これから就職を考えている新卒保育学生の方。就職転職を考えている保育士の方。
今回は、保育士だけど保育園で働く同期が欲しいという方向けに、 保育園で働く保育士に同年代の同期がいるメリット・デメリットや新卒の保育士が同期のいる環境に就職して働く方法、転職だけど同期が欲しい保育士の対処法などを紹介します。
複数回の退職、転職経験があります
その経験が参考になればと思います
そもそも会社・仕事における同期とは?
まずはじめにそもそも「同期」と言われる存在はどのような存在になるのでしょうか。
同期は、同じ会社の同じ年に採用された社員のことを指します。 この定義の場合だと、中途採用であって同時期に入社した場合も同期ということになりますが、一般的には、新卒採用で同じ年に採用された人のことを同期と言うことが多いです。
また、同期は必ずしも同い年であるとは限りません。保育士の場合は、専門学校卒、短大卒、4大卒、大学院卒などの学歴によって年齢も異なります。また、浪人、留年、休学などによってもそもそもの年齢は異なります。加えて、他業種に勤めてから保育士になった、社会人になってから保育士資格を取得して就職したというような場合もあるため、保育園会社の同じ年度の新卒採用で採用されたという場合でも、年齢層などは大きく異なる場合があります。
保育園で働く保育士に同年代の同期がいるメリット
まずは保育園で働く保育士に同年代の同期がいるメリットについて紹介します。
わからないことを聞いたり、相談できる
保育園で働く保育士に同年代の同期がいるメリットの1つ目は、わからないことを聞いたり、相談できるというものです。
保育園で働いていると、どうしても先輩や上司には聞きにくいことや聞きにくいタイミングがあると思います。何回も同じことを聞いてしまって、嫌な顔をされたというような経験がる方もいらっしゃると思います。
そんなときに同期がいれば、気軽にわからないことを聞くことができるというメリットがあります。仕事で悩んだ場合なども、同期のほうが気軽に相談できます。
切磋琢磨・一緒に成長できる
同じ保育園に同期がいると、お互いに高め合うことで切磋琢磨し一緒に成長ができるというメリットがあります。同期の良い部分をお互いに学びあうことができるためです。
一生の仲間にもなれる
保育園で働く保育士に限った話ではありませんが、会社の同期とは一生の仲間・友人になれる可能性があるというメリットがあります。なかなか社会人になってから、一生の仲間を作るというのは難しいことですが、会社の同期であれば、団結力が高まり一生の仲間・友人になれる可能性を秘めています。
もちろん、実際に一生の仲間・友人になるかどうかは、その人たち次第にはなりますが、そのチャンスはないよりもあったほうが良いと言えるでしょう。
保育園で働く保育士に同年代の同期がいることにデメリットはある?
一方で、保育園で働く保育士に同年代の同期がいることにデメリットも存在します。ここでは、保育園で働く保育士に同年代の同期がいることにデメリットについて紹介します。
比較されてしまう
同期として保育園で働き始めるということは、常に比較される存在がいるということになってしまいます。〇〇先生はできる、〇〇先生はできないというように、常にお互いのことを比較されてしまう可能性があります。 よく言われた方も気まずいですし、悪く言われた方も気分は良くないです。もちろん、そのことが切磋琢磨できる関係につながれば良いですが、逆に足を引っ張ってしまったり、妬みや嫉みなどが生まれてしまう危険性もあります。
同じ保育園で働いていて、昇給や賞与等の査定なども変わってくれば、そのことが人間関係の亀裂などを生んでしまう原因にもなります。
良くも悪くも人次第
同じ保育園で働く同期とは言っても、良くも悪くも人次第という側面もあります。
同期だから絶対に仲良くなることができたり、なんでも相談できる、切磋琢磨できる関係になるとは限りません。結局は人と人との関係なので、言い方は悪いかもしれませんが、性格が良くない人と同期になってしまったら、むしろ同期なんていないほうが良かったということにもなってしまいます。
同期という存在だけに限ったことではありませんが、組織内においては、結局良い人と一緒に仕事ができればメリットになりますが、そうでなければデメリットが多くなってしまいます。
保育園で働く保育士は同期がいない場合も多い
保育園で働く保育士という仕事に関して言えば、職場内に同期がいないということも珍しいことではありません。
保育園を運営する会社や法人は、一般的な企業と比べると規模がとても小さい組織が多いです。そのため、新卒の保育士を一人しか採用しないという場合もあります。そのため、必然的に同期という存在ができないまま仕事をするということになります。
また、最近ではたしかにたくさんの保育園を運営する大規模な保育園会社もあります。そのような保育園会社では同じ年に入社する同期が複数人いることが多いです。多い場合には、数十人の同期が会社内にできるということもあります。ただし、そのような大きな保育園会社で働く場合も、一つ一つの保育園の規模はそこまで大きくなく、職員自体の数も数十人という場合が多いので、同じ保育園内で同期と一緒に働くというのは稀なケースになります。
もちろん、同じ会社内に同期はいるけど、保育園内に同期がいないという場合も全く意味がないということはなく、会社内の情報を聞いたり、仕事のことを相談したりすることはできるでしょう。
新卒の保育士が同期のいる環境に就職して働く方法
ここからは保育士が同期のいる環境に就職・転職して働く方法について紹介します。
新卒一括採用がある保育園会社・法人に就職する
多数の保育園企業を運営する大きな保育園会社では、毎年、新卒を一括採用しています。採用人数は数名の場合もあれば、数十名、数百名単位で採用をしている場合もあります。
このような保育園会社に就職すれば、ほぼ必ず、同期という存在ができるということになります。大きな保育園会社に新卒採用された場合のメリットは、研修なども同期と一緒の受講できることが多いということです。保育園に配属され、実際に業務に入る前に、数日から数週間の社会人としてや保育士としての研修を行っている会社が多いです。
一緒に研修を受ければ、結束力も高まり、実際に保育園で働き始めてからも、頻繁に連絡を取り合うことができる仲間を作ることができます。
同時期の採用で同年代がいることを事前に確認する
就職を希望している保育園がそこまで大規模な保育園会社ではないけれど、同期は欲しいという方もいらっしゃると思います。
そういった方の場合は、就職面接の際などに、
「同期はいますか?」
というように素直に聞いてみると良いと思います。そうすると、実は一人同年代の採用が決まっていますというように教えてくれる場合があります。
会社・法人自体の規模は小さくても、大規模な保育園であれば、同時期に採用される新卒が複数名いるということもよくあることになります。
転職だけど同期が欲しい保育士の対処法
前項では、同期が欲しい新卒保育士の話を書きましたが、これから転職をするという方も同期や同年代の仲間が職場にほしいという方もいらっしゃると思います。ここからは、転職だけど同期が欲しい保育士の対処法について紹介します。
記事の最初のほうにも書きましたが、中途採用であって同時期に入社した場合も同期ということになりますが、同期ではなくて同年代の同僚が欲しいという場合も多いと思いますので、その点に注意しながら転職活動を行いましょう。
同年代がいることを事前に確認する
転職時に、同期がほしいという方の一番確実な方法は、面接の際などに同年代がいることを事前に確認するということです。大抵の場合は、職員の年齢層などを教えてくれると思います。
新設される保育園で働く
新しく新設される保育園で働くというのも、中途採用の転職組の保育士が同期を作る手段の一つになります。新設される保育園は、1から職員を採用することが多いので、必然的にほとんとが同期という扱いになります。もちろん、年齢層は異なる可能性もありますが、入社の段階では、みんなゼロからのスタートとなるため、仲が良くなりやすいというメリットがあります。
前項にあげた同年代がいるかということもあわせて確認すればより確実になります。
保育士転職エージェントを活用する
転職だけど同期が欲しいという場合は、保育士転職エージェントを利用するのもおすすめです。
保育士転職エージェントを活用すれば、面接を受ける前に、事前に保育園に同期や同年代の保育士がいるかどうかを確認してもらえます。もちろん、保育園の給与待遇などの細かい条件、雰囲気、人間関係なども事前に質問することができます。
面接に進む前に、事前にあれこれ聞くことができるというのが保育士転職エージェントを利用するメリットで、無駄な面接や見学に行かなくて済むようになります。
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まとめ:保育士だけど保育園で働く同期が欲しい!同期ができる保育園の求人の探し方。
今回は、保育士だけど保育園で働く同期が欲しいという方向けに、 保育園で働く保育士に同年代の同期がいるメリット・デメリットや新卒の保育士が同期のいる環境に就職して働く方法、転職だけど同期が欲しい保育士の対処法などを紹介しました。
保育園で働く保育士に同期がいると、
- わからないことを聞いたり、相談できる
- 切磋琢磨・一緒に成長できる
- 一生の仲間にもなれる
というメリットがあります。一方で、
- 比較されてしまう
- 良くも悪くも人次第
というようなデメリットもあります。
保育士の仕事は同期がいたほうが良い場合もありますが、その人にあったホワイトな保育園で働くということも大切です。