これから保育士になりたいと考えている方。
今回は、親、家族に保育士になるのを止められたという場合の対策や説得方法を紹介します。
その経験が参考になればと思います
親、家族に保育士になるのを止められた
親、家族に保育士になるのを止められたという方。
- 保育士はブラック
- 給料が悪い
- イメージが悪い
だから「保育士にはならないでほしい」
なんて言われてしまった方もいらっしゃるかもしれません。
もしくは、単に、「大企業で働いてほしい」「〇〇(別の専門職)になって欲しい」といように言われた場合もあるかもしれません。
親、家族に保育士になるのを止められてしまった場合の対策や説得方法
ここからは、本題である親、家族に保育士になるのを止められたという場合の対策や説得方法を紹介します。
親、家族が自分が保育士になろうとすることを止めている理由を把握する
親、家族が子どもが保育士になりたいと言っているのを止めるのには理由が必ずあります。自分の子どもの足を引っ張りたいだけの親はいないでしょう。
保育士になるのを止めてきている親に対して説得をするためには、まずは、その理由を把握する必要があります。理由がわからないと、闇雲に説得するしかなくなってしまいます。
親、家族が止めている理由に反証する
親、家族が保育士になりたいと言っているのを止める理由がわかったら、その理由に対して、反証をしていきましょう。
- 給料が悪い
- 労働環境が悪い
- ブラックが多い
- 責任や負担が重い
というようなイメージを持っている方が多いかもしれません。
単なるイメージや浅い知識だけで、保育士になるのを止めてきている場合もあるので、正確な情報をもとに説得してみましょう。例えば、実際の求人情報を見せてみたり、国や公的機関が出しているような、統計資料などを見せてみると良いです。自分自身できちんと調べて説得をすれば、熱意も伝わるでしょう。
自分の熱意や気持ちを伝える
ただし、親、家族が保育士になりたいと言っているのを止める理由のなかには、親、家族が間違っていないという内容もあるかもしれません。それを言われてしまったらぐうの音も出ないというようなこともあると思います。
給料に関しても、最近でこそ良くなってきてはいますが、他の業種と比較すると、まだまだ良いとは言えない部分も多いです。
例えば、
- 大企業で働きなさい
なんて言われてしまったら、待遇の良い保育園の求人情報を見せたとしても、ピンとこないかもしれません。
そのような場合は、やはり、自分がどうしても保育士になりたいというような熱意や気持ちを伝える必要があります。
保育士養成の大学や専門学校に行ったとしても保育士にならない場合もあることを説明する
続いての、説得方法は、保育士養成の大学や専門学校に行ったとしても保育士にならない場合もあることを説明するということです。
実際、昨今では、保育士養成の大学や専門学校に行ったとしても、保育士にならない人はたくさんいます。もちろん、在学中に別のやりたいことを見つけたという場合や、授業を受けていて、保育士はやっぱり違ったというような、人によって様々な理由があります。
ですが、その逆である保育士養成の課程がない大学や専門学校に行った場合は、その後に保育士になるのは難しいです。この場合は、資格を取るには、保育士試験を受けて合格するか、再度、別の保育士養成の大学や専門学校を卒業する必要があります。
このことをきちんと説明すれば、保育士養成の大学や専門学校には行って、資格は一応取るけど、実際に保育士になるかどうかはその時の状況によって判断するというような説得が可能になります。
それでもどうしても保育士になりたい
例えば、親から保育士養成の大学や専門学校に行くのであれば、お金は出さないというように言われてしまう場合もあるかもしれません。そうなると、保育関連以外の大学や専門学校に行くということになってしまうと思います。
通常の大学や専門学校の卒業後に保育士試験を取得する
この場合でもどうしても保育士になりたいということが諦められない場合は、別の保育士養成ではない大学や専門学校に通った後、保育士試験を受験して保育士資格の取得を目指すという選択肢もあります。
先程も少し書きましたが、実は、保育士の資格を取るには、必ずしも保育士養成課程のある大学や専門学校を卒業していなければいけないわけではなく、保育士試験という試験を受けて合格すれば、資格を取得することができます。
学校教育法に基づいた専修学校の卒業、もしくは、大学卒業をしていれば、保育士試験の受験資格が与えられます。 しかも、大学の場合は、2年以上在学、62単位以上修得していれば良いので、在学中から受験資格をみたすこともできます。つまり、自分の努力次第で在学中に資格を取得することも可能です。
この方法は、 少し遠回りになってしまいますが、保育士養成の大学や専門学校に行かせてもらえなかったとしても、保育士になることは十分に可能です。 保育士試験の概要については以下の記事で紹介しているので参考にしてみて下さい。
奨学金、修学資金助成を利用する
また、親が保育士養成の大学や専門学校の修学資金を出してくれないからと言って、必ずしも諦める必要はありません。
昨今は、保育士不足で卒業後に自治体内の保育園で働けば、修学資金を貸し付けてくれたり、奨学金の返済を免除してくれる自治体もあります。もし、このような助成の制度が利用できるのであれば、親の手助けを借りずに、保育士養成の大学や専門学校に進学することができます。
どのような条件であれば制度が利用できるのかということを、よく調べて検討してみましょう。
最終的には自分の責任と決断が必要
ここまで、親、家族に保育士になるのを止められた場合の対策や説得方法等を紹介しました。これから大学や専門学校に進学をするという年齢であれば、一人の大人として、自分自身の責任と判断で行動する必要があります。
親に止められて、自分のやりたいことができなくて、不幸になる場合もあります。幸せになる場合もあります。また、親の説得して保育士になったけど、やっぱり親の言う通り辞めておけばよかったなんてこともあります。最終的には自分の責任と決断が必要になります。
まとめ:親、家族に保育士になるのを止められた。対策や説得方法を紹介。
今回は、親、家族に保育士になるのを止められたという場合の対策や説得方法を紹介しました。
対策や説得方法は以下になります。
- 親、家族が自分が保育士になろうとすることを止めている理由を把握する
- 親、家族が止めている理由に反証する
- 自分の熱意や気持ちを伝える
- 保育士養成の大学や専門学校に行ったとしても保育士にならない場合もあることを説明する
それでも説得できなくても、どうしても保育士になりたいという場合に、方法が無いわけではありません。
- 通常の大学や専門学校の卒業後に保育士試験を取得する
- 奨学金、修学資金助成を利用する
というような選択肢もあります。最終的には自分の責任と決断が必要になるでしょう。