転職を考えている保育士の皆様。転職活動をしていることを保育園に伝えていますか?
そう思う人が多いのではないでしょうか。私も転職活動をしていることは明かしていませんでした。特に現在勤務している保育園に不満がある方はそう思うと思います。今回は、保育士が転職活動を就業中の保育園に内緒で秘密裏に進める方法を解説しています。
複数の保育士転職サイトを利用して転職活動をした経験があります
その経験が参考になればと思います
- 転職を考えている保育士
- 保育士が転職活動をしていることは保育園にバレる?就業中の保育園に転職活動がバレるパターン
- 面接を受けた保育園から伝わるのでは?
- 保育士転職サイトを利用したら勤務している保育園にバレるのでは?
- 保育園が保育士の転職先を知りたい理由
- 保育士が現在の職場で転職先を聞かれたら答えないといけない?
- 仲が良くても保育園の同僚に伝えたら広まる可能性もある
- 保育士が転職先を濁して答える方法
- 保育士が転職活動中であることを就業中の保育園に内緒にするメリットは?
- 保育士が転職活動中であることを就業中の保育園に明かすメリットは?
- 保育士が転職活動を就業中の保育園に内緒で秘密裏に進める方法
- もし保育士の転職活動が職場にバレたらどうなる?
- 保育士は転職のことは職場の人にいつまで言わないほうが良い?
- 【まとめ】結論、保育士の転職活動は内緒で行ったほうが良いか、明かしたほうが良いか
転職を考えている保育士
現在、保育園で働きながら転職を考えているという保育士の方のなかには、転職するということを職場の誰かに相談したかったり、いつ、どのタイミングで伝えれば良いのかということがわからないという方もいらっしゃると思います。
転職するということは、現在の保育園を退職するということになります。特に保育園で働く保育士の場合は、同じような保育士の仕事なのに、なぜ転職する必要があるのかと周囲に思われます。一般的な会社であれば、キャリアアップのためであったり、同じような職種であっても、異なる仕事内容などを経験するために、転職ということが手段の一つになる場合もあります。ですが、保育園で働く保育士の場合は、仕事内容は似通っていることが多いですし、キャリアアップも今の保育園ですれば良いのではと思われてしまうことが多いです。
つまり、職場の人に転職を考えているということを伝えた時点で、今働いている保育園に不満などがあると伝えているのと同じようなことになってしまいます。
そういった意味でも、保育士が転職を考えていることを職場の人に伝えるということは、なかなかナーバスな問題であると言えると思います。
保育士が転職活動をしていることは保育園にバレる?就業中の保育園に転職活動がバレるパターン
基本的には、普通に転職活動をしていてもそのことを黙っていて、なおかつ、面接に行く道中を見られたりしなければ、転職活動をしていることがばれるということは無いです。他の保育園に面接に行ったら、その保育園が就業中の保育園に漏らしてしまうということもありません。転職活動をしていると思われてしまう原因のほとんどは自分の行動にあるので、それを極力減らすようにすると良いです。
共通して言えることは、「自分発信」であるという点です。自分が行っている行動などから、周囲の人物が転職を考えているのかもということが推測できてしまうというのがほとんどです。
保育士が転職活動を就業中の保育園に内緒で秘密裏に進める方法については、後述しますが、これらの自分発信の行動をしないようにしていけば、就業中の保育園に転職活動しているということをバレる可能性を少なくすることができます。
同僚から漏れ伝わる
就業中の保育園に転職活動がバレる最も多いパターンの一つが、同僚から漏れ伝わるというケースです。
転職を考えているということを親しい同僚に相談したいということもあると思いますが、その同僚から他の同僚や園長に話が行ってしまうということはよくあることです。
悪気なく伝える場合もありますが、悪気があって喋られてしまうということもあります。自分が信頼している人物だと思っても相手はそうとは限らないです。
また、転職活動をしていることを話した同僚本人は伝えていなかったとしても、相談している話を誰かが聞いてしまっているという場合もあります。保育園は狭い組織なので、このようなパターンは意外と多いです。
スマホや書類などを盗み見られる
転職活動をしているのがバレるパターンの2つ目が、スマホや書類などを盗み見られてしまうということです。
相手は見るつもりが無かったとしても、カバンから履歴書が見えてしまっていたり、何気なく見たスマホの画面で求人情報が開かれているのを見てしまうということがあります。そのような状況を見てしまったら「この人は転職するのかも」と考えるのが普通です。
職場内での転職活動の電話やメール対応で気づかれる
保育園の職場内で転職活動に関するやりとりを行う場合にも気が付かれてしまう場合があります。盗み聞きや盗み見をするつもりはなくても、耳や目に入ってしまうことがあるためです。
不自然な休暇や服装など
また、転職活動のことを周囲に一切話していなかったとしても、バレるケースがあるのは、なんとなく行動から推測できてしまう場合です。
例えば、午後だけの急な休暇が続いていたり、ちょっと面接に行くような服装で出勤をしているところを見られてしまった場合などです。園長もなんとなく面接に行っているのではないかと勘ぐってしまう場合があります。
面接を受けた保育園から伝わるのでは?
保育園は、近隣の保育園同士でつながりがあるという場合も少なくないと思います。地域内では、園長会や保育士会などがある場合も多いためです。
そこで心配になるのが、面接や選考を受けた保育園が、今勤務している保育園に自分が面接に来たということを伝えてしまうのではないかということです。この点は、モラルの問題になりますが、基本的には面接に来たということを伝えるということはないでしょう。
選考を行った保育園が伝えることメリットもないので、これを気にしてしまうと、転職活動はほぼ不可能になります。
保育士転職サイトを利用したら勤務している保育園にバレるのでは?
転職サイトは、たしかに、今働いている保育園も利用している可能性があり、担当者を知っている場合もあります。
ですが、保育士転職サイトを利用したら勤務している保育園に転職活動をしていることがバレるということは無いと言ってよいでしょう。保育士転職サイトの人間が、勤務している保育園に転職活動をしていることを伝えたら、個人情報を伝えたことになり大問題になりますし、伝えるメリットもまったくないためです。保育士転職サイトもビジネスなので、会社の利益になることはしますが、そうではないことはしないです。
保育園が保育士の転職先を知りたい理由
保育園で働く保育士に限ったことではありませんが、園長などが勤務している保育士の転職先を知りたがるということは多いです。保育園が保育士の転職先を知りたいよくある理由について紹介します。
単純な興味
単純に、今の保育園を退職してどの保育園で働くのか知りたいだけという場合もあります。うちの保育園よりもどのような魅力がある保育園なのかということを知りたいというような興味です。もちろん、良い園長であれば、今後の職場の改善などにつなげて、次なる離職者を防ぎたいというような狙いがあることもあります。
少しでも引き止めたい
退職するということが、まだ確定的ではない場合は、少しでもその保育士の退職を引き止めるために、転職先の保育園について知りたいという場合もあります。その保育園の良くない噂などを伝えることで転職することを思いとどまらせようというような思惑がある場合もあります。
嫌味、嫌がらせしたい
転職による退職が決まったということに対して、裏切られたというような気持ちを抱く人もいます。性格の悪い園長だと、転職先の悪口などを言う事で、少しでも退職する保育士に嫌がらせをしようとしてくる場合もあります。
保育士が現在の職場で転職先を聞かれたら答えないといけない?
本題の保育士が現在の職場で転職先を聞かれたら答えないといけない?ということになります。結論としては、保育士が現在の職場で転職先を聞かれた場合、答えたくないなら答えなくても問題ありません。
手続き上、保育園として次の転職先を知らなければいけないということはないので、答えないことで退職の手続きが進まないというようなこともありません。
逆に、転職先の保育園は、履歴書などの関係上や、保育士経験年数の把握のために、以前に働いていた施設を知る必要があるので、その点は注意しましょう。
仲が良くても保育園の同僚に伝えたら広まる可能性もある
園長等には転職先を答えたくなかったとしても、仲が良い同僚であれば、転職先を教えておきたいと思うかもしれません。ただ、注意が必要なのは、いくら仲が良かったとしても、その同僚が他の同僚に伝えたり、園長に漏れ伝わるという可能性は否定できません。
そのため、絶対に園長には内緒にしておきたいという場合は、仲が良い同僚であっても、なるべく転職先を伝えないようにしておいたほうが良いかもしれません。
保育士が転職先を濁して答える方法
もし、これから転職をするという保育士の方が、職場の人に転職先を聞かれて答えたくないという場合は、
- 「〇〇市の保育園で働きます」
- 「小規模な保育園で働きます」
というように具体的な園名を答えないで、場所やその保育園の特徴などだけを伝えて答えると良いでしょう。
もちろん、聞いてくる人がしつこい人であれば、そこから更に詳しく聞いてくるということもあるかもしれませんが、大抵の人は言いたくないんだと察して深く聞いてくるということはしないでしょう。
転職をするということを伝えてない場合
保育士の方のなかには、そもそも転職するということ自体を伝えずに、退職するということを伝えたという方もいらっしゃると思います。その場合は、もちろんですが、転職先を聞かれたとしても、
「まだ決まっていません」
「これからゆっくり考えます」
というような形で、まだ、転職先は決まっていないということを伝えると良いです。
また、退職すると伝えた後に、仮に転職先が決まったとしても、伝えたくなければ、積極的に転職先を伝える必要は無いでしょう。
保育士が転職活動中であることを就業中の保育園に内緒にするメリットは?
そもそも、保育士が転職活動中であることを就業中の保育園に内緒にするということにメリットがあるのかという点を解説します。
退職の引き止めに合いにくくなる
保育士が転職を考えていることを伝えると、結構な確率で退職の引き止めをされることになります。保育士不足なので、なんとかつなぎとめたいというのはどこの保育園も同じです。ただ、転職活動が終わっていて次の保育園が既に決まってしまっていれば、退職の引き止めというのはなかなかされにくいです。
また、転職活動中であることを知らせてしまうと、保育園によっては、よくないことですが、転職活動の妨害をしてきたり、「あなたのスキルじゃ他の保育園で働くのは無理」などとパワハラをしてくる場合もあるようです。このようなことを避けるために、ギリギリまで転職をするということを伝えないということにメリットがあります。
転職先や退職日が決まっていないのに、職場の人に転職を考えていること言うことだけ伝えてしまうと、あれやこれやと、引き止めなどをされてしまう可能性があります。年度末までは働いてほしいと言われたり、転職先の候補の保育園の良くない噂などを吹聴してくる可能性もあります。また、ひどい場合だと、有給休暇の取得をしにくくくし、面接などに行くことを妨害しようとするということもあります。
このようなことがあると、転職をしたいという気持ちが揺らいできてしまうこともあるでしょう。
就業中になんらかの不利益を被ることがない
保育士が転職活動中であることを就業中の保育園に内緒にするメリットの2つ目は、就業中になんらかの不利益を被る可能性を無くすということです。園長などが、もう辞めるのであれば、知ったこっちゃないと就業中に冷たく接されることもあるかもしれません。露骨に態度に示してきたり、面倒な仕事などを押し付けられてしまうという可能性もあります。これによって、残りの就業期間がかなり気まずく、憂鬱なものになってしまう可能性もあります。
職場の人の態度が変わる可能性がある
保育士は転職を考えていることを職場の人には言わない方が良い理由の1つ目は、職場の人の態度が変わる可能性があるということです。
今後、保育園を辞めるという人は、同僚ではなくなる人なので、冷たくなったり、気を使われなくなるということはよくあることです。また、先輩と後輩、上司と部下のような関係性によっては、「あれこれ教えてあげたのに裏切りだ」というように考える人もいます。
このように、職場の人の態度が変わるという面では、保育士が転職を考えていることを職場の人に言うということは、メリットはほとんど無いでしょう。
賞与や昇給などの査定に関わる
保育士が職場の人に転職を考えていることを伝えると、賞与や昇給などの査定に悪影響を与えることにもなります。もちろん、退職するから関係ないと思うかもしれませんが、転職先が決まるまでにボーナス等の支給日がある場合もあります。また、転職を考えているけど、最終的には転職を辞めるということもよくあることです。そうすると、働き続けるのに、賞与や昇給などの査定に悪影響を与えてしまうことになります。
最終的に転職をしない可能性もある
転職を考えていて、転職活動をした結果、やっぱり転職はしないという決断をする保育士の方も意外と多いです。希望条件を上回る保育園の求人がなかったり、内定を貰えなかったりする可能性があるためです。
ですが、一度、転職を感がているということが職場の人に伝わってしまうと、職場内での扱いも変わってしまいます。例えば、園長目線で言えば、「どうせ辞める人は優遇しない」と考える人もいます。ここまで書いたように、賞与の査定を下げられてしまったり、今後の昇進や昇給にも影響があるかもしれません。そして、同僚からもどうせ辞める人と思われると、冷たくされたり、気を使われなくなってしまう場合もあります。
転職をすることを辞めた場合に何事もなく就業を続けられる
一度転職活動をしていることがバレてしまい、園長にいずれ辞めるだろうと思われてしまうことには大きなデメリットがあります。絶対に転職をするということを心に決めていれば良いですが、良い保育園の求人があれば転職したいというような考えの場合は、転職活動をしていても、結果的に転職を辞めるという選択をとるということも考えられます。
前項同様ですが、一度辞めようとしたということが、やはり今後の働き方や昇給などの待遇などにも関わって来てしまう可能性があります。園長などにいずれは辞めるだろうと思われてしまうと、主任などの役職の昇進の話がなくなったり、クラスの担任やシフトの希望などの後回しにされてしまうかもしれません。
転職活動を内緒にしておくことで、このようなリスクを減らすことが可能になります。
信頼している人であっても漏れ伝わる可能性がある
職場の人でも信頼している人に、転職について相談をしたいという場合もあると思います。ですが、信頼している人であっても、うっかり転職を考えているということを漏らしていしまう可能性もあります。
そうなってしまうと、ここまで挙げた転職を考えていることを職場の人に話すことによって生じるデメリットが、同じように発生してしまうことになります。それではあまり意味がないので、よほどお互いに信頼できるという人以外には、職場の人に転職のことについて相談をするということは避けたほうが良いでしょう。
保育士が転職活動中であることを就業中の保育園に明かすメリットは?
逆に、保育士が転職活動中であることを就業中の保育園に明かすということにもメリットは存在します。
心置きなく転職活動ができる
少なからずお世話になったと思う保育園であれば、内緒に転職活動をするのは、少し後ろめたい気持ちを抱く人もいると思います。そういう場合は、しっかりと転職を考えているということを打ち明けることで、前向きに転職活動を進められるようになると思います。前向きな転職活動は、面接でも好印象に繋がる場合もありますし、日々の仕事にも良い影響が出るかもしれません。
ただし、やはりこれまでの関係性などによっては、転職を考えていることを伝えてしまうと、妨害やパワハラに合う可能性もあるので注意が必要です。
退職を引き止められて、現在の就業条件を改善できるかも
もし、転職活動をしていることを明かした場合に、あなたにまだ残ってほしいという思いを園長や施設長が抱いているのであれば、引き止めに合う可能性があります。そもそも引き止められたくないという人もいると思いますが、もし、まだ状況次第で転職せずに残って働くのを続けても良いと思っているのであれば、とどまることを条件に多少の条件の改善などの交渉ができるかもしれません。
例えば、経験の割に給料が見合っていないとか、次年度は希望のクラスの担任につける、休暇の消化やシフトの融通などの条件交渉ができる可能性もあります。もちろん、その保育園と状況次第なので、必ず交渉ができるというわけではな無いですが退職の引き止めというのは交渉の最大のチャンスです。
同僚に相談したりアドバイスを貰うことができる
保育士の人は結構、過去に色々の保育施設に就業してきているという人も多いです。そのため、同僚に相談することで他の保育園の内情などを詳しく聞くことができます。実際に働いたことのある保育士から聞ける生の情報はとても貴重です。これを聞くことができるというのは、大きなメリットになります。
転職活動はどうしても孤独になってしまいがちなので、相談できる相手がいることは気持ち的にも良い面が多いいです。
保育士が転職活動を就業中の保育園に内緒で秘密裏に進める方法
ここからは保育士が転職活動を就業中の保育園に内緒で秘密裏に進める方法を紹介します。
保育園内で転職活動の電話に出たりメールを開かない
保育士が転職活動をしていることがバレてしまう一番多いパターンが、保育園内で面接先の保育園などと電話やメールでやり取りをしてしまったときです。電話の会話は聞こうとしてなくても耳に入ってきてしまったり、メールの画面もふとした瞬間に目についてしまったりします。このようなパターンで第三者に転職活動中であることが漏れ伝わってしまいます。
そのため、極力、保育園内で転職活動の電話に出たりメールを開かないというのが良いです。
仲の良い同僚でも転職を考えていることを言わない
仲が良い同僚であれば、うっかり転職を考えていることや転職活動を始めていることを漏らしたくなってしまうこともあると思います。ですが、本当に内緒にしたいのであれば、例え仲が良くて信頼できると思っても他の人にもれ伝わってしまう可能性があります。その人に悪気がなくても、他の人に喋ってしまう可能性があるのでできれば避けたいです。
どうしても同僚に相談などがしたい場合は、信頼している人に絞り、絶対に誰にも言わないでほしいということは最低限伝えたほうが良いです。その上で万が一漏れ伝わってしまう可能性もあるということを心にしておくべきです。
なるべく平日に有給休暇を取得して転職活動をしない
園長などに転職活動をしているのではないかと、推測されてしまう行動のひとつが、平日に有給休暇や時間休などを取得して転職活動をした時です。特に今まで、あまりそのような形で有給休暇を取得しはじめると何かあったのではないかと思われてしまいます。その際に、転職活動を始めているのではないかと疑われることになります。
保育士転職サイトを活用する
例えば、保育士転職サイトに登録したとしても、現在就業中の保育園に転職サイトに登録したことがバレてしまうということはありません。こんなことが起きてしまったら大クレームに繋がるためです。
保育士転職サイトにはスカウト機能などがあるものもありますが、保育園が登録している保育士をスカウトする際に見れる情報に、氏名など個人が特定できる情報は含まれていません。なので、以前勤めていて退職した保育園からスカウトが来るということもまれにあります。これは、個人が特定できていないからこそ起きてしまっていることです。
内緒で転職活動をしたい場合に、保育士転職サイトを使って転職活動をすることの良い点は、
- 電話のやりとりは基本的に転職サイトの担当者と行う
- スケジュールの融通がつきやすい
という点が挙げられれます。
自分で保育園の求人に応募した際は、保育園との電話でのやり取りを直接行うことになります。この場合、例えば、昼間の就業中の時間に電話がかかってくるということも十分想定できます。これから面接を受けたい・採用されたい保育園からの電話を、就業中だからと言って何度も無視してしまうのは、あまりよく思われないです。結局、就業中などに隠れて電話にでることになってしまいますが、これだと転職活動をしていることがバレてしまう可能性があります。
転職サイトを利用すれば、電話が来るのは転職サイトの担当者からです。もちろん、就業中に電話をしないでほしいと頼むことは簡単で、もし、万が一かかってきたとしても一旦無視をしても問題有りません。そのことは保育園の合否などには一切影響が無いためです。なので、就業中にやり取りを行って、周囲に転職活動をしていることが漏れ伝わってしまうという可能性を無くすことができます。
また、スケジュールの融通についても同様で、自分で保育園の求人に応募した際は、どうしても保育園側のスケジュールの希望に沿った形の時間帯で面接や見学をすることが多くなってしまいます。転職サイトを利用すれば、担当者に空いている時間や日にちを伝えれば、保育園側と勝手に調整をしてくれるので、むやみに有給休暇などを取る必要がなくなります。このことが、同様に周囲に転職活動をしていることが漏れ伝わってしまうという可能性を減らすことに繋がります。
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もし保育士の転職活動が職場にバレたらどうなる?
それでは、最後に、もし保育士の転職活動が職場にバレたらどうなってしまうのでしょうか。正直なところ、こればっかりは今までの自分自身の勤務態度や保育園の状況、園長や同僚の性格などにもよるので、一概にこうなるということは言えません。
例えば、あまり保育園からよく思われていない人物であれば、別になにも問題がおきない場合もあります。また、保育園から期待されている人物であればあるほど引き止められる可能性も高くなったりします。もちろん、保育園の人手不足の状況などによっても変わります。
ですので、考えられるネガティブなケースについて紹介します。
妨害にあう
保育園の状況や本人の状況、園長などの考え方にもよりますが、もし、転職活動がバレたら妨害にあってしまう可能性は十分考えられます。
転職活動中は、もう転職先が決まってしまっている場合と比較して、転職するということを辞めさせることができる可能性が高いので、園長もなにかと引き止める可能性が高いです。転職活動を辞めるように言われたり、転職活動のための休暇を取りにくくされるという可能性もあります。
冷遇される
転職活動をするということは、将来辞めるということなので、その職場において冷遇されてしまう可能性があります。シフトや休暇の取得で不利にされたり、賞与や昇給の査定などが厳しくなったりなどです。
これで、転職がうまくいけばまだ良いですが、最悪なのは、転職をすること辞めた場合です。転職活動をしていたことによる冷遇だけが残ってしまうためです。また、どうせいつか辞めるかもと思われてしまうので、引き続きその職場内において、冷遇が続いてしまう可能性もあります。
残りの期間働きにくくなる
前項同様に、いずれ辞める人への対応は園長も同僚も適当になってしまいがちです。昨今は保育士不足なので、できれば保育士には辞めてほしくないという保育園が大半だと思うので、それによる、一定の人間関係のトラブルの抑止力というのはあると思います。
「これを言ったら辞めてしまうかも」
と思って接していたのが、
「どうせ辞めるから」
という思考になるというようなことです。
悪い意味で遠慮がなくなるので、残りの勤務期間に嫌な思いをする可能性が高くなります。
保育士は転職のことは職場の人にいつまで言わないほうが良い?
転職先と退職日が決まり、それを園長等に報告するまで
基本的には、転職先と退職日が決まり、それを園長等に報告するまでは、職場の人には言うべきではないです。
転職先が決まっていなければ、先程も書いたように、引き止められてしまったり、転職すること自体をやめるという可能性もあるためです。そして、退職日が決まっていないと「◯月まで働いてほしい」というような要望をあれこれ言われてしまうこともあります。そして、既に転職先と退職日が決まっていれば、転職活動の妨害などにあう可能性も低くなります。
ただし、勤務している保育園の規定などによって、退職を希望する場合は、前年度の◯月中までに意志を示すように定められているという場合があると思います。そうなると、転職先と退職日が決まっていない段階で期日を迎えてしまう場合もあると思います。
退職の意志は、遅くても退職日の2週間以上前に伝えれば問題ないとされているので、保育園の独自の規定に必ずしも従う必要はありません。ですが、保育園の状況や構築さらている人間関係などによって、従うという場合は、転職先と退職日が決まっていない段階で伝えるというのはやむを得ないでしょう。
【まとめ】結論、保育士の転職活動は内緒で行ったほうが良いか、明かしたほうが良いか
様々な事情があって、転職先を伝えたくないという方もいらっしゃると思いますが、保育士が現在の職場で転職先を聞かれた場合、答えたくないなら答えなくても問題ありません。
また、転職先を伝えて、その保育園の嫌な噂や評判などを伝えられても良い気持ちにはならないですよね。そもそも、今の職場に不満があって、転職をするという人も多いと思うので、それなのに、転職先の悪口なんて聞きたくないですよね。
保育士の転職活動は内緒で行ったほうが良いか、明かしたほうが良いかということを迷っている人もいると思います。結論としては、その人やその人の状況によって明かすべきか内緒で行うべきかというのは異なってくると思います。
保育士が転職活動中であることを就業中の保育園に内緒にするメリットは、
- 退職の引き止めに合いにくくなる
- 就業中になんらかの不利益を被ることがない
- 転職をすることを辞めた場合に何事もなく就業を続けられる
ということです。反対に、保育士が転職活動中であることを就業中の保育園に明かすメリットは、
- こころおきなく転職活動ができる
- 退職を引き止められて、現在の就業条件を改善できるかも
- 同僚に相談したりアドバイスを貰うことができる
となります。これらとご自身の状況を踏まえて、自分はどちらの選択を取るべきかということを良いと思います。
基本的に、保育士は転職を考えていることを職場の人には言わない方が良い場合が多いです。保育士が転職を考えているということを職場の人に伝えるということは、今働いている保育園に不満などがあると伝えているのと同じようなことなので、職場の人の態度が変わる可能性が高いです。
保育士が転職を考えていることを職場の人に伝えるのは、転職先と退職日が決まり、それを園長等に報告した後にするのが良いです。
保育士の転職活動を成功させるのは簡単ではないですが、参考にしてもらえると幸いです。