上場している保育園企業で保育士が働くのはおすすめ?上場会社の保育園一覧も紹介。

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こんにちは。さえこ@ブラック脱出済み(プロフィール)です。ブラック幼稚園・保育園を脱出できました(^^)

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これから働く保育園を探すという保育士の方。上場している保育園企業があるのをご存知ですか?

こんな疑問や悩み、不満、経験はありませんか?
  • そもそも上場って何?
  • 保育園にも上場企業ってあるの?

株式上場している企業で働くということは、保育士にメリットも多くあります。今回は、上場している保育園企業で保育士が働くのはおすすめなのか、上場会社の保育園企業や、保育園一覧を紹介しています。

この記事の信頼性
私は保育園、幼稚園、認定こども園で勤務した経験があります
複数回の転職経験があります
その経験が参考になればと思います

上場企業とは?

上場企業とは、株式を証券取引所で売買できる企業のことです。株式を証券取引所で買うことができるということは、それだけ広範囲に資金を調達できるということになります。また、上場しているということは、企業の知名度や信用度にも良いメリットがあります。逆に、株式会社でも上場していない企業はたくさんあり、その会社の株式は証券取引所で購入できないということになります。

日本においては、以下の上場市場があり、それぞれ上場の基準などが異なります。

  • 東証プライム市場
  • 東証スタンダード市場
  • 東証グロース市場
  • 名証プレミア市場
  • 名証メイン市場
  • 名証ネクスト市場
  • 札証
  • 札証アンビシャス
  • 福証
  • 福証Q-Board

保育園という目線で言うと、株式が上場されている株式会社が運営する保育園ということになります。

上場している保育園企業はある?

そもそも、日本において、株式上場をしている会社で、保育園を運営している会社は存在するのでしょうか?結論としては、日本において、株式上場をしている会社で、保育園を運営している会社は存在 します。。

認可保育園の事業に株式会社が参入できるようになってから約20年強で、株式市場の歴史から考えると、まだまだ歴史が浅いですが、株式上場をしている保育園企業も出てきています。

また、上場している保育園企業は、保育関連事業だけを行っているというわけではなく、別の事業も行っている会社が多いです

上場会社が運営する保育園一覧

ここでは、上場会社が運営する保育園の一覧について紹介します。各企業では、それぞれ特定のブランド名で複数の保育園を各地で運営していることが多いです。

施設数や資本関係、保育士の待遇、保育理念等の各会社の情報は調査日である2023年3月6日時点の情報になります。最新の情報は必ず会社のホームページ等を参照してください。随時更新していますが、誤りがある場合は問い合わせください。すぐに修正致します。

株式会社ソラスト:ソラスト保育園

東証プライムに上場している株式会社ソラストは「ソラスト保育園」を文京区、台東区、板橋区、練馬区、足立区、江戸川区、府中市、東村山市、三鷹市、市川市、佐倉市、川崎市、新宿区で66箇所運営しています。また、受託業務として、公設民営保育園の運営も行っています。保育園の名称は、「ソラスト〇〇保育園」という形で、〇〇の部分に地名が入ります。

保育理念は「すべてはそこに暮らす子どもたちのために」を掲げています。

保育士の残業時間は、平均1.6時間/月(2020年実績)、育休・産休取得及び復帰率100%で、地域によっては借上げ社宅制度上限82,000円が利用できます。

株式会社ケア21:うれしい保育園

東証スタンダードに上場している株式会社ケア21は「うれしい保育園」を東京都・大阪府で運営しています。保育園の施設数は15園で、比較的新しい保育園が多いです。

保育理念は保育方針は以下のようになっています。

基本理念
子どもは誰でも優れた才能を持って生まれてきます。
子どもはやる気で満ちあふれています。
地域社会と協力し、未来を創造する子どもを育てます。
保育士を大事にし、大きく育てます。

保育・教育方針
明るく、元気で、楽しく、たくましい子どもに育てます。
心優しい、思いやりのある子どもに育てます。
読み、書き、計算、音楽、体操が楽しめる子どもに育てます。
行動する力や困難に立ち向かう子どもに育てます。
互いをほめあう環境の中、自立した自由な子どもに育てます。

直近の求人情報によると、保育士職のボーナスが年2回(年間賞与72万円以上)と比較的高額になっています。

株式会社リビングプラットフォーム:きゃんばす保育園

東証グロースに上場している株式会社リビングプラットフォームは「きゃんばす保育園」を日本各地で16施設運営しています。保育理念は「共に遊び、共に学ぶことを通して、未来の希望を育む」で、保育目標は「創造的な思考 豊かな感性 感謝の心」です。保育士の給与待遇は、地域によって異なりますが、自由に使えるリフレッシュ補助金制度(年間15,000円)など他にない制度もあります。

株式会社ビケンテクノ:のどか保育園

東証スタンダード上場の株式会社ビケンテクノは豊中市で認可保育園「のどか保育園」を1園運営しています。自社従業員のお子さんとは別に、地域の子どもを預かる事業所内保育事業を運営しています。保育事業を中心とした会社ではありませんが、この会社のように、上場企業が従業員の福利厚生の意味合いも兼ねて、保育施設を運営しているケースも増えています。

親会社が上場している保育園企業

先程は、保育園を運営している上場企業を紹介しましたが、その会社自体は上場していなくても、親会社が上場をしている保育園企業もあります。親会社とは、その会社の議決権の過半数を保有する会社のことで、議決権の過半数を所有しているということは、実質的に、その会社の財務および事業の方針の決定につき支配しているということになります。

親会社が上場している企業の保育園一覧

施設数や資本関係、保育士の待遇、保育理念等の各会社の情報は調査日である2023年3月6日時点の情報になります。最新の情報は必ず会社のホームページ等を参照してください。随時更新していますが、誤りがある場合は問い合わせください。すぐに修正致します。

ヒューマンスターチャイルド株式会社:スターチャイルド

「スターチャイルド」を運営するヒューマンスターチャイルド株式会社はヒューマンホールディングス株式会社の子会社になります。横浜エリア、川崎エリア、さいたまエリアで保育施設を20施設以上運営しています。また、首都圏で事業所内保育保育所5園を受託運営しています。

ライクキッズ株式会社:にじいろ保育園

「にじいろ保育園」を運営する株式会社ライクキッズは東証プライムに上場しているライク株式会社の完全子会社です。運営保育所数は全国に350ヶ所以上です。

株式会社日本保育サービス:アスク保育園、ゲンキッズ保育園

アスク保育園、ゲンキッズ保育園を運営する株式会社日本保育サービスは、「東証プライム」に上場している株式会社JPホールディングスの子会社です。全国で約300施設の保育施設を運営しています。

上場している保育園企業で保育士が働くのはおすすめ?

本題である、上場している保育園企業で保育士が働くのはおすすめなのかという点の説明に入ります。

結論としては、以下のポイントで上場している保育園企業で保育士が働くのはおすすめと言えます。

  • 法令遵守意識が高い
  • 開示されている情報が多い
  • 企業対応力が高い

ただし、もちろん、上場企業の保育園 = 保育士の待遇が良い と必ず言えるわけではないので、各保育園や保育士の求人情報などを比較・検討することが大切です。

上場している保育園企業で保育士が働くメリット

前項で、上場している保育園企業で保育士が働くのはおすすめと紹介しましたが、ここでは上場している保育園企業で保育士が働くメリットについて詳しく紹介します。

法令遵守意識が高い

上場している保育園企業は法令遵守意識が高いというメリットがあります。上場企業は、株主を中心とした周囲の目もあるため、法令違反に関する抑止力もあります。なにか違反があれば上場廃止に追い込まれる場合もあります。

働く保育士目線でいうと、例えば、持ち帰りの仕事やサービス残業は労働基準法の違反になる違法残業ですし、有給休暇も年5日間の消化は義務などがあったりします。それ以外にも、例えば、昨今よくある、園長等のモラハラやパワハラなどによって、従業員が一斉に退職するなんて言うことがあれば、世間からのバッシングもあり、株主としても死活問題になるため一定の抑止効果があるでしょう。

開示されている情報が多い

株式を上場しているということは、当然ですが、その上場市場のルールに沿って情報を公開しなければいけません。普通は公開しなくてもよいような情報を適切に開示しなかれば上場をすることはできません。例えば、上場企業の平均年収は「有価証券報告書」で公表されているため、無料で誰でも閲覧することができます。

結果として、会社として開示されている情報が多くなるので、就職活動の段階でより多くの情報を得て判断することができるというメリットがあります。

企業対応力が高い

株式上場ができている企業は、新しい法令や基準への対応力も高い傾向があります。特に、保育園の場合は、新たなたルールや制度などの導入が保育士の給与に直結するケースも多く、小さい家族経営が中心の社会福祉法人だと、園長が新しい制度などに追いつくことができないと、雇用されている保育士もその恩恵を受けることができません。本来であれば、きちんと申請すれば受け取れる処遇改善手当や宿舎借り上げ制度、受けられる研修などが利用できないというようなこともあるかもしれません。

上場している保育園企業であれば、企業としての対応力が高く、そのような可能性は低いでしょう。

持株会制度がある場合も

株式上場をしているということは、従業員持株会制度がある場合があります。奨励金が付与されたり、奨学から株式を購入できるメリットがあります。

上場している保育園企業で保育士が働くデメリットはある?

一方で、上場している保育園企業で保育士が働くデメリットはあるのでしょうか?デメリットについて紹介します。

利益追求、株主重視の姿勢が強い

株式会社は、あくまでも利益を追求する組織であり、株主を最優先とした組織です。 そのため、運営している保育園も、会社の利益を軸として話が進むという感覚を感じる場合もあるかもしれません。もちろん、勤めている会社がきちんと利益をあげられているということは、保育士にとっても良いことではありますが、そのような雰囲気が肌に合わないという方もいらっしゃるかもしれません。

ただし。もちろん、社会福祉法人の保育園であっても上場していない株式会社の保育園であっても、多かれ少なかれ利益を追求しているということには変わりないので、どちらが良いということでは無いかもしれません。

異動の可能性がある

上場しているような保育園企業は複数の保育園を全国各地に運営しているケースもあります。その場合、就業後に保育園間の異動を命じられるというケースが出てくるかも知れません。同じ保育園で安定して働きたいという方は、事前に確認すべき内容になります。もちろん、採用時の段階でエリアや勤務する園が限定されて採用される場合もあるので、そのような場合は、転勤の可能性はありません。

上場している保育園企業の保育士求人を探すには?

ここまで、上場している保育園企業で保育士が働くのは、概ねおすすめできるということを紹介しました。ですが、肝心なのは、そのような保育園企業の保育士求人をどのように見つけたら良いのかということだと思います。

上場している保育園企業の保育士求人を探すには、保育士転職サイトの利用がおすすめです。もちろん、上記に上げたような上場企業の保育園に絞って求人を紹介してもらうこともできますし、ネット上に公開されていないような非公開の求人情報を得ることができる場合もあります。

担当者がつく転職サイトであれば、保育園との面倒な電話などのやりとりも仲介してくれるので、大事な電話に出れなかった!緊張して聞きたいことが聞けなかった!というようなことも無いでしょう。

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