退職や転職を考えている保育士の皆様。
今回は、保育士の退職、転職は裏切りなのかという点に関して、そもそもそのようなことは気にしないで良い理由についても紹介します。
複数回の退職、転職経験があります
その経験が参考になればと思います
退職や転職で裏切りだと言われてしまった保育士
保育園で働いていて、退職や転職を考えているということを先輩や上司、園長等に伝えた際に、
「裏切りだ」
と思われてしまったという人もいらっしゃるかもしれません。
なぜ退職や転職を裏切りだと思われてしまうのでしょうか。また、そう思われないための退職の方法などはあるのでしょうか。
なぜ保育士が退職、転職したら裏切り者扱いされてしまう?
本題の結論ですが、保育士が退職したら裏切り行為だと感じる、保育園の園長や経営者、先輩保育士、同僚保育士、その他の職員等の方はいるかもしれません。
裏切り者扱いされる理由には、
- 優遇した
- 教育した
- 育てた
など、個人個人に様々な思いがあるためです。そもそも、個人的な感情で、部下や後輩に対して、教育する・育てるということ自体が間違っています。
保育園において、職員を教育したり、育てるのは、あくまでも会社(保育園)のため、そして、回り回って自分のためです。部下が育ち、気持ちよく働いていれば、保育園全体はもちろん、同僚も負担が少なくなります。そのために、教育したり、育てるということをしているのです。
そうして成長した保育士は、もちろん、奴隷契約ではないので、生涯、その保育園で働かなければいけないわけではありません。その保育士に長く働いてい貰いたいのであれば、会社(保育園)としてもそれなりの見返りが必要になります。他の保育園よりも、よい労働環境、良い待遇であれば、そう簡単に転職をしようとは思わないはずです。
その点を勘違いしてしまうと、退職、転職となるとで裏切りだと感じてしまうことになります。保育士が退職、転職したら裏切りだと感じる人は、そもそもスタート地点が間違っています。
逆にどのような状況なら裏切りではない?
保育園にとってお荷物のような存在になってしまっている人は、そもそも、退職や転職をするということを伝えた場合、むしろ職場の人からは歓迎されてしまうことになります。それは、それで寂しいことですが、そのような場合は、むしろ退職や転職をしても感謝されることになるでしょう。
退職や転職で裏切り者扱いされるのは保育士としてスキルや能力があり、保育園に貢献している証拠とも言えます。
逆に考えて、〇年働けば、裏切りではなくなる、というようなことはありません。お世話になったから、もう少し恩返しとして働いてから辞めよう、と保育園に尽くせば尽くすほど、裏切りだと感じる人が出てくる可能性は高くなっていくでしょう。
本当に保育園にお世話になったと感じているのであれば、強いて言うなら、年度末等の区切りの良いタイミングで退職をするということくらいが、退職する保育士にできるせめてもの恩返しになると思います。
【結論】裏切りと思う人はいるかもしれないけど気にしない
本題の結論になりますが、先程書いたように、保育士が退職、転職することを裏切りだと感じる人はいると思います。ですが、気にする必要はありません。先程も書いたように、お世話になったから、もう少し恩返しとして働いてから辞めよう、と保育園に尽くせば尽くすほど、裏切りだと感じる人が出てくる可能性は高くなっていきます。
結局、どこかのタイミングで裏切り者扱いされるのであれば、早くても遅くても一緒ですし、退職や転職をしたいと考えている時点で、少なくとも何か不満があったり、他の保育園の方が良いと思う点があるのだと思います。それであれば、いち早く転職をしたほうが、自分にとって、よりよい選択になるでしょう。
そういった意味でも、円満退職なんてないので、気にしないで自分にとってより良い選択を取ることが良いです。
保育士が退職、転職すると保育園はどうなる?
退職や転職を裏切りだと言われてしまった保育士が気になるのは、自分が退職、転職すると保育園はどうなってしまうのかということだと思います。結論としては、最近流行りの保育士の一斉退職でも無い限り、一人の保育士が退職したくらいで、保育園が運営できなくなってしまう、傾いてしまうということは無いでしょう。
職場の人とは疎遠になる
当たり前ですが、退職をすれば、職場の人とは疎遠になります。ほぼ毎日会って一緒に仕事をしていたのにそれがなくなるので当たり前です。退職したら、無関係、部外者になるので、必然的に疎遠になっていきます。ましてや、転職や退職するということを裏切りだと行ってきた人とは、二度と会うことはないかもしれません。
人手が足りなくなる?
自分が退職や転職をしたら、保育園の人手が足りなくなって、同僚が大変そうと思うかもしれません。少なくとも1ヶ月前程度に退職の意志を伝えておけば、そこから先は 保育園が対策すべき ことです。退職した人が考えるべきことではありません。先程も書きましたが、本当に保育園にお世話になったと感じているのであれば、強いて言うなら、年度末等の区切りの良いタイミングで退職をするということや、新たな職員の採用の見通しが立ってから退職するというような譲歩くらいはしても良いと思います。あくまでも、自分に余裕があればの話です。
まとめ:保育士の退職、転職は裏切り?気にしないで良い理由
今回は、保育士の退職、転職は裏切りなのかという点に関して、そもそもそのようなことは気にしないで良い理由についても紹介しました。
保育園の先輩、同僚、園長等が、退職・転職するということを裏切りだと感じることがある理由は、教育した・育てたというように恩があるはずと考えているためです。
退職や転職について、裏切りだとと思う人が出てきてしまうのは仕方が無いことです。そして、お世話になったから、もう少し恩返しとして働いてから辞めよう、と保育園に尽くせば尽くすほど、裏切りだと感じる人が出てくる可能性は高くなっていきます。
そういった意味でも、円満退職なんてないので、気にしないで自分にとってより良い選択を取るということが最善になります。