保育園の保育士が人間関係に悩んだら?なぜ大変?良好な人間関係の築き方!

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保育士の皆様。職場の人間関係は悩ましいことでいっぱいですよね。

こんな疑問や悩み、不満、経験はありませんか?
  • 人間関係が辛い
  • 仲良くできない
  • 保育園での人間関係が大変
  • 保育園での人間関係が面倒
  • 人間関係を悪化させたくない
  • 人間関係の築き方がわからない
  • 保育士の保育園での良好な人間関係の築き方が知りたい

もちろん、保育園以外の職場でも大変なことはたくさんあると思います。やっぱり保育園で働く身としては、やっぱり保育園の人間関係って大変だし面倒なことも多いという印象があります。

今回はなぜ保育園で働く保育士の人間関係は大変で面倒なのか、人間関係を悪化させない方法として個人としてできることなどを考察してみました。

  • 嫌われている
  • いじめられている
  • 無視される

様々な人間関係の悩みはつきものだと思いますが、基本的にすべての人間関係の悩みに共通する解決方法は、「その人と関わらないようにする」ということです。その人と関わらないようにするということは、保育園で働く保育士の場合は、「転職する」というのがほとんど唯一の方法になります。

そして一番やってはいけないことは他人に対して「頑張れば認めてくれる」と考えることです。自分の感情をコントロールする以上に他人の感情をコントロールするのは不可能だと考えるべきです。

この記事の信頼性
私は保育園、幼稚園、認定こども園で勤務した経験があります
園での人間関係で大変な思いを経験したっことがあります
その経験が参考になればと思います

保育園で働く保育士の人間関係はなぜ大変で面倒?

保育園で働く保育士の人間関係は大変で面倒だと考える人は少なくないと思います。ここでは個人的な経験や考え方なども混じて、保育園で働く保育士の人間関係はなぜ大変で面倒なのかというのを考えてみます。

狭い組織であるから

保育園というのは狭い組織です。大きいな保育施設でも園児の定員は200名ほどで、従業員の人数もすべての合わせても50名ほどになります。小さい保育施設であれば、園児の定員は十数名で、職員の数も一桁ということもあります。もちろん、最近では大規模な会社で複数の保育園を運営しているというところは増えていますが、一つ一つの保育園に関してはこの範囲内に収まります。

組織が小さく狭いということは、人間関係もより密接になります。もし、万が一性格的に合わない人や苦手な人がいたとしても、物理的な距離を開けることが難しいです。狭い組織では、保育園としても人間関係をリセットするために人員の配置換えなどをするということも難しいです。せいぜいできるは、担任クラスを分けるぐらいのことです。一度、亀裂が入ってしまった人間関係を改善するのがなかなか難しいというのが保育園で働く保育士の人間関係が大変で面倒な理由の一つです。

全体で回る仕事であるから

保育園で働く保育士の仕事は全体で回る仕事になります。自分の担任のクラスのことだけを考えていれば良いというわけではありません。行事はみんなで行うことがありますし、時間帯によっては異年齢混合での保育をする時間もあります。クラス担任も複数の保育士がつく複数担任制が多くなっています。行事を一つとっても全員の協力というのが不可欠です。自分はその行事の担当じゃないから当日までなにも知りませんということはできません。そういう中でどんな正当性のある理由であっても足並みを乱してしまう人がでると、どうしても組織のなかで浮いた存在になってしまいます。足並みが乱れてしまうと、誰かがそれをカバーして立て直す必要が出ます。このような状況も人間関係の悪化を招く一つの原因になります。

責任が重い仕事であるから

保育園での保育士の仕事の責任はとても重く、子どもの命を預かる仕事です。保育園で何か問題が起こると保育士は社会的にも大きな責任を伴うことになります。責任が重い仕事ということは、それだけ日々のあらゆる仕事の場面でプレッシャーがかかるということです。保護者からも厳しい目線があります。何かミスがあってもごめんなさいでは済まないこともあります。

そのような状態での仕事は重圧も感じながらの仕事にもなりますし、保育士同士も厳しい目線を向けあう必要があります。仕事の上での緊張感は大切かもしれませんが、少しバランスが崩れると人間関係の悪化を招く原因にもなります。

人手不足であるから

保育園がそもそも人手不足であるというのも、人間関係を面倒で大変なものにしている一つの要因になります。誰もが余裕のない状況では「後輩を育てよう」や「優しく接しよう」というような余裕のある感情は生まれにくいです。日々仕事をこなすことで精一杯で後輩や他の同僚のことを考える余裕がないという場合もあります。それどころか、自分も大変だから他の人も大変であるべきというような負の感情も出てきてしまうこともあります。仕事をする上で各個人に余裕がないと、人間関係にも悪い影響があります。

低待遇であるから

保育士の仕事は全産業の平均と比較しても低待遇と言われています。それなのに前述したように責任が重い仕事なので、国や社会に対してどうしても不公平感を抱いてしまうということもあります。前述までで上げた保育園の人間関係を大変で面倒にしてしまう様々な要因に関しても、待遇が良ければ我慢ができる部分でもあります。でも、それらのすべての要因に対して「それなのに待遇が悪い」という思いが必ずつきまといます。待遇が悪くなければ、人間関係も少し我慢しようというような気持ちがお互いに生まれる可能性もあるかもしれませんが、基本的に職場の人も全員低待遇になるので、全員の我慢の許容度も低くなってしまっているのかもしれません。

保育士が人間関係を悪化させない方法とは?

保育士が人間関係を悪化させない方法について個人的に実践している方法などを紹介します。

まずは挨拶から!

人間関係の基本は、まずは、挨拶からです。特に働きはじめて最初の頃は、人の印象というのは何もない状態になります。第一印象は、その後の人間関係の基盤を決定付ける要素の一つになるので、気持ち良い挨拶をすることで人間関係の序盤の入りを良くすることができます。

気持ちよく挨拶をする

保育士が人間関係を悪化させないための最初の方法の一つが気持ちよく挨拶をするということです。簡単なことのように見えますが、気持ちが落ち込んでいたり、人間関係に悩みがあると気持ちよく挨拶をするということも自然とできなくなっているはずです。気持ちよく挨拶をすることで、相手にある負の感情などを少しだけでも取り除くことができます。難しいことではないので、次の日からでも実践できることなので、頑張ってみましょう。

笑顔も重要!

笑顔で接するということも保育士が人間関係を悪化させない有効な方法の一つです。少なくとも自分は相手に対して好意を持っているのだということを表すことができます。人は好意を抱いてくれている相手には、優しく接してくれる傾向があります。なかには「ヘラヘラしている」「あの人笑顔だけは一人前」などという意地悪な人もいるかも知れませんが、それでもぶすっとしているよりは多少マシだと思います。もちろん、状況によっては笑顔で接することすら難しくなってしまっているかもしれませんが、人間関係を悪化させないための最初の一歩として踏み出してみましょう。

保育士が保育園で良好な人間関係の築く上で重要なことに「笑顔」があります。なるべく笑顔で働いていれば、自分も周りもハッピーな気持ちになります。一緒に働いている人が悩んでそうだったり、暗い雰囲気だと、話しかけにくかったり・気を使う必要が出てきますよね。また、笑顔は敵意がないことの証明でもあります。同僚に対して敵意はなく仲間だという感情を無意識に与えることができます。

身だしなみに気をつける

保育士の場合は、特段、きれいめな服を着る必要があるわけではありません。ユニクロやジーユー、しまむらなどのファストファッションで十分です。むしろ、そのほうが印象は良いでしょう。そのような服の種類ではなく、靴下に穴が空いてしまっていたり、同じ服を何度も着てしまっていると、だらしない印象を持たれてしまいます。それは、仕事においての自分の印象にも繋がります。

また、保育士の場合は職員同士の距離感も近いので、例えば服のニオイなどにも気をつける必要があります。生乾きのようなニオイを放ってしまっていると、周囲からの印象も悪くなります。

コミュニケーションを積極的に取る

保育園では、保育士同士も近い距離で密接なやりとりがたくさん必要になります。コミュニケーションの回数が増えれば、自然と仲も深まる傾向があります。

また、コミュニケーションの一環として、社会人の基礎でも「ほうれんそうも」意識するようにしましょう。

  • 報告
  • 連絡
  • 相談

は良好な人間関係を築くためにも不可欠なことです。コミュニケーションが円滑になり、職場でのトラブルなども未然に防ぐことができるためです。

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感謝の言葉を使う

感謝の言葉を適切なタイミングで使うということも保育士の保育園での良好な人間関係の築き方のコツの一つです。

  • ありがとうございます!

この一言を適切なタイミングで言えているかどうかで、人間関係は大きく変わることもあります。言葉だけの些細なことかと思うかもしれませんが、意外と気にする人も多いです。

特に日本人は「ありがとうございます!」というタイミングの時に「すいません。」と言ってしまう人が多いので、まずは、そのようなシーンで「ありがとうございます!」と言ってみるのが良いでしょう。

素直に謝罪する

なにか自分に非があるときは、素直に謝罪するということも、良好な人間関係を築く上でとても重要です。

何かミスや間違いをしてしまった際に、ついつい自分を守りたいがために言い訳をしてしまいがちな人もいらっしゃると思います。

  • ごめんなさい!
  • 申し訳ございません!

人間なので、なにかミスや間違いをしてしまうのは仕方が無いことです。大切なのはその後の対応です。謝る必要がある場面でしっかりと謝って、次に同じミスや間違いを起こさないような対応をとることが大切です。

人間関係を築く相手としても、きちんとした謝罪がないと、やってしまったミス以上にイライラや不信感が募ってしまうことにもなります。

時間を守る

当たり前の事かもしれませんが、「時間を守る」というのは保育士が保育園での保育士の良好な人間関係の築く上で、一番大事なことの一つとも言えます。

保育園は団体行動が基本になるので、誰かが時間を守っていないと他の誰かに迷惑を掛けることになります。例えば、一人の保育士が遅刻などをした場合は、他の保育士がその分をカバーすることになります。むしろ遅刻した本人よりも、回りが苦労することのほうが多いくらいかもしれません。遅刻した分を、残業でカバーするとか、結果で取り返すというようなことができる類の仕事ではないので、時間周りに関して、他人に迷惑をかけないということをより意識する必要があります。

約束を守る(責任を持つ)

「約束を守る」というのも当たり前といえば当たり前のことになりますが、いろいろな仕事があるとついつい忘れてしまったり、後回しにしてしまうこともあると思います。そういうことが重なると、人間関係の亀裂の原因にもなります。

  • 期限までに終わらせること
  • 各クラスでの役割
  • 行事などでの役割
  • 提出すべき書類の期限

保育園の様々なシーンで、自分がやるべき仕事や期日までに終わらせなければいけない仕事などがあると思います。また、流れの中で「やっておきます」と言って引き受ける仕事もあると思います。

それらのそれぞれの仕事に対して自分の責任で、約束を守って期日までにやるべきことをやるということです。

保育園の文化やルールに合わせる

新たな保育園に転職して働き始めたという方もいらっしゃると思います。いくら保育士歴が長いとしても、前の保育園でのやり方をそのままやれば、人間関係もうまくいくとは限りません。

それぞれの保育園にはそれぞれの文化や暗黙のルールなどがあることも多いです。

例えば、

  • 休暇を取った後はお礼を言う
  • 病欠後にお菓子を配る
  • 電話は新人が取る
  • 服装の規定

などの、その保育園独自の暗黙のルールなどです。暗黙的なルールは変なルールがあることも少なくないですが、郷に入っては郷に従えなので、人間関係を円滑にするには、従うべきなのかもしれません。

仕事をきちんとする

そして、絶対に忘れてはいけないのは、保育園での仕事を「きちんとする」ということです。

仕事がきちんとできていれば、ここまで紹介した良好な人間関係の築き方を少々怠ったとしても、悪い人間関係になることは少ないです。組織においては、例えば、誰かがサボおていたりすると、誰かにその分の負担がかかるということがあります。特に、保育園という職場においては、その傾向が顕著になります。そのため、保育士としての仕事をきっちりしておけば、それだけで周囲にとってはプラスになるためです。

逆に保育士としての仕事があまりできていないと、どんなに人間関係を良くするために行動したとしても、どうしても周囲に迷惑をかけてしまうことが多くなります。そのことが、人間関係の亀裂の原因になってしまうことも多いです。

人がやりたがらないことを進んで引き受ける

人間関係を良好に保つには「相手にとって都合の良い人になる」というのが基本になります。人間関係は自分にとって都合が悪いことがあるからその人に対して「嫌だ」というような負の感情が生まれてしまうことになります。それが、人間関係の亀裂が入るきっかけになります。

とはいっても保育園で働いていて、相手にとって都合の良い人になるというのは簡単なことではありません。個人としてできることはすぐには増えませんし、役割や仕事も決まっています。そんななかで一番簡単に実現できることが「人がやりたがらないことを進んで引き受ける」ことです。

雑用など簡単にできることで他の人がやりたがらないことを率先して引き受けてみましょう。相手からしたら自分がやりたくないことをやってくれる都合の良い人になります。そうなれば、相手はこのままで関係を保とうという考えを持つことになります。

どうしても保育士が保育園の人間関係で悩んでしまったら

ここまで、保育士の保育園での良好な人間関係の築き方を紹介しましたが、どうしても保育士が保育園の人間関係で悩んでしまっているという方もいらっしゃると思います。ここからは、そのような場合の対処法について紹介します。

仕事だと割り切る

まずは、仕事だと割り切ることです。人間関係が多少ギスギスしているのも仕事のうちで、あまり気にしないで我慢して働くということです。自分のやるべきことを淡々とこなしていくということです。そうして、仕事をこなしているうちに、なにかきっかけがあって人間関係が良い方向に変わることもあるかもしれません。

無理はしない

人間関係の悩みは気にしすぎてしまうと、心身にも影響が出てしまいます。人間関係のストレスが原因で、保育園にいけなくなってしまって休職してしまったり、退職をしてしまう人も少なくないです。

人間関係の悩みは、無理して頑張れば克服できるものとは限りません。それは、人間関係の問題は自分だけでどうにかできるものとは限らないためです。言ってしまえば、同僚に嫌な人、性格が悪いがいれば、それだけで人間関係は良好に保つのは難しくなってしまいます。

それなのに、自分に原因があると錯覚してしまって、どうにかしなきゃ、直さなきゃと悩んでしまって、いざ治したと思っても相手に問題があるので、なんの効果もないなんてことはよくあることです。

そのため、人間関係で心身や体調に支障が出るほどのストレスを感じる場合は、無理をしないということも大切です。

人間関係は割り切ることも大切!

人間関係は時に割り切ってしまうということも大切です。一番良くないのは、人間関係の改善に悩みすぎてしまうということです。他人との人間関係なので客観的に見たら自分ではなくて相手が100%悪いということだってありえます。それなのに、自分自身が悪いと思い悩んでしまって心身に支障をきたすことが一番良くないです。そういう場合は、自分だけがどう変わっても改善するというのは難しいです。相手が100%悪いというような場合は、自分を変えようとしても、何も関係性は好転しないので、どんどん自分ばかり追い込まれてしまいます。

そうならないためにはどこかでそういうものだと割り切って仕事をしていくということも大切です。

厳しい場合は転職も!

最終的には、その保育園を転職して職場を変えるというのが有効な対処法になります。職場が変われば、人間関係は一から構築し直すことができます。そこで改めてここまで紹介した良好な人間関係の築き方を実践することができます。一度、悪くなってしまった職場の人間関係は、なかなか修復するのが難しく、先程も書いたように自分だけの努力ではどうにもならないことも少なくないです。

人間関係は、割り切ることも大切と書きましたが、どうがんばっても割り切れない状態になってしまうこともあると思います。毎日が憂鬱で何も楽しくない、仕事に行きたくないという状態になってしまうなどです。

人間関係というものは、相手が存在するものなので、どうにもならないという場合もあります。自分がどう努力をしても、変わったとしても、相手の考え方や接し方は変わらないこともあります。自分と相手の立場によっては、自分が正しく相手が悪い場合でも受け入れてもらえないこともあります。そういった場合は、改善するためには相手との関係を完全に断ち切るしか方法はありません。

やはり働く場所を変えて、人間関係そのものを変えるしか選択肢はなくなってしまいます。どうしても今の人間関係が厳しいという場合は、最終的には転職をして働く保育園を変えるというのが最善かもしれません。

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他人の感情はコントールできない

他人の感情をコントロールするのは自分の感情をコントロールすることより遥かに難しいです。

例えば、誰かから「嫌われている」という場合、

  1. 自分に非がある
  2. 非がある部分をなおす
  3. 嫌われなくなる

という単純な話ではありません。

そもそも「自分に非がある」というのが勘違いで間違っている場合もあります。

「生理的に無理」なんていう言葉もありますが、人が人を嫌いになるのに明確な理由なんてない場合もあります。

もちろん、客観的に見て明らかに自分が悪いという部分を治すということは今後のことを考えても悪いことではありません。ですが、自分に非があると思いすぎてしまうことは良くないです。「自分に非がある」と思って、頑張って非がある部分を治そうしてしまうと、それでさらに自分を追い詰めてしまうということもあります。

こういう場合は、どんなに自分の非を治しても人間関係は一向に改善されないです。それどころか自分の悪くない部分までもが悪く見えてきてしまいます。

仮に、相手が思う自分の嫌な部分がわかったとして、それを治すことができたとしても、別の理由をあら捜しされてまた嫌われる可能性もあります。

自分の行動で、他人の感情をコントロールしようとして行動してもうまくいかない場合がほとんどです。

人間関係の悩みに共通する解決方法は「その人と関わらないようにする」こと

人間関係の悩みのほとんどは「その人と関わらないようにする」ことで解決ができます。

  • 関わらなければ嫌われているかどうかもわからない
  • 関わらなければいじめられることもない
  • 関わらなければ無視されることもない

この方法は自分を変える必要も他人を変える必要もないのでとても簡単です。そして、人間関係に悩んでいるあらゆる人にあてはまる解決策のひとつになります。

自分の環境は自分でコントロールできる

他人の感情はコントロールが難しいですが、自分の環境はコントロールすることができます。例えば、休みの日にどこかへ行くという行動は自分で決めて行動することができます。

逆に他人が休みの日にどこかへ行くように導くのはかなり難しいです。他人を変えようとしてもうまくいかないので、その人と関わらないように自分の環境を変えていくのが得策になります。

保育園で働く保育士に逃げ場はない

人間関係の悩みの殆どは「その人と関わらないようにする」ことで解決ができると言いましたが、保育園では「その人と関わらないようにする」がとても難しいです。

保育園の従業員は多くても20〜30人程度だと思います。毎日ほぼ全員になにかしらのことで関わらざるをえないと思います。仮に、担当するクラスが違っていても、保育園で働く以上はなにかしらの連携は必ず必要になってきます。

閉じられた空間の中でその人と関わらないように関わらないようにと行動するのは実質的に難しいです。

「その人と関わらないようにする」ためにはどちらかがその職場からいなくなる必要があります。その人物をいなくするということは不可能なので、自分が逃げるしか無いです。

ただし例外はある

保育園で働く保育士に逃げ場はないと書きましたが、唯一の例外は多数の保育園を運営している場合です。

株式会社の保育園などで多数の保育園があれば、会社を変えずに働く保育園を変えることができるかもしれないです。もちろん会社側の状況と相談にはなってしまいます。

そのような場合を除いたら保育園で働く保育士に逃げ場はありません。

保育士は辞めても次がすぐ見つかるから大丈夫と思うことが大切

保育士は退職しても次の職場が比較的見つかりやすいです。

その根拠として保育士の有効求人倍率は、平成31年4月時点で全国平均で2.52倍となっています。これは求職活動をしている保育士一人にたいして2.5件の求人があるという状況です。

さらに東京であれば有効求人倍率は4.42倍になっていて、他の職種と比較してもかなり高い水準となっています。

辞めても次の職場が見つかりやすいのが保育士のメリットです。なので、仮に今の保育園を辞めてもすぐに次が見つかるという前提で行動しても良いと思います。次が見つからなかったときの保険のために嫌々働きながら転職活動をする必要はなく、思い切って退職してから転職活動をすることも可能です。

【注意】どんな保育園でも人間関係のリスクはつきもの

ただし、どんな保育園であっても人間関係のリスクというのは必ず発生します。待遇の良い保育園であっても人間関係も必ずしも良いとは限りません。

性格の合う合わないも人や状況によっても様々です。どんなに頑張って待遇の良い保育園に入職できたとしても、人間関係に悩む可能性は誰しもがあり得ます。

【注意】事前に人間関係を把握してから入職するのは難しい

保育園に限らずですが、職場の人間関係を事前に把握した上で入職するのは難しいです。

面接で関わるのは園長ぐらいで、園長も面接の際に本性を現すわけではありません。

見学、体験保育やインターンであれば働いている保育士たちと一緒に現場を体験することができます。ですが、これらのシーンはあくまでも「お客様」の域は出ないと思います。実際に入職して一緒に仕事をする状況とは全くことなります。

良い意味でも悪い意味でも入職したら態度が一変する方も何人も見てきました。これは関係性が変わるのので、当然と言えば当然です。

面接や見学では、せいぜいどれくらいの年齢層でどんな人が保育士として働いているかぐらいしかわからないです。

そもそも人間関係の悩みというものは自分に原因がある場合もあれば、他人に原因がある場合、そのどちらでもない場合もあります。

入職してからでないとほとんどわからないのが、人間関係というものになります。

入職してから人間関係につまづいても逃げられる環境作りも大切

入職してからもし人間関係に躓いたとしても逃げられるような個人になっておくことが大切です。

例えば、持ち家を買ってしまって引っ越しができないという状況での入職になると働くことができる保育園の選択肢が極端に減ることになります。

同様の理由で東京都内などはたくさんの保育園があるのでおすすめです。

スキルの面でも、保育士としてすぐに他の園に転職できるような魅力ある人間になることも大切です。

「人間関係に悩んだら転職する」と自分が心から思える状態にしておくことが精神衛生上もとても良いと思います。

【おすすめ】大手株式会社保育園であれば異動ができる

小さな社会福祉法人であれば保育園は一つだけ運営しているというところも多いです。そのなかでせいぜい20人前後の従業員が働いていることになります。

このような組織で人間関係に行き詰まってしまった場合は、辞めることしか選択肢がとれません。

逆に、大手の株式会社保育園はたくさん保育園を運営しているので「異動」することが可能です。株式会社保育園については以下の記事でも解説しています。

例えば「株式会社ポピンズ」は2019年4月時点で、全国で301施設の保育関連施設を運営しています。

保育士が人間関係のリスクを最小限にするにはこのような大手株式会社保育園への就職がおすすめです。

まとめ:保育園で働く保育士の人間関係はなぜ大変で面倒?悪化させない方法とは?

今回は、保育園で働く保育士の人間関係はなぜ大変で面倒となっている根本的な原因は以下のようなものではないかと個人的に考察してみました。

  • 狭い組織であるから
  • 全体で回る仕事であるから
  • 責任が重い仕事であるから
  • 人手不足であるから
  • 低待遇であるから

人間関係を悪化させない方法で個人的にも実践しているものは、

  • 気持ちよく挨拶をする
  • 笑顔で接する
  • 人がやりたがらないことを進んで引き受ける

ということです。

もしかしたら、人間関係の悩みを除けば良い職場かも知れませんが、我慢して続けていても改善される可能性は低いです。

他人の感情がコントロールするのはとても難しいので、人間関係の悩みは改善するには「その人と関わらないようにする」ことが共通する解決手法です。

ですが保育園は狭いので逃げ場はないです。人間関係の問題を解決するには保育園を辞めることしかない場合がほとんどです。自分の環境は自分でコントロールできるので辞めるべきです。

そして、保育士は辞めても次がすぐ見つかるので問題ないです。保育士は人間関係に悩んだら転職するのが唯一で最善の方法です。

人間関係というのは、本当に難しいもので、時には割り切ってしまうということも大切だと思います。どうしても厳しいという場合は自分を追い込みすぎずに、転職をして職場自体を変えてしまうのが良いと思います。

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