辞める時に園長に保育園の退職の許可を取る必要があるって本当?保育士退職の実態。


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やっと園長から退職の許可がおりました〜!来年度には退職できそうです!

こんな保育士のつぶやきをみたことがありますが、辞める時に園長に退職の許可を取る必要がある保育園があるようです。そもそも本当にそのように、保育士が退職する際には、許可が必要なものなのでしょうか。この記事では、その点について解説しています。

先に結論から言うと、保育士が辞める時に必ずしも園長に保育園の退職の許可を取る必要はありません。退職の意思を園長に示す必要はありますが、その結果、不可避を決めるのは園長ではありません。園長退職を認めず、保育士を長く働かせたいというのはブラック保育園の手口になるので、注意しましょう。

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退職時に許可を求めるのはブラック保育園のよくある手法

保育士の退職時に許可を求めるのは、ブラック保育園によくある手法です。退職時にハードルを設けることで、辞めさせないようにするという思惑があります。

例えば、次の保育士が雇用できるまでは退職をさせないというような保育園も実態としてあるようです。

特に、昨今は保育士の採用も簡単ではないため、今いる保育士をできるだけ長く働かせようとしたいという思惑があります。これはブラックに限らず保育園全般に当てはまりますが、ホワイトな保育園は、保育士の働きやすさなどで保育士に長く働いてもらうとします。一方でブラック保育園にはそのような能力はないので、なるべく退職をしにくくするというほうに力を注ぎます。

後述しますが、直近すぎる退職を除いた場合は、退職の可否や有無は労働者である保育士本人に決定権があります。

ブラック保育園は退職しにくい状況を意図的に作っている

ブラック保育園は保育士が退職すると困るので、退職しにくい状況を意図的に作っています。昨今は保育士を新しく採用するものなかなか難しいですからね。

私が勤めていたブラック幼稚園では、退職をする際に、まず園長ではなく先輩に相談をする必要がありました。そして、そこで理由などを確認され、オッケーであれば園長に伝えるという流れができていました。

それが慣例となっていて、なかなか退職を申し出にくいという状況ができていました。退職を申し出ても理由によっては、園長に話す前にうやむやになってしまうこともありました。

もちろん、今考えれば、別に従う必要はなかったですが、そのような空気が出来上がっていて、退職をしにくい環境になっていました。

ブラック保育園は、意図的にこのように保育士が退職をしにくい状況を作り出していることが多いです。

保育士が退職を希望する際に誰かの許可は不要

保育士が退職を希望する際に誰かの許可などは不要です。保育士に限った話ではなりませんが、好きな時期に退職をするということは労働者に認められた権利になります。

なので、保育士が退職をする際に、いちいち園長などに許可をとるという必要はそもそもまったく必要のないことです。相談などをするのは良いですが、最終的な決定権はあくまでも労働者本人の保育士にあります。

保育園が保育士の退職を引き止めるのは自由ですが、強制的に退職を阻止するということはしてはいけないです。ましてや、退職の希望を伝えても、退職を認めない・手続きをしてくれないということはあってはいけないことになります。

保育士は退職の時期の調整も不要

保育士の退職の時期に関しても、必ずしも園長などの希望に沿った時期にする必要はありません。保育士は、来年度までは働いてほしいと言われることは多いと思いますが、それに応じるか応じないかも保育士本人の自由です。

精神的な理由でこのまま勤務するということが厳しい状況であったり、既に次の転職先と入職日が決まっているような場合であれば、無理をして退職の時期調整に応じる必要はありません。

ちなみに、期間の定めのない保育士の正職員の退職であれば、法律上は2週間前までに申し出ればよいということになっています。

「当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。」

民法ではこのように定められています。なので、保育園は2週間以上先の日を指定して退職を申し出た場合は、退職を受け入れる必要があります。

あまりにも直近すぎる(2周間以内程度)退職であれば、退職日の調整ぐらいは応じるべきかもしれませんが、退職の時期の決定権に関してもちろん保育士本人にあります。

さらに加えると、保育園が認めさえすれば、翌日などの直近での退職も可能ということになります。

保育園の就業規則に退職は1ヶ月以上前に申し出るように書かれている?

保育園によっては就業規則等「退職する場合は○カ月前に申し出ること」と書かれていることがあると思います。例えば1ヶ月前や半年前などです。

この就業規則をたてに、退職を認めようとしない保育園があるかもしれませんが、この場合も、基本的には民法の規定が優先されるという考えが多く、2週間以上前の申し出であれば、退職が認められるという考えが一般的です。

もし、このような就業規則をたてに退職を認めようとしない場合は、労働基準監督署や労働関係の法律に詳しい法律事務所などに相談するか、退職代行などの利用も検討すべきかもしれません。

保育士の退職は意思を示せばよい

退職の意思表示は必ずしも書面である必要はなく口頭でも成立します。ただし、トラブルになるケースも多いので、退職届を書面で提出し退職の意思をしっかり示すことも大切です。

もし、園長が退職届を受け取ってくれない場合などは、メールなどの証跡が残る形も合わせて退職の意思を示すと良いかもしれません。

それでも退職しにくい保育士の心理

退職は労働者の自由なのはわかっているけど、それでもやっぱり退職しにくい保育士の心理は私もよくわかります。保育園の保育士の退職は、同僚の保育士はもちろん、預かっている子どもへの影響もあるためなかなか決断が難しいですよね。

でも、やっぱりいちばん大切なのは、これからの自分の人生だと私は思います。思い悩んでしまう方は、退職に関する考え方を変えてみるのも良いかもしれません。

迷惑をかけたくないは間違い

自分が退職したら、同僚の保育士などの誰かに迷惑がかかると思ってしまってなかなか退職に踏み切れないということもあると思います。特に年度途中などであれば、ひとり保育士が辞めたとすると、その埋め合わせが必要で、その分の負担は確かに他の同僚の保育士などに回ることがあります。

ただし、そもそもそのような迷惑がかかっている状態を放置しているのは保育園側の責任であり、辞めた保育士の責任ではありません。例えば、保育士が一人辞めてしまっていても代わりの保育士を雇用できていないないというような状況の責任は保育園にあります。

他の保育士に迷惑をかけたくないから辞めないというのは、自分の首を締めるだけで、保育園側の思うつぼになってしまいます。

保育園の子どもがかわいそう?

保育士が退職を考えた際に一番の足かせになってしまうのが、保育園の子どもがかわいそうという感情だと思います。保育園へにかかる迷惑は気にしないけど、やっぱり子どもの存在は気になるという方は多いかもしれません。特に特定のクラスの担任になっていた場合は、年度途中などで辞めてしまうと、途中で担任が入れ替わることになってしまいます。慣れている環境が変わるのは、たしかに子どもには影響が出てくる部分になると思います。

ただ、担任が変わることが子どもによって必ずしも悪い影響があるとも言えませんし、担任として引き継げることを残りの勤務期間できちんと行えば良いと思います。退職した後のことは、保育園が責任を持って対処すべきことになると思います。

もし、退職の意思を告げた時に、園長などから「子どもが可愛そうだと思わないの?」と言われたのであれば、「残りの勤務期間に責任を持って後任者に引き継ぎます。子どもが可愛そうにならないように保育園の園長として対処してください。」と伝えると良いと思います。

退職後はどうせ疎遠になる

保育士には保育園での人間関係を気にして退職を躊躇してしまっている人も多いと思います。ですが、退職後はどのにみち疎遠になるので、そこまで人間関係を気にする必要は無いと思います。

ちょっと人間関係がこじれたとしても、退職までの数週間を我慢すれば良いだけです。むしろ、本当に仲が良い同僚であれば、なにか保育園に不満があって退職をするのであれば、きっと応援してくれるはずです。

転職先を決めてしまうのも一つの手段

どうしても退職を踏み出せないという方は、先に転職先の保育園を決めてしまうというのも一つの手段だと思います。

転職先の保育園を決めて、先に入職日も決めてしまいます。あとは、今の保育園が何を言ってこようとも、その入職日までには退職せざるを得ないです。そうしないと次に働く保育園に迷惑がかかってしまうことになります。

このように、転職先を決めてしまえば、たとえ意思が弱い人でも退職に踏み切らざるを得ない状況に自分を追い込むことが可能です。

【まとめ】保育士は辞める時に園長に保育園の退職の許可を取る必要はない!

退職の許可を園長に取るという考えはそもそも間違っている考え方です。保育士は辞める時に園長に保育園の退職の許可を取る必要はありません。

ブラック保育園は退職しにくい状況を意図的に作っているので、それに惑わされずに退職をするかしないかは自分自身で判断しましょう。

退職と退職日は自分の意思で決めて、それを園長に伝えるだけというのが保育士に限らず、労働者のとるべき行動になります。

園長や周囲の保育士の顔色を伺ってしまってなかなか退職ができないというのは、自分が不幸になるだけなので、絶対にしないようにしましょう。