルは高いですが、法人として様々な優遇措置を受けています。その優遇措置のひとつに法人税が非課税というものがあります。

社会福祉法人が保育園の運営で利益を出したとしても法人税がかかりません。ちなみに通常、法人税は法人の利益に対して20%〜30%程度かかります。これが非課税になるので、保育園を運営する上で社会福祉法人は株式会社と比べてもとても有利だということがわかります。

この点だけを単純に考えれば、税金がかからない分、従業員である保育士の待遇に反映できる金額が多い可能性があるのが社会福祉法人になります。

社会福祉法人の保育園は家族経営の場合が多い?

  • 社会福祉法人の保育園は家族経営ってイメージがあるけど本当?

社会福祉法人の運営は中小企業のようなイメージです。運営する際に様々なポストを複数人擁立しなければならず、必然的に親族などで固められていることが多いです。

理事長・園長・主任保育士などがすべて親族ということも少ないくないようです。仮に家族経営でなかったとしても、重要な役職はいわゆるコネで決まっていることが多いのが実情です。

一般の会社でも社員の適正な評価と配置は難しく、ゴマすりがうまいような人が昇進していくという話もあるので、これは仕方がないことなのかもしれません。

もちろん、家族経営でない社会福祉法人の保育園もありますが、家族経営である場合が多いのは間違いないでしょう。

家族経営の保育園の特徴

家族経営の保育園の特徴について紹介します。

運営している保育園数は少ない

社会福祉法人は中小企業のようなイメージなので、株式会社保育園と違いたくさんの保育園を運営しているということはあまりないです。

多くても地域内に2、3園の分園等があるといった程度です。社会福祉法人でも経営がうまくいくと、近隣に数園を展開していることがあります。

働く保育士としては、保育園を運営している数が少ないと人間関係などで行き詰まった時に、保育園を異動するという選択肢を取ることができません。必然的に退職するしかありません。運営している保育園数が少ないということはこのようなデメリットもあります。

問題点を指摘しづらい

例えば、理事長 – 園長 – 主任 という役職のラインがすべて親族や身内で固められている保育園があるとします。その保育園で、主任保育士になにか問題行動があったとします。改善してほしい時にその親族である園長にそのことを報告しなければいけません。

でも園長にとってはその人は親族や身内になります。つまり、厳しく指導できるという人は多くないでしょう。場合によっては報告をした人が親族全員から煙たがられてしまうということも起きてしまうでしょう。ビジネスと家族というプライベートを切り分けて運営ができている保育園であればよいですが、小さい社会福祉法人がそこまでできているかはわかりません。

例えば、福岡県の認可保育園で、副園長が園児への暴力を行い逮捕されたという事件があります。この保育士は、日常的にパワハラなども行い、次々に保育士を退職に追い込んでいたそうです。

この園の場合、園長と副園長が親子の関係でした。副園長を制御する立場である園長が、その人物の親でもあるので、それができていなかったということになります。役職者等の権力が親族や身内に集中しているとこのようなことが起きてしまいます。

これは、逮捕されてニュースになりましたが、ここまでいかないようなケースは日本中の保育園でたくさん発生していると推測できます。

家族経営でない大きな会社の保育園であれば、園長の上にも必ず会社の人間がいます。会社に抗議すれば、園長の態度などを改めさせることも可能かもしれませんが、家族経営では実質園長が組織のトップなので自浄作用があまり働きません。

園長家族に気に入られないといけない

家族経営の保育園は、必ず経営している家族との相性が重要になってきます。園長に気に入られている人ばかりが優遇されるというのは家族経営でなくてもよくあることだと思いますが、家族経営であればより一層、園長家族との付き合いが重要になってきます。

例えば、昨今の処遇改善費は園の裁量で、勤務している保育士ごとに差をつけることが可能になっています。優遇されている保育士には処遇改善費をたくさんあげて、気に入らない保育士には処遇改善を少なくするということが何の問題もなく可能になっています。

園長などの重要な役職を目指すのが難しい

家族経営の保育園では、園長などの重要なポストは親族やコネで決まることが多いので、外部の人が目指すのは難しいです。最終的に保育園の園長を目指したいというのであれば株式会社の保育園を目指すほうが無難です。

このように家族経営の保育園で昇進するために頑張って園に尽くしても無意味であることがほとんどです。

社会福祉法人の家族経営の保育園はブラックか?

本題の「家族経営の保育園はブラックか」というところですが、結局はその保育園次第ということになります。

社会福祉法人は税制上も優遇されているのでうまく保育園を運営できていれば、保育士の待遇も他と比較してよくなるはずです。家族経営でもうまく運営されている保育園はたくさんあるので、一概にはブラックかどうかはわかりません。

  • 園長が保育士経験があるかどうか?
  • 求人に記載されている給料待遇をしっかり見る

私の経験上少なくとも転職を考える際は、上記のポイントを考慮することが重要だと思っています。

園長に保育士経験がない場合は、現場のことがなにもわからない名ばかり園長の可能性が高いので避けるべきかもしれません。いわゆるゴースト園長のような形で名前だけ園長に就任しており、実際の運営は副園長以下が行っていることもあります。

保育園は運営費の人件費に占める割合も多く、運営に携わらない人に給与を支払っていることになると、その分他の保育士などの給料が少なくなっている場合が多いです。

求人に記載されている待遇は客観的事実としてしっかりと把握しておくことも重要です。

人間関係については家族経営であっても「社会福祉法人」「株式会社」「宗教法人」「学校法人」などそのどれであっても入職してみないとわからないことが多いです。人間関係について事前に知りたい場合は、転職エージェントを利用することで事前に保育園の雰囲気を聞くことができるのでおすすめです。

たくさんの保育園を運営している社会福祉法人は比較的おすすめ

社会福祉法人であっても運営に成功してたくさんの保育園を経営している場合があります。なかには全国に30施設以上の認可保育園・認定こども園を運営する社会福祉法人もあります。

流石にそれだけ複数の園を親族で固めているということは考えづらく、家族経営とは既に言えない状態になっていると思います。

その場合は、家族経営のリスクを避けつつ、税制上のメリットを活かすことができている保育園になるので、保育士の待遇も良い可能性が高いです。

保育園が家族経営かどうかの判断方法は?

続いて保育園が家族経営かどうかの判断方法を紹介します。

社会福祉法人の理事、園長の情報は公開されている

社会福祉法人の理事の情報や園長の名前などは、インターネットやホームページ上で公開されていることが多いので、その情報で親族かどうかを判断することが可能です。

ただし、たまたま名字が一緒である場合や結婚などで名字が変わっている場合もあるので確実な方法ではありません。情報は「wam net」という福祉医療機構が運営するサイトでは社会福祉法人の財務諸表などが公開されています。ここで、保育園の人件費率(運営費における人件費の割合)なども調べることが可能です。

保育士の転職エージェントを活用する

保育園が家族経営かどうかを判断する一番確実な方法は、保育士の転職エージェントを活用する方法です。保育士の転職エージェントは保育園の内情をよく知っています。いままで面接の同行などの採用のやりとりを行う中で保育園の中のことを知っているからです。

もちろん家族経営かどうかもわかります。保育園が家族経営かどうかを知りたい場合は転職エージェントがとても有効です。通常入賞くしてみないとわからない保育園の雰囲気やどんな人がいるかというのも知っています。

マイナビ保育士」や「保育ひろば」は特におすすめできる転職サイトになります。

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家族経営をどうしても避けたいという場合には、最終的には面接で直接確認するのが良いと思います。

まとめ:社会福祉法人の保育園は家族経営でブラック?判別方法を解説!

家族経営の保育園で勤務して苦い思いを経験した保育士の方も多いと思います。

社会福祉法人の保育園についてまとめると、

  • 社会福祉法人は税制上優遇されていて有利
  • 家族経営である確率は高い
  • たくさんの保育園を運営している社会福祉法人がおすすめ
  • 家族経営かどうかは保育士の転職エージェントの活用がおすすめ

ブラックかどうかは結局は家族経営かどうかといよりは、それぞれの保育園次第という部分もあるので、転職時には転職エージェントなどでしっかりと情報収集をすることがおすすめです。