保育園の意向調査の面談。時期、話す、聞かれる内容、退職希望の場合の伝え方。

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保育園で働く保育士の皆様。

こんな疑問や悩み、不満、経験はありませんか?
  • 保育園の意向調査の面談ってなに?
  • 話すべきこと、聞かれる内容は?
  • 退職を希望する場合の伝え方は?
  • 意向調査の面談で退職の意志を伝えなかったら退職できない?

今回は、保育園の意向調査の面談の説明と、時期、話す、聞かれる内容、退職希望の場合の伝え方などについて紹介します。

この記事の信頼性
私は保育園、幼稚園、認定こども園で勤務した経験があります
意向調査の面談に参加した経験があります
その経験が参考になればと思います

保育園の意向調査の面談とは?

保育園の意向調査の面談は、保育園が職員である保育士ひとりひとりに対して、その保育園で勤める上での今後の希望や意志などを確認する場になります。基本的には、園長と保育士の二人きりで行われることが多いです。

ただ、保育園の意向調査の面談は、認可保育園のルールなどで定められれているわけではないので、意向調査自体がある保育園もあれば、ない保育園もあります。また、呼び方も保育園によって様々で、単に「面談」というように呼ばれることも多いです。また、保育園によっては、目標と評価のタイミングで、あわせて意向調査が行われる場合もあります。

また、法人の規模によっては、勤めている保育園の園長ではなく、本部の職員と面談を行うという場合もあります。その場合は、より正直な話をすることができると思います。

そして、 意向調査で来年3月の退職の意志を伝えるというのが保育園の内部ルールや慣習になっている場合も多いです。

保育園で意向調査の面談が行われる理由とは?

保育園で意向調査の面談が行われる主な理由は、

  • 来年度以降の退職希望者、異動希望者を把握する
  • 本人の希望や意志、不満等を把握する

の2つになります。

前者は、特に保育園が4月に向けて新たな保育士を採用するかどうかを判断するために重要になります。また、複数の保育園を運営している法人等の場合は、異動の希望という場合もあります。また、正規、パート、短時間勤務等の同じ保育園での働き方の変更等の希望もこの場で確認します。

後者については、保育園はすべての希望に添えるわけではありませんが、職員である保育士に不満がある状態で勤務が続くのは、本人はもちろん、保育園にとってもメリットはすくないので、なるべく職員全体の希望や不満を確認して改善につなげていきたいという思いがあります。

意向調査の面談の時期

意向調査自体がある保育園もあれば、ない保育園もありますが、時期も勤める保育園によって様々です。大抵の場合は、夏や秋頃に、園長が職員の保育士一人ずつと面談をすることが多いと思います。

先程も書いたように、意向調査は来年度のクラス担任など決めるほか、新年度に向けて新たに職員を雇うかどうかを判断するために行われるため、求人募集を出すタイミングなどを考えて、少し早めに行われる場合が多いです。

保育園の意向調査の面談で保育士から話すべきこと

保育園の意向調査の面談で保育士から話すべきことは以下の内容になります。

  • 来年度の担任希望
  • ペア希望、苦手な人
  • 退職希望
  • 異動の希望
  • 雇用の変更の希望(パート、正規、短時間勤務)
  • 保育園についての不満や改善してほしいこと

基本的には、保育園の園長等に伝えたいことを、伝えられる貴重な機会になるので、モヤッとしていることなど話したいことはこの場で話しましょう。

保育園(園長、施設長)から聞かれること

保育園から聞かれることも基本的には、先程書いた保育士から話すべきことと大きな違いはありません。

  • 来年度以降の退職希望、異動希望
  • 本人の希望や意志、不満等

ただし、保育園にもよりますが、意向調査などの面談は、自分から言わないとわざわざ聞かれることがなく、一瞬で面談が終わる場合もあるので、注意しましょう。

意向調査の面談での退職希望・異動希望の場合の伝え方

意向調査の面談で、保育士が一番気になることは、退職希望・異動希望をする場合の伝え方に関してだと思います。大きい会社の異動希望に関しては、本部の職員等に伝える機会がある場合もあるので、注意しましょう。

「実は、3月いっぱいで退職をしたいです」

というように、自分から切り出すようにしましょう。

この際、退職の意志が弱そうであったり、悩んでいるような感じが出てしまうと、引き止められてしまう可能性があるので注意しましょう。また、退職理由に関しても、その場で必ず聞かれることになると思います。その際に、例えば「〇〇歳児の担任を続けるのが苦手で」というような、保育園が対応できてしまう理由を挙げてしまうと、容易に引き止められてしまう場合があるので注意しましょう。

また、この意向調査の段階では、基本的に「退職届」を事前に用意しておく必要はありません。園が指定するフォーマットなどがある場合もあるので、その後に提出すべき書類を確認して提出しましょう。

意向調査の面談での担任やクラス希望の場合の伝え方

意向調査の面談での担任やクラス希望の場合の伝え方は、以下のように保育園での役割等の希望を伝えるようにしましょう。

  • 〇〇歳児の担任をしてみたい
  • 担任をやりたい
  • フリーで色々なクラスの経験をしてみたい
  • 〇〇の研修を受講したい

というような希望になります。

基本的には、苦手だからやりたくないというようなネガティブな理由ではなく、新たな経験を積みたいというようなポジティブな理由を伝えられるとより叶う可能性が高くなります。

意向調査の面談で退職の意志を伝えなかったら退職できない?

保育園で働く保育士の方が気になることのなかに、「意向調査の面談で退職の意志を伝えなかったら退職できない?」ということがあると思います。

保育園の慣習やルールなどで、年度末に退職を希望する人は、あらかじめ意向調査の面談で伝えてくださいというものがある場合です。

結論としては、意向調査の面談で退職の意志を伝えなかったからと言って退職ができないわけではありません。機関の定めのない正社員やパートの従業員は、退職日の2週間以上前に申し出れば退職ができると法律で定められているので、おそくとも、退職日の2週間前に退職の意志を申し出ればよいです。

ただし、保育園、特にブラックな保育園は、そんなの関係ないと保育園の内部的なルールをたてに退職を認めないと言ってくる場合もあるので注意しましょう。

注意:意向調査の面談ではすべての希望が叶うわけではない

保育士が意向調査の面談で注意すべきことは、すべての希望が叶うわけではないということです。

あくまでも保育園は、現状や実態、今後の動向などを把握するために、意向調査をしていて、すべての職員の希望を叶えてくれる場ではないということです。様々な職員が様々な希望を伝えるので、それらをすべて叶えるのは難しいです。意向調査で様々な希望や不満などを言ったけど、何も変化がないということもよくあることなので、あまり気にしすぎないようにしましょう。

ただし、先程も書きましたが「退職」に関しては、保育園が禁止するということは法律的に不可能なので、必ず実現することが出来ます。もちろん、あれこれ引き止められる場合もあるので、その点は覚悟しておきましょう。

希望や不満を伝えるのには日頃の行いも重要

また、意向調査の面談で保育園に対しての希望を叶えたり、不満を改善してもらうには、自分自身の日頃の行いも重要です。考えてみればよくわかることですが、普段、仕事をきちんとしていなかったり、信頼されていない人物が、保育園に対して希望や不満を言ってきたら、園長はどう思うでしょうか。もちろん、他の日頃から頑張っている人の希望を優先させたいという気持ちが出ると思います。

そのため、保育園に希望や不満を伝えるのには日頃の行いも重要ということも頭に入れておきましょう。

まとめ:保育園の意向調査面談。時期、話す、聞かれる内容、退職希望の場合の伝え方。

保育園の意向調査の面談で話すべきこと、聞かれることは以下のような内容になります。

  • 来年度の担任希望
  • ペア希望、苦手な人
  • 退職希望
  • 異動の希望
  • 雇用の変更の希望(パート、正規、短時間勤務)
  • 保育園についての不満や改善してほしいこと

保育園にもよりますが、意向調査などの面談は、自分から言わないとわざわざ聞かれることがなく、一瞬で面談が終わる場合もあるので、注意しましょう。また、すべての希望が叶ったり、不満が解消されるわけではないということと、保育園に希望や不満を伝えるのには日頃の行いも重要だということも頭に入れておきましょう。