保育士の皆様。職場には、様々な先輩保育士もいらっしゃると思います。なかには「この人は仕事ができないな」と思ってしまうような先輩がいる場合もあると思います。先輩なら全員が自分より仕事ができるとは限らないのが保育士の世界だと思います。
今回は、仕事ができない先輩保育士がいるという方向けに、対処法や指摘の仕方などを紹介します。
仕事ができない先輩や年上の保育士に困った経験があります
その経験が参考になればと思います
仕事ができない先輩保育士。。。
仕事ができない先輩保育士。。。どんな保育園でもそのように感じてしまう瞬間はあると思います。
仕事ができない保育士の特徴としては、
- 期限や期日を守らない
- ミスが多い
- ほうれんそうが足りない
- 言い訳が多い、他人のせいにする
というような特徴が挙げられます。もちろん、それぞれに様々な事情があったり、実は意図があってやっていることを自分が理解できていないだけって場合もあると思います。
自分より先輩ということもあって、保育士としてハードルが上がっているという側面もあると思います。また、給与面でも自分より良い給料をもらっているというような感情も関わってくると思います。自分より良い給料を貰っているのに、自分より仕事をしていなかったら、不満もいだきますよね。
同僚の保育士と比較して、相対的にできないというだけのこともあれば、明らかに仕事ができないなぁと思うこともあると思います。
また、人によっては、
- そもそもやる気がない
という場合もあります。保育士の仕事の大変さなども相まって、あまり仕事にやる気がなく、ほとんど惰性のような形で仕事をしているという方もいると思います。そういう方は、わかってやっているという側面もあるので、後輩としてはなかなか対処しにくいですよね。
仕事ができないと言われてしまう保育士の特徴などは以下の記事でも紹介しているので参考にしてみてください。
仕事ができない先輩保育士への対処法や指摘の仕方などを紹介
ここからは、仕事ができない先輩保育士への対処法や指摘の仕方などを紹介します。
同僚、さらに上の先輩、上司に相談する
自分自身が後輩という立場上、やはり直接先輩に指摘しにくいこともあると思います。そういう場合は、まずは、より立場の強い先輩保育士や主任保育士などの上司にあたる人に相談するというのが有効です。もしかしたら、仕事ができないと思っていた先輩の行動などが実は意味がある行動だったということもあるので、他者の視点を取り入れるというのもとても良いことです。ただし、ただ愚痴をいうだけの愚痴会のようになってしまわないように注意が必要です。
園長に相談する
先輩へは、自分ではなかなか指摘が難しいと思うので、園長や主任保育士などの責任ある立場の人に相談をして対処法を考えるというのも有効です。園長は、保育園の責任者でもあるので、自分より様々な権限があり対処がしやすいです。その気になれば、人事評価などで指導をすることもできるでしょう。その場合は、もちろん給与や賞与に影響が出るでしょう。また、監督者として状況を客観的に把握することもできます。そのため、先輩への指摘や状況の改善には適切な人物になります。
逆に園長が指摘しても改善しない、そもそも園長が注意・指摘ができないというような状況だと、改善はなかなか難しいでしょう。また、自分自身が先輩がいくら仕事ができないと思っていたとしても、それはあくまでも自分自身の考え方です。必ずしも、園長も同じように感じるとは限らないので注意しましょう。
本人にやんわり指摘する
続いての対処法は、本人にやんわり指摘するというものです。状況次第では、他の先輩や園長を頼ることができない場合もあると思います。そういう場合は、自分で指摘して気づいてもらうしかないです。ちょっと気がひけるかもしれませんが、それも保育士として仕事をしていく上で必要なスキルになります。
ただし、先輩保育士に指摘をする際は、先輩保育士のプライドを傷つけないことも大切です。先輩への指摘の仕方を間違えてしまうと、逆ギレされてしまったり、今後の関係が気まずくなってしまうこともあるでしょう。
気にしない、関わらない、自分の仕事に集中する
最後に、先輩保育士が仕事ができない、という場合にできる対処は、「気にしない・関わらない」ということです。考え方の問題ですが、それで保育園全体がきちんと機能していれば、気にしないで仕事ができるかもしれません。自分がやるべき仕事に集中できれば、他の人がどのような仕事ぶりでも関係ないと考えることができると思います。他人の行動をどうにかしようとしてもうまくいかないことも多いので、関わらずに気にしないということができれば、そのままでも良いでしょう。
最終的には保育園の問題
ここまで仕事ができない先輩保育士への対処法や指摘の仕方など紹介しました。ですが、これらの対処をしてもどうしようもないという場合もあると思います。気にしない・関わらないようにしようと思っても、自分が無視できないくらいに仕事に影響が出てしまっている場合もあると思います。
そして、園長に相談しても改善しないというようであれば、それは、最終的には組織の問題です。仮に仕事ができない人が原因で、他の誰かの仕事量や負担が増えてしまっているのであれば、それは組織の問題になります。少なくとも、評価によって昇給や賞与などで保育園に貢献している人とそうでない人の差をつけることは組織としてできるはずです。それが出来ずに放置されているということなので、それはその仕事ができない先輩保育士個人だけの問題ではなく、保育園の組織全体の問題だと思います。
つまり、 保育士として園に貢献している人ほど損をして、仕事ができなかったり、サボったりする人ほど得をするという構造になってしまっている ということです。また、もともと真面目に仕事をしている人のやる気やモチベーションも低下してしまうという悪循環になってしまいます。この状態が続けば、新たに同じような状態の人を生んでしまう可能性も高いです。
そのため、そのような組織の構造自体を変えないと、この問題は解決できません。ただ、組織の構造自体を変えるというのは、一人の保育士の力だけでは難しいというのも事実です。もし、このように組織自体の根深い問題となってしまっているのであれば、最終的には、働く保育園を変えることも必要になるでしょう。
まとめ:仕事ができない先輩保育士。対処法や指摘の仕方などを紹介!
今回は、仕事ができない先輩保育士への対処法や指摘の仕方などを紹介しました。
仕事ができない先輩保育士への対処法や指摘の仕方として、以下の内容を紹介しました。
- さらに上の先輩、上司に相談する
- 他の同僚に相談する
- 園長に相談する
- やんわり指摘する
- 気にしない、関わらない、自分の仕事に集中する
ただし、これらの対処でも解決が難しいという場合もあると思います。そういう場合は、組織の構造自体を変えないと、この問題は解決は難しいでしょう。仮に仕事ができない人が原因で、他の誰かの仕事量や負担が増えてしまっている、そしてそれが放置されてしまっているのであれば、それは組織の問題になります。
つまり、仕事ができない先輩保育士が放置されてしまっているという状況は、園長や保育園の組織自体を改善していなかければいけないので、実は根が深い問題になります。