パート保育士の皆様のなかで保育園を退職しようと思っている方。
こんな疑問を持っている方もいらっしゃると思います。パート保育士の場合は正社員とはまた、違った辞め方になると思います。今回は、パート保育士の保育園の退職する具体的な手順・方法を紹介します。
パートとして勤務していて、退職した経験があります
その経験が参考になればと思います
保育士パートを退職したい!理由について
この記事では、パート保育士が保育園を退職したいという方に具体的な退職方法を書いています。
- シフトに融通が聞かない
- 人間関係に不満
- 給料が安い
- 仕事の負担が多い
- 他に良い保育園が見つかった
個人個人に様々な理由があると思います。昨今では、保育士不足でパート保育士の待遇も徐々に良くなっているので、近所に気になる保育園の求人がある方も多いと思います。そういった時に気になるのが、今の保育園の辞め方になると思います。
パート保育士が辞める前にできること
まず本題のパート保育士の保育園の退職方法に入る前に、知っておくべきこととして、辞める前にできることは無いのかということです。不満はあるけど、改善されれば、辞めなくてもよいと考えている方も多いと思います。
もしも今の職場の不満点が改善されれば、まだパートを続けたと考えている方には、保育園を辞める前にできることもあります。それは園長等と交渉をすることです。交渉というと大袈裟かもしれませんが、要は不満な部分や職場を変えたいと思っていることを伝えて、今の職場で改善してもらえる部分がないか検討してもらうということです。
もちろん、人間関係の問題などは相談したくらいでは、そう簡単には改善されない面もあります。ただ、仕事の負担やシフトの相談などは、保育園側もある程度考慮してくれる可能性があります。
パートといっても今は保育士不足なので、一人辞めたらまた新しい人を探すのもなかなか大変です。なので、できれば続けてほしいという保育園は多いと思います。特に、普段の仕事中に保育園にとって良い貢献をしている人であればなおさらです。いままで希望などがなかなか通らなかったとしても辞めるとなれば、改めて考えてくれる場合もあります。
パート保育士の保育園への退職方法・手順紹介!
ここからは、パート保育士が保育園に退職の意思を伝える方法について説明していきます。
退職はいつ伝える?
期限の定めのない雇用のパート保育士であれば、法律上は退職日の2週間前までに申し出れば、退職が可能です。そのためどんなに遅くとも退職日の2週間以上前に退職の意思を伝えましょう。
ただし、保育士は厳密なシフト制の勤務のため、可能であればできるだけ早く退職の意思を伝えてあげるのが親切です。2週間前だと既にシフトが組まれてしまっている場合もあるので、できれば次のシフトを決める前までには退職の意思を伝えられるとより親切になります。基本的には、退職するという意思が固まった段階で、できるだけ早く伝えるのが良いでしょう。
退職は誰に伝える?
パート保育士が退職を伝えるのは、保育園の責任者である園長が適任です。ある程度大きな保育園の会社などで、人事担当などが個別に設けられている場合は、そちらに伝えても良いでしょう。
また、保育園の慣習などで「まずは主任に相談する」というようなものがある場合は、その慣習に従ってもよいでしょう。退職の意思は、人伝えに園長の耳に入ってしまうとなるとあまり印象が良くないので、できれば意思を固めて園長に報告してから、仲の良い同僚等に伝えるのが良いでしょう。
退職の伝え方は?
退職は、園長などの人事の責任者に対して、できれば個室で他の人がいない状態で伝えるのが良いです。少々込み入った話になることも多いので、できれば誰かに盗み聞きされるような環境は避けたいです。保育園は狭い組織だともうので、なかなかタイミングが難しいと思います。園長が出勤をしていて、比較的空いている時間などに「ちょっとだけお時間良いでしょうか?」と声をかけて、時間を取るのが良いでしょう。
最初に伝える時は、退職届などの書面はこの段階では特に必要ありません。園側で指定のフォーマットなどがあることもあるので、この場で意思を伝えてから用意すると良いです。先に自分で用意したとしても、無駄になってしまう可能性があります。
退職を伝える際は以下の内容をあらかじめ用意しておくようにしましょう。
- 希望の退職日(最終の出勤日)
- 退職理由
退職理由がふわふわしているものだと、その場で引き止められてしまって言い返すことができないということも起きるので注意しましょう。
円満に辞めるための退職理由
ここからは、円満に辞めるための退職理由を紹介します。あくまでもパートなので正直な理由を伝えても問題ないです。
- シフトに融通が聞かない
- 人間関係に不満
- 給料が安い
- 仕事の負担が多い
- 他に良い保育園が見つかった
というような内容を伝えても問題ないでしょう。ただし、退職理由の内容によっては退職を引き止められてしまう可能性もあるので、注意しましょう。
一方で面倒なので適当な理由でササッと辞めたいという方もいらっしゃると思います。そういう方は、退職理由は「家庭の事情」にすると良いです。
- 家庭の事情
家族の介護やお子さんの都合など、なんでも構いませんが、あまり深く突っ込まれれないような理由がよいです。先程も書きましたが、深く突っ込まれてしまった際にきちんと説明できるような内容も事前に用意しておくとよいでしょう。
パート保育士の退職のよくある疑問と注意点
最後にパート保育士の退職のよくある質問と退職時の注意点について紹介します。
有給休暇は消化できる?
パートであっても条件によっては有給休暇が付与されています。有給休暇は最低の付与基準が法律で決められているので、基準を満たしていれば付与されているはずです。そして、退職する際に有給休暇をすべて消化して退職することが可能です。
あまりよくない保育園だと「有給休暇なんてない」と言われてしまうこともあると思います。そういう場合は、基準と照らし合わせて、自分が有給休暇を付与されているかどうかを正確に計算してみましょう。
辞めさせてもらえない?
ブラック保育園だと以下のように無理やり引き止めてくる可能性があります。
- 年度末まで辞めたらダメ
- 新しいパートが雇えるまで辞めさせない
結論としては、保育園側が強制的に退職をさせないということはできません。辞める辞めないかは自分自身で決めることができます。
従うか従わないかわ自分次第です。次のパート先などの兼ね合いもあると思うので、自分の都合と相談して自分の意思で決めましょう。
もし、保育園側がどうしても退職を認めない場合は、自分で退職届などを書いて提出しましょう。
返却物や個人情報に注意
パート保育士が保育園を退職する際は、保育園の物はきちんと返却し、私物は持ち帰るようにしましょう。返却物が返却されていない、または、私物が残ってしまっていると退職した後に、保育園に出向かなくてはいけなくなってしまうこともあります。
また、注意が必要なのは、園児や保護者の個人情報などが書かれている書類や写真などです。これらは、必ず保育園に返却するか、園で廃棄するようにしましょう。
次のパート先の保育園は辞める前に決める?辞めた後に決める?
最後にパート保育士の方が気になると思うのが、次のパート先の保育園は辞める前に決めるのか、辞めた後に決めるのかという点だと思います。
結論としてはどちらでも問題有りません。次の就業までに間が空いても金銭的に問題が無いという場合は、退職してから探しても問題ないでしょう。逆に、収入は維持したいという方は、あらかじめ次のパート先の保育園を決めて就職内定をもらっておくと良いです。
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まとめ:パート保育士の保育園の退職する具体的な手順・方法を紹介!
今回は、パート保育士が保育園を退職するための具体的な手順方法を紹介しました。
パート保育士が退職したい理由は様々あると思います。
- シフトに融通が聞かない
- 人間関係に不満
- 給料が安い
- 仕事の負担が多い
- 他に良い保育園が見つかった
理由によっては、交渉をすることで保育園側が改善して働き続けられる可能性もあります。できれば辞めたくないとう方は、交渉してみるのも良いと思います。
また、退職の意志は、どんなにおそくても2週間以上前に、できれば、次のシフトが決まる前までに園長に直接伝えるようにしましょう。
円満に退職をしたい場合は、退職理由は家庭の事情としてしまえばよいですが、あくまでパートなので本当の理由を伝えても良いと思います。