新卒、新人、未経験の保育士がいきなり小規模保育園に就職するのはあり?

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こんにちは。さえこ@ブラック脱出済み(プロフィール)です。ブラック幼稚園・保育園を脱出できました(^^)

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これから就職を考える、新卒、新人、未経験の保育士の方。

こんな疑問や悩み、不満、経験はありませんか?
  • 新卒、新人、未経験の保育士がいきなり小規模保育園に就職するのはあり?
  • 大規模な園で経験を積んだほうが良い?

これから新たに就職を考える方のなかには、小規模保育園に絞って就職活動をしている保育士の方もいらっしゃるかもしれません。

今回は、新卒、新人、未経験の保育士がいきなり小規模保育園に就職するのはありなのかということを、メリット・デメリットを踏まえて、紹介していきます。

この記事の信頼性
私は保育園、幼稚園、認定こども園で勤務した経験があります
比較的定員が少ない園と定員が100名を超える大規模園での勤務経験の両方があります
その経験が参考になればと思います
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小規模保育園とは?

小規模保育園といっても、一般的に保育士のなかでもその言葉を使い人や場面によって大きく2種類の保育園のことを指すことが多いです。

  • 小規模な定員の保育園
  • 小規模保育事業

これらのどちらを指すかは、話している人にもよるので、就職先について誰かに相談する場合などは、自分がどちらのことを指しているのかを明確にしておくと良いでしょう。

小規模な定員の保育園

小規模保育園というと、保育施設の全体から比較してなんとなく定員が少ない保育園のことを指す場合があります。小規模な定員というと人によりますが、定員50〜60名程度の保育園になります。このような保育園は、他の定員100名を超える保育園と比較しても、定員数は少ないので、保育士の間でも小規模な保育園という解釈をする場合もあります。

小規模保育事業

一方で、小規模保育園というと、各自治体が認可する小規模保育事業のことを指す場合もあります。小規模保育事業は、主に市区町村が認可する保育事業で、0〜2歳児を中心とした定員19名以下の保育施設になります。成り立ちの背景としては、昨今の待機児童数の増加を受けて、多様な保育事業に対応するために、各自治体が地域の保育需要にあわせて、認可を行った保育施設になります。

定員が19名以下、主な園児は0〜2歳児ということで、勤務する保育士の10名以下と少数であるという特徴があります。保育士のなかには、こちらの小規模保育事業のことを小規模保育園と呼称する人もいます。

小規模保育事業については、以下の記事でも詳しく紹介しているので参考にしてみてください。

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新卒、新人、未経験の保育士が小規模保育園で働くメリット

ここからは、新卒、新人、未経験の保育士が小規模保育園で働くメリットについて紹介します。

人間関係の構築が楽

新卒、新人、未経験の保育士が小規模保育園で働くメリットの一つは人間関係の構築が楽という点です。小規模保育園は働く保育士の人数も少ないので、先輩となる保育士の人数も少ないです。人数が少なければ、単純に人間関係を築くスピードも早くなります。

加えて、小規模保育園の多くは、ここ数年でできた新しい保育園であることが多いので、古くからある保育園にたまにいるお局さんというような人もいないことが多いです。

一人ひとりに寄り添った保育ができる

小規模な保育園は園児の人数が少なく、一人ひとりに寄り添った保育ができるというのも魅力の一つです。

仕事の負担が少ない傾向がある

仕事の負担が少ない傾向があるのも、新卒、新人、未経験の保育士が小規模保育園で働くメリットです。小規模な保育園は園児の人数が少ないので、行事なども簡易的になりますし、書類の仕事量も少なくなります。結果的に保育士一人あたりの仕事量が少なく、負担が少ない傾向があると言えるでしょう。

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新卒、新人、未経験の保育士が小規模保育園で働くデメリット

逆に、新卒、新人、未経験の保育士が小規模保育園で働くデメリットについて紹介します。

経験できる保育の内容が少なくなる

小規模保育事業の場合は0〜2歳児が中心になるので、必然的にそれ以上の幼児の保育経験は積めなくなります。また、行事も簡易的であったり、省略される場合もあったり、運動会などの大きな行事は、別の保育園と合同で行うという場合もあります。そうなると、よくある保育園の行事経験というのが乏しくなってしまうこともあります。

転職時に不利になる場合も

前項に挙げた経験できる保育の内容が少なくなるということは、転職時にも不利になる場合もあるということです。例えば、乳児の経験しかない場合は、幼児の担任ができる保育士を募集してる保育園の採用において不利になってしまうということになります。

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結論:新卒、新人、未経験の保育士がいきなり小規模保育園に就職するのはあり?

本題の「新卒、新人、未経験の保育士がいきなり小規模保育園に就職するのはあり?」の結論になりますが、個人的にはあまりおすすめできません。

特に、はじめに書いた定員が19名以下、主な園児は0〜2歳児の小規模保育事業の場合は、新卒、新人、未経験の保育士がはじめに就職すると、経験できる保育の幅が狭まってしまうためです。園児は0〜2歳児が中心なので、確実にそれ以上の年齢の園児の保育はできませんし、少人数であるため経験できる行事の内容や規模なども少なくなります。

もちろん、保育の仕事に慣れてきて自分がやりたいこと、やりたくなくことが明確化されてきた際に、それを実現するために小規模保育園に就職するというのは良い選択肢の一つだと思います。ただ、何もわからない状態で、なんとなく楽そうだからという理由で、小規模な保育園に就職してしまうと、経験できる内容が少なく、保育士の仕事のやりがいに出会うチャンスを減らしてしまう可能性があります。

そういった点で、新卒、新人、未経験の保育士がいきなり小規模保育園に就職するのはあまりおすすめできません。

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どうしても小規模な保育園で働きたいなら

小規模保育事業ではなく、定員50〜60名規模の比較的小規模な認可保育園に就職を検討するのがおすすめです。冒頭の方でも少し書きましたが、定員50〜60名規模の比較的小規模な認可保育園であれば、園児は0〜5歳で、各年齢で1クラスずつがあるという形が多いと思います。幅広い年齢の乳児・幼児の保育に携われますし、行事などもそれなりの規模のものが一通り経験できます。

特に最近では、定員50〜60名規模の比較的小規模な認可保育園というのは増えてきているので、就職時の選択肢も多いというのもメリットの一つになります。

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いずれにしても絶対にブラック園ではなくホワイト園に就職しよう

最後に、新卒、新人、未経験の保育士が就職を考える際に、小規模か大規模かどうかよりも大切なことについて紹介します。それは、絶対にブラック園ではなくホワイト園に就職するということです。

新卒、新人、未経験の保育士がいきなり小規模保育園に就職するのはあまりおすすめできないということを書きましたが、それ以上にブラック園に就職するということのほうがおすすめできないです。

最初にブラック園に就職をしてしまうと、保育士の仕事はこんなにブラックなのかと思ってしまって、保育士を続けられない心境や体になってしまう可能性もあります。実際のところ、ブラックな園もあれば、ホワイトな園もありますが、最初に就職した保育園がブラックだと、保育士の仕事全体がブラックだと思いこんでしまいかねないです。

そういった意味でも、小規模か大規模かということより、いずれにしても絶対にブラック園ではなくホワイト園に就職するということが重要です。

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まとめ:新卒、新人、未経験の保育士がいきなり小規模保育園に就職するのはあり?

今回は、新卒、新人、未経験の保育士がいきなり小規模保育園に就職するのはありなのかということを、メリット・デメリットを踏まえて、紹介しました。

個人的には、新卒、新人、未経験の保育士がいきなり定員19名以下の小規模保育事業に就職するのはあまりおすすめできません。小規模な保育園に就職してしまうと、経験できる内容が少なく、保育士の仕事のやりがいに出会うチャンスを減らしてしまう可能性があるためです。

どうしても小規模な保育園で働きたいなら、小規模保育事業ではなく、定員50〜60名規模の比較的小規模な認可保育園に就職を検討するのがおすすめです。ただし、いずれにしても絶対にブラック園ではなくホワイト園に就職するということが最も重要であるということには変わりありません。