保育士が退職をすると同僚との関係はどうなる?

ページ内に広告が含まれています。

こんにちは。さえこ@ブラック脱出済み(プロフィール)です。ブラック幼稚園・保育園を脱出できました(^^)

私がブラック保育園を脱出するために培ったノウハウを完全無料で公開しています。


これから退職しようと考えている保育士の方。

こんな疑問や悩み、不満、経験はありませんか?
  • 退職をすると同僚との関係はどうなってしまう?
  • 仲が良い同僚とは、退職後も関係性を維持したい

今回は、保育士が退職をすると同僚との関係はどうなってしまうのか、元同僚と良好な関係でいたい場合の保育士の退職方法や対処法について解説します。

この記事の信頼性
私は保育園、幼稚園、認定こども園で勤務した経験があります
複数回の退職、転職経験があります
その経験が参考になればと思います

保育士が退職する際に気になることの一つは同僚との関係性

これから退職、そして、転職をするかどうか悩んでいるという保育士の方が、退職に際して気になることの一つは、同僚との関係性に関してだと思います。

不満がある保育園で働いていて、転職をしたいと考えている保育士の方でも、保育園に不満はあっても、同僚に何も不満はないという方もいらっしゃると思います。保育園がブラックであれば、あるほど、自分が退職すると、仲が良い同僚にも迷惑がかかってしまうという懸念があり、なかなか退職に踏み切れないという方も多いと思います。

保育士が退職をすると同僚とは疎遠になる

保育士に限ったことではありませんが、雇用されている会社等を退職した場合は、たいていの場合、同僚との関係は疎遠になります。

その保育園で働いている間は、どんなに仲が良かったとしても、疎遠になってしまうことが多いです。それは、退職をすると共通の話題がなくなるためです。同じ職場で働いていれば、保育園のこと、園児のこと、他の同僚のこと、など良い話、噂話、愚痴などであっても、共通する話題には事欠きません。誰かの噂話や愚痴を言うことで成立している関係という場合もあると思います。

保育士が保育園を退職してしまうと、その共通の話題が無くなってしまうので、疎遠になってしまうことが多いです。また、単純に日々の仕事で顔を合わせるということがなくなると、お互いに相手の状況が分からなくなるため、気を使ってしまったり、わざわざ予定を合わせて会うという機会が少なくなってしまいます。

どんなに仲が良い関係でも疎遠になってしまうので、たいして仲が良くない同僚であれば、退職後はまったく連絡を取る機会もなくなりますし、下手をすれば、もう二度と会うことはないということになるでしょう。

同僚との退職後の関係は退職の仕方にもよる

とは言っても、退職後の元同僚との関係は退職の仕方によっても変わってきます。

一般的に言われる円満退職というような形での退職であれば、良好な関係を維持できるかもしれませんし、逃げるような退職の仕方をした場合は、関係性も悪化してしまうことになります。

特に、保育園で働く保育士の場合は、年度末以外のタイミングで急な退職をしてしまうというと、人員の補充が間に合わず、他の保育士の負担が一時的に増えてしまうということが起きます。担任クラスの調整や行事担当などの調整も必要です。そうなると、退職した保育士を逆恨みしてしまうということも起きます。

保育士に限らず、会社等に雇用されている職員が退職するということは想定して対処すべき事なので、退職したことによって生じる一時的な業務負荷の増加などの責任は保育園にあるはずですが、どうしても退職した人間に矛先が向いてしまうということがあります。

特に、退職した後は、弁解の機会などもないので、園長が腹いせに悪口などを言いふらすということもあります。

なので、もともとどんなに仲が良かったり、信頼している関係性の同僚であっても、退職の仕方によっては、関係性が悪化してしまうということがあるので注意が必要です。

元同僚と良好な関係でいたい場合の保育士の退職方法や対処法は?

ここからは、保育士が退職する際に、元同僚と良好な関係でいたい場合の退職方法や対処法について紹介します。

ある程度前もって退職のことを伝えておく

元同僚と良好な関係でいたい場合の保育士の退職方法は、なるべく円満退職をするということです。まずは、ある程度前もって退職のことを伝えておくということが重要です。保育園が人員補充をする猶予をきちんと与えてあげるということです。

先ほども書いたように、保育園で働く保育士の場合は、年度末以外のタイミングで急な退職をしてしまうというと、人員の補充が間に合わず、他の保育士の負担が一時的に増えてしまうということが起きます。そのことで、残っている元同僚の保育士から、逆恨みされてしまうということはよくあることです。自分の仕事が大変になったという責任は、本来は勤めている保育園にあるのですが、急に辞めた人が悪いと考える人もいます。

不可抗力的な内容を退職理由とする

保育士が元同僚と良好な関係でいたい場合は、退職理由も大切です。自分とは違い、その保育園の同僚は、少なくとも退職するという決断には至っていないということなので、保育園に不満があって退職すると言っても、理解してもらえない場合もあります。

それどころか、考えが甘い、他の保育園はもっと大変、通用しないというように考える人もいます。そのため、不可抗力的な内容を退職理由とすることで、そのような感情が生まれにくくする必要があります。

辞めたくないけど辞めざるを得なかったというような退職理由であれば、周囲もそれならしょうがないと考えてくれますが、そうではない個人的な理由になると、どうしても無責任だという感情を抱いてしまう人もいます。

連絡先を知っておく、SNSで繋がっておく

元同僚と良好な関係でいたい場合には、あらかじめ連絡先を知っておいたり、InstagramなどのSNSで繋がっておくということも重要です。

退職後は改めて連絡先などを交換する機会はなくなるので、もし、連絡先を知らないと連絡をとることはほとんど不可能という状況になります。わざわざ、退職後に改めて保育園に出向いて連絡先を聞くというのもおかしな話です。

また、電話番号やLINEでの連絡は、もともと頻繁にやり取りをしていないと、なかなか話題などもなく連絡がしにくいということもあると思います。InstagramなどのSNSで繋がっておけば、例えば、相手が投稿をしたときにリアクションをすることで、お互いの状況を確認し続けることができます。

だからといって保育士が不満のある環境に我慢して働き続けるはNG

ここまで、保育士が退職をすると同僚との関係は疎遠になってしまうことが多いということ、そして、元同僚と良好な関係でいたい場合の保育士の退職方法や対処法などについて紹介しました。

なるべく元同僚とは良好な関係のまま退職をしたいからといって、同僚に気を使って保育士が不満のある環境に我慢して働き続けるは不幸せなことです。

確かに、保育士が保育園を退職するということは、大抵の場合は、まわりまわって同僚になんらかの負担が一時的にかかってしまうというのはよくあることです。保育園が新しい保育士を雇ったとしても、やはり、その保育園での仕事に慣れた保育士が一人いなくなるというのは、やっぱり負担の増加になります。

一方で、自分が辞めたら迷惑がかかる、同僚から嫌われてしまうと思って、同僚のために不満がある環境を我慢して働いても、自分が得られるものはほとんどありません。たしかに同僚とは良好な関係でいられるかもしれませんが、得られるのはそれだけです。

そもそも保育士が退職や転職をしたら、よっぽど仲が良い同僚を除いてほとんどの人とは疎遠になるので、同僚のことを気にして退職の可否を判断する必要はありません。また、よっぽど仲が良いという同僚であれば、退職理由や事情などをきちんと説明すれば、きっと理解してくれるはずです。そうではないなら、もともとその程度の関係性だったということです。

特に、ブラック保育園で働く保育士は、同僚に気を使ったり、退職のことを伝えると園長から怒られないか心配でなかなか退職に踏む切れないという人が多いので、同僚の気を使いすぎてしまって、保育士が不満のある環境に我慢して働き続けるは良くないことだということを改めて、伝えたいと思いました。