保育園で働く保育士の皆様。保育園の人間関係で悩んでいる方もいらっしゃるかと思います。
というように、職場での人間関係に不満やストレスを感じてしまう人は多いと思います。今回は、保育園で孤立しやすい保育士の特徴と職場で浮いてしまった時の対策を紹介します。
職場で孤立してしまった経験があります
その経験が参考になればと思います
保育園で孤立しやすい保育士の特徴
まずは、保育園で孤立しやすい保育士の特徴を紹介します。
- 仕事ができない
- 協調性がない、思いやりがない
- 空気が読めない
- 問題を起こす
- 悪口、陰口、文句ばかり言う
これらについてそれぞれ紹介していきます。
仕事ができない
まず、保育士として仕事ができないというのが職場での孤立に繋がってしまう一番の要因になります。保育園という職場は少なからず組織全体で運営を成立させています。つまり、誰かが足を引っ張るとその分を誰かがカバーしなくてはいけなくなります。仕事の要領が悪い程度では、職場で孤立することはないかもしれませんが、他の様々な要素と組み合わさってしまうと、保育園での孤立を招いてしまうこともあるでしょう。
逆に言うと保育士としてきちんと仕事ができると、多少他のことで何か問題がある人物だとしても保育園で孤立はしにくいです。同僚の保育士も日々仕事をしていく上で、その人に色々と頼らないといけないためです。何かを聞いたり、確認したり、お願いするということは、その瞬間は少なくとも孤立という状態にはならないので、その回数が多ければ多いほど、孤立という状態ではなくなるでしょう。
協調性がない、思いやりがない
協調性がない、思いやりがないというのも、保育園で孤立しやすい保育士の特徴の一つです。保育園での仕事は、組織全体で個々人がうまくバランスをとらないと成立しないので、高い協調性が求められます。
例えば、協調性がないというのは保育園においては、
- 自分だけ保育に入らずに書類や行事などの作業を進める
- みんなで協力が必要な行事の準備などに積極的に参加しない
- 園や同僚のことを考えずに自分が好きな時に有給休暇を使う
というようなことがあると思います。
よくあるのが、自分のやりたい書類仕事や行事の仕事などを進めるために保育に入らず人にまかせておいて、立場が変わった時には協力してくれないというようなことです。また、行事の準備などは保育士全員で分担して仕事をしなければいけないですが、自分がやりたいことだけをやってやりたくないことには手を出さないというのも周囲からするとよく思われないです。休暇に関しても、自分が毎回真っ先に希望を出して、他の人が休みたい時に全く譲らないというようなことも協調性がないと思われてしまう行動の一つです。
保育園は時間帯ごとにある程度のまとまった保育士が必要な職場なので、協調性がないというのは、人間関係においてかなりマイナスになります。
空気が読めない
協調性がないということと近い部分ではありますが、空気が読めないというのも職場で孤立しやすい人のよくある特徴の一つです。例として、やる人がいなくて困っている状況なのに、自分は頑なにやろうとしないというような行動です。
例えば、状況的にその人がピアノを弾けばよいのに、自分は頑なにピアノをひこうとしなかったり、「正規じゃない」という理由で絶対に書類の仕事を手伝おうとしなかったりなどです。
もちろん、契約の問題や仕事の範囲などで、やりたくないことできないことはあると思いますが、周りからするともう少し空気を読んで対応してほしいと思ってしまいますよね。空気が読めないということが続いてしまうと、同僚からは呆れられてしまい、なるべく関わらないでおこうと思われてしまうでしょう。
問題を起こす
保育園にとってマイナスになるような行動を起こしがちな人は要注意です。誰かが問題を起こすと他の同僚の負担が増えることになるので、職場での孤立を招きやすいです。問題を起こすというのは、遅刻が多くて時間を守らなかったり、急な休みが多かったりなどです。また、保護者との対応のなかで余計なことを言ってしまってトラブルにつなげてしまったりなどです。
いずれにしても、他の保育士の負担増加につながるので、職場での孤立を招きやすいです。
悪口、陰口、文句ばかり言う
悪口、陰口、文句ばかり言ってしまうのも保育園で孤立しやすい保育士の特徴と言えます。特に、自分はたいして保育園に貢献できていないのに誰かの悪口ばかり言う人は注意が必要です。悪口、陰口、文句がブーメランのように自分に跳ね返ってくるでしょう。
保育園で孤立してしまうのは自分だけが悪いとは限らない
一点注意が必要なのは、保育園で孤立してしまうのは自分だけが悪いとは限らないということです。 人間関係は複雑な要素が絡み合って成立しているので、「自分が悪いから職場で孤立する」とは限らないです。
例えば、誰かが妬み・嫉みで嘘の陰口を言いふらしているかもしれませんし、たまたま性格の悪いお局保育士に目をつけられてしまって、孤立を招いているという可能性もあります。もちろん、自分も悪くて、他の誰かも悪いということもあります。
こういうケースだと、自分が「直さなきゃ、改善しなきゃ」といろいろ努力をしても無駄になってしまうという可能性もあるということに注意が必要です。あまり、自分が悪いと思いつめすぎないようにしましょう。
保育園で浮いてしまった時の対策
最後に保育園で孤立・浮いてしまった時の対策を紹介します。
保育をがんばる
保育士の仕事を日々頑張って「仕事ができる」ようになると、自然と同僚から頼られるようになっていきます。頼られるようになってくると、物理的に孤立してしまうということが減っていきます。頼る側の心理は、迷惑をかけている・感謝しているという気持ちが増えてくると思います。そのことが職場での孤立の改善に繋がります。
保育園で働く保育士は、基本的に仕事がきちんとできていれば、必然的に自分の居場所が生まれていきます。特に保育園で働く保育士の場合は、自分一人だけでの仕事は少なく、組織での仕事になります。仕事ができる人は、他の人の仕事の負担を減らすことになります。また、他の人から頼られるきっかけにもなります。逆に仕事があまりできていないと、他の人の負担を増やすことになってしまいます。
保育園での仕事がきちんとできていれば、多少コミュニケーション下手であっても、同僚からは信頼されて自分の居場所が生まれていくでしょう。
他の人がやりたがらない仕事を進んで引き受ける
職場の孤立の対策として、一番の近道とも言えるのが、他の人がやりたがらない仕事を進んで引き受けるということです。
保育園で孤立・浮いてしまっているのは、やはり、自分の気がつかないところで、他の職員の負担を増やしてしまっていたり、不快な思いをさせてしまっていることが原因であることが多いです。
他の人がやりたがらない仕事を進んで引き受けることで、それを少しずつ打ち消しにしていくことができます。この対策のメリットは、比較的カンタンで明日からでも実行できるという点です。行事の司会を名乗り出たり、会議の書記を名乗り出たり、簡単な掃除や片付けの仕事など何でも良いと思います。保育園には、ひょっとしたら雑用と思われてしまうような仕事があると思います。そのような仕事は、園によって分担されていたり、担当が決まっているものもあるかもしれませんが、気づいた人がやるというような仕事もたくさんあると思います。
そのような他の人があまりやりたがらない仕事を積極的に引き受けると、周囲の同僚にとっては「いてくれると都合が良い人」になります。都合が良い人は孤立しにくいので、職場での居場所を作るきっかけになります。
日々の行動を改善していく
日々の行動を改善していくというのもとても大切です。
- 仕事ができない
- 協調性がない、思いやりがない
- 空気が読めない
- 問題を起こす
- 悪口、陰口、文句ばかり言う
先程挙げたこれらのもので自分があてはまってしまっているなと思うものを、日々少しずつ改善していくことで、周囲からの見方も変えられるでしょう。
コミュニケーションを積極的に取る
コミュニケーションを積極的に取るということも、保育園で孤立・浮いてしまった時に有効です。終業後の飲み会に参加してみたり、旅行に行った時にお土産配る というようなことからで良いと思います。仕事以外の場で自分のことを知ってもらって、親睦を深めることで、仕事中でも話しやすい関係性を築くきっかけになります。
転職する
最後に、どうしても孤立が避けられないという場合で、日々の仕事が億劫で保育園にも行きたくないという状態になってしまった場合は、転職するということも視野に入れるのも良いと思います。先程も書いたように、保育園で孤立してしまうのは自分だけが悪いとは限らないためです。周囲に原因がある場合は、転職をしないとなかなか改善は難しいです。
日々の仕事が億劫で保育園にも行きたくないという状態になってしまうと、なかなか自分自身を改善していくのも難しいので、
まとめ:保育園で孤立しやすい保育士の特徴と職場で浮いてしまった時の対策。
保育園で孤立しやすい保育士の特徴を紹介しました。
- 仕事ができない
- 協調性がない、思いやりがない
- 空気が読めない
- 問題を起こす
- 悪口、陰口、文句ばかり言う
保育園で浮いてしまった時の対策としては以下の内容を紹介しました。
- 保育をがんばる
- 他の人がやりたがらない仕事を進んで引き受ける
- 日々の行動を改善していく
どうしても孤立が避けられないという場合は転職するということも視野に入れるのも良いと思います。先程も書いたように、保育園で孤立してしまうのは自分だけが悪いとは限らないためです。周囲に原因がある場合は、転職をしないとなかなか改善は難しいためです。