保育園で働く保育士の皆様。
というような、元保育士の方の意見を耳にすることがあることもあるかもしれません。自分自身がもし、現状の保育園での仕事に不満を多く抱えていると、自分も辞めたほうがよいのではと思ってしまうことがると思います。
今回は、そのような方向けに、保育士辞めたら人生楽しすぎは本当なのか、体験談やそう感じられる人の特徴について紹介します。
複数回の退職、転職経験があります
その経験が参考になればと思います
「保育士辞めたら人生楽しすぎ」の体験談
私の知り合いにも「保育士辞めたら人生楽しすぎ」と言っている元保育士がいました。新卒で所謂ブラック保育園に就職してしまって、体調を崩しがちになり、最終的には2年ほどで保育士を辞め、その後は子供向けのアミューズメント施設で働いています。今は、仕事もプライベートも楽しくて、充実している日々を送っています。
「保育士辞めたら人生楽しすぎ」は本当?
「保育士辞めたら人生楽しすぎ」と感じている人は実際に世の中にたくさんいるでしょう。私自身も知り合いやSNSで何度も見聞きしたことがあります。なので、そう感じている人が一定数いるということは間違いないでしょう。
そのような人の共通点として、
- 保育士時代に相当苦労をしていた
- 新しく始めた仕事が楽しい
ということが言えるでしょう。ただし、一方で、現状に不満があって保育士を辞めたいと思っている人がすべて、保育士をやめれば人生楽しくなると限りません。
保育士を辞めた後もやらなければいけないことはあります。そう感じられるかどうかは、それぞれの人の状況や、辞めた後の自分の努力によるということです。
「保育士辞めたら人生楽しすぎ」と感じられる人の特徴について
まずは「保育士辞めたら人生楽しすぎ」と感じられる人の特徴について紹介します。該当する項目が多い人は、保育士を辞めたら人生が好転する可能性は高いと言えるでしょう。
保育の仕事をしていて楽しくない
保育士を辞めた後に「保育士辞めたら人生楽しすぎ」と感じることができる人の特徴として、まず、一番に上げらることは保育の仕事をしていて楽しくないというものです。やはり、保育士の仕事はというのは、保育園ごとに共通している要素は多く、給与待遇も似たりよったりです。また、一般的にも高いとは言えない給料や待遇の中で、仕事を続けていくということには「やりがい」がとても重要になります。それが、仕事をしていて楽しいという感情で、いくつかの不満点を我慢するためには必要です。もし、保育の仕事をしていて楽しくないという方は、「保育士辞めたら人生楽しすぎ」と感じられるようになる可能性は高いでしょう。
子どもが好きじゃない
保育園で実際に働き出すことによって、子どもが好きじゃない、苦手と感じてしまう方もいらっしゃると思います。子どもという存在自体はもともと大好きだったという方でも、仕事として保育園で働くという状況が加わることによって、苦手になってしまうということもないことではないです。誰が悪いというわけではないく、仕事という環境がそうさせてしまうこともあります。そういった感情になってしまっている人は、保育士を辞めたら人生が好転する可能性はあるでしょう。
コミュニケーションや人間関係の構築が苦手
保育士の仕事は、他の一般的な仕事と比較しても、人との交流やコミュニケーションが活発な仕事であることは間違いないです。
- 園児
- 保護者
- 同僚
など様々な人との直接のコミュニケーションそのものが仕事と言えます。そういった点で、コミュニケーションや人間関係の構築が苦手という方は、苦労してしまう場面が多いかもしれません。
他にやりたい仕事がある
保育士を辞めると言っても、ほとんどの人は、収入を得るために別の仕事をしなければいけないと思います。 「保育士辞めたら人生楽しすぎ」となるためには、当然ですが、新たな仕事が必要となります。他にやりたい仕事があるという方は、保育士を辞めた後もモチベーション高く仕事をすることができるでしょう。
そのやりたい仕事に就くことができる
他にやりたい仕事があるということは、保育士を辞める上で必要な要素の一つですが、そのやりたい仕事に実際に就くことができるかどうかはまた別問題です。多くの人がやりたい仕事に実際に就けているとは限りません。そのやりたい仕事に実際に就くことができる能力があるということも保育士を辞める上では、必要な要素になります。
その仕事のやりがいや大変なところを理解している
保育士を辞めたいと思っている方は、保育士の仕事をはじめる前から、辞めたいと思って仕事についたのでしょうか。ほとんどの人はそうではないと思います。実際に働きだしてから、不満点などが見つかって辞めたいと思うようになったと思います。「保育士辞めたら人生楽しすぎ」となるためには、保育士を辞めた後の新たな仕事においても、同じ経験をしてはいけません。つまり、その仕事のやりがいや大変なところを本当の意味で理解して、自分に向いているかということを判断しないと、また、同じ思いをしてしまう可能性があります。
その仕事の給料待遇を理解している
給料待遇についても同様で、「保育士辞めたら人生楽しすぎ」となるためには、保育士を辞めた後の仕事の給料・待遇で生活をすることになります。
全員が「保育士辞めたら人生楽しすぎ」となるわけではない
ここまで、「保育士辞めたら人生楽しすぎ」と感じられる人の特徴について紹介しました。ただし、保育士を辞めたいと思っている方全員が「保育士辞めたら人生楽しすぎ」となるわけではないという点には特に注意が必要です。
- 保育士を辞めたら人生楽しすぎ
- なんでみんな辞めないんだろう
というような、元保育士の方の意見を耳にすることがあることもあるかもしれません。そういった意見を見ると、自分も辞めたほうがよいんじゃないかと思ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、保育士を辞めたら人生楽しすぎと感じられているのは、あくまでも、その後の人生がその時よりも良くなっているためです。保育士を辞めたらもっと辛い人生になってしまったという人も実際にいるでしょう。
なので、どんな条件の人でも無条件に保育士を辞めたら人生が楽しくなるというわけではないので注意しましょう。
「保育士」という仕事ではなくて働いている保育園が悪いだけかも
また、保育士を辞めたい、辞めたら良い人生になるんじゃないかと感じている方が、注意しなければいけないのは、「保育士」という仕事ではなくて働いている保育園が悪いだけの可能性もあるということです。このような人は何も無理に保育士を辞めなかったとしても、働く保育園を変えれば「人生楽しすぎ!」と感じることができる可能性があります。
例えば、
- サービス残業や持ち帰りの仕事が常態化している
- 休憩がまともに取れない
- 人間関係が悪い
というような不満で保育士を辞めたいと感じてしまっている方です。これらの要素は、働く保育園が変われば、変わる可能性があります。今自分が働いている保育園での状況が他のすべての保育園でも共通していることとは限りません。
そのため、保育士を辞めるかどうか悩んでいる方は、「保育士」という仕事ではなくて働いている保育園が悪いという可能性も考慮したほうが良いでしょう。
保育士辞めたらもっと厳しかったもありえる
先程も書きましたが、
- 保育士を辞めたら人生楽しすぎ
- なんでみんな辞めないんだろう
というような、元保育士の方の意見を耳にすると、自分もいち早くやめようと考えることもあると思います。ですが、保育士を辞めたとしても、同じように給料が安かったり、人間関係も悪いというような会社で働く可能性もあります。
前項同様に、保育士を辞めるかどうか悩んでいる方は、保育士辞めたら人生がもっと厳しくなってしまったということにならないようにしなければいけません。
復帰できるのも保育士のメリットのひとつ
ここまで、
- 「保育士」という仕事ではなくて働いている保育園が悪いだけかも
- 保育士辞めたらもっと厳しかったもありえる
というようなことを書きました。人によっては安易に辞めないほうがよいのでは、と捉えた方もいらっしゃると思います。
そこで、最後に、比較的簡単に復帰できるのも保育士のメリットのひとつということを紹介しておきたいです。
昨今は、まだまだ保育士不足で、働く保育士が足りない状況です。そんななかで、未経験やブランクのある方の保育士の復帰も盛んに行われています。自治体や保育園を運営する会社でも積極的な支援が行われていたりします。そのため、もし「保育士辞めたら人生が最悪になった」となってしまっても、また、保育士に復帰するというのは難しいことではないです。そういった意味では、現状に不満を抱えているなら、あまり深く考えずに、保育士を辞めてみるというのも悪いことではないでしょう。
まとめ: 保育士辞めたら人生楽しすぎ?体験談やそんな人の特徴について。
今回は、保育士辞めたら人生楽しすぎは本当なのか、体験談やそう感じられる人の特徴について紹介しました。
「保育士辞めたら人生楽しすぎ」と感じている人は実際に世の中に一定数いると思いますが、保育士を辞めたいと思っている人すべてがやめれば、人生が好転するとは限りません。
特に、保育士辞めたら人生楽しすぎと感じられるようになれる人の特徴として以下のような内容を書きました。
- 保育の仕事をしていて楽しくない
- 子どもが好きじゃない
- コミュニケーションや人間関係の構築が苦手
- 他にやりたい仕事がある
- そのやりたい仕事に就くことができる
- その仕事のやりがいや大変なところを理解している
- その仕事の給料待遇を理解している
注意が必要なのは、
- 「保育士」という仕事ではなくて働いている保育園が悪いだけかも
- 保育士辞めたらもっと厳しかったもありえる
ということです。ただし、もし「保育士辞めたら人生が最悪になった」となってしまっても、また、保育士に復帰するというのは難しいことではないので、現状に不満を抱えているなら、あまり深く考えずに、保育士を辞めてみるというのも悪いことではないでしょう。