レベルの低い保育園や保育士の特徴とは?そう思われないために今日からできること

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  • レベルの低い保育園に就職してしまったかも
  • レベルの低い保育士にはなりたくない!

今回は、レベルの低い保育園やレベルの低い保育士の特徴について紹介します。また、レベルが低い保育士だと思われないために今日からできること、そして、もしレベルが低い保育園で働いている場合の対処法についても紹介します。

この記事の信頼性
私は保育園、幼稚園、認定こども園で勤務した経験があります
その経験が参考になればと思います

レベルの低い保育園の特徴とは?

まずは、レベルの低い保育園の特徴について紹介します。

毎年同じことをしている

保育園での仕事は、たしかに、行事や書類などは、毎年同じことが繰り返されます。レベルが低くない保育園では、例えば、行事が終わった後の反省点を来年度以降に活かして改善を行ないます。もちろん、検討をした結果、あえて無駄を省くために来年以降も同じことをするということは悪いことではありません。レベルが低いのは、何も考えずに、去年もやってたから今年も同じようにやれば良いやと思考停止してしまっている場合です。

給与待遇が相場と比べて安い

保育士としてレベルが高い人は給与待遇が良い保育園に就職するので、相対的にレベルが低い人が就職しやすくなります。保育園は人が中心の組織なので、保育園全体のレベルも低くなります。もちろん、給料の金額面だけではなく、休暇や福利厚生制度など、周辺の保育園の相場と比較して、保育士が働きやすいということが大切です。

持ち帰りの仕事、サービス残業がある

前項の給与待遇が相場と比べて安いということとも関連がありますが、持ち帰りの仕事、サービス残業があると、働く保育士のモチベーションは当然低くなり、保育園全体のレベルも低くなります。保育士の離職にも繋がります。また、持ち帰りの仕事、サービス残業は、保育園の人件費が増加しないので、保育士の仕事の改善に結びつきにくいという大きなデメリットがあります。

保育士が持ち帰りの仕事、サービス残業を絶対にしてはいけない理由については以下の記事で紹介しているので参考にしてみてください。

無駄が多い

レベルの低い保育園は無駄が多いというのも、特徴の一つです。

  • 昔からのやり方を曲げない
  • 保育士同士の仲が悪い
  • 意味のない職員会議をしている
  • 書類作成が非効率
  • 行事の飾り付けなどを一から手作りする
  • 園長が保育の現場を知らない

などです。レベルが低いから、無駄が多くなりますし、無駄が増えるから、レベルが低くなるという負の連鎖が起きやすいです。

保育士の離職率が高い

保育士の離職率が高いと、新たに採用のコストもかかりますし、教育のコストも掛かります。その点で、どうしても無駄が多くなってしまい、保育園全体のレベルが上がらない原因になってしまいます。

園長に保育経験がない

園長が、保育以外のその他の部分、例えば、マネジメント等で能力に長けているというのであれば話は別ですが、単に、家族経営の保育園で身内が園長に選出されていたり、コネなどで園長をやっているという場合は、保育園のレベルはどうしても低くなってしまいます。現場で働いている保育士としても、保育経験のない園長に指示や判断を仰いでも、答えられないことが多いためです。

また、その園長一人においても人件費はかかっているため、他の部分にしわ寄せが行きます。

人間関係のトラブルが多い

人間関係のトラブルが多いというのもレベルの低い保育園の特徴です。

  • お局が威張っている
  • いじめた
  • いじめられた
  • 陰口・悪口がある
  • 仕事や責任の押し付け合いが多い

このような人間関係のトラブルは、保育士の仕事とは直接関係のない部分で、各個人にストレスや負担が発生します。先程も書いたように、もし人間関係のトラブルで離職者が出れば、保育園は新たな保育士を雇用しなければいけないですが、そこでまた無駄な費用や時間、労働力がかかります。

保育の質が低い

ここまで挙げた、レベルの低い保育園の特徴は、その保育園の保育の質の低下を招きます。これについても、保育園のレベルが低いから保育の質が低くなり、保育の質が低くなるから、保育園としてのレベルが低下していくという負の連鎖になります。

レベルの低い保育士の特徴とは?

続いて、レベルの低い保育士の特徴について紹介します。

指示を待ってしまう

なにかにつけて指示を待ってしまうのもレベルの低い保育士の特徴と言えます。新人や未経験であっても、保育士の資格は持っているはずですし、その場その場で自分がやるべきことはある程度わかるはずです。わからなければ、聞くのも良いでしょう。もし、それが間違っていたとしても、周りの人からすれば、頑張っているという印象になるので、何もしないより良いです。

考えない、自分の意見がない

考えない、自分の意見がないというのも、レベルが低いと思われてしまう保育士によくありがちです。こちらについても、新人や未経験であったとしても保育士の資格を持っているはずですし、先輩からしても、自分の意見が無いというのは、意図を理解しているのか不安になってしまいます。

口ばかり、自分より周りが気になる

自分の意見ばかり言って行動が伴わないのも、レベルが低いと思われてしまう保育士によくありがちです。他人のやり方や進め方に口出しが多いのに、自分は対して仕事をしていないというような状況があげられます。

計画性がない、見通しが持てない

保育園は園全体やクラスごとに、年間、月間、週間、一日ごとのそれぞれで様々な、行事や計画、目標などがあります。

  • その日のことだけ考えて次の日のことを考えていない
  • 自分のクラスのことだけ考えて、他のクラスのことを考えていない
  • 年間のスケジュールの把握していない

というような、計画性や、見通しを持たずに仕事をしていると、レベルが低いと思われてしまいます。

整理整頓ができない

保育園には様々な備品や書類があるので、それらを整理整頓ができなかったり、紛失が多いとそれだけで、レベルが低いと思われてしまうでしょう。

レベルの低い保育園で保育士が働き続けるデメリット

ここでは、レベルの低い保育園で保育士が働き続けるデメリットについて紹介します。

レベルの低い職場で働くと自分もレベルが低くなる

レベルの低い職場で働くと自分もレベルが低くなります。

もともとモチベーションが高い人であっても、レベルの低い職場で働くと、モチベーションが低下してしまって、自分もこれくらいで良いかと思うようになります。また、参考になる学べる先輩がいないため、保育士としてのスキルや経験は一定レベルで止まってしまうことになります。

仕事の負担が増える

レベルが低い保育園は、質が低いだけで、働いている保育士は楽だと思うかも知れませんが、むしろ逆であることが多いです。先程も書いたように、レベルが低い職場は無駄・非効率も多いので、同じ仕事をしていても、負担は多くなります。また、仕事の押し付け合いや足の引っ張りあい、人間関係のトラブルが多いと、同じ仕事をしていても感じるストレスは何倍にもなります。

転職した時に愕然とする(転職できない)

レベルの低い保育園で働いていて、困るのは、転職する必要が出た場合です。転職活動をした際に、同世代と比べた場合の自分の経験や知識不足に気がつくことになります。それによって面接で不利になることもあります。もちろん、転職する際も、人気や高待遇の保育園への転職が難しいので、ブラック保育園に転職してしまうリスクも高くなります。また、最悪の場合は、転職できないという状況になってしまうこともあるでしょう。

トラブル・事故に巻きこまれる可能性も高い

トラブル・事故に巻きこまれる可能性も高いというのも、レベルの低い保育園で保育士が働き続けるデメリットです。レベルの低い保育園の特徴でも挙げたように、レベルの低い保育園は保育の質が低く、仕事や責任の押し付け合いが多いです。

保育園での仕事は、組織全体としての仕事なので、自分だけが完璧に仕事をしていれば、何のトラブルにも巻き込まれないというわけではありません。前述したように、仕事や責任の押し付け合いも多いので、本当に自分は悪くなかったとしても自分の責任にされてしまう可能性もあります。

  • 保護者とのトラブル
  • 園児の安全性に関わるトラブル
  • 散歩での置き去り

等の、保育園である重大なトラブルに自分も責任ある立場として巻き込まれてしまう可能性も高くなります。

レベルの低い保育園で働く保育士の対処法

ここからは、レベルの低い保育園で働く保育士の対処法について紹介します。

転職活動する

レベルの低い保育園で働く保育士の対処法は、転職活動をしてみるというものです。実際のところ、自分が働いている保育園がレベルのが低いのかどうかもわからない という方も多いと思います。認可保育園といっても、各保育園ごとに理念や方針、ルールや保育の進め方は大きく異なります。同じ保育園でずっと働いていると、その保育園での当たり前が、本当に保育業界全体の当たり前かどうかもわからなくなってしまうということはよくあることです。

転職活動は、これまでの自分の保育士としての経歴やスキルを見直すきっかけになり、また、客観的に評価をしてもらえる機会にもなります。もちろん、内定をもらうことができれば、自信にも繋がりますし、もし、良い保育園であれば、今のレベルの低い保育園から抜け出すことができます。当然ですが、転職活動をして保育園から内定をもらったからと言って、必ず転職をしなければ行けないというわけではありません。

まずは、転職活動をすることで、自分自身を客観的に見つめ直してみましょう。

保育士がレベルが低いと思われないために今日からできること

最後に、保育士がレベルが低いと思われないために今日からできることを紹介します。

わからないことは最初に聞く

わからないことをわからないまま進めてしまったり、自分の勝手な判断で進めてしまうとトラブルや事故の元です。周囲の同僚からすると、自分の感知しないところで、他の人が原因でトラブルや事故が起きてしまうと、レベルが低いと思われてしまいます。わからないことがあれば、まずは最初に聞くようにしましょう。

メモを取る

月並みですが、メモを取るということも忘れてはいけません。例えば、メモをとっておらず、同じことを先輩に何度も聞いてしまうと、そのことがレベルが低いと思われるきっかけになってしまいます。教える方からすると何度も同じことを聞かれると、話を聞いていない、理解していないと思うからです。

他の人がやりたがらない仕事を進んで引き受ける

他の人がやりたがらない仕事を進んで引き受けるというのも効果的です。結局のところ、レベルが低かろうがなんだろうが、周りの人からすれば自分に迷惑がかからなければ別になんとも思わないという人も少なくないです。

他の人がやりたがらない仕事を進んで引き受けた場合は、周りの人からすると、「やりたくないことをやってくれる良い人」という印象になります。そうやって良好な人間関係を築いておけば、とりあえず、

やれることから片付ける

保育園で働いていると、今やれるけど別に後でも良い仕事というのは出てくると思います。周りからレベルが低いと思われがちな保育士が、よくやってしまうのは、やらなくて良いことを放置してしまうということです。たしかに、保育士の仕事においても優先順位は大切ですが、今やればすぐできることを残してしまうと、残っているタスクの量が多くなってしまい、

常に先を見て行動する

常に先を見て行動するということも大切です。例えば、年間の仕事内容を覚えるというようなことが効果的です。この後にどのような行事があり、どのような書類を書かなければいけないのかということを把握しておくと、自然と次のことを想定した動きを取ることになります。

良い先輩を見て真似る

良い先輩を見て真似るというのは、仕事を覚える上でとても効率が良いです。ただし、レベルの低い先輩を見て真似てしまうと自分もレベルが低くなってしまうので注意が必要です。

まとめ:レベルの低い保育園や保育士の特徴とは?そう思われないために今日からできること

今回は、レベルの低い保育園やレベルの低い保育士の特徴について紹介しました。。また、レベルが低い保育士だと思われないために今日からできること、そして、もしレベルが低い保育園で働いている場合の対処法についても紹介しました。

レベルの低い保育園の特徴として以下の内容を紹介しました。

  • 毎年同じことをしている
  • 給与待遇が相場と比べて安い
  • 持ち帰りの仕事、サービス残業がある
  • 無駄が多い
  • 保育士の離職率が高い
  • 園長に保育経験がない
  • 人間関係のトラブルが多い
  • 保育の質が低い

レベルの低い保育士の特徴として以下の内容を紹介しました。

  • 指示を待ってしまう
  • 考えない、自分の意見がない
  • 口ばかり、自分より周りが気になる
  • 計画性がない、見通しが持てない
  • 整理整頓ができない

レベルの低い保育園で働く保育士の対処法としては、

  • 転職活動する

のが有効です。転職する・しないに関わらず、これまでの自分の保育士としての経歴やスキルを見直すきっかけになります。

保育士がレベルが低いと思われないために今日からできることとしては、

  • わからないことは最初に聞く
  • メモを取る
  • 他の人がやりたがらない仕事を進んで引き受ける
  • やれることから片付ける
  • 常に先を見て行動する
  • 良い先輩を見て真似る

というような内容を紹介しました。

レベルの低い保育園に就職してしまったかもという方や、自分はレベルの低い保育士にはなりたくないという方は参考にしてみてください。