保育園で働く保育士が退職代行を使うとどうなる?

ページ内に広告が含まれています。

こんにちは。さえこ@ブラック脱出済み(プロフィール)です。ブラック幼稚園・保育園を脱出できました(^^)

私がブラック保育園を脱出するために培ったノウハウを完全無料で公開しています。


退職したいと考えている保育士の方。退職代行の利用を考えている方。

こんな疑問や悩み、不満、経験はありませんか?
  • 退職代行を使うとどうなる?
  • どう思われる?

今回は、保育園で働く保育士が退職代行を使うとどうなるのか、同僚や園長からはどう思われるのかということについて紹介します。

この記事の信頼性
私は保育園、幼稚園、認定こども園で勤務した経験があります
複数回の退職、転職経験があります
その経験が参考になればと思います

退職代行とは?

退職代行は、会社や企業、法人と雇用契約を結んでいる会社員が会社を辞める、退職するという行為を代理で行ってくれるサービスになります。

主にブラック企業など、社員を辞めさせないような会社に対する対抗手段として利用されていることが多いです。法律上、会社員が雇用されている会社を退職できないということはないので、退職代行のサービスを利用すれば、スムーズに退職をすることができます。また、有給休暇等が残っていれば、消化して退職するということもできる場合があります。

保育園で働く保育士は退職代行を利用することはできる?

保育園で働く保育士も退職代行を利用することが可能です。基本的に会社や法人と雇用契約を結んでいる保育士であれば、退職代行の利用が可能です。

  • パート保育士
  • 正社員保育士
  • 非常勤保育士

などあらゆる雇用形態で退職代行を利用することができます。

ちなみに、派遣保育士の方は、退職をする = 派遣元の派遣会社を辞める ということになると思います。単に、今働いている派遣先の保育園に問題や不満があるという場合は、必ずしも派遣会社自体を辞める必要はない場合もあると思います。そのような場合は、退職代行の利用は必要はありません。単に、派遣会社との話し合いということになると思います。保育園側に法律違反や問題行動があれば、是正するように伝えたり、その保育園での派遣業務を取りやめるという場合もあります。

また、派遣会社自体を退職したいという場合もあると思いますが、派遣には、

  • 無期雇用派遣
  • 期間が決まった登録型

があると思います。

前者の場合は、退職代行を利用することで、派遣会社自体を退職することが可能です。後者の期間が決まった登録型の派遣の場合は、状況によっては、退職代行から利用を断られてしまう場合もあるので注意しましょう。

保育園で働く保育士が退職代行を使うとどうなる?

気になるのは、保育園で働く保育士が退職代行を利用するとどうなるのかということだと思います。

退職代行を利用すると、基本的にはスムーズに退職の手続きが進みます。保育園側からあれやこれやと文句を言われたり、引き止められるということが無いためです。

ブラック保育園によくある退職をさせない手口としては、

  • 年度末以外の退職は受け付けていない
  • 半年前に言わないと退職はできない
  • 担任は退職できない
  • 退職の手続き自体を進めない

というようなものです。法律上、会社側が社員を強制的に退職させないということはできないので、退職代行のサービスを利用した場合は、これらの妨害や遅延行為を受けなくて済みます。

保育園で働く保育士が退職代行を使うと園長からはどう思われる?

保育園の園長等の人事の管理者としては、職員である保育士が退職代行を利用するということになると、多少びっくりするはするでしょう。あまり大きな法人ではなく、歴史も浅い場合は、過去に退職代行を利用して退職したという人もいない場合が多いため、戸惑いはあるかもしれません。

ただ、ブラックな保育園であれば、退職代行を利用されると、退職を引き止めたり、妨害するということができないことになるので、してやられたという形になると思います。逆に、人間関係も良好だ、職員の保育士との関係も良好だと思っている(思い込んでいる)園長であれば、裏切られたという気持ちになるかもしれません。

いずれにしても、退職代行を利用するほど退職がしたいという状況であれば、もう働かなくなる保育園の園長がどう思うかは気にする必要は無いでしょう。

保育園で働く保育士が退職代行を使うと同僚からはどう思われる?

退職代行を利用した場合に、気にしてしまうことに、同僚からどう思われるのかということがあると思います。同僚が退職代行を利用して退職したということになるとどのような反応をされてしまうのでしょうか。

保育園で働く保育士の場合は特にですが、

  • 無責任だ

と感じる人は出てくるでしょう。同じ保育園で働いている同僚ということになるので、同じような待遇や労働環境で働いているため、自分は我慢して働いているのに、という感情を抱くことが多いです。また、保育園の場合は、急な保育士の退職者が出てしまうと、保育士の人数が不足して、そのしわ寄せは残って働いている他の保育士に降りかかるためです。

ただ、保育園の労働環境(サービス残業、持ち帰りの仕事、休憩なし等)や人間関係(パワハラ、モラハラ、セクハラ、いじめ等)に問題がある場合は、退職者が出た責任は保育園にあると言えます。 そのため、退職する保育士に責任をなすりつけるという構図自体が間違っているといえます。

また、もともと仲が良くて信頼している同僚であれば、退職代行を利用したとしてもきちんと事情を説明をすれば、そのことだけで関係性が崩れてしまうということは無いでしょう。逆にそうではない同僚からは、無責任と思われるかもしれませんが、退職代行を利用するほど退職がしたいという状況であれば、もう働かなくなる保育園の同僚がどう思うかは気にする必要は無いでしょう。

退職代行の利用はこんな保育士におすすめ

最後に、退職代行の利用はこんな保育士におすすめという条件を紹介します。

ブラック保育園に勤めてしまっている

ブラック保育園に勤めてしまっているという方も退職代行の利用はおすすめです。

  • サービス残業
  • 持ち帰りの仕事
  • 休憩なし
  • 有給休暇が消化できない
  • パワハラ
  • モラハラ
  • セクハラ
  • いじめ

などの労働環境が悪いブラック保育園の退職にとても有効です。そもそも、法律に違反しているブラック保育園は、保育士の退職の際にも法律を守らない可能性が高いです。そのため、法律に強い専門家を要する退職代行の会社が間に入ることで、強い立場で保育園に対して退職手続きを進めてもらうことができます。

退職を許可してもらえない

保育園の園長等から退職を許可してもらえないという場合も、退職代行の利用は有効です。すでに何度も記載していますが、保育園が保育士を退職させないということは法律的に不可能です。ですが、ブラック保育園や法律を守らない保育園はあの手この手で退職を妨害しようとしてきます。なかには逆ギレしてきたり、怒鳴ってくるという場合もあるようです。退職代行を利用すれば、その妨害を受けなくて済むということになります。

園長等に顔も合わせたくない

もう園長に顔も合わせたくないという方も退職代行の利用がおすすめです。状況次第でもありますが、退職代行を利用すれば、もう二度と出勤することなく保育園を退職できる場合があります。

消化できない有給休暇が相当数残っている

消化できない有給休暇が相当数残っているという保育士の方にも退職代行の利用はおすすめできます。退職代行を利用した結果、有給休暇を紹介して退職することができれば、退職代行の利用料を払ったとしてもお釣りが来るという場合もあります。どうせ有給休暇が消化できないのであれば、退職代行を利用してしまうのもありだと思います。

おすすめの退職代行サービス

最後におすすめの退職代行サービスを紹介します。基本的には、どの退職代行を利用したとしてもサービスは同じような無いようなので、ホームページの情報を確認して、自分に合いそうなものを選ぶと良いでしょう。