小規模保育事業A型/B型/C型の違いとは?働く保育士の求人選びの注意点。


こんにちは。さえこ@ブラック脱出済み(プロフィール)です。ブラック幼稚園・保育園を脱出できました(^^)

私がブラック保育園を脱出するために培ったノウハウを完全無料で公開しています。


保育園の利用する予定がある方も、保育園で働く保育士の方も小規模保育事業A型・ B型 ・C型の違いを理解していますか。

今回は、少々ややこしい小規模保育事業A型・ B型 ・C型の違いについて説明します。また、これから就職や転職を考えるという方は、小規模保育事業の求人を選ぶ際に注意点もあります。

※まずは求人情報を知りたいというだけでもOK!

そもそも小規模保育事業とは?

小規模保育事業は、2015年の「子ども・子育て支援法」によって新しく定められた認可保育園の一種になります。これまでの認可保育園は定員数が20名以上となっていて、各地域の細かい保育事情に対応できていないという背景がありました。例えば、エリアによっては定員が多い認可保育園を開いても園児が集まる見込みがないため保育園を作れないというような状態です。このような需要を満たすために、定員が少ない保育園として小規模保育事業が出来上がりました。施設の類型はA型、B型、C型に別れていて、それぞれに異なる基準が定められています。

小規模保育事業は認可保育園?

小規模保育事業は認可保育所の一つに分類されています。認可保育園なので、利用者は通常の保育園と同様に市区町村などの各自治体に利用申込みを行い、利用調整の結果、入園可否が決まります。

小規模保育事業「A型」「B型」「C型」のそれぞれの特徴は?

ここからは、小規模保育事業「A型」「B型」「C型」のそれぞれの特徴について紹介します。

※参照・引用「地域型保育事業」https://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/administer/setsumeikai/h270420/pdf/s1-3.pdf

小規模保育事業「A型」

  • 対象年齢:0~2歳児
  • 定員:6~19名
  • 保育従事者:0歳児3人につき1人、1~2歳児6人につき1人に、1人加えた数の保育従事者が保育をします。
  • 保育従事者資格:全員保育士
  • 給食:自園調理(連携施設等から搬入可)
  • 保育施設等:0歳・1歳…1人当たり3.30㎡/2歳児…1人当たり1.98㎡

※国が定めている基準になります。自治体によって基準が異なる場合があります。

小規模保育事業「B型」

  • 対象年齢:0~2歳児
  • 定員:6~19名
  • 保育従事者:0歳児3人につき1人、1~2歳児6人につき1人に、1人加えた数の保育従事者が保育をします。
  • 保育従事者資格:1/ 2以上保育士、保育士以外は研修を実施
  • 給食:自園調理(連携施設等から搬入可)
  • 保育施設等:0歳・1歳…1人当たり3.30㎡/2歳児…1人当たり1.98㎡

※国が定めている基準になります。自治体によって基準が異なる場合があります。

小規模保育事業「C型」

  • 対象年齢:0~2歳児
  • 定員:6~10名
  • 保育従事者:0~2歳児3人につき1人の保育従事者が保育をします。また、補助者を置く場合は、0~2歳児5人につき保育従事者1人と補助者1人が保育をします。
  • 保育従事者資格:家庭的保育者及び補助者 ※一定の研修受講が必要
  • 給食:自園調理(連携施設等から搬入可)
  • 保育施設等:1人当たり3.30㎡

※国が定めている基準になります。自治体によって基準が異なる場合があります。

通常の認可保育園との違いは

通常の認可保育園と小規模保育事業の大きな違いは、2歳児までが対象という点と、定員が19名以下という点です。通常の認可保育園は0〜5歳児までが対象で、定員20名以上となっています。また、小規模保育事業「B型」「C型」は、保育士資格の保有者の割合が認可保育園よりも緩くなっています。

3歳はどうなる?

小規模保育事業の多くは2歳児までが対象で、卒園後は提携園に優先的に入園できるようになっています。優先枠については市区町村ごとに条件や設定内容が異なるので、各自治体に確認が必要です。

働く保育士が小規模保育事業を選ぶ上での注意点とは?

ここからは、働く保育士が小規模保育事業を選ぶ上での注意点について紹介します。

多くは2歳まで

小規模保育事業の多くは2歳児までが対象になっています。つまり、働く保育士にとっては3歳児以降の幼児との関わりは持てないということになります。必然的に仕事で得られる知識や経験は限られてしまうことになります。

もし、将来的に通常の認可保育園等に転職をするということになった際に、園児の年齢の違いに戸惑ってしまうこともあります。特に、新卒の方や保育の経験が少ない方で、満遍なく幅広い知識を身に着けていきたいという方は関わる子どもの年齢が限られてしまうということに注意が必要です。

大規模な行事等の保育園の活動を経験しにくい

定員が多くても19名で園児も2歳児までなので、必然的に行事の規模も少なくなります。園によっては提携している認可保育園と合同で運動会などを行う場合もあります。行事等に関しては、大変な反面、保育士の仕事のやりがいの一つでもあるので、人によっては物足りないと感じてしまう場合もあります。

こちらも、将来的に通常の認可保育園等に転職をした際に、大規模な行事の準備などを経験していないことで、戸惑ってしまう可能性もあります。

将来的に通常の認可保育園となる保育園も多い

小規模保育事業の一部は、当初は小規模保育事業として開園して、需要や時期などに応じて通常の定員が多い認可保育園化する保育園もあります。小規模な定員に魅力を感じて就職しても、将来的に通常の認可保育園となって、大規模な保育園となる可能性もあります。

もし、就職転職を希望する際は、保育園として将来的にどのような展望があるのかということを運営している会社に確認をしたほうが良いかもしれません。

保育士の割合に注意

先程記載した通り、小規模保育事業のB型やC型は、保育職員の保育士資格保有の条件が緩くなっています。そのため、保育士の方が就業した際は、同僚に保育士資格を有しない保育者がいる場合があります。

運営はやや不安定

小規模保育事業は、園児の定員が少ないので、少しの定員割れであっても運営に大きな影響を与えることになります。また、定員が少ないので、運営している会社にとっても、自治体にとっても閉園という決断をしやすい側面もあります。就業してから、運営が不安定になってしまい、実質的に雇用が継続されないというリスクも通常の認可保育園よりは多いかもしれません。

小規模保育事業の保育士の仕事は楽は本当?

保育園で働いている保育士の方のなかには、

「小規模は楽」

という話を同僚等から聞いたことがあると思います。

結論としては、小規模保育事業で定員が少ないからといって、必ずしも保育士の仕事が楽とは限りません。

たしかに、定員が少ないことで、書類の仕事も少なくなったり、関わる保護者の方の人数も少なくなります。また、行事なども小規模に行われるので保育士の負担が少なくなる傾向は間違いないです。ですが、園児の人数に対しての保育士の人数の基準は通常の認可保育園と比較しても、同等の水準になるので、決して保育士が余っているというわけではありません。

また、「小規模は楽」というイメージを抱いて楽をしたくて小規模保育事業に就職する保育士も多いので、同僚の当たり外れも少なくないです。結果的に、大規模な定員の保育園のほうが保育士一人ひとりの余裕があるということも多いです。

これから、小規模保育事業に就職を考えるという方は、小規模だから無条件で楽だと決めつけないように注意しましょう。

<関連記事>

まとめ:小規模保育事業A型・ B型 ・C型の違いとは?働く保育士の求人選びの注意点も紹介。

今回は、少々ややこしい小規模保育事業A型・ B型 ・C型の違いについて説明しました。

知っておくべきことで、小規模保育事業に共通するものは、

  • 認可保育園
  • 定員が多くても19名
  • 園児は2歳児まで

というものです。

小規模保育事業A型・ B型 ・C型の大きな違いは、

  • 勤務する保育従事者の保育士資格の違い

になります。

また、これから就職や転職を考えるという方は、小規模保育事業の求人を選ぶ際に注意点も紹介しました。

  • 多くは2歳まで
  • 大規模な行事等の保育園の活動を経験しにくい
  • 将来的に通常の認可保育園となる保育園も多い
  • 保育士の割合に注意
  • 運営はやや不安定

また、小規模だからといって保育士の仕事が楽とは限らないという点にも注意が必要です。

<関連記事>