目次 | 内容 |
---|---|
新卒や転職した保育士が初出勤・入職時に用意する書類、準備、やっておくべきこと! | ・新卒や転職した保育士の初出勤・入職に必要な書類や準備の全体像 ・持ち物、身だしなみ、書類、お金に関すること、通勤、仕事に必要な技術の準備に分けて解説 |
持ち物の準備 | ・最初から全て揃えず、初日・最初の1週間を乗り切る最低限の準備 ・動きやすい服装、上履き、外遊び用シューズ ・スーツ、エプロン、日焼け止めなどのアイテム、スケジュール帳、筆記用具、印鑑類が必要 ・園の規則や補助を確認し、徐々に買い足す方法 |
髪型やメイクの準備 | ・髪型・髪色は黒系など無難なもの ・メイクは控えめなナチュラルメイク ・最初は目立たないようにし、職場の雰囲気に合わせて調整する姿勢 |
書類面の準備 | ・保育園から提出を求められる各種書類の準備 ・保育士証のコピー、年金手帳、住民票写しなど基本的なもの ・健康診断書や入社誓約書、身元保証書など ・転職者は雇用保険被保険者証や源泉徴収票も必要、早めに手配 |
銀行口座などの準備 | ・給与を受け取るための銀行口座の準備 ・園から指定された銀行があればその口座を開設 ・自分が使いやすい銀行を選ぶのが望ましい |
通勤面の準備 | ・スムーズに出勤するための準備 ・定期券は初日までに購入 ・電車やバスの経路、混雑状況、自動車・自転車通勤の場合は駐車場などを事前に確認 ・特に朝の通勤時間帯の所要時間を把握し、時間に余裕を持つこと |
スキル面の準備 | ・保育の現場で役立つ技術的な準備 ・ピアノは必須ではないが弾けると役立つ、季節の歌などを練習 ・休憩時間などに役立つ簡単な手遊びをいくつか覚えておく |
まとめ:新卒や転職した保育士が初出勤・入職時に用意する書類、準備、やっておくべきこと! | ・初出勤・入職に向けた準備の振り返り ・必要な書類の準備、最低限の持ち物、通勤経路と定期券の手配を確実に行う ・保育の現場で役立つ簡単な技術を確認・練習 ・「保育所保育指針」などを読み、保育士としての心構えを持つことも大切 |
よくある質問(FAQ) | ・入職前に確認しておくと良いこと ・初日の服装は清潔感のある無難なものを選ぶ ・持ち物は徐々に買い足す ・転職者は前職の書類を早めに新しい園へ提出、健康診断は園の指示に従う ・初日は質問を恐れず、積極的に関わる姿勢 |
- 初出勤・入職時に用意する書類はある?
- 事前にやっておくべき準備はある?
新しい保育園への入職、期待とともに不安も大きい時期ですね。
初出勤を気持ちよく迎えるための準備は何よりも重要です。
この記事では、新卒や転職で保育士になるみなさんが、初出勤・入職時に用意すべき書類、持ち物、そして入職前にやっておくべき準備を詳しく解説します。

新しい保育園の初出勤、準備に抜け漏れがないか不安だな

この記事で、必要な準備が全て分かります
複数の保育士転職サイトを利用して転職活動をした経験があります
その経験が参考になればと思います
新卒や転職した保育士が初出勤・入職時に用意する書類、準備、やっておくべきこと!
新卒や転職した保育士が初出勤・入職時に用意する書類、準備、やっておくべきことは大きく以下の種類の準備に分けられます。
- 持ち物の準備
- 髪型やメイクの準備
- 書類面の準備
- 銀行口座などの準備
- 通勤面の準備
- スキル面の準備
これらについてそれぞれ解説していきます。
持ち物の準備
持ち物の準備のポイントは 揃えすぎないこと です。
持ち物類は、入職前に張り切って揃えすぎてしまいがちですが、実際に働き出すと これじゃなかった ということも多いです。
なので、 最初の一週間を乗り越えられる最低限くらいを用意 して、徐々に揃えて行くと良いです。
また、保育園によっては「配布してくれるもの」「柄や色を指定するもの」「領収書を取っておけば補助してくれるもの」など様々なルールがあるので、確認できるものは事前に確認しておいたほうが良いです。
動きやすいパンツ・靴下
通勤用の服装と仕事用の服装を用意しておく必要があります。慣れたらそのままエプロンを着るというスタイルでも良いと思いますが、
仕事用の服装については、動きやすい服装を数パターンか用意しておくと良いです。保育園によって様々なスタイルがあるので、最初は無難なパンツスタイルにTシャツなどで良いです。
通勤用も、あまり派手でカジュアルなものでなく着替えやすいものが適しています。通勤中の姿で保育園の保護者の方と合うことも多いという点も考慮したほうがよいでしょう。
上履き
上履きは基本的に保育園での勤務では必須になると思います。バレーシューズのような定番の形のものをとりあえず一足用意しておくと良いと思います。
上履きは毎日、園の中を駆け回るために使うので結構重要なアイテムです。サイズがしっかりとフィットして脱げにくいということが大切です。ただし、脱ぎやすい必要もあります。
靴流通センターのような所で安く手に入ります。
運動シューズ
散歩や外遊びで利用するので、運動シューズも保育士の必携品です。
園児と行動をともにするので結構汚れます。汚れるので、あくまでも気に入っているものではなくて耐久性や歩きやすさ重視が良いです。
運動シューズは園に置いておく人もいれば、そのまま通勤している人もいます。どちらでも良いと思いますが個人的には一足園に置いておきたいです。
スーツ類
保育士でスーツ?と思うかもしれませんが、利用する可能性があるのは、入園式、卒園式になります。
特に 4月入職の場合で直近で入園式がある場合 などはスーツに関しては確認して用意しておいたほうが良いです。
既に持っているという場合でも、黒や白などの色指定やパンツやスカートなどの指定がある場合もあります。
入園式は4月頭に行われるので、入職後すぐなので、購入している時間がなくなってしまうので注意が必要なものです。
エプロン
保育士は多くの場合はエプロンを着用して保育を行うと思います。最近でこそエプロンを必要時のみという保育園も増えていますが、保育士の作業着のようなものと言えるでしょう。
園指定のエプロンを配布してくれる場合や、キャラクターものNG、紐エプロンはNGなどの園独自のルールがある場合があります。これらを確認して事前に揃えておくと良いです。
実際に働き出すと、ポケットの数や動きやすさ、洗濯のしやすさなどの好みが出てくる部分になるので、最低限だけ用意して徐々に買い足していくのがおすすめです。
日焼けアイテム(日焼け止め・帽子・UV手袋)
日焼けは保育士のとって天敵になります。曇りであっても日焼けはするので、日焼け止めは必ず使用したほうが良いです。
製品によって、肌に合う合わないもあるので、事前に効果などを見極めておくと良いと思います。
帽子や手袋は園によって、禁止されていたり、形状などが指定されている場合もあるので、入職前に買わずに、慣れてから周りの保育士を見て揃えると良いと思います。
スケジュール帳・メモ帳
スケジュール帳やメモ帳も用意しておいたほうが良いものになります。メモ帳は、コンパクトなものですぐに取り出したり、しまうことができるものが良いです。
スケジュール帳は基本的には好みのもので良いですが、書く欄が小さすぎて実用的ではなくて買い直さなくてはいけなくなることもあります。
筆記用具・文房具
園にもあるとは思いますが、個人用に最低でもボールペン一本は常備しておきたいと思います。
常備しておくボールペン、子どもが触ったりするので、ペン先は収納できるものが良いです。また、着脱式の蓋がついているものは、子どもの誤飲などにもつながるため避けたほうが良いです。
それ以外で必要な文房具は、入職後に徐々に揃えれば良いと思います。
印鑑・訂正印・シャチハタ
印鑑・訂正印・シャチハタは一本ずつ持っておくと便利です。これらは保育士の仕事以外でも持っておいて損はないので、買い揃えておくと良いです。
訂正印は訂正する目的だけではなく、印鑑スペースが小さい書類などに簡単に印鑑することができるのでおすすめです。
シャチハタは公的な書類では利用できないこともありますが、一本持っておくと何かと便利です。
最近では、ダイソーなどの100円ショップでも揃えることができるので、そちらでの購入でも良いと思います。
髪型やメイクの準備
メイクは基本的に過度ではないナチュラルなメイクで良いと思います。
髪型や髪色も黒系で無難なものが良いと思います。最初はとにかく無難なもので、入職後に調整していきましょう。髪型については以下の記事でも解説しています。
書類面の準備
以下の書類は基本的には保育園側に提出を求められることが多いと思います。
- 保育士証コピー
- 年金手帳
- 住民票の写し
その他にも何か書類関連で必要なものがないかを保育園に確認しておくと良いです。入社後でも良いですが、特に住民票の写しなどは平日じゃないと発行してくれないこともあるので、注意が必要です。
基本的に保育園へ入職の際に提出を求められる書類一覧
年金手帳
年金手帳は、国が発行している年金の情報が記載された青い手帳です。保育園に入職し、会社の健康保険・厚生年金に加入する場合は提出を求められます。
以前に保育園など別の会社に勤めていた場合は、保育園が保管していて退職の際に返還されている場合もあります。
給与振込先届書
保育園の給料が現金の支給の場合以外は給与振り込み先を記入した書類の提出を求められます。
場合によっては、振り込みを行う銀行を指定される場合があるので、指定の銀行の口座を持っていない場合は、口座の開設を行いましょう。
基本的にはこれから、メインで給料やボーナスを受け取る銀行になるので、自分が利用しやすい口座がおすすめです。
健康診断書
多くの場合は、入職の際や入職を決めた内定後の段階で提出を求められます。
健康診断の内容は保育園から指示があるはずなので、その指示通りの内容で受診しましょう。タイミングによっては、前に受けた健康診断の結果が利用できる場合もあります。
指定がない場合は、病院で健康診断を受ける際に「会社への入社用です」と伝えれば、必要な項目のある健康診断を受信
受診させてくれます。
入社承諾書・入社誓約書・身元保証書
入社関連の書類は、保育園から内定をもらった後に、どこかのタイミングで記入を求められる書類になると思います。
身元保証書は家族など自分以外の第三者に記入して貰う必要があるため、早めに記入依頼して受け取っておきましょう。
転職者が保育園へ入職の際に求められる書類
雇用保険被保険者証
雇用保険被保険者証は、以前に働いていた保育園で雇用保険に加入していた場合に退職の際に貰っているはずの書類になります。
次に入職する際は、
源泉徴収票
源泉徴収票は、同年に他の会社で働いて給与を貰っていた場合に貰っているはずの書類になります。
郵送で送られてくるはずなので、届いていない場合は以前の勤務先に連絡してみましょう。入職のタイミングによっては提出が遅れると、自分で後から確定申告をする必要が出てきてしまいます。
免許や資格関連で保育園へ入職の際に求められる証明書
保育士証
保育士証は、保育士資格を取得し保育士登録をした際に貰う書類です。保育士試験の合格証とは違うので注意してください。
保育士登録に関しては以下の記事でも解説しています。
幼稚園教諭免許状
認定こども園など、幼稚園教諭の資格が必要な保育施設の場合は、提出が求められる場合があります。
キャリアアップ研修修了証
前職などで保育士等キャリアアップ研修を受けている場合は、キャリアアップ研修の修了証の提出を求められる場合があります。
保育士等キャリアアップ研修は、保育園の給与や役職に直接関係のある書類になるので、なくさず取っておいて提出しましょう。
その他に保育園へ入職の際に求められる可能性のある書類
保育士宿舎借り上げ制度の利用にかかる書類
保育士宿舎借り上げ制度を利用する場合は、賃貸関連の書類の提出を求められる場合があります。
具体的には、賃貸書類への署名・捺印や住民票の提出などです。園などによって提出する書類が違うと思うので、確認して提出しましょう。
銀行口座などの準備
給料の振込先である銀行口座を用意しておく必要があります。
既に持っている場合は問題ないですが、保育園から銀行口座を指定された場合は、その口座を開設しておく必要があります。
通勤面の準備
定期券を買う
通勤に買う定期券は事前に購入しておくと良いです。初日に買うと、窓口が混んでいて遅刻したり、遅れて買うと、数日分の交通費の支払いが別途発生してしまいます。
交通費の支給は1ヶ月毎に支払われる場合もあれば、半年分がまとめて後払いされるということもあります。
先に、6ヶ月分を買ってしまうと、生活費がなくなってしまう可能性もあるので、事前に交通費の支給方法も確認しておくと良いです。
また、電車やバスの経路が複雑な場合は、事前に経路に関しても保育園に確認したほうがよいかもしれません。保育園によっては最短ではなく、最安の経路の交通費しか支払ってくれない場合もあります。
自転車や自動車で通勤する場合は、駐車場・駐輪場の位置や補助などについても確認が必要です。駐車場は保育園に備わっているものもあれば、民間の駐車場を自分で借りる場合もあると思います。
通勤経路を確認する
通勤経路は事前にしっかり確認しておきましよう。慣れていない通勤は乗り換えに時間がかかったりして時間がかかってしまったり、遅刻に繋がります。
車や自転車で通勤する場合は、その経路や混雑状態も確認しておいたほうが良いです。朝の時間は大渋滞でいつもより時間がかかるということもあるので、通勤時間帯の様子を確認しておくことが大切です。
また、駐車場からの徒歩時間などもしっかりと把握しておかないと、数分の遅刻になってしまいます。
初日の遅刻はかなり印象が悪いので、事前にしておくことが大切です。
スキル面の準備
ピアノの練習
ピアノに関しては、弾けるに越したことはないです。練習できる時間があれば練習しておくのも良いと思います。ただ、保育園によってはなんとかなる場合もあるので、そこまで思い詰める必要は無いです。
特に入職する時期の季節の新曲などは練習しておくとよいかもしれません。不安な方は、保育園に入職前に練習しておくべき曲などがないか聞いてみるとよいと思います。
簡単な手遊びを覚えておく
保育園で中途半端な時間が出来たときに手遊びができるととても良いです。簡単な手遊びは今は、YOUTUBEなどでも検索できるので覚えておくと良いです。
担任の年齢は入職前だとわからない場合もありますし、合同保育の時間もあるので、それぞれの年齢に適した手遊びなどを何種類か覚えておくと良いと思います。
まとめ:新卒や転職した保育士が初出勤・入職時に用意する書類、準備、やっておくべきこと!
新卒や転職で保育園へ入職されるみなさんの初出勤・入職時の不安を和らげるため、必要な書類、持ち物、事前の準備について解説しました。
特に、持ち物は最初から全て揃えすぎないことが大切です。
この記事で伝えたかった大切な点は以下の通りです。
保育士が初出勤に用意、準備、やっておくべきことを再度まとめると以下のようになります。
- 動きやすいパンツ・靴下
- 上履き
- 運動シューズ
- スーツ類
- エプロン
- 日焼けアイテム(日焼け止め・帽子・UV手袋)
- スケジュール帳・メモ帳
- 筆記用具・文房具
- 印鑑・訂正印・シャチハタ
- 髪型やメイクの準備
- 銀行口座など
- 定期券を買う
- 通勤経路を確認する
- ピアノの練習
- 簡単な手遊びを覚えておく
持ち物の準備のポイントは 揃えすぎないこと も大切です。働き始めてから、良し悪しに気づく点もあるので、まずは最低限を用意しましょう。
ここでは、持ち物やスキル面での準備について記載しましたが、保育士としての心構えの準備も大切です。
- 保育士としての心構え
厚生労働省が出している「保育所保育指針」などを再度読んで、これからの保育士というキャリアをどうしていくか、最初の一年、一ヶ月はどのように仕事をすべきかということを考えて、入職までの時間を過ごしましょう。
この記事を参考に、入職前の準備を着実に進めて、新しい保育園での保育士生活を気持ちよく快適にスタートさせてください。
よくある質問(FAQ)
- Q入職前に保育園に確認しておくと良いことはありますか?
- A
入職前に確認しておくと良いことはいくつかあります。
通勤方法や経路、給与振込先の銀行に指定があるかどうか、入職時健康診断の受診時期や内容、入園式や卒園式での服装の決まりなどです。
これらを事前に確認することで、入職前の準備をスムーズに進めることができます。
- Q保育士の初出勤日の服装は、どのようなものが適切ですか?
- A
保育士の初出勤日の服装は、清潔感のある無難なものを選ぶことが大切です。
園によって雰囲気やルールが異なるため、最初は派手すぎたりカジュアルすぎたりしない服装をおすすめします。
通勤時も保護者の方に会う可能性があるため、着替えやすいものでもだらしない印象を与えないものが良いです。
- Q記事に載っている初出勤の持ち物リストは、すべて初日から必要ですか?
- A
記事でお伝えしているように、保育士の初出勤の持ち物は、最初からすべて完璧に揃える必要はありません。
働き始めてから「これが必要だ」「この方が使いやすい」ということに気づく場合が多いです。
まずは初日や最初の数日を乗り切るための最低限のものを準備し、徐々に必要なものを買い足していくと良いでしょう。
- Q転職で保育士になる場合、前職に関する書類(源泉徴収票など)はいつまでに用意する必要がありますか?
- A
転職の場合に必要な書類として、雇用保険被保険者証や源泉徴収票があります。
これらの書類は、新しい保育園での入職手続きに必要になります。
特に源泉徴収票は、年末調整で必要になるため、できるだけ早く、例えば年内の提出を求められる場合が多いです。
前職から受け取り次第、早めに新しい保育園に提出できるよう準備しておきましょう。
必要な書類の種類や提出期限については、必ず新しい保育園に確認してください。
- Q保育園入職にあたって行う健康診断は、どこで受診すれば良いですか?
- A
保育園への入職にあたって求められる健康診断は、ほとんどの場合、保育園から受診すべき医療機関や検査項目について指示があります。
もし指示がない場合は、一般の病院で「会社への入社用の健康診断です」と伝えて受診すれば、必要な項目で対応してもらえます。
自宅の近くや、職場の近くにある病院で受診すると便利です。
- Q保育士の初出勤日はどのように過ごせば良いでしょうか?何か心構えは必要ですか?
- A
保育士の初出勤日は、園によって異なりますが、オリエンテーションや簡単な自己紹介、職員への挨拶などから始まることが多いです。
新しい環境で緊張や不安を感じると思いますが、分からないことは遠慮せずに質問することが大切です。
積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢を示すと、良い印象になります。
初めから完璧を目指す必要はありません。
「これから一つずつ学び、仕事に慣れていこう」という心構えで臨むと、気持ちが楽になります。