これから就職、転職を考えている保育士の皆様。採用内定に関してこんな悩みを抱いたことはありませんか?
このような疑問や悩みは、保育士の就職転職に関わらない共通するものかもしれません。今回は、保育士は保育園の就職採用内定をキープして面接を続けても良いのかということと手順と注意点について解説します。
複数回の転職、面接の経験があります
就職転職時に内定を保留して面接を続けた経験があります
その経験が参考になればと思います
保育士の面接から入職までの流れ
まずは本題に入る前に、保育士が就職転職する際の面接から入職までの流れについて整理します。
- 面接する
- 保育園から合格通知がある
- 保育園から詳細条件の提示がある
- 保育園から内定通知がある
- 保育士が内定受諾する
- 保育園に入職する
保育園ごとに多少の流れの違いはあるかもしれませんが、一般的に面接から入職まではこのような流れになります。
今回の本題は、保育士が内定受諾をした後に、他の保育園の採用面接を受けてもよいかということになります。
言うまでもないですが、内定受諾前であれば、他にの保育園の面接を続けるのはもちろん、面接の有無に関わらずに内定を辞退しても問題はありません。面接での合格後の諸条件を聞いた後にやっぱり条件があわなくて辞退をするということはよくあることです。
ちなみに、保育園から正式な合格通知があった後以降に、保育園側から合格を取り消すということは基本的にはありません。取り消されてしまうのは、例えば、合格通知を出した保育士のの法令違反などの行動などが発覚した場合などです。いわゆる、就業後であっても解雇に該当するような事象が発生した場合などです。また、保育園の運営状況が急激に悪化した場合なども内定を取り消すということはあるかもしれません。一般企業などでもたまにある問題になります。この場合は、基本的には諦めるしか無いですが、そんな保育園に就職しないでラッキーと思うしか無いでしょう。
注意点はあるが保育士は保育園の就職採用内定をキープして面接を続けても良い
ここからは、本題の保育士は保育園の就職採用内定をキープして面接を続けても良いのかということの解説に入ります。
結論としては、内定をキープして面接を続けても問題はありません。 ただし、注意点はいくつかあるので、そちらについては後ほど説明します。内定の受諾は書面にサインする場合や口頭で行う場合もあると思いますが、基本的にはいずれの場合でも内定をキープして面接を続けることは問題ないでしょう。もちろん新卒の就職であっても、転職での就職であっても同様です。
気になる方は、法律に詳しい専門家の記事などを参考にしてみると良いと思います。基本的には、内定をキープしておいて後で辞退をするということは問題ないという意見で一致しています。
企業に雇用される労働者は入職してからも比較的自由に自分の意思で退職を申し出ることができるので、それと同じことだと考えるとよいかもしれません。一般企業の就職活動でも、内定辞退というのはよくあることで、それを踏まえて多めに採用内定を出しているということも多いです。
採用の内定はどれくらいキープしておいて良い?
基本的には、入職日の2週間前までに伝えるべきという考えが一般的です。これは前項にも書いたとおり、企業に雇用されている労働者は退職日の遅くとも2週間以上前に退職の意思を伝える必要があるので、それと同じケースだと考えられます。また、それ以降は絶対に辞退できないのかと言われると必ずしもそういうわけでもありません。保育園側が認めてくれれば、もちろん辞退はできますし、働く気がない人を無理やり雇っても意味がないので、認めざるを得ない状況になります。だからといって、あまりに直前の辞退は、保育園に非常に迷惑がかかりますし、マナー違反だと思われるので注意しましょう。
保育園で働く保育士がもし内定を辞退するという場合は、入職日の1ヶ月から2ヶ月前までには、保育園に伝えられると親切でしょう。それだけの期間があれば、別の保育士をあらためて雇用する余裕ができるためです。つまり、気になる別の保育園の面接を受けたいという場合は、おそくとも入職日の2ヶ月前くらいまでには選考を終えられている必要があるでしょう。
保育士が保育園の就職採用内定をキープして面接を続ける手順と注意点
ここからは、保育士が保育園の就職採用内定をキープして面接を続ける手順と注意点について紹介します。
まずはできる限り回答を待ってもらおう!
保育士が保育園の就職採用内定をキープする場合は、まずはできる限り保育園に内定受諾の回答を待ってもらうということをおすすめしています。
先程書いた、保育士が就職転職する際の面接から入職までの流れになります。
- 面接する
- 保育園から合格通知がある
- 保育園から詳細条件の提示がある
- 保育園から内定通知がある
- 保育士が内定受諾する
- 保育園に入職する
4と5のタイミングで保育園の内定通知の後に内定を受諾するかどうかを考える時間があります。
他の保育園と迷っているという場合は、まずはいきなり内定受諾をしてしまわずに、内定受諾の回答を保育園側に待ってもらうようにお願いしてみましょう。面接を経て合格通知を出した保育士に対してはある程度柔軟に対応してくれることが多いです。
期限が迫ってきたら内定受諾をしてキープしよう
もし、内定受諾の期限迫ってきたら内定を受諾してキープしましょう。もちろん、少なくとも他の保育園の選考の結果次第では、就職する意思があるという前提になります。そして、他の保育園の求人や選考中の保育園の面接などを進めていきましょう。これより先は、少なくとも今内定を貰っている園よりも良い条件の求人に絞って就職・転職活動を進めていきましょう。
内定辞退の連絡はできるだけ早くする
就職採用内定をキープする場合の注意点の1つ目は、内定辞退の連絡はできるだけ早くするということです。
特に保育園の場合は、内定を出した段階で採用活動をストップしている場合が多いです。保育園に必要な保育士の人数は決まっていて、過不足無く雇用するというのが基本になるためです。そのため、内定辞退の連絡が遅くなればなるほど、あらたな保育士を雇用するための期間が少なくなってしまうということになります。内定辞退の意思が固まっているのに、連絡をしないということは嫌がらせにしかならないです。
新たに別の保育園の内定を貰ったらできるだけはやく、もう一方の保育園には内定辞退の連絡をするようにしましょう。
複数園の内定のキープはしない
就職採用内定をキープする場合の注意点の2つ目は、複数園の内定のキープはやめようということです。当たり前のことですが、就職することができる保育園はひとつなので、複数の園の内定を受諾してキープしているというのは、流石にマナー違反と言えると思います。本当に迷っているのであれば、内定を受諾してしまうのではなく、そのことを両方の園に伝えて、自分の意思が固まってから受諾をするようにしましょう。
少なくともその時点での、第一候補である園に絞って内定受諾をして一つの園の内定だけをキープするようにしましょう。
入職間際での内定辞退は避けよう
就職採用内定をキープする場合の注意点の3つ目は、入職間際での内定辞退は避けるということです。目安として二週間以内に迫るような時期での内定辞退はマナーとしても避けたほうが良いです。もちろん、様々な事情で入職をしたからといってすぐに退職するというようなことであれば、実質的に入職はできないという事情はあると思います。
そうでない場合は、入職間際になる前に早めに内定辞退をおこなって、別の保育園の面接を受けるようにしましょう。
保育園との直接のやり取りが面倒な場合は保育士転職サイトがおすすめ
一度受諾した保育園の内定を辞退するということは、少なからずメンタル的に負担がかかることです。保育園によっては、引き止めてきたり、逆上してくる場合もあるようです。
でも、それが嫌で自分にとってよりよいと思う保育園への就職を選べないというのは、本末転倒になってしまいますよね。
そんな方はが就職転職活動をする場合は、保育士転職サイトを活用するのがおすすめです。保育士転職サイトに登録すると求人紹介はもちろん、担当者がひとりついてくれて保育園とのやり取りをおこなってくれます。
内定辞退の連絡も保育園にではなく、担当者に伝えることで、嫌な思いをせずに内定を断ることが可能です。
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