これから結婚をするという保育士の方。結婚は頻繁にすることではないので、職場への正しい結婚報告の仕方や報告のタイミングはよくわからないですよね。また、保育園という職場特有の事情もあると思います。
結婚はとてもおめでたいことではありますが、職場への結婚の報告の仕方によっては信頼を失ってしまう可能性もあるイベントになります。
今回は、保育士の職場への結婚報告のタイミングと伝え方についてを解説します。保育園の上司や同僚を結婚式に招待すべきか、妊娠している場合などについてもあわせて解説しています。
勤めている職場に対して、結婚報告を行った経験があります
その経験が参考になればと思います
保育士の職場への結婚報告のタイミングは?
保育園で働く保育士の場合は、基本的にはまず最初に園長に結婚報告をしましょう。そうすれば基本的には間違いはありません。 結婚報告のタイミングは、最低限、入籍日の前までに園長(保育園によっては事務の方)に伝えるのが良いです。 園長や事務の方は結婚によって様々な手続きをしなければいけないため、前もって伝えてくことで園長や事務の方も事前に準備をすることができます。
その際に、必要な書類などを確認しておくようにしましょう。入籍後の出勤日には、必要な書類を提出できるようにしておくことが望ましいです。そうすることで入籍後もスムーズに手続きに入ってもらうことが出来ます。
ただし、入籍後にすぐに結婚式をする予定で、職場の人も呼びたいということであれば、遅くても結婚式の3ヶ月前にはそれぞれの人に伝えておく必要があります。直前の日程では出席できない場合があるためです。
園長に結婚を報告する際は、同僚に伝えないでほしい場合(自分で報告をしたい)という場合は、その旨を伝えるようにしましょう。そうしておけば、多くの同僚に自分の口から結婚報告をすることが出来ます。第三者から漏れ伝わってしまう形になると自分は、報告が後回しにされたと感じてしまう人もいるためです。
保育士の職場への結婚報告の伝え方?
ここからは、保育士の職場への結婚報告の伝え方について紹介します。
園長への伝え方
保育園の園長に対しては、少し改まった形で結婚の報告をすると良いでしょう。結婚によって少ならからず手続きの作業が発生するために、きちんと伝えるということが望ましいです。
このたび〇月○日に入籍することになりました。
園長も気になるところだと思うので、結婚を機に退職をしない場合は、引き続きよろしくお願いしますという気持ちを伝えるのが良いでしょう。
同僚への伝え方
同僚の場合は、仲の良さや関係性によっても伝え方は異なると思います。保育園で働く保育士の場合は、園長ほど堅苦しく伝える必要はないことが多い思うので、シフトや時間が会うタイミングで一人ひとりに伝えていくのが良いでしょう。
相手が気になることなので、結婚式を開くかどうか、招待をするかどうかもそのタイミングで伝えるようにしましょう。結婚式に職場の人を招待をしない場合は「結婚式は身内だけで行います」ということを伝えてあげれば問題ないでしょう。昨今は、結婚式はしない人も多いですし、身内しか呼ばないことも多いので、正直に伝えて問題ないでしょう。
職場の上司や同僚を結婚式に招待すべき?
結婚式を開催するかどうかはもちろん、職場の上司や同僚を結婚式に招待するかどうかは、本人たちの自由なので自分たちで決めれば良いです。過去に同僚が結婚式を開いた時に招待していたというようなことがあっても無理して自分たちもそのような慣習に従う必要はありません。
ただし、職場内において、誰かを呼んで誰かを呼ばないということをしてしまうと、今後の人間関係に亀裂が生じてしまう可能性もあるので、職場の人を呼びたいという場合は、その点を注意しながら呼ぶ・呼ばないを選択しましょう。
基本的には「誰かだけを呼ばない」ということだけは避けるようにしましょう。その人からすると、外されたということになってしまうためです。逆に、仲の良い同期だけを呼ぶということであれば、問題が無かったりします。もちろん、関係性によって呼ぶ呼ばないがあるのは仕方がないことでしょう。
この点は、今の職場の雰囲気やこれまでの関係性の兼ね合いもあるので、必ずしも一つの正解があるわけではないので、状況に合わせて臨機応変に対応しましょう。
結婚を保育園に言わないことはできる?
様々な事情があって結婚したということを保育園に言いたくないという方もいらっしゃると思います。
保育園に秘密にしておくということは、公的な書類の手続きの関係上、誰にも言わないということはかなり難しいです。
ただし、 同僚の職員や保護者に関しては、結婚に関して全く触れなくても問題になるということは無いでしょう。
特に、結婚によって「姓」が変わってしまっている場合は、どうしても手続きのために保育園に申告が必要になります。保険証の名字が変わったりなど、雇用保険・社会保険に関しての手続きが必要になってしまうためです。また、保育士証も姓が変更になった場合は、手続きが必要で新しい保育士証を保育園に提出しなければいけません。
結婚によって姓が変わらない場合で、扶養関係などに変更がない場合は、職場に伝えなくても特段問題は起きない場合もありますが、公的な書類や私的な書類も含めて様々な手続きがあると思うので、今後なんらかの手続きによって結婚していたことが伝わってしまう可能性も否定できないです。扶養関係などに変更がある場合も結果的に、結婚をしているということを伝えなくてはいけなくなってしまう場合もあります。その他、住民票などを提出するタイミングがある場合なども結果的に結婚したということが伝わってしまう可能性もあります。
そのため、言うか言わないかは状況次第ですが、いずれバレてしまうのであれば、あらかじめ園長や人事担当の職員だけにでも伝えておくのがトラブルを避けるという意味では良いかもしれません。
もし、どうしても言いたくないという場合は、保育園の規模にもよりますが、手続きを行う総務などの事務の方や園長だけに事情を説明して口外しないようにしてもらうというのが良いでしょう。
結婚を機に退職したい?
これから結婚をするという方のなかには、結婚を機に退職をしたいという方もいらっしゃると思います。そのような場合は、おそくとも退職日の1ヶ月以上前にはその旨を伝えるようにしましょう。退職理由は結婚に伴って引っ越しをするというような内容だと無難に受け入れて貰えるでしょう。
結婚を機に退職をしたいという場合の手順や報告方法については以下の記事でも解説しているので参考にしてみてください。
妊娠している場合は?
再度に、結婚を伝えるタイミングで既に妊娠をしているということもあると思います。もし自分が妊娠している場合は、タイミング次第ではありますが、結婚の報告とあわせて伝えると良いです。妊娠中の仕事は、様々な配慮が必要になるので、なるべく早めに伝えておくのが良いでしょう。今後の仕事内容の調整や産休・育休などの調整も必要になるため、必要なタイミングで報告をしましょう。
保育士の妊娠の報告方法については以下の記事でも解説しているので参考にしてみてください。
まとめ:保育士の職場への結婚報告のタイミングと伝え方を解説!
今回は、保育士の職場への結婚報告のタイミングと伝え方についてを解説しました。
結婚報告のタイミングは、最低限、入籍日の前までに園長(保育園によっては事務の方)に伝えるのが良いです。 園長や事務の方は結婚によって様々な手続きをしなければいけないため、前もって伝えてくことで園長や事務の方も事前に準備をすることができます。
ただし、入籍後にすぐに結婚式をする予定で、職場の人も呼びたいということであれば、遅くても結婚式の3ヶ月前にはそれぞれの人に伝えておく必要があります。
結婚の伝え方としては、現在の関係性次第になりますが、保育園の園長に対しては、少し改まった形で結婚の報告をすると良いと思います。
結婚を機に退職したいという場合や、妊娠しているという場合は、別途報告が必要になるので、適切なタイミングで伝えられるようにしましょう。