モンテッソーリ教育の保育園・幼稚園の働きやすさや必要な資格を解説!【縦割り保育】

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こんな疑問や悩み、不満はありませんか?
  • モンテッソーリ教育とは?
  • 保育士や幼稚園の先生の目線ではモンテッソーリ教育ってどうなの?
  • モンテッソーリ教育に資格は必要?
  • モンテッソーリ教育の園の働きやすさは?

保育士、幼稚園教諭の皆様。将棋の藤井聡太プロの影響もあってモンテッソーリ教育がさらに注目を浴びています。今回は働く保育士や幼稚園教諭目線での、モンテッソーリ教育の保育園・幼稚園の働きやすさや必要な資格について解説します。

この記事の信頼性
私は保育園、幼稚園、認定こども園で勤務した経験があります
モンテッソーリ教育に関しては、国際モンテッソーリ協会や日本モンテッソーリ協会の情報を元に知識を得ています
その経験が参考になればと思います

モンテッソーリ教育とは?

そもそもモンテッソーリ教育とはどのようなものなのでしょうか。

モンテッソーリ教育の概要

将棋の藤井聡太プロが幼稚園の時に受けていたと話題になったのがモンテッソーリ教育です。

モンテッソーリ教育はイタリアの女性医学博士であるマリア・モンテッソーリによって開発された教育法になります。

20世紀初頭に考案された教育法なので、実に100年近い歴史があります。モンテッソーリ教育は世界中で支持されており、実に140カ国以上の国に広まっているとされています。

モンテッソーリ教育自体は幼児教育向けというイメージがありますが、教育法としては幼児から大学生までに対応しています。

このマリア・モンテッソーリが広めたモンテッソーリ教育は日本でも採用している園が多く、有名人が過去に受けていたという話題などもあり、拡大の傾向にあります。

日本ではイタリア発祥ということもあり、カトリック系の保育園で導入している園が数多く存在します。

モンテッソーリ教育の内容

モンテッソーリ教育の基本的な考え方として、

「子どもは生まれながらにして、自分自身を成長させ、発達させる力をもっている。したがって保護者や教師といった大人は、子どもの成長要求をくみ取らなければならない。子どもの自由を保証し、自発的な活動を助ける役割を果たすべきだ」

というものがあります。子どもは自分自身で成長するのでそのサポートを周囲の人々が行う必要があるという考え方なんですね。つまりモンテッソーリ教育を行う園の保育士は子どもの成長したいという要求を汲み取り、自発的な活動を促す役割があります。

この考え方を前提に教具などを通して、日常生活での体験、感覚教育、言語教育、算数教育を実施します。なにか教育のために奇抜なことをするということではないので、保育者としては逆に難しいことかもしれませんね。

モンテッソーリ教育の資格について

モンテッソーリ園で、モンテッソーリ教員として働く場合には、モンテッソーリ教育の資格を求められます。

ただ、保育士として通常の保育園で働く場合には、資格は必要がない場合がほとんどです。ただでさえ保育士不足の中で、モンテッソーリ教育を実践している保育園は数多くあるので、資格保有者だけを採用していたらおそらく保育園はまわらないと思います。

モンテッソーリ教育の資格には、マリア・モンテッソーリが創立した国際モンテッソーリ協会(AMI)が認定する国際免状と、日本モンテッソーリ協会などの団体が認定する日本独自の免状の二種類があります。

国際モンテッソーリ協会(AMI)が認定する国際免状の有資格者は海外においてもモンテッソーリ教師として就業が可能になります。

取得できる資格は団体によって異なり、授業のスタイルなども少し異なります。資格取得は夜間や土日などを利用して行われることが多く、1・2年をかけての取得になります。

モンテッソーリの資格を認定している団体が複数あるので、取得する側としてややこしくどちらを取得すればよいのかよくわからないですよね。

資格取得も1,2年間と非常に時間がかかるので、資格を取得する際は事前にどの資格を取得するとよいかをよく調べたほうがよさそうです。

すでにモンテッソーリ教育の保育園などで働いている場合は、その保育施設が推進している資格を取得するのがおすすめです。

保育士がモンテッソーリ教育の保育園で働くメリットとは?

保育士がモンテッソーリ教育の保育園で働くメリットについて紹介します。

子どもの成長を感じられる

しっかりと開発された教育法を行うことで教える喜びややりがいを享受できます。

単なる自由保育では、保育士として物足りないという方にはモンテッソーリ教育は子どもの成長を感じられるのでおすすめかもしれません。

一番はモンテッソーリ教育の現場を経験できること

「モンテッソーリ教育をやっていました」ということに今後の保育士としてのキャリアにとっても箔がつくことになります。

例えば、ベビーシッターのキッズラインでベビーシッターで働きたいと思った時に、プロフィールに「モンテッソーリ教育」の経験をアピールすることができます。

子育て世代の保護者の間でもモンテッソーリは人気や知名度も高いので、これらの経験をシッティングに活かすことも可能です。

これから保育園に子どもを預けるという予定の家庭であれば、モンテッソーリ教育の現場の実情などを知りたい人も多いです。

また、モンテッソーリ教育は幼児教育に限った教育手法というわけではないので、将来的には小学生以上の子どもと関わりたいという時にも活かすことができます。

働く保育士目線でのモンテッソーリ教育を導入する保育園の特徴

モンテッソーリ教育を導入していても、様々な保育園があるので一概には特徴を表すことはできません。あくまでもモンテッソーリ教育を導入する保育園の傾向になります。

異年齢の縦割り保育

モンテッソーリ教育を導入する園では、0~3歳、3~6歳などのように区切られた異年齢混合のクラスが基本になります。

異年齢の縦割り保育を通して、兄弟のように歳下を教えたり年上の行動を真似することが自発的に発生します。これによって年上の子と接することで年下の子が学べたり、友達の幅なども広がる効果があります。

通常の保育園は年齢ごとのクラス構成になると思うので、その点が大きな違いになります。異年齢保育はクラス運営も安定する傾向があるようです。

おしごとの時間がある

モンテッソーリ教育を導入する園では、「おしごと」という時間が設けられています。

子どもが自分の成長に必要なものをやりたいことを自発的に選びます。通常の保育園や幼稚園のように決まった制作などを全員ですすめるという時間ではないのが特徴です。

専用の教具があるので、それを通して日常生活・言語・数・感覚・文化などを学びます。

靴を揃えたり、お米を研いだりなどと様々な「おしごと」があります。割と日常に関わるいろいろなことが多いです。それらを自分でできるように「おしごと」を行います。

このおしごとの時間がモンテッソーリ教育のポイントになっています。

教育に力を入れている

モンテッソーリ教育を取り入れている保育園の全部が全部ではないですが、

「教育に力を入れている」 ≒ 「保育士の仕事が大変」

と捉えることもできなくはないです。

ただでさえ大変と言われている保育園の仕事に「モンテッソーリ教育」というものが乗っかっている形になるので、より仕事はハードになるかもしれません。

少なくとも「モンテッソーリ教育」を導入している園は「教育に力を入れている」ということを保護者にアピールしたい狙いがあると思います。

その場合は、保護者から、そして、園長、同僚などからも保育士としてそのような振る舞いを要求されるかもしれません。

保護者の教育意識も高い

保護者の方もモンテッソーリ教育の園を選んで入園させているので、教育に熱心であることが伺えます。

その分高いレベルの保育を求められることもあるかもしれません。保護者の要求してくるレベルが高くなるので、その要求に答える必要が出てきます。

行事やイベントなどもそれなにミス無く、首尾よく終わらせることが当然のように求められるかもしれません。

保護者としてもわざわざモンテッソーリの園を選んで入園させているという思いがあるので、至らない点があるとトラブルになるかもしれません。

教育手法が自分にあうかどうかも大切

モンテッソーリ教育は人気の高い教育手法ですが、働く保育士にとっては自分の保育観に合うかどうかも重要です。合わない指導法の園で保育を続けるのは、ただでさえ大変な保育士の仕事をより苦痛にさせてしまうかもしれません。

教える側が嫌々モンテッソーリ教育をしていても、誰も得しませんし、子どもにとっても良い結果は得られないと思います。

モンテッソーリ教育の園で働きたいという場合は、求人に応募する前にはモンテッソーリ教育の指導法などを事前に学んで、ある程度の概要を把握しておいたほうがよいでしょう。

入職後にこのやりかたは自分には合っていなかったということになると、保育園としても保育士、そして、子どもたちにもそれぞれにメリットがなくなってしまいます。

まとめ:モンテッソーリ教育の保育園・幼稚園の働きやすさや必要な資格を解説!【縦割り保育】

保護者の間で人気も高いことから、最近ではモンテッソーリ教育を取り入れている保育園も多くあります。

完全にモンテッソーリ教育を実践している保育園もあれば、モンテッソーリ教育を一部だけ取り入れているような保育園もあります。

それぞれの保育園によってモンテッソーリの導入の仕方や保育の進め方も異なると思います。

なので、モンテッソーリ教育と言っても、実際には様々な保育園があるので一概には保育士が働く上でこういう園だと言い切ることはできません。

ただ、日本でもとても人気の高い教育法なので、経験をしておくと保育士としても成長につながると思います。

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