保育園を退職をしたいと思っている保育士の皆様。退職のことを上司や園長に伝えるというのは、本当に嫌なことの一つですよね。
それが嫌ったり、怖くてなかなか勇気が出ずに、退職を言い出せずにいるという方もいらっしゃると思います。園長に怒られてしまったり、退職のことを伝えた後の同僚との関係などを考えると本当に億劫になってしまいますよね。
今回は、退職のことを怖くて言い出せない、勇気がない保育士のよくある理由と対処法について紹介します。
退職のことを怖くて言い出せない、勇気がない保育士のよくある理由とは?
まずは、退職のことを怖くて言い出せない、勇気がない保育士のよくある理由について紹介します。
保育園が人手不足
自分が退職をしてしまうと保育園が人手不足になってしまうという理由でなかなか退職に踏み切れないという理由です。その心理の裏には、同僚と関係を悪くしたくない、迷惑をかけたくないというものがあるでしょう。保育園には不満がたくさんあるけど、同僚とはうまくやってきたという方もいらっしゃると思います。そういう方は責任感が強く、自分の退職が原因で誰かに迷惑をかけたくないという思いがあることが多いです。
園長が怖い
退職を伝える相手である、園長等の園の人事を担当する人が怖いというのも、退職のことを言い出せない、勇気出ない理由で多く挙げられます。
絶対に退職は許さないという姿勢を見せてきたり、次の人が採用できるまでは、退職してはダメと半ば強引に引き止めてくるということもよくあります。もちろん、大前提として、退職の可否というのは園長が決めるものではありません。基本的には労働者本人の意思で退職をしたい時に退職をすることができます。ですが、そんな常識は通じないという園長も保育業界には多く、実際にこれまでその保育園で働いていて、そのようなシーンを見かけてきたという方も多いと思います。
子どもがかわいそう
自分が担任を受け持っているから、急に担任が変わったら子どもたちがかわいそうというのも、保育士が退職に踏み切りにくい理由の一つとして多く挙げられるでしょう。
もちろん、こちらも大前提として、職員が退職した後の対応は保育園の責任なので、辞めた人の問題でありません。ですが、このような事情を悪用して、退職したい保育士を無理やり引き留めようとする保育園も世の中にはあるでしょう。
転職活動をするのが不安
転職活動をするのが不安というのも、退職のことを怖くて言い出せない、勇気がない保育士によくある理由です。特に転職経験がないと、自分がうまく転職できるかという不安は常につきまといますし、実際に、今よりも良い環境の保育園に就職できるという保証もありません。下手をすると、もっとブラックな保育園に就職してしまうリスクもあります。このようなことを考えると、不安になってしまって、現状に不満があっても、なかなか退職に踏み切れないという方も多いでしょう。
退職のことを怖くて言い出せない、勇気がない保育士の対処法
ここからは退職のことを怖くて言い出せない、勇気がない保育士の対処法について紹介します。
転職先の保育園の内定を貰い入職日を決めてしまう
転職できるか不安という方や、なかなか退職のことを言い出せずに、ズルズルと続けてしまっているという方におすすめの対処法は、「転職先の保育園の内定を貰い入職日を決めてしまう」というものです。
退職の意思を伝える前に、転職活動をして希望を満たす保育園から内定を貰って、その保育園で働きはじめる日付を決めるということです。入職する日付が決まってしまえば、退職を伝えなくてはいけない状況になります。そのような状況に自分が追い込むことができれば、園長に退職を伝える一歩が踏み出せるでしょう。
転職活動の際には、保育士転職サイトを利用すれば、転職のサポートはもちろん、退職を伝える際のアドバイスなども貰うことができます。
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信頼できる人に相談する
退職のことを怖くて言い出せない、勇気がない保育士の対処法としては「信頼できる人に相談する」というのも有効です。職場の人でも良いですし、家族や仲の良い友人でも良いです。
信頼できる人に相談をすることで、自分の気持に整理がついたり、退職を言い出す勇気を貰うことが期待できます。ただし、職場の人に相談する場合は、転職するということが他の人に漏れ伝わってしまう可能性もあるということを考慮しましょう。
退職代行を使う
退職のことを怖くて言い出せない、勇気がない保育士の対処法として、退職代行を使うというのも有効です。
退職代行を使えば、うまくいけば、園長や他の同僚と顔を合わせずに退職できる場合もあります。既に関係性が悪化してしまって、顔を合わせること自体が億劫になってしまっている場合は、退職代行の利用も検討しましょう。
不可抗力な内容を退職理由にする
退職を言い出した時の園長が怖い、強引に引き止められてしまうというような理由で退職のことを言い出しにくい保育士の方向けの対処法は、「不可抗力な内容を退職理由にする」のがおすすめです。
不可抗力な内容とは、天災地変のように人力ではどうすることもできないことです。転職理由の場合、例えば、
- 結婚する
- 引っ越しをする
- 家族の介護で実家に戻る
などです。自分自身ではなかなかどうしようもない理由で、働き続けるのが難しくなったということを退職理由にするということです。このような不可抗力的な理由であれば、園長も強く引き止めたり、怒ったり、逆上するのが難しいです。
もし、そのような不可抗力の内容の退職理由がない場合は、嘘でも問題ないです。ただ、内容によっては、状況を深く聞かれたりすることもあるので、嘘を付く場合でも、きちんと答えらるようにしておきましょう。
まとめ:退職のことを怖くて言い出せない、勇気がない保育士の対処法
今回は、退職のことを怖くて言い出せない、勇気がない保育士のよくある理由と対処法について紹介しました。
退職のことを怖くて言い出せない、勇気がない保育士のよくある理由は、
- 保育園が人手不足
- 園長が怖い
- 同僚と関係を悪くしたくない、迷惑がかる
- 子どもがかわいそう
- 転職活動をするのが不安
という内容が多いです。これらに対する対処法として以下の内容を紹介しました。
- 転職先の保育園の内定を貰い入職日を決めてしまう
- 信頼できる人に相談する
- 退職代行を使う
- 不可抗力な内容を退職理由にする
園長との関係性や保育園の同僚との関係性によっては、退職を伝えるというのは、もしかしたら一番心労が多いことかもしれません。園長に怒られてしまったり、退職のことを伝えた後の同僚との関係などを考えると本当に億劫になってしまいますよね。ですが、退職をしたいと考えているということは、少なからず今の環境に不満があるということだと思います。ズルズルと続けてしまうと自分自身のためにもよくないので、勇気を出して、退職の意思を伝えられると良いですね。