保育園の採用の内定辞退(入職辞退)は非常識?辞退/連絡方法を解説【新卒/就職/転職】

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就職活動・転職活動をしている保育士の皆様。

こんな疑問や悩み、不満はありませんか?
  • 保育園の採用の内定辞退(入職辞退)は非常識?
  • 保育士の内定辞退(入職辞退)はどうやってすれば良い?
  • 保育士の内定辞退(入職辞退)の連絡方法が知りたい!

保育園から内定を貰った後に別の保育園からも内定をもらうということはよくあると思います。特に今は保育士不足なので保育園側も採用に躍起になっているので、保育士への内定もたくさん出すようになっています。転職活動中の保育士が複数の保育園から採用の内定をもらうということも多いです。

そんなときに困るのが内定の辞退についてだと思います。保育園によっては、なかば逆ギレのような形で怒ってくる人もいるようです。今回は、保育士の内定の辞退方法についての常識と連絡方法などを紹介しています。

この記事の信頼性
私は保育園、幼稚園、認定こども園で勤務した経験があります
転職活動時に内定辞退を行った経験があります
その経験が参考になればと思います

保育士が保育園の内定辞退をするのは普通のこと

昨今では保育士不足が深刻になっているのでどこの保育園でも保育士の採用に躍起になっています。

時期や地域によっては保育士の求人倍率が6倍を超える時もあります。

求人倍率6倍とは、求職している保育士一人につき6園の保育園の求人がある状態です。

単純に考えて保育士が就職活動や転職活動をすれば複数の保育園から内定を貰えるという状態になります。そのなかから保育士は働く保育園を選ぶことができます。保育士にとっては有利な状況と言えます。

当然ですが、最終的には働く保育園はひとつに絞らないといけないので、他の保育園からの内定は辞退することになります。保育園側もそれがわかっているので、たくさんの保育士に内定を出しています。

転職経験が豊富な保育士にもなれば、他の保育園から内定が出ていることをちらつかせ、よりよい待遇で働けるように条件交渉する場合もあります。

就職の内定というのは保育園の早いものがちではなく、内定の辞退というのはごく普通のことなので、これから働く保育園は先着ではなくしっかりと選ぶべきです。

内定の受諾書を書かされた?

保育園によっては内定を受諾する際に受諾書のようなものを書かされるということもあります。「〇〇年○月から入職します」という契約書のようなものです。

そのような書類にも拘束力はないので、内定を辞退しても基本的には問題はありません。モラル的にも問題はありません。

日本には職業選択の自由が憲法で保証されており、そもそも会社に雇われた正社員ですら2週間前までに退職の意思を示すことで会社を退職することができます、雇用契約がはじまっていない内定の受諾書に拘束力はないということです。

そのため、そのような書類をもとに、損害賠償などを請求されるということはありえないので、全く問題なく内定を辞退することが可能です。

例えば、内定の通知をもらった際に2週間以内に内定承諾書を提出する必要があるとします、それ以降に他の保育園からの合否や面接がある場合は提出期限が過ぎてしまうことになります。

その場合は、一度内定受諾書を出してから、他の保育園の結果次第で内定辞退をするかどうかを決めれば良いです。

もちろん、内定受諾後に就職活動や転職活動を続けても問題はありません。

ただし、就職する気もないのに、むやみやたりに内定を受諾して辞退したり、わかっているのに入職日ギリギリに辞退を伝えるというのは、さすがにモラルの観点から避けるべきと言えます。

内定を辞退すると決まったら保育園に即座に連絡するのが最低限のマナーになります。

ちなみに、企業側は内定を伝えた後に、会社の事情で内定を取り消すことは基本的にはできません。

ただし、仮に内定を貰っていても、保育園が例えば倒産などしてしまったら、事実上、就職は不可能になってしまいます。ただ、保育園の経営が続いていれば、保育園側の都合で急に内定を取り消されるということはないです。

内定の辞退方法・連絡方法

新卒の就職活動などでよく言われることに、内定辞退はメールでは失礼、直接会って辞退の意志を伝えるべきだと主張している人もいますが、私はその必要はないと思っています。

もしかしたら保育園によってはそのような対応を望む人もいるかも知れませんが、これから働く保育園になるわけではないので、そこまで気を使う必要はないと思います。

特に保育士の場合はたくさんの保育園から内定が出ることもあると思うので、わざわざ直接出向いて内定辞退を伝えるという必要はないです。

おそらく、内定辞退のハードルをあげて、内定を辞退させないようにしたいという思惑もあると思います。

内定の辞退において大切ことは、内定を辞退するという意志を正確に保育園の採用担当者に伝えるということだと思います。

そのため、それを満たすことができれば連絡方法などはどのような方法でも問題ないと思います。なので直接会うということよりも、むしろメールなどで書面に残るような形で内定辞退をするほうが良いと思います。

電話では証跡が残らないので、後でそんなの聞いていないとトラブルになる可能性もあります。電話は誰が出るかわからないという点にも注意が必要です。

一番良い方法はメールで連絡を入れて、その後に確認の電話をするという方法です。メールだけだと採用担当の人が見ていない・気づかないということもあるからです。

この方法であれば、メールで証跡が残りつつ、電話によって確実に採用担当者に内定辞退の意思を伝えることができます。

ただし、メールアドレスを知らないという場合もあると思うので、その場合は電話で伝えれば良いです。

電話は誰が出るかわからない(保育士が出る場合もある)ので、連絡漏れを防ぐためにも、必ず園長などの採用の責任者に取り次ぐほうが良いです。

一点、内定の辞退で注意が必要なのは、大学や学校の関係で推薦などで内定をもらっている場合です。保育士の場合はあまり多くはないと思いますが、このような場合は失礼のないように、先方が望む形での内定辞退が望ましいです。

これは、辞退をしたとしても自分自身には影響がないですが、その大学や後輩に影響がある可能性があるためです。

「以前、失礼な内定辞退をされたので、もう〇〇大学からは採用しない」となってしまうと後輩に影響が出てしまいかねないので、その点だけは注意しましょう。

新卒の保育士も同様

これらの内定の辞退方法や連絡方法は新卒の保育士であっても同様です。最近では新卒の保育士の需要も、他の保育士同様に高いです。新卒であっても保育士は一人としてカウントされます。

新しく保育園などを開園する場合は、人数もたくさん必要なので、新卒の保育士の需要は高いです。古くから運営していて安定している保育園にとっても、新卒の保育士は人件費が安いので採用しやすいです。

そのため、新卒だからといって、下手に出る必要はないのです。保育士として最初に働く保育園は重要です。長く働く保育園になるかもしれないのでじっくり選ぶことが大切です。

内定辞退は早めに連絡を

保育士不足で内定辞退が出ることはある程度保育園側も想定はしていますが、新しい保育士が入ってくる前提でシフトなどを組んでいると思うので、さすがに入職日ぎりぎりになって辞退されると困ることになってしまいます。

認可保育園であれば、次年度の園児も受け入れていると思うので、急遽、保育士を一人雇い直す必要が出てしまいます。緊急なので、保育士の適切な選考もできなくなってしまいます。最悪の場合、入園を希望している児童やその保護者へも影響が出てしまうので、不要なトラブルを避けるためにも必ず早めに連絡をしたほうが良いです。

こういう例が頻発すると、保育園側としても保育士の採用や内定に関して、より慎重になってしまい、他の保育士にも影響が出てしまいます。

もちろん、結果的にギリギリになってしまうこともあると思いますが、最低限のマナーとして内定辞退の意志が定まり次第、すぐに連絡をするということが大切です。

内定辞退の理由は聞かれる?

保育園によっては内定を辞退する理由を聞かれることもあると思います。

これは、単純に今後の保育士の採用の際の参考にしたいという思いがあったり、場合によっては内定辞退を引き止めたいという思惑があるかもしれません。

  • 他の保育園に決めた
  • 給与が低かった
  • 休みが少なかった

などなど様々な理由があると思います。基本的には本当の辞退理由を言えば問題ないですが、気が弱い方などで、引き止められると困るという方は引き止められないような当たり障りのない理由を告げるのも良いと思います。

おすすめは保育士の転職サイトの活用

内定の辞退となると、微妙な空気になることが多いです。保育園によっては、なかば逆ギレのような形で怒ってくる人もいるようです。

もちろんそんな保育園の内定は辞退して正解とも考えることができますが、なんか後味が悪くなってしまいます。そのせいで就職活動や転職活動に支障がでてしまうのも嫌ですよね。

なのでこれから就職転職を始める保育士におすすめなのが保育士の転職サイトです。保育士の転職者だけでなく、新卒の方も利用することができます。

転職サイトは間にコンサルタントが入るので内定辞退も、担当のコンサルタントに一言告げるだけで完了できます。その後はもちろんその保育園と関わることは一切ないので面倒なトラブルもありません。

ただし、すでに転職サイトを介さずに面接等を行い内定をいただいている場合は、途中からは仲介はしてくれないので、その点は注意しましょう。その場合は、自分で内定辞退の連絡をする必要があります。

転職サイトを活用すれば、気軽に内定をもらった複数の保育園からベストな保育園を選ぶことができます。ネットに載っていない非公開の保育園の求人も紹介してもらうことができます。

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保育士の転職サイトは新卒の方や未経験の保育士の方、資格取得見込みの方でも利用可能です。

まとめ:保育園の採用の内定辞退って非常識?辞退・連絡方法を解説!【新卒・就職・転職】

昨今では、保育士が複数の保育園の内定を貰ってそのなかから働く保育園を選ぶというのは、よりよい保育園で働くための当たり前の行動です。

なので、内定辞退そのものは非常識な行動ではありません。ただし、内定辞退の意思が決まっているのに意図的に連絡をしなかったり、遅れてしまうというのは、モラルに反する行為になります。

内定辞退の意思が決まったら、できるだけ早く保育園に伝えるのが最低限のマナーと言えます。

連絡方法は電話でもメールでも問題ないですが、確実に連絡が採用の責任者に伝わるようにしましょう。電話にたまたま出た保育士にだけ伝えるというのは、あとあとの言った言わないトラブルにもつながる気をつけましょう。

辞退などの連絡が面倒という方は、最初から転職活動をする際に保育士転職サイトを利用するにようにしましょう。担当のコンサルタントに一言告げるだけで内定辞退が完了します。